KIKKAWA KOJI 2011 「KEEP ON KICKIN'&SINGIN'」〜日本一心〜
10/30 Sun @ 横浜アリーナ

オトコも惚れる男、吉川晃司の器に感嘆した夜。

男気を感じたライブだった。『東京ドームから始まった「日本一心」の旗のもと、きょうは横浜アリーナに集まってくれてありがとう。オープニングはサービスです、今夜はビシバシ行こうぜ!』とほぼ銀髪に真っ白なスーツ姿の吉川。2011年、春と秋で計2枚のベスト盤をリリースしての、全国ツアーが始まった。初日、横浜の客層は老若男女と幅広く、予想外に男性も目立つ。バンドも全員白の衣装でステキだ。息の合ったメンバーとの演奏の中、のびやかで色気のある、吉川の歌声が大会場に響き渡る。聞き惚れてしまう。アカペラで歌われたときは気絶しそうになった(笑)。両脇客席までに伸びたサイド・ステージを効果的に使い、ハイタッチができる位近くで、オーディエンスをあおる。熱いステージングは彼のパッションそのもの。そして彼のギターが上手い。テレキャスターやストラトを弾きこなし、アコギを抱える姿もすごくカッコいい。軽快なステップにシンバルキックも何度もキメてくれる。歌い、踊る。キレのあるダンスは、身体能力の高さのたまものだろう。時々見せる笑顔は爽快!COMPLEXで始まり、その後も贅沢と言えるセットリストに大興奮、彼のこれまでのキャリアを振り返るように、古い曲もたくさん歌ってくれた。大満足な夜だった。この日の模様は来年1月にWOWOWで放送予定。本公演の収益は、東日本大震災の被災地復興のために全額寄付すると言う。現在ツアー中。恒例でもある年末東京・国立代々木競技場第二体育館での2公演も発売された。ツアーファイナルでは、どんな進化形を見せてくれるのであろうか?!(みゆき)

出演:吉川晃司
Gt. 菊地英昭 / Gt. 伊藤可久 / Ba. 小池ヒロミチ / Key. 矢代恒彦 / Drs. 坂東 慧 (T-Square)




TOKYO CALLING Night with TsuShiMaMiRe
10/31 Mon @ 下北沢SHELTER

謎のバンド、THE SHOCKINGS遂に襲来!

 8月よりスタートしたつしまみれ「TOKYO CALLING Night with TsuShiMaMiRe」は、この日が最終日。ハロウィンと言う事もあり、オーディエンスにも仮装して会場に現れた人多数。何より、つしまみれが主宰するレーベル「Mojor Records」から鮮烈なデビューを飾った謎の三人組、THE SHOCKINGSとの2マンという事もあり、期待が高まる。開演時間を少し過ぎたころ、場内が暗転。THE SHOCKINGSが姿を現した。なんと、曲間にナレーションが入り、宇宙をテーマとしたシアトリカルなステージを展開。それぞれのメンバー、マライス、ミゼヴィ、キャベツ・ワイルドが自己紹介しながら、“空腹と空白”“キャベツワイルドの回顧録”など5曲を披露。そして、それぞれが本来の任務である食材に還る為、この楽曲をつしまみれの三人に託して地球を去るとのこと。そして2012年2月8日、つしまみれのアルバム『SHOCKING』がリリースされる事がアナウンスされた。さて、つしまみれのステージ。“ミから出たサビ”“タイムラグ”“Sex On The Beach” “ダーウィン”と攻撃的なセットリストでライブがスタート。そして“ラムシープ”をウッドベースで、“グレープフルーツガール”をアコースティックバージョンで、“まつり”を「まつりの後バージョン」でそれぞれ披露。これは8月のBARライブ、アコースティックライブで披露されたアレンジである。続く“Doing Nothing”からは怒涛のナンバー。最後の“バカ元カレー”まで、熱気がフロアーを包んだ。アンコールでは“Bryan”、そしてトドメの“脳みそショートケーキ”。前述のニューアルバムを楽しみにしていよう。(林)

出演:THE SHOCKINGS / つしまみれ




GRANDLINE2011
11/3 Thu @ 名古屋Diamond Hall / APOLLO THEATER/ ROCK'N'ROLL / SONSET STRIP /
TIGHTROPE / R.A.D / SiX- DOG / Tiny 7 / Party'z /DAYTRIVE

10会場同時開催、87アーティストが名古屋に大集合!

 早めに会場近くに到着するも既に周辺にはバンドTシャツやイベントTシャツを着てリストバンドを付けた人が多数! サーキットイベントならではのこの光景に早くもテンションUP! 全部で18バンド見たのだが書ききれないので一部だけ! 10会場同時開催ということで、悩み抜いて選んだ一発目はダイアモンドホールのLASTGASP! 地元愛知の若手代表として、ビッグイベントの幕開けに相応しいライブで会場を盛り上げる。CLUTCHOはSiX- DOGを骨太なロックで熱くする! アポロシアターではARUが荒々しさと美しさでドラマティックなステージを魅せ、APESCALLが、LOSTがR.A.Dで重厚なサウンド、無尽蔵のエネルギーを放出し、会場を揺らす。勢いにのるI-RabBitsが初のダイアモンドホールのステージで愛とパワーを炸裂させ、熱気高まるフロアでは巨大なサークルも発生! メロコア若手注目のMISTYは美メロと疾走感でTiny7でオーディエンスを虜にする。EGG BRAINが満場のダイアモンドホールを揺らし、REAL REACHはR.A.Dを熱気と笑顔で満開にする。大舞台ダイアモンドホールの最後を飾ったのはレコ発のEDDY、そして大トリはFear, and Loathing in Las Vegas! 圧倒的な迫力と破壊力、そしてセンス溢れるダンサブルなサウンドで、限界超えの人口密度の聴衆を狂わせ、踊らせ、正に空間を、“GRANDLINE”を征服! ……実はこの後、時間オシてたTIGHT ROPEで GLORY JACKPOT SYSTEMも見れまして。トータル9時間ライブ三昧! GRANDLINE最高!!(佐々)

出演: Fear, and Loathing in Las Vegas / EDDY / SECRET 7 LINE / GARI /
STANCE PUNKS / Scars Borough / THE LOCAL ART / Smash up / JANGA69 /
BUZZ THE BEARS / CLUTCHO / SKALL HEADZ / LOST / DUFF / LOOSELY /
NEW BREED / HOT DOG / EGG BRAIN / SHANK / THE GELUGUGU / NICOTINE /
HEAD SPEAKER / VIBEDRED / END OF START / ARU / BACK LIFT /
THIS MORNING DAY / PipeCut Wedding / RIDE the CLOUD / GLORY JACKPOT SYSTEM /
APESCALL / CRAZY興業/ CROSSFAITH / ivory 7 chord / FEELFLIP / 他
DJやついいちろう(エレキコミック) / DJダイノジ

(Photo: 安田典謙)




[3ヶ月連続2マンシリーズ] 踊ってばかりの国 vs sleepy.ab
11/9 Wed @ shibuya eggman

踊ってばかりの国企画による三ヶ月連続2マン・ライヴ

 三ヶ月連続2マン・ライヴの二回目。一回目はキセルが、この日はsleepy.abが迎えられた。オープニングのTHE VITRIOLの後、sleepy.abが登場。冒頭からハードな選曲で攻めの姿勢が感じられる。その緊張感をほぐすようにMCでは成山(Vo/Gt)と田中(B)がボソッとユーモア混じりに話す。踊ってばかりの国に関しても「気になっていた存在でCDも持っている」とのこと。その後、スリーピーの楽曲でも一際ポップな“君と背景”や“メロディ”で完全にほぐされ、癒されるほどだった。最後の“Scene”の残響音が耳にこびりついた。そして、踊ってばかりの国。11/2に発売されたばかりの2ndフルアルバム『世界が見たい』から早速、タイトル曲でライヴはスタート。今年2月にギタリストが脱退し、完全に4人でのアンサンブルを確立したサウンドの上を、下津(Vo/Gt)は自由に泳ぐように歌う。“!!!”はレゲエのリズムを採り入れ、サイケを融合させた気持ちよさに満ちていた。MCは基本的にドラムの佐藤が話してライヴは進んでいく。メンバー4人とも演奏するのが楽しくてたまらない様子だった。そしてアルバムでも際立ってショッキングな“言葉も出ない”を歌い出す。曲はポップながら「言葉も出ないだろう 死ぬんだから」といった歌詞が刺さる。3.11以降の日本の現状と照らし合わせて聴けば解ってもらえるだろうか。今、この国のヤバさを直視しているバンドだってことが。最後は“何処にいるの?”でサイケデリアの海にのみ込まれた。第三回目は12/5に同じくeggmanにてTHE NOVEMBERSを迎え開催される。(田代)

出演:踊ってばかりの国 / sleepy.ab
Opening Act: THE VITRIOL




TOUR2011 AGE QUOD AGIS
11/8 Tue @ 新木場STUDIO COAST

漲る生命──聴覚、視覚、感情を劈くファイナル公演

 8月にアルバム『DUM SPIRO SPERO』をリリースし、欧州ツアー「PARADOX OF RETALIATION」を経て行われた国内ツアー最終日。強靭な音の刃が振り乱れ、不穏な空気が空間を支配する。研ぎ澄まされる音像、心臓を抉る言葉に身動きが取れない。「もっとお前らを感じさせてくれ」と京が叫んだ“LOTUS”。彼は幾度となく観衆に声を求め、その度に胸を拳で殴る。その姿は拳に集めたオーディエンスの想いを自らの心臓の核へ刻むようであり、痛々しいくらいに純粋だった。巨大なLEDスクリーンに映し出される生物や仏像、魔方陣などの衝撃的な映像と光は轟音と融合し、未踏の地と言うべき異空間へ誘う。音と映像だけではなく、メンバー1人1人の所作の美しさにも圧倒された。音に取り憑かれたようにステージを舞い、時に地を這う京は、楽器隊の音に身を委ね、己の声で音を創生する。得体の知れぬ生物の受精から誕生までをくまなく見ているような胸騒ぎが止まらない。死や闇と言った絶望と対峙しながらも、したたかに紡がれる生命力に、嘘も偽りも存在しないのだ。「全員で噛み付いて来い」と京が叫んだ“羅刹国”では、幸福や悦楽を感じずにはいられなかった。彼らのステージを見たのは今年1月の同会場以来だったが、こんな短期間でバンドというものは変貌を遂げられるものなのだろうか。新たな力を味方につけ、人間の域を超えて進化していく彼らに、驚喜とすると同時に恐怖を感じたのも事実である。命を懸けた彼らの貪欲な探究と挑戦は、留まることを知らない。(沖)

出演:DIR EN GREY




JUICE/JMW Presnets “Unfinished Muzik Vol.0/111111”
11/11 Fri @ 渋谷RUIDO K2

国内外のインディーアーティスト16組が集結!

 2011年11/4〜11/13まで首都圏のライブハウス、クラブ、ロックバー、カフェなどで展開したJAPAN MUSIC WEEK。海外からも多数の来日アーティストが、国内のバンド達と共に共演し、音楽で国境を越えている光景が多数見られた。この日は、まさにその一環となった、コンベンション・ライブ。RUMBLE IN RHODOS(NORWAY)、Simon Says No!(NORWAY)、BAGAVAD GITA、Nutty Western's、杉山裕、The Midnight Guarantees、Black Adelie、リコチェットマイガール、THE SUS、hemlock、alphanude、クラクションズ、Led Naked、青木慎太朗、The Cheserasera、UNISEX、そしてゲストバンドにTelePHONICAという、全17アーティストが集結。それぞれ、15分という持ち時間ながら、おのおのの代表曲をプレイ。もちろんフロアーも国際色豊かで、著名なアーティストも多数訪れ、初めて観るであろうバンド達に拍手を送っていた。ノルウェーから駆け付けた3ピースのSimon Says No!はシューゲイザーに影響を受けたであろう、ギターロックバンド。数日前のライブでライブ中に白熱し、メインギターのネックを折ってしまったそうで、本人達としては満足出来る機材でのプレイではなかったと語ったが、いやいやどうして、独特の世界でフロアーを圧倒していた。そして同様にノルウェーからのRUMBLE IN RHODOSは、ツイン・ギター、ボーカル、リズム隊にキーボードが入る6人の大所帯バンド。ノルウェーでの自身のヒット曲を含む、ほぼフルセットのライブをプレイ。時の経つのを忘れさせるステージだった。(林)

出演:RUMBLE IN RHODOS(NORWAY) / Simon Says No!(NORWAY) / 他
GUEST BAND: TelePHONICA




MINMI LIVE TOUR "向日葵"〜Road to 10th Anniversary〜
10/19 Wed@ 柏PALOOZA

 「めっちゃ、ヤバイ!」10/2和歌山でスタートした5年振りのMINMIの全国ツアー。アコースティック5公演、年末のアリーナ2公演を入れ計33公演となる。8月発売のカバーアルバムで、心温まる歌声に癒された私は、柏へ足を運ぶ。かわいい女の子多し、カップル多し。ライブハウス公演は全売り切れ。会場に入った途端、もう熱気が…、この日を待ちわびてきたファンがいかに多いことか。ライブはとにかく楽しい!歌う・踊る・回す・飛ぶ・話すと展開されるゴキゲンなMINMIワールドに、皆のバイブスは上がりっ放し。昔の名曲を織り交ぜてくれるのは、うれしいぞ。そして手紙企画。ファンからの手紙を、その場でステキな歌にしちゃってた。元気でパワフルで愛と笑顔いっぱいな夜は、期待以上!ツアーはどんどん進化しているらしい。来年でデビュー10周年を迎える彼女は、クリスマスイブのさいたまと大晦日の大阪城で、どんなショーをしてくれるのか、今からもう楽しみ過ぎ!(みゆき)

出演:MINMI




"THE (OVERUSED) END OF THE WORLD and I MISS YOU MUH-FUH" release tour
「THE END OF THE WORLD v.s. ビニールぶくろ」
10/21 Fri @ 代官山UNIT

 ワンマンの幕開けを告げたのは、“over the rainbow”の絶叫。“God Bless America”のうねるベースとその上を軽やかに滑るギターのメロディ、“Shoegazer”で打ち鳴らされるシンバルの心地良さ。「3人」というよりも「1匹」のような佇まいを見せるバンドの音圧に陶酔する。普段彼らが自称する「鬼のグルーヴ」、言い得て妙だとつくづく思った。さらに石原の「踊れる感じの新曲作ってきました」の言葉の後、初めて聴く“キャンプ”。広がりのあるサウンドが、徐々に爆発力を増していくこの感じ!バンド内では、早くも次の流れが出来始めているんだろう。“Ask For Tiger”はボアズ流・爆音トーキングブルース。ヘヴィなサウンドが、次々と繰り出される言葉を眼前に生々しく叩き付ける。そしてラスト、“水星より愛をこめて”から“メキシコかアイダホ”。鳴った瞬間にホンモノと分かる生粋のロックがそこにあった。SuiseiNoboAzのとんでもない進化を観せつけられた、期待以上に痛快な良いライブだった。(中里)

出演:SuiseiNoboAz




noodles 20th Anniversary Live “We are noodles”
10/22 Sat @ 渋谷CLUB QUATTRO

 noodles結成20周年を記念し、開催された今回のワンマン。スペシャルなこの日をお祝いしようと、大勢のファンが詰めかけた。開演前にはステージ横のスクリーンにて彼女たちのいままでの思い出の写真が映し出される上映会が! 上映が終わるとどこからともなく拍手が起き、始まる前から会場は温かい空気に包まれた。ライブは“メロウメタリカ”からスタート。新旧織り交ぜたアニバーサリーにふさわしいセットリストで、しかし淡々と演奏していくところがnoodlesらしい。Vo./Gt.yokoいわく、「20周年すごいね、と言われるけど、あまり実感がない。子供の頃の、夢中になって遊んでいたら日が暮れちゃった、そんな感じ」とのこと。こんなにも純粋に音楽を楽しんでいる彼女たちだからこそ、生み出せる楽曲があり、途方もない年月、愛され続けてきたのだ。それはもちろん、これからも続いていくだろう。また20年後に、何でもないような顔でステージに立つnoodlesが、見たい。(佐川)

出演:noodles

(Photo: 橋本塁)




MISSILES New Album「SIDE A : 吸血ギター、そしてキスの雨」Release記念 1stワンマンGIG
10/22 Sat @ 吉祥寺 ROCK JOINT GB

 新時代のギターヒーローTakaichi率いるMISSILESは、10月にアルバム『SIDE A : 吸血ギター、そしてキスの雨』をリリースし、レコ発記念のワンマン・ライヴを決行した。ライヴはアルバム同様“DEAD CITY CHAIN”からスタート!赤い透明色やピンクのワーロック・ギターを弾きまくり、シャウトするTakaichi(G.Vo)は、日本人唯一のB.C.Rich オフィシャル・ギタリストとしてエンドース契約を結ぶという快挙を成し遂げた。バックには超絶テクのドラマーMOH-CHANが、横にはセクシーな衣装に身を包んだベースのHoneyが、ライヴだとより栄える3ピースだと感じた。その音楽性は80's LAメタルからパンクまでが独自のポップ感で貫かれている。PVも作られた“イナズマチック ハイスクールガール”のポップさは特にキャッチーに響く。途中、ドラムソロがあったり、Honeyが衣装を替え鍵盤を弾き、Takaichiのギターと“Guitar Love Letter”を高らかに奏でた。今後のライヴにも期待が高まる。(田代)

出演:MISSILES




東日本大震災復興支援チャリティーライヴ LUNA SEA for JAPAN 『A Promise to The Brave』
10/22 Sat @ さいたまスーパーアリーナ

 震災の復興支援として行われたチャリティーライヴ。“WITH LOVE”から始まり、暖かさに満ちた愛というより、切なさも苦しみも全部ひっくるめた壮大な愛が会場全体を包む。続いて“Dejavu”が投下されると、感慨深いムードに浸る間もなく場内は大爆発。そんななかRYUICHIの先導により1分間の黙祷へ。それまでの盛り上がりとは打って変わって静まり返り、“PROMISE”が披露される。ステージ上から色とりどりのライトが線状に伸び、まるでメンバーから差し伸べられた光が、ファンに繋がれたように思えた。RYUICHIが「この夜のために、おまえ達の想いを」と叫び、“TONIGHT”で本編終了。アンコールでは約11年ぶりとなる“Crazy About You”が披露され、観客からは驚き混じりの歓声があがる。締めは“WISH”。銀テープがキラキラと舞う中、みんな色んな想いを願っていただろう。彼らは今後も時に寄り添い、時に背中を押しながら、一歩ずつ共に歩いて行こうという意思を示した。(田中佐代子)

出演:LUNA SEA




S.H.E 5th Anniversary ONEMAN LIVE 〜爆裂して5年、2度目のワンマン〜
10/23 Sun @ 新宿LiveFreak

 EMERGENZA MUSIC FESTIVAL2011世界4位という快挙をなしとげたS.H.Eの結成5周年記念ワンマンライブが新宿LiveFreakで行われた。元々、僕が始めて観た時の印象は、『ダークさと美しさ、そして巧みな曲構成をまるで当然の事のように“自然体”で出せるバンド』であったが、この日のS.H.Eはそれらの要素に“貫禄”が加わっていた。20代半ばのバンドに“貫禄”というのは失礼なのかもしれないが、この日のライブはそれ程素晴らしかった。毎曲染み入る激情のフレーズ、なぜか落ちないテンションと演奏力、YUCCIの超淡々としたMCの間に垣間見える素朴な人柄、RYOSUKEのストイックな音楽魂、KAZUUMIのサービス精神と爆発力、NARUTAKIのわーい!!(←ファン感涙)など、20曲以上のセットで飽きずに楽しめたのは 本当に初めての体験で、近年の若手の凄さを思い知らされた感もあった。ついでに言うならアンコールのフロウトのDeath具合に驚愕(笑)!!感動をありがとう!(浅井)

出演:SPANK THE AGE / Struggle-Head,Emergence (S.H.E)




BrandNewDive3周年×感謝祭×運動会
10/23 Sun @ 東雲ラモスフィールド

 本誌でも紹介してきた音楽を中心としてきたエンターティンメントイベント“BrandNewDive”が遂に3周年を迎えた。この日は昨年の東京タワーでのライブイベントに続き、今回も新しい試みとして、フットサルコート会場において様々なコンテンツのイベントが開催された。現場では、各々が持ち寄った音を流し、出演者/お客様/スタッフの全員が参加という運動会を開催。リレーに合わせた選曲、パン食い競争/借り物競争/リアル鬼ごっこなど、ある種全く新しい内容で攻める模様はまさに斬新。『アーティストの曲でアーティストもお客様も遊ぶ』をテーマに、皆が子供に戻って無我夢中にヒートアップする1日となった!1年に1度しかできないイベント、来年4周年は、どこでどんな音とパフォーマンスを開催するか?常に斬新なアイデアと、ウェルカムムードのイベントを量産するBrandNewDiveならではの企画に、期待が高まるのは必然と言えよう。(浅井)

出演:MC山岡竜弘 / 七重(俳優) / supportby / RENO(野嶋廉) / BND(玲奈) / and more




Shinya Express presentsStation Tour #3 〜Omnibus 1 〜
10/29 Sat @ 名古屋・大須 ell.FITS ALL

 初のベストアルバム『BEST〜Omnibus 1〜』の発売を11/16に控えての東名阪ライブ名古屋編は“Tokyo Fiction”で幕開け。ノリのいい曲に合わせオーディエンスは手拍子、中にはずっとジャンプしてる人も! 嵐やAKB48らに曲や詞を提供もしている彼だが、Lil'Bによって初めてカバーされた“Yesterday”。正に今の自分を書いたという新曲“カケラ〜missing piece〜”。この冬一番のラブソング(自称(笑))という新曲“Forever Girl”。時に満面の笑顔で、時に真剣な眼差しで語るエピソードにも惹きつけられ、歌に込められた思いがグっと心に迫る。色気と哀愁漂う“one piece”、一転して笑顔溢れた“ドアノックダイアリー”、ピアノを離れ歌って踊った“タイヨウジャンクション”……アンコールを終えてもいつまでも鳴り止まない拍手。清涼感ある歌声、優しく温かい曲、MC等でも人柄の良さが溢れる。癒され、感動し……ずーっと笑顔の2時間余り! 12/24には渋谷duo MUSIC EXCHANGEでライブ!(佐々)

出演:タダシンヤ

(Photo:ハイキックエンタテインメント)




CLUB251 18th ANNIVERSARY 〜夜ハ短シの企画「月に吠える」
10/31 Mon @ 下北沢CLUB251

 10/30から約1ヶ月開催されるCLUB251の18周年記念のひとつで、この日は山口ススム率いる「夜ハ短シ」の初企画でもあった。新進気鋭2バンドの後、竹原ピストルが現れ“カウント10”を歌い出す。彼がボクサーをやっていた頃をモチーフにした胸を打つ歌が涙腺を刺激する。MCで、野狐禅時代に初めて演った東京のライヴハウスがCLUB251だったと話す。新曲“ステイ・フリー”のギターの響きにシビれ、最後の新曲で容赦なく浴びせられる無数の言葉に心を殴られた。この「心を殴られた」は、山口ススムが竹原さんの歌を表す際にそう言った。そして、夜ハ短シの3人がステージに。アコギ/ヴォーカル+リズム隊という独特なスタイルで、メロディに言葉をしっかり乗せ届ける。“今日も生きるのだ”で凛とした気持ちになり、バンド名を冠した新曲“夜ハ短シ”の何気なさにホッとする。ほぼ満員のフロアも彼らの歌に酔った。アンコールの“ドーナツとコーヒーとチョコレート”が名曲過ぎて泣けた。(田代)

出演:夜ハ短シ / 竹原ピストル / BobRins / ulitimate onnanoko(in da house)




UNLIMITS presents「夢幻の宴〜“ハルカカナタ”東京編〜」
11/2 Wed @ 渋谷CLUB QUATTRO

 まずはゲストの2バンド。ivory7 chordは多彩な楽曲ながら激しいライヴをやってのけた。個人的に久しぶりのLAST ALLIANCEは、ひと回りしたようなメロディックな楽曲と、安斉と松村のエモーショナルな歌が、よりタフになったように感じた。そしてUNLIMITSが登場し、この日も清水葉子の「アンリミッツ始めます」でライヴはスタート! 1曲目“偽りの世界”から清水、郡島の女性ツイン・ヴォーカルが飛び込んでくる。フロアのテンションもMAXで、あちこちでダイブやモッシュが起きていた。9月にリリースされたシングルの“ハルカカナタ”が世の中の息苦しさを打ち破るように、強く響く。そのカップリング曲“夜風ドライブ”も披露。こちらは新たな扉を開いたUNLIMITSと言えるポップな楽曲だ。そして、MCでは4人ともライヴに賭ける思いを話す。アルバム『トランキライザー』からの“ハロー”が優しく包み込み、激熱な“フランジア”で本編終了。その熱さのままアンコールまで駆け抜けた。(田代)

出演:UNLIMITS
GUEST:LAST ALLIANCE / ivory7 chord




Palboレコ初企画“Roll Over the Megalomania”
11/2 Wed @ 新宿Motion

 サイケデリックなメロディーに一度聴いたら忘れられないハイトーン・ヴォーカルでじわじわと中毒者を増やしているPalboが1stフル・アルバム『Palbo』をリリース。それを祝して行われた今回のレコ初企画。Palboはもちろん、トリで登場。のっけから全開。うねるベース、パワフルなドラム、尖ったギターが一気にガッと押し寄せ、あっという間にサイケの渦の中に巻き込まれていくような感覚が心地良い。最後に披露された“アンダーグラウンド”は、泣けた。Palboの歌詞には、綺麗事は一切書かれていない。誰もがふと、抱いてしまう不安や苦しみがそのまま表現されている。それらの言葉ひとつひとつを、ギターをかき鳴らし噛みしめながら叫ぶ今江を見ていると、安直だが一人じゃないと思え、安心し、グッときてしまうのだ。MCで今江は日常のことを、「豚のケツの穴みたいな」と言った。それくらいヒドい毎日、ということだ。だけどそんな最低の日常でも、たまにこんなイカしたライブが見れるのなら、悪くない。(佐川)

出演:Palbo / apnea / the Shadrack / デッドバンビーズ

(Photo:sachie kimura )




SEEDS OF HOPE TOUR 2011-2012 Day 1
11/4 Fri @ SHIBUYA O-WEST

 10月にリリースされたアルバム『SEEDS OF HOPE』を引っ提げてのツアーが幕を開けた。初日であるこの日は、なんと3年ぶりのワンマン! “KiLLiNG ME”が始まると、超満員のフロアは1曲目から物凄い盛り上がりを見せる。「3年ぶりで俺らもペースがわからないから、ぶっ飛ばしていくんで」とVo.MAH。“TxHxC”や“JACK.B”など、その言葉通りにとにかく飛ばしまくり! フロアもモッシュやダイヴ、更には超巨大なサークルモッシュで応える。「こんなに人が集まってくれたのは、4人の力じゃなく俺達の噂をしてくれたみんなのおかげ」と言い、初めてファンの為に書いたという“ANTHEM”が披露されると大歓声が上がる。“Set me free”で本編終了。アンコールでは“Rum”や“wising”を披露し、“f.a.i.t.h”で終了。計27曲もプレイされたのだが、あっという間に感じた。来年1/14に『DEAD POP FESTiVAL』が開催される事も発表され、フロアからは嬉しい悲鳴が上がっていた。(田中佐代子)

出演:SiM

(Photo: Kohei)




DISCOVERY X level.20
11/5 Sat @ 大阪・心斎橋 AVENUE A

 大阪のヘビーロックシーンを担うErrorの、8/17にリリースした2nd Mini Album『Vblreach』リリースツアーファイナル! 直前に活動休止が発表され衝撃が走ったが、それ故に出演者、来場者の気持ちは正に一つになっていた。いずれも個性豊かな強者が全力のステージで舞台を整え、トリで登場したError。良い意味で高まった緊張感が一気に爆発する! 「暴れる覚悟は出来てるかーっ!?」の呼びかけに挙がる無数の拳。空間を揺らす重低音と共鳴するメロディーが熱気を急上昇させていく。聴かせる曲、メッセージも挟みつつ、全てをぶつけ、フロアを翻弄し、また激しさを増し、そこにいる全員を問答無用に巻き込んでいく。ラスト“CATHARSIS”ではVo.真人が客席にダイブ! その体も、思いも受け止めるオーディエンス! アンコールでは紙吹雪が舞い、他の出演バンドも聴衆も共に歌う。この空間を共有した同志そして来られなかった仲間と共に、更にパワーアップしたErrorに再会できる日を待ってます!(佐々)

出演:Error / 快進のICHIGEKI / Laxity / karmachain / WHERE”S ANDY / holesaw, / ByerkuT

(Photo: ギン)




へきれき『bird calling Tour2011』ファイナルワンマン4本勝負:下北沢Que編
11/5 Sat @ 下北沢CLUB Que

 へきれきのCLUB Queワンマン! 何度メンバーが変わっても10年以上もバンドを続けてきたumiQ(Vo/Gt)と小沼めぐみ(B)。2人はこの日、会場へ向かう車中でケンカして、怒ったumiQが車を降り歩いて来たという。きっとワンマンに対する高揚感でリズムが狂ったのかもしれない。それでも、ライヴになると名曲をガンガン繰り出す。1曲目の“八王子”は彼らが02年に出した初CDの収録曲だ。その後も新旧織り交ぜつつ、途中、umiQがアコギに持ち替えての“ペリカンロード”も沁みた。小沼が歌う“ジンジャーエール”も良かった。後半は “ステーション”から“R食堂”と、へきれきってこんな熱いバンドだったっけ?と驚くほど激しいステージング。umiQがフロアに降りるほど。アンコールは、今回のサポート入れた4人で急遽作った新曲“グライダー”を披露。さらにオープニングで出演した甲斐名都も参加しての“サイダー”。アンコールも二度応え、名曲“ベランダ”で大団円で終了した。(田代)

出演:へきれき -oneman- opening act:甲斐名都




ゴマアブラ de 炒め〜る Tour2011 ファイナル ワンマン
11/6 Sun @ 渋谷CLUB QUATTRO

 インディーズ・シーンで急成長中のバンド「ゴマアブラ」は、路上ライヴを繰り返し、昨年発売の1stアルバム『海老BODY』を1000枚以上を売り、今年7月発売の2ndアルバム『炒める』も大好評。そして、渋谷クアトロ・ワンマンの日を迎えた。最初は無謀!と思ったが蓋を開ければ500人以上のお客さんが集まった。“海老BODY”で始まったライヴは、Vo/Bの 林"ダディー"直樹を中心にグイグイ引っぱっていく。Drの大塚篤史はこの日、子供の頃から憧れだったドラムセットを購入してのステージ(泣)。とにかくライヴで培われた演奏力がハンパない。グルーヴィな中にも“Dis子”の鋭さや、PVで登場したダンサーがグッズを紹介したりとユーモアも満載。またクアトロの広いステージにセクシーな女性コーラスが2人、更にSax、Tp、Tbからなるホーン隊も参加したゴージャスな演出も。新曲の“悲しみのブルース”もグッときた。最後は“元気だしてよ”をフロアも一体となり、愛と笑いの夜は過ぎていった。(田代)

出演:ゴマアブラ




3rdアルバム「その手は無関心に僕を救う」リリースツアー 羊小屋からの伝言III FINAL
11/6 Sun @ 下北沢GARAGE

 今年1月から精力的にツアーを行ってきたNON'SHEEP。彼らの今年3本目となるツアーの最終日に足を運んできた。6月にライヴ会場で発売され10月からは全国発売となった最新アルバムの1曲目でもある“落下”からライヴはスタート。その後、アルバムの収録曲と同じ順番で進んでいく。各パートが重なって一つの音の塊になるのではなく、それぞれの音がバランスよく主張し合うようなサウンドと、聴き手の心に向けてストレートに伸びてくるボーカル。彼らの世界に惹きつけられると言うよりは、彼らが聴き手であるこちらの心に、じわじわと入り込んでくるような感覚に陥る。アルバムの最後の曲である“枯ら咲き”まで演奏し終わると、「せっかくのワンマンだから昔の曲を」と言い“ボーダーライン”へ。また、新曲も披露してくれた。今年の初めにベースの渡辺が正式加入し、100本弱のライヴをこなしてきた1年。土台も整い、経験値も一気に増えた。そんな彼らの来年に期待したい。(田中佐代子)

出演:NON'SHEEP




Vi-code 8th Anniversary八祭 オイコスリズム-oikos rhythm- vol.2
11/6 Sun @ 大阪・中津Vi-code

 会場に入って真っ先に目に飛び込んできたのはステージ上のインスタレーション。その本当の意味は後でわかることになる。最初に登場したのはPARADISKa。見たことのない楽器等も用いられ、不思議な世界観を醸し出す。曲に合った映像がステージ上方に張り巡らされた巨大な布に投影され、更に雰囲気を増す。続いてのsoco socoは、うごめく、息づく「何か」が体の奥底に穏やかに響き、刺激する。なぜか「進化」、「生命の誕生」というような壮大なものが見えるようだった。そしてbonanzasは、本能、衝動という感じの熱を発する強さ、激しさを出す一心不乱なパフォーマンスに、人類が生まれながらに体の、心の中に持つ音楽、という気すらした。最後、GROUPは、こちらも壮大で雄大な、川の流れ……地球規模の水の流れを感じさせるような世界感に、癒された。正直、全く未知のジャンルだったが、音楽の無限の可能性を再確認させてくれる、嬉しい、楽しい出逢いだった。(佐々)

出演:[LIVE] soco soco / PARADISKa / GROUP / bonanzas
[VJ] Moairoq [FOOD] 谷口カレー




AtlantiQs×JUICE Presents「大阪めちゃロックショウ」
11/7 Mon @ 大阪・心斎橋 AtlantiQs

 AtlantiQsとJUICEの2回目の共同企画に、AtlantiQsの激オシバンドが集結。トップバッターは「ちょまたーず」! 力の抜けるバンド名(笑)、そしてキュートでフワフワしたヴォーカルのイメージを裏切るパワフルさ! 「ヌノカワコウジ」はアコギ1本でしっとりと、時に激しく、どこか和を感じさせるメロディーに強い思いをのせて歌い上げる。「SAL」は4人それぞれオーラを放ち、曲もパフォーマンスも雰囲気もひたすらカッコイイ!! ストイックな演奏に対しての愛すべきキャラも魅力! 「林邦男」という名前のガールズバンドはべース不在で急遽の2人体勢ながら迫力の演奏、強烈な存在感に圧倒される。お嬢様っぽい外見にダマされた!(笑) そして最後は「立てる」。ハイトーンで、痛々しいまでのか細さで発せられる歌……叫びと、これまたおっとりしたMCのギャップといったら!! それぞれ個性ある魅力的な5バンドと出逢えた一夜でした! 全バンド、今後もチェックしていきます!(佐々)

出演:林邦男 / SAL / ちょまたーず / ヌノカワコウジ / 立てる




Jeepta「フォロー・ザ・リーダー」TOUR
11/10 Thu @ 浜松FORCE

 満員のFORCE! 地元のdeepNowが全員10代とは思えないライブで先陣をつとめ、LUNKHEADとNCISもさすがのステージを繰り広げる。そして2nd Album『リードオフマン』レコ発ツアー中のJeeptaが静岡初登場! アルバム1曲目と同じ“グリム -episode 0-”でライブが始まるや拳を上げ、体を動かす聴衆。力強くも軽やかなビートにのった特徴的な声に心も体も揺すぶられる。アルバム収録曲が次々披露され、場内はどんどんヒートアップ! Vo.石井が「ライブハウスも汗をかいてる」と言っていたが、そりゃあ結露もしますよ、このアツさ! 震災を経験し、色々と思う所あって作ったというアルバムのタイトルもツアータイトルも、自分たち若者がこれからの世の中を引っ張っていくんだ、いう決意をこめているという。満場の聴衆を動かす躍動感溢れるステージと力強いメッセージが説得力を増す。ツアーFINALは12/2大阪、3名古屋、9東京ワンマン! 皆、リーダ−に着いていこう!(佐々)

出演:Jeepta / LUNKHEAD / Nothing's Carved In Stone / deepNow




JUICE presents“ハレチカ vol.37”〜EMILY LETTUCE LAST LIVE〜
11/12 Sat @ 下北沢BASEMENT BAR

 60〜70年代のUK/USロックを根底に90年代から00年代以降の感性も兼ね備えた音楽性で、東京を中心に活動していた4人組ロックバンド、EMILY LETTUCEの解散ライヴ。この日、洋楽テイストを持ったバンドが集まった。浜松のStun Smithは、十代の5人が痛快なライヴを展開した。岩手のPLASTIC GIRL IN CLOSETは瑞々しいポップ感をフィードバック音に乗せ放つ。EMILY LETTUCEのメンバーと高校の同級生だったQUATTROの岩本岳士は弾き語りで出演。思い出話を織り交ぜつつ、フロアをあたためトリの主役に繋いだ。満員のフロアにストーン・ローゼスをSEにEMILY LETTUCEが登場。“Flying Song”でライヴは始まり、いつものようにB:庭野がMCをする。感傷的な話かと思いきやツアー先のバカ話で笑いをとる。かたや、Vo/Gt:山崎のMC後の熱唱には目頭が熱くなった。シングル曲の“Color Voice”もグッときた。アンコール含め約50分。前身バンドのアナログ時代から数えて約6年の活動、お疲れ様! (田代)

出演:EMILY LETTUCE / 岩本岳士(QUATTRO) / PLASTIC GIRL IN CLOSET / Stun Smith
DJ:イシカワ(disk union) / タシロック(JUICE)




MERRY 10th Anniversary NEW LEGEND OF HIGH COLOR 「6 DAYS」Vol.6〜「アンダーワールド」
11/13 Sun @ 恵比寿LIQUIDROOM

 最新作『Beautiful Freaks』以前の過去6枚のオリジナル・アルバムを1日ずつフィーチャーした全6公演。そのファイナルである「アンダーワールド」に足を運んだ。高らかに鳴らされた “GI・GO”のイントロに歓声が上がる。ネロの高速ドラムは脳天をブチ抜くように炸裂し、ガラは喉を絞りフロアへ訴えかける。マイナーコードで彩られた旋律。雄々しさの中に佇む、踊り子のような可憐さは絶品だ。アルバム曲以外の楽曲も挟み、新たなアンダーワールドを生み出してゆく。それは神風が巻き起こるように鮮やかだった。アンコールで演奏された“アイデンティティー”で見せた結成10年の歴史と、自信に満ち溢れた力強さは圧巻。ネロのMC通り、まさしく「全身全霊」のステージだ。アルバムを1枚1枚、同じ会場で1日ずつ辿ることは、メンバーにとって大きな意味があったのだろう。この6日間、結成からの10年間、そして輝かしい未来を、この夜、確かにこの目で見た。(沖)

出演:MERRY




NUDGE'EM ALL 4th album「SEE」発売記念LIVEツアー “NUDGE'EM ALL ワンマンライブ”
11/13 Sun @ 高円寺HIGH

 09年に活動再開し、今年9月に6年ぶりとなる4thアルバム『SEE』をリリースしたNUDGE'EM ALL。そして全国ツアーの一環として、HIGHでワンマンを開催!ライヴは新作から“EASY COME EASY GO”で軽快にスタート!続く“オレンジ電車”は哀愁帯びた昭和歌謡なメロディが沁みる日本詞の曲。ナッジは今作から日本詞にも挑戦したが、良い意味でこだわりが無くなって自然とやってる感じ。一見普通のバンドが奏でるからメロディもよりグッとくる。そんなパワーコードの美学が光る。また、昨年からサポートGtで参加したKEYTALKの小野武正が凄い!テクニカルなギターなのに跳んで踊って、MCはドカドカ笑わせて、ももクロのグッズに身を包み、ももクロへの思いを熱く語る。ライヴは新旧織り交ぜたセットで、終盤は“MAGIC”など四つ打ちで踊らせた。アンコールで来年アルバム『GO』(予想)を作ることも発表し、更にアンコールに応え、最後の“MUSIC”まで全34曲。フロアも大満足だった!(田代)

出演:NUDGE'EM ALL




「くだらないうた」リリースツアーファイナルワンマン
11/18 Fri @ 渋谷O-WEST

 夏にミニアルバム“くだらないうた”をリリース、全国各地を廻り迎えたツアーファイナル。柿澤が「楽しんでいってね」と歌い出しゆったりとライブが始まった。“信じなきゃ”、ゲストを迎えての“あお”等、静と動の入り混じった曲達を丁寧に、歌い上げていく。秀吉のライブを見ていると、自分の中にある隠してきた感情に嫌でも気付かされてしまう。だけど、それすらも包み込んでしまう優しさが、彼らにはある。それでいいんだよ、と柿澤は歌う。“きたない世界”で本編は終了。イノセントな歌声と、ストレートなメロディーが心に刺さる、名曲だ。アンコールではアコースティックセットが用意され、震災後に作ったという“うたうことにしました”が披露された。「音楽を聴いてもお腹いっぱいにはならないし、寒さも凌げないけど、少しでも心の支えになれたら」と思って作ったという。言葉通りの優しい曲で、温かい気持ちになった。いつも通りの一日が、心に響く歌によって、かけがえのない日になった。そんな、夜だった。 (佐川)

出演:秀吉




キノコカプセルVol.15〜BELIEVE OUR SEARCHLIGHT TOUR ファイナルパーティー〜
11/18 Fri @ 下北沢SHELTER

 ALTERNATIVE MEDICINEのレコ発ツアーファイナルはDOACOCKの陽気で楽しいライブでスタート! 転換中にはビンゴ大会も行われ、お祭りムード! 続いてはT.C. SPEAKER。空気を一気に塗り替える瞬発力、スピード感溢れる曲で場内の空気は急加速! 衝動をぶつけるようなアグレッシヴなステージングにゆさぶられ、体が自然に動く。グッドメロディー、芯のあるヴォーカル、心地よいハモリに聴き入り、浸る。後半、更にノリやすいメロディーに自然に体が動き、場内に挙る手、手拍子、笑顔がどんどん増えて行く。思いがまっすぐ伝わるMCにも引き込まれた。3番手はPINKLOOP。さすがとしか言い様のない演奏とパフォーマンス! 問答無応! そしてトリはALTERNATIVE MEDICINE。パワフルな中にも優しさ、爽やかさを感じる歌、楽曲の持つ不思議な力に一瞬で取り込まれた。彼ら企画のこの日のイベントにかける思いや遊び心含め、一気にファンになりました!(佐々)

出演:ALTERNATIVE MEDICINE / PINKLOOP / T.C SPEAKER / DOACOCK




LIVE NEXUS AID ANNEXUS
11/18 Fri @ 新木場 ageHa@STUDIO COAST

 ライヴハウスとクラブの垣根を超え、数々の祝祭を生み出してきたパーティー、今回で4回目となる「ANNEXUS」が開催された。バンドマン、DJ、さらには芸人と、他にはない一体感をもたらす熱狂の一夜。ライヴアクトはgroup_inouから。時にしなやかに、時に鋭く畳み掛けるラップを披露。スカパラの茂木欣一・加藤隆志と柏原譲による話題のバンドSo many tearsはジャム要素の濃いロックを聴かせてくれた。先日2万人の観衆を魅了したサカナクションは、幕張メッセ公演の凝縮版とも言えるステージを魅せてくれた。霧と光と宙を舞う球体が踊りだすアイデア満載の納得のステージング。DJでは[Champagne] 、黒猫チェルシー、avengers in sci-fi他、新鋭バンドマンらに、TOMOYUKI TANAKA、TGMXなど豪華DJ陣。そしてANNEXUSではお馴染みのJ-POP、アニソンで盛り上がりまくる「WORLD WIDE MOUSHIWAKE NIGHT」がフロアを揺らしていた。年明けにはLIVE NEXUSが予定されている。NEXUS webを要チェック!

出演:LIVE ACT: サカナクション / So many tears / group_inou
DJ: 川上洋平([Champagne]) / 草刈愛美(サカナクション) / SAKU(Dragon Ash) / 鹿野淳 /
ダイノジ / タロウサイファイ(avengers in sci-fi) / DJ BOTS(Dragon Ash) /
TOMOYUKI TANAKA(FPM) / 宮田岳(黒猫チェルシー) /
茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ / FISHMANS / So many tears) / 矢口雅哲(ムック) /
谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ) /
山口一郎(サカナクション)〈WORLD WIDE MOUSHIWAKE NIGHT〉
DJ: ミッツィー申し訳(申し訳ナイタズ) / ギュウゾウ申し訳Jr.(電撃ネットワーク) / 他
GUEST DJ: 松田岳二(CUBISMO GRAFICO FIVE) / TGMX(FRONTIER BACKYARD) / 他

(Photo: 釘野孝宏)




PUSH presents“PUSHワンマンLive 〜感情沸点〜”
11/18 Fri @ 渋谷CYCLONE

 精力的なライヴ活動を続ける4人組ロックバンドPUSHは、今年7月、2ndミニアルバム『才 No 進化論』をリリースし、レコ発ツアーをスタート。6/1から7/15までの45日間で55本のライブを行った。そしてこの日、ワンマンを開催。ライヴは1stアルバムの“DAYS”から始まる。2ndの『才 No 進化論』は「才能がなくても進化する事はできる」という意味が込められているが、僕から見たら、少なくとも彼らには音楽的才能と、Vo.YOSHIYUKIを筆頭に面白い話ができる才能が感じられた。お客さんと自然にコミュニケーションをとる感じがいい。新作『才 No 進化論』から“Moment”他、3曲連続で繰り出し、フロアは徐々に熱を帯びる。1stと2ndの曲を聴き比べても、2ndの曲のほうが説得力あると感じられた。この日、PV撮影もあってか、お客さん4人に巨大クラッカーを渡してステージ上に放たれた。そのやり取りが最高に笑えた。アンコールでは新曲も披露され、最後に演った曲が今後の鍵を握りそうだ。(田代)

出演:PUSH




SCOOBIE DO Funk-a-lismo! vol.7
11/19 Sat @ 恵比寿 LIQUIDROOM

 ニュー・アルバム『MIRACLES』をリリースし、全国ワンマンツアーに出発したSCOOBIE DO。東京ワンマンの会場となったリキッドルームには、この日を待ちわびたファンが押しかけた。新作の一曲目“ありふれた愛を”からスタートし、初っ端からテンション全開のバンドとファン。ボーカルのコヤマシュウは「お客さんとのツーマンライヴ」「お客じゃなくて主役」と名言を連発。中盤はスローナンバーでグッとフロアの空気を引き寄せ、震災や東北ツアーのMCを経てのソウルナンバー“あと1秒の夜が”が沁みた。後半はノンストップ。“Back On”“MIGHTY SWING”“Tighten Up”と上がり続けるテンション。コヤマは「ロックンロールを続けようぜ」と煽り、強靭なグルーヴの海にのまれオーディエンスは踊り狂う。まさしく、夢のような現実、ミラクルな瞬間。そう、本編ラストは“ミラクルズ”!。アンコールにも二度応え、自他共に認める「LIVE CHAMP」の冠に違わない、最高の夜になった。(近藤)

出演:SCOOBIE DO

(Photo: 柴田恵理)




holly&tokyo pinsalocks Presents 『Spoon Market SF/11N』
11/19 Sat @ 新宿風林会館

 tokyo pinsalocks& holly(三軒茶屋HEAVEN'SDOORオーナー)主催のガールズカルチャーイベント『Spoon Market』が帰ってきた!!今回は東日本大震災のチャリティーイベントとして開催され、会場も新宿風林会館という元キャバレーを使用し、大胆かつガールズイベントにぴったりな空気を醸し出していた。煌びやかで昭和の香り漂う会場には、フードコーナー、ペイント、フリーマーケット、そして多くのライブが繰広げられていた。しかもそれを占める大半が女子という、言わばハーレム状態に!!ことライブにおいては、エレクトロあり、ポップミュージックあり、ロックからプレグレッシブなバンドありと、収集の付かなくなるほど様々な勢揃いしていたが、とにもかくにもどんなバンドが出てもお客さんがステージに食い入る!!やはりそこが女子力によるものといったところなのだろうか(笑)!? 男衆のみでは絶対に出せない、ポップ色溢れる居心地の良いイベントでした。 (浅井)

出演:tokyo pinsalocks / noodles / POP CHOCOLAT / LAZYgunsBRISKY /
Pinky Piglets / Merpeoples / BobRins / DadaD / 三上ちさこ / ni-hao! / frills /
スパナ乙 / sjue / 70 / QV
DJ: DJ WAC / DJ NOZICO




優 鬼 侍 〜第一章〜
11/20 Sun @ 越谷EASYGOINGS

 なかなか異色な組合せのイベント。ハンサム判治はウクレレ大使として登場。19歳の時に初めて買った楽器がウクレレで、3.11以降、自転車で東北まで物資を何度も届け、60〜70回のライヴを行う内に、ギターだとかさばるのでウクレレを弾くようになったという。“光る石ころ”という被災地からの思いが詰まった曲が刺さった。浅草ジンタは、どこか哀愁漂う歌を聴かせるVo/ウッドベースのOshowを中心に、トランペットとクラリネットとチューバがゴージャスに響き、紅一点のMieKachintが華を添える。12/9に東京キネマ倶楽部でツアー・ファイナルを行う。昭和歌謡の風情も彼らにバッチリ合う会場なだけに、駆けつけてほしい。ステージにカラフルな風船が敷き詰められ、my way my loveの3人が登場。グランジ直系な3人の轟音に耳がヤられる。Vo/GuのMurataとB/VoのTADAはステージの風船を蹴散らしながら音を繰り出す。フロアもガンガンに盛り上がり、アンコールに2回も応えてくれた。(田代)

出演:my way my love / 浅草ジンタ / ハンサム判治(ハンサム兄弟/ウクレレ大使)
Opening Act: イシヤマックス

※弊誌12月号にて掲載しました上記レポートに間違いがありましたので、訂正致しました。
my way my loveならびに関係者の皆様に、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。




来年結成10周年 REAL REACH 全国大行進!! ONE-MAN TOUR FINAL
11/20 Sun @ 大阪・心斎橋 Pangea

 ツアーFINALワンマンは“Never Ending Story”で開幕! 一瞬で火がついた会場は手を挙げ、跳び、歌い、サビでは一気に人の波が前へ押し寄せ、と初っぱなから全速力! そしてレコ発の“シャングリラ”は大阪初披露にも関わらず曲に合わせタオルを回すのも皆、息ピッタリ! “Re: think”、“Only one”などワンマンならではの普段なかなか聴けない曲に歓声も! もみくちゃになりながら最高の笑顔の聴衆。メンバーも満面の笑顔! MCもさすがの面白さで笑いの渦! “シャンララ”ではタオルを回しながら回る人の渦! “WINNING ROAD”では感動を覚える程の大合唱!! 一体感半端ナイ!! アンコールでメンバーが現れると客席から似顔絵や寄せ書きが描かれた巨大なフラッグがプレゼントされる。愛だー!! 大ラスは“Risky”で大爆発! もうほんと、4人の思い、聴衆の思いがぶつかりあうアツい、熱い、暑い2時間余りでした! 伝説的イベント『NEXX』再来も発表され、来年のREAL REACHも楽しみ!!(佐々)

出演:REAL REACH

(Photo: ケースケ )