The ROOTLESS


『ONE PIECE』主題歌で判断されたくない!
騙されたと思って、とにかくライブを見てほしい!!


 09年5月、出身地も年齢もバラバラの4人によって結成されたロックバンド。東京近郊のライヴハウス、ストリートでライブを行いつつ、結成して1年の間に2回の全国ツアーも敢行。昨年10月にフジテレビ系アニメONE PIECE主題歌『One day』でメジャーデビュー。2010年男性アーティストのデビューシングルとしては最高の初動売上を記録。2nd Single『変わりたいと、強く望め。それ以外は、いらない。』は学校法人・専門学校HAL(東京・大阪・名古屋)TVCMソングにも起用されるなど、ライブハウスシーンのみならずメディアでも注目されている彼らが1st Albumをリリース! ライブバンドを自認する彼らの本音を聞いた 。

 

■たまたまライブを見て激ハマリしたバンドさんにインタビューさせて頂けるということでワクワクしてます。よろしくお願いします! 早速ですが、ヴォーカルの慎さんは北海道出身ということですが、名古屋で活動してた事があるんですよね!?
慎:
はい。北海道でやってたバンドが解散して、シンガーソングライターになりたい気持ちがあって、まぁ東京に住むお金がなかったっていうのもあるんですけど(笑)、名古屋で、住み込みで働いて、金山とか刈谷でストリートライブをやってました。
■ギターの内藤デュラン晴久さん、芸名かと思ったら、お父さんがスペイン系とフィリピン系なんですね! そして10代で既に海外のライブハウスに出てたんですよね?
デュラン:
そうですね。ショーバンドで、一応プロとしてやってました。
■ベースの井原さんとドラムの大坪さんは大阪で一緒にバンドをやっていたと。
大坪:
はい、専門学校が同じで。
■そうそう大坪さん、私と誕生日一緒です!!(笑)9月20日で23歳とお若いですが、高校時代から大阪厚生年金会館大ホールや、なんばHatchのステージに出てたんですよね!! そして井原さん、最高8バンドも掛け持ちしてたということですが、ジャンルは?
井原:
R&Bとかプログレとか。
大坪:ベジータの格好したやろ。
井原:あ、そう、アニソンバンドもやって、ベジータの格好してライブに出ました(笑)。
■そういった様々な経験がThe ROOTLESSに生かされている訳ですね?(笑)
井原:
いや……どうなんでしょう?(笑)
■ちなみにバンド名の意味は? 誰が考えたんですか?
慎:
僕が考えたんですけど、ROOTLESSっていうのは根が無い、根無し草っていう、どちらかと言うとマイナスな言葉なんですが、逆に言えば縛られない、自由っていうところから、無限の可能性を秘めたバンドになりたいという思いで、つけました。
■どういうバンドになりたいと考えていますか?
慎:
最初は、僕の曲で、僕を中心にしたバンドという方向性で考えていたんですけど、ライブを重ねて行く中で、お客さんの反応を見て、メンバーそれぞれの個性を発揮できるバンドへと変わってきていて。メロディラインは大切にしつつ、演奏面で引き立つように、と。
■皆さんそれぞれ影響を受けたアーティストは?
慎:
J-POP 、特にMr.Childrenが小学生の頃から大好きで、影響受けてますね!
デュラン:僕はLed ZeppelinとかJimi Hendrixとか、古い音楽が好きです。
大坪:高校からバンドやってたんですけどクラブが洋楽の古いロックばっかりやってて、その影響でDeep PurpleとかLed Zeppelin聞いたり。高校のときはヘヴィメタに一番ハマってたんですけど、専門学校へ行って幅広くなってR&BとかAORとか色々聞くようになって。最近はまたLed Zeppelinに戻ってきました。
井原:僕は始まりがレッチリなんですよ。大学生の時にRed Hot Chili Peppersの”Around The World”という曲のPVを見て格好いいなと思ってベースを始めてたんです。あとジャミロクワイも初めて聞いたときからずっとハマってて、初期のベーシストのスチュワート・ゼンダーが凄く好きで。
■私は7月に予備知識ゼロでたまたまライブを見て「好きかも!! 」って思ってたら終盤、「聴いた事ある曲!!」ってなって。専門学校のCMで気になってたけどバンド名がわからずにいたあのバンドだ!と激アガリで。後で調べて知りましたが、1st Single“One day”はアニメ『ONE PIECE』の主題歌にもなってるんですよね?
慎:
はい。バンド組んですぐ合宿に入って、ライブハウスツアー回りながら楽曲制作もしていたんですけど、それが『ONE PIECE』の主題歌に選んで頂けて。で、『ワンピースドームツアー』とかも回らせてもらって。いい経験になりました。
■曲作りはどのようにされてるんですか?
慎:
まずデュランがデモのメロディーとかを作ってきて、そこに歌詞を載せる感じです。
デュラン:全員に書いてもらってるんですけどね。曲も、歌詞も書ける人は書けばいいじゃんって。
■激しい曲から優しい曲まで幅広いですよね?
デュラン:
俺、いろんなジャンルが好きなんで。結構、邦楽とかも……槙原敬之さんと広瀬香美さんが僕の中のベストなんですよ。そことジミヘン、一緒です(笑)。
■なるほどー! それらを融合して生まれたのがThe ROOTLESSの音楽だとすると、納得です! 今回1st Album、その名も『The ROOTLESS』を9/28にリリースされた訳ですが、インストがあり、イントロをフィーチャーしてたり、Interludeがあったりと、ただ曲を並べるだけじゃなく、1枚の作品として流れを凄く考えてあると感じました。
デュラン:
僕が聴いてきたアルバムは映画みたいだたんですよ。ライブでもそうなんですけど、ただ曲をやるだけじゃ嫌で。だからアルバムを作るってなった時に、Interludeを何曲か作ろうって最初に決めてました。曲はアルバム用に作った訳じゃなくて、今まで書き溜めてきたものなので、これが今の自分達だ、という意味でバンド名をタイトルにして。
■15曲収録されていますが、特に思い入れの強い曲はありますか?
大坪:
一番曲が好きなのは“Who are you?”です。機材の組合せも気にいってて。ジョン・ボーナム(Led Zeppelin)っぽい感じで、ラディックのステンレス使わせてもらって。キック24なんですけど。シンバルもジャイアントビートの、ほぼジョン・ボーナムの形でやらしてもらって。技的には“Flash back”のリードインしてくるドラムがリニアドラムって言って、三連符なんですけど、1音1音が並んでできているフレーズで、難しかったので印象深いです。チューニングも、ドラムテックの人がいてくれたんですけど、敢えて全部自分でやってから見てもらったりしたんですけど、勉強になりました。あと“手をふる先に”でミュートをする時にメモ用紙をクリップで留めてやったのが、テープで留めるよりいい感じだったり。
■キラキラの瞳で機材のこととか語るのがなんかいいですねー(笑)。ちなみに私も“Who are you?”が一番好きです! 慎さんは特に思い入れの強い曲はありますか?
慎:
“明日へ”なんですけど、テーマはデュランから貰ったんですけど思春期の恋のストーリーで。デュランが経験した恋だったり、僕の過去の恋愛とかを参考にしたんですけど、ちょっととがった……好きな子さえいればいいっていう恋で、そういう感情って今はないものだから、歌詞で凄い悩んでたんですけど、レコーディングスタジオに鍵を忘れて取りに帰って、朝焼けの空を見ながら家まで1時間くらいかけて歩いて帰ってる時にフレーズが浮かんで。懐かしい感じの、とがった恋愛観を歌ってて、歌の表情とかも感情的になってて、感慨深い曲になりました。あと“君を想う”っていう曲は、もともと友達の結婚式の時に作った曲なので、結婚式で使ってもらえたら嬉しいですね。
井原:僕は……“Road”だけピック弾きなんですよ。他は全部指引きなんですけど、曲の感じを聴いた時に、これはピック弾きが合うんじゃないかと思って必死で練習して初挑戦したので、印象深いですね。
デュラン:皆が言ってない曲で言うなら、“エレファント”は一番乾きもんっていうか……ブリティッシュで、音数も少なくて、嘘くさくないから好きですね。ギターソロも何も考えずにやってるし。
■アルバム冒頭が“Flash back”、“エレファント”と来ると、「The ROOTLESSって、こういうバンドなんだー」って思われますよね。その後で「あんな曲」や「こんな曲」もあるとは想像つかない。
デュラン:
ですよね(笑)。
■“変わりたいと、強く望め。それ以外は、いらない。”も大好きなんですけど……タイトル長いですよね(笑)。
慎:
過去の、良かったことさえも踏みつぶしてでも前へ進んでいこう、という歌詞の内容をしっかり伝えたいと思ってギリギリまでタイトルを悩んでたんですけど、ちょうどモード学園さんのキャッチフレーズが「変わりたいと、強く望め」だったので、ピッタリだしインパクトもあるかなと。
■あー、それありきだったんですね! あと、“桜流し[Interlude]”は、次の“手をふる先に”(歌詞に「桜並木」が出てくる)につなげてるってことですよね?
デュラン:
そうですね。キーとか全部“手をふる先に”と一緒なんですけど、和のテイストが出るように意識して。
■そう!三味線とかお琴みたいな音が。
デュラン:
でも実は全部エレキギターなんです。10円玉挟んで。
■すごい色んな技を駆使してますね!! メモ用紙とか10円玉とか!(笑)“One day”は [Album.ver] となってますが。
デュラン:
よりライブに近い形にしました。僕がコーラスを歌って、ライブではいつもやってるoutroを入れて。
■歌詞は実体験を元にしてるのが多い感じですね?
慎:
そうですね、自分やメンバーの経験を織り交ぜて書くことが多いです。
■“雲の上の世界”が、亡くなった人に歌ってるのかなぁ、なんて……。
慎:
あ! それ違うんですよ! 失恋して、別れた人に歌ってるんですけど、20歳くらいの時に作った曲で、その当時は別れたらもう二度と会えないって思ってたので……。
井原:でも、自殺願望のあった子から「“雲の上の世界”を聴いて救われました」っていう手紙が来たんですよ。だから、聴く人ごとに受け止めてくれたらいいと思います。
■“手をふる先に”も、亡くなってしまったお父さんかお母さんに歌ってる気がしたんですが……。
慎:
それは本当にそうです。メンバーの身内の話から作った曲です。忙しくなって家族とも疎遠になったりするけど、いて当たり前だと思わずに、大切にしよう、メッセージです。“STAND UP”も、自分がサッカーとかチームプレイが好きなので。サッカーは小学校から高校までやってました。
■そうなんですね! で、アルバムも出て、そうするとやはりライブが見たい! となりますが10/6にはO-WEST、10/16には大阪で MINAMI WHEEL出演なども決まってますが、1st Albumが出たということで、おそらく初めて、ライブでやる曲の音源が全部あるライブになるかと思うんですが、いかがですか?
慎:
“STAND UP”の「ラララララ」のとこを一緒に歌って楽しめたらと思いますし、音源とは違ったライブもするんで
デュラン:そうなんだ!
■デュランさんがさっきからさんざん言ってたんじゃないですか!(全員爆笑)
慎:
音源とは違ったライブもするんで(笑)、その違いも楽しんでほしいですね。
大坪:ライブでしか感じられないことがあると思うので……。
デュラン:そうなんだ!(全員爆笑)
大坪:あと、みんな機材にこだわる人なんで……僕もシンバル新しく買ったんで、そういうとこも気にして見てみてほしいです!
■またライブにもお邪魔させてもらいますね。ツアーも是非またやってほしいです! では最後に読者にメッセージをお願いします!
慎:
ライブを大切にしているバンドなので。
デュラン:そうなんだ!?
慎:(笑)ライブと、そして歌を大切にしているバンドなので、是非ライブに来てほしいです。
井原:ライブっすね! 来てほしいです! どういうキッカケであれ、1回生の音を聴いてほしいです。でもCDも聴いてほしいです。
デュラン:まだ活動2年なんですよ。で、いきなり大きい話を貰ったので。名前は知ってても、実際のバンドの中身が見えてる人が少ない、わかんないと思うんです。だから1回、疑いの目でライブに来てほしいです……井原が変なんで。
■そこ!?(笑) でもほんとそう! 「あーあの『ワンピース』の主題歌を歌ってるバンドね。」ですませるんじゃなく、ライブを見て判断してほしいですよね!
デュラン:
俺らもメジャー嫌いだったんですよ。やりたいことをやりたいし。でもそれをメジャーでやっていくんで。だまされたと思ってライブに来てみて下さい……井原の面白さがわかるんで。
■結局そこ!?(笑)……大坪さん、うまくまとめてください!
大坪:
僕もメジャーとか全然興味なかったんですよ。だから、そういう目で見る人、いっぱいいるの、わかります。そういう人にこそライブを見てほしいです。ツアー回ってても、ライブハウスの人に「良い意味で裏切られた」とか言ってもらったり。純粋に音楽をやってるので……見てもらえばわかると思います !



Interview & Text : 佐々 知香

 


通常盤(CD)

通常盤(CD+DVD)

初回盤

liveinfo

10/06(木)O-WEST
10/15(土)京都MOJO
10/16(日)MINAMI WHEEL 2011
※詳細は……http://www.ldh-rootless.jp/

releaseinfo『The ROOTLESS』
Now on sale
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【初回盤】(CD+DVD+バンド
スコア付)RZCD-46912/B
【通常盤】(CD)RZCD-46913
※初回盤特典:ミラー仕様ジャケット+「One day」「変わりたいと、強く望め。それ以外は、いらない。」バンドスコア付き。
※初回・通常のDVDには、メンバーが「One day」「変わりたいと、強く望め。それ以外は、いらない。」の演奏シーンを収録。デュラン、井原の演奏時の手元や、大坪のドラミングを頭上から捉えた映像を収録!!



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