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童貞マインドをくすぐる、へたれバンドのセカンドへたれシングルは、世界を変えるか?
“汗と涙と借金まみれ。それでも、世界を変えたいんだ”へたれクソバンド「忘れらんねえよ」は、メンバー3人ともオーバー30の新人。8/24にファーストへたれシングル『CからはじまるABC』でデビュー!タイトル曲がアニメ『逆境無頼カイジ 破戒録篇』のエンディングテーマに抜擢。YouTubeでは11万回再生を達成。レコ発ライヴも大成功。そんな彼らがまさかの2枚目のシングルを発射!
■最初にライヴを目撃した時の衝撃が凄くて(苦笑)。
柴田:3ヶ月くらい前ですよね。今は演ってても全然違うんです。最近、バンドがひとつの塊になってる感じがスゲー出ていて、なんかタフになった感じがします。
酒田:筋肉はついたよね(笑)。
■あの、少し遡ってお訊きしますが、柴田君は結構前にやっていたバンド「女殺団」が自然消滅したはずが──。
柴田:ギターが違う人に替わって存続していたことに腹立って、心がザワついたんですよ。その時、たまたまYouTubeでチャットモンチーのライヴ動画を見て、めっちゃ感動して「俺のやりたかったことって、やっぱこれだ!」と思って。女殺団を見返すのもあって、バンド活動も5年くらい開いていたんですが、忘れらんねえよを始めました。
■メンバーの皆さんは、どんなふうに集まったんですか?
柴田:梅津君はベースの音とパフォーマンスがカッコよかったので僕から連絡したんです。酒田君は、お世話になった先輩から「あるバンドを下手過ぎてクビになったドラマーがいて、そいつ日常会話もあまりできないけど、ハンパねえから、忘れらんねえよに超合うぜ!」って言われて(笑)。じゃあ、って一回呑んだ時、こいつと関わりたくないなって思ったんですけど(笑)、まぁいいやって。
酒田:そのままズルズルと(一同笑)。
柴田:最初、スタジオに3人で入った時、ヤバかったすよ!曲のスピードがどんどんアップしていくんです(笑)。とんでもねえクジを引いてしまったぞって。でもまぁ努力家で(一同笑)、練習しても上手くならないという(笑)。今はいい感じにキャラのあるドラムを叩いてくれてますが。
■そんな酒田君、こんな言われようですが?
酒田:いや、でも事実なんで(一同笑)。
■皆さんオーバー30ですが、バンドの原動力は何ですか?
柴田:自信過剰だと言われるかもですが、いけるっしょ!ってマジで思ったんですよ。その自信はあったから、何とかなるんじゃないかなって。メロディが絶対にいいって思ったし、バンドの佇まいだったり、みんなからこんだけイジられる弱虫バンドは他にいないと思うので(笑)。
■確かにそうですね。ただ音楽性は、資料にある影響受けたアーティストを見ると、結構マニアックですよね。
柴田:3人が好きなのをまとめたんですが、ベタなやつが全部僕で、アルバート・アイラーとかは梅津君です。
梅津:なかでもアーサー・ラッセルは凄くリスペクトしてます。スーサイドは高校の時にラジオでたまたまかかって、今までに聴いたことない音楽で衝撃を受けましたね。
柴田:まぁ、僕は一切知らないですけど(笑)。梅津君は凄く音楽好きで、かなりボキャブラリーあるんですよ。僕は90年代Jポップしか知らないみたいな。でもそのバランスもいいかなって。オルタナティヴ感とかのアレンジは梅津君に考えてもらってます。で、酒田君はそこにいる(笑)。
梅津:僕も、もちろんJポップとかも大好きですよ。
柴田:80年代の歌謡曲とかも素晴らしい。そこら辺のメロディって凄く好きで、且つ今あまり無いメロディだし。
■基本的に柴田くんはメロディが第一って感じですか?
柴田:そうです。僕がメロディを作って、ビートとかは梅津君がメインになって作って、酒田君はそこにいる(笑)。歌詞は俺の実生活です。メロと歌詞がセットで降りてきたやつは、みんなから良いって言われますね。
■今回、2ndシングル『僕らチェンジザワールド』が発売されますが、タイトル曲がポップでキャッチーですね。
柴田:呼ばれもしないのに「この曲はフェスでウケるな」って思ったんですよ(笑)。「セイエス」の部分とか、サビの大きくなる感じとか、リフがある感じ。この曲、ライヴでもウケがいいので、いつも1曲目に演ってます。演ってる方もテンション上がるんで。歌詞はパっと思いついた単語を、そのままハメ込んで、ストーリーとか無視して作ったので、俺も意味わかんないんですよ。
■“僕らチェンジザワールド”と2曲目の“サンキューアイラブユー世界”って、視界が「世界」に向いてますね。
柴田:それは、たまたま(笑)。でも、世界って言葉は好きですね。
■“サンキューアイラブユー世界”は、ちょっとほんわかした曲ですが、忘れらんねえよも、こんな側面もあるって意味では重要な曲な気もします。
柴田:アレンジが上手くできた……何を参考にしたっけ?
梅津:ビーチボーイズとタートルズ。
■3曲目“ブログを覗き見る”は荒々しい音が強烈ですね。
柴田:梅津君が作った曲ですね。歌詞は俺です。これは休日の新しいスタイルですよ。
■それはともかく(笑)、こんな人、いそうですよね。
柴田:つい検索してしまうっていう、現代社会の病的な部分をえぐりたいなと思って。
■そういう社会へ向けての警鐘でもあると。
柴田:そう、警鐘です。人間はもうヤバいところまで来ているよっていう。
梅津:でも何にも解決してないじゃん(笑)。
柴田:結局、ストーカー行為だけど、そういうテーゼをね。
■広げようがないんで次いきます(一同笑)。“この街には君がいない”は疾走感あるグッとくるナンバーですね。
柴田:そう、これメロいいんすよ。今回、JACCSカードの話を頂いて、がんばって作ったらできました!
■そんな4曲と、1stシングルにも入ってましたが、ボーナス・トラックでライヴ音源が、あれはなんですか?
柴田:なんでしょうね(笑)。お客さんへのサービスっていうか、シークレット・トラックって嬉しいじゃないですか。それにライヴのいい雰囲気が録れたから。
■MC噛んでましたけど、あれでよかったんですか?
柴田:2回噛んでますからね(笑)。その、ヤジられるダメな感じがよく出てるなって。
■2ndシングルが12/21に出て、12/24にイベントを。
柴田:はい。『俺達はクリスマスなど意識していない』ですね。でもまぁ、意識してますよね。
■クリスマス・イヴに、イベントをやるのがらしいです。
柴田:最初は、そこまであざとくしなくてもいいかなって思ったんですけど、酔っぱらった勢いで決まって(笑)。
■行き場のないキッズが集まるイベントになれば面白いですね。では、今後の展望としては?
柴田:アンセムを作りたいなと思ってて。なんかできる気がするんですよ。今までは死んだような目をしてたんですけど(笑)、今はちょっと元気が出た感じがあるので、この瞬間に代表曲を作りたいなと。あとはライヴのお客さんを増やしたいし、面白いところに行きたいんですよね。アイドルと一緒にライヴをやったりとか、どんどん変なこと、笑えることをしていきたい。
梅津:いろいろ上手く回って、いい曲作って、いい状態をキープして続けていけたら。辞めることはすぐできるので。
酒田:ライヴ力を上げてって、ライヴに来たら絶対楽しくなれるバンドとして認識されたいですね。
■忘れらんねえよを、より聴いてもらうための一言を。
柴田:NO SEX,NO CHILD!……(笑)。ほんと、みんなで歌える曲がほとんどだし、笑えるし、バカにできる。
梅津:カラオケで歌ってもネタになると思う。
柴田:そう、だからもう、おもちゃにしてください!
Interview & Text : 田代 洋一
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12/13(火) 吉祥寺STAR PINE'S CAFE
12/18(日) 関内BB STREET
12/24(土) 渋谷屋根裏
レコ発イベント『俺達はクリスマスなど意識していない』
その他の日程、詳細は www.wasureranneyo.com にて |
『僕らチェンジザワールド』
12/21 Release
VAP
VPCC-82302 |
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