THE Lowers


ロッキン&スウィンギン!クールで熱い、
大人のロックンロール。『MIDNIGHT KINGDOM』!

 長身で、黒のジャケット、スリムパンツに身を包んだVo&Gt.のフクシマ。彼が率いるロッキンでスウィンギンなバンド、THE Lowers(ザ ローワーズ)のセカンド・フル・アルバムが完成した。時間をじっくりかけ、D.I.Y.精神よろしくセルフ・プロデュース&レコーディングされた作品は、今の彼らの魅力をグッと集約させた作品に仕上がっている。ナイスなメロディー・センスにも注目だ。全国ツアーも決定しているそうなので、音源とライブを是非チェックのほど。

■JUICE初登場ですね。まずはどういった経緯でこのバンドがスタートしたのでしょうか?

福島:
最初は、僕とギターのマサトが居たんですけど。この編成でやろう、っていう形態はもう見えてたんで──最初はピアノを入れるくらいの想定で作ってたんですけど。ピアノはあんまり入れないほうがいいだろうという事で。そこからすぐ今の形態にはなりましたね。

■では、やりたい事の軸がある中でそれをどう進めて行くかっていう部分を──。

福島:
そうですね。絵ヅラはもうあったんで──でも、大変だったのは──メンバーの出入り、メンバーチェンジが多くて。このバンドは、2003年からなんですけど、最初の3年は、メンバーが固まっちゃ抜けて、の繰り返しをしてたんで。それをやってるうちに、活動自体が止まっちゃったんですよ。その間、僕は違うバンドをやったりとか。メンバーが揃わなくて出来ない期間が2年ちょっとはあって。だから初期は全然メンバーも違うんですよ。で、今のメンバーになって3年くらいかな。

■それはどういった所でメンバーチェンジを──。

福島:
色々ですね。メンバー自身の人生や、音楽との付き合い方が、って話もあったし、違うバンドでやりたいって奴も居たし。様々ですね。ただ、今はLowersをやりたい、って奴ばっかだから。今はほんとにいい感じでメンバー5人いますね。

■なるほど。12曲入りの今作ですね。どういった感じで制作されましたか?

福島:
自分たちから出てきたものを、全部入れてるような。ファーストの時は──急いで出したんですよ。名刺代わりになる物を早く作ろうって事で。再始動して1年くらいで5曲入り。割とタイトな作品にして。その頃からの曲も結構あって。基本的に、自分の中で出てきたもので良いと思ったものは迷わずやろうと思って。それをスタジオでみんなで色づけをしてLowers色にするっていう。

■進化系というか。

福島:
それを言葉で「どんな感じですか?」って言われると割と難しいんですけど。色んな感じの曲が出てくるから。元々、ロカビリー色が強いバンドなんですけど、そこをもう取っ払っちゃったので。ベースのスラップとかも止めちゃったし。

■でも──どこかしら匂いは感じますけどね(笑)。

福島:
やっぱり好きなんですよね(笑)。僕が元々好きなんで。そういう人間が作ってるから、そういう曲になるんじゃないっすかね。ベースも、ギターの奴も元々ロカビリーとか好きなんで。ニュアンスはやっぱり出ますよね。そのくらいで今んとこ丁度いいんですよ。そっちに行きすぎず、好きな要素も入ってるくらいがいいなと。そこを同じくらいにメンバーが思って曲に取り組んでるから。バランスが丁度いい仕上がりになってきてる気がしますね。

■ええ、いい意味でポップだなという印象があったんですけど。

福島:
基本的にアコギ1本で歌って成立しない曲はダメだと思って曲作ってるんで。そうするとやっぱり──ポップな感じになっちゃうんですかね。メロディー重視になるじゃないですか、そういうスタイルで曲を作ると。

■それこそロカビリーっぽいイメージもありつつ、インディーな感じもありつつ。もうちょっと言うと、自分が子供の頃聴いたような歌謡曲っぽいイメージもあったりとか。

福島:
そこは割と──初期の頃に、そこを強調してやっていた時期があって。今はそれを前面に出していないですけど。そういう雰囲気はちょっと残ってますね。今のメンバーでアレンジすれば、いい感じで出せるっていうのは分かってたんで。

■『MIDNIGHIT KINGDOM』というめちゃくちゃカッコイイタイトルですけど。

福島:
(笑)。カッコよすぎかなと思ったんですけど(笑)。「ミッドナイト・クルーズ」っていうイベントをやってるんですよ。同名の曲もあって。「クルーズ」か「ミッドナイト」かどっちか使おうよっていう提案からメンバーからあったんですよ(笑)。んじゃ、そんなタイトル作るかって。昔、真夜中の王国っていう番組ありませんでした?あれが先に浮かんできちゃったんですよ(笑)。

■ありましたね(笑)。でも「クルーズ」もタイトルには難しいですもんね。

福島:
(笑)ええ、曲をそのままタイトルにはしたくなかったんですよ。だから、ミッドナイトを使ってなんかを作ろうと。まぁ真夜中の王国でいいんじゃない?って。イベント自体は年に何回かしかやってないですけど。

■イベントは、ご自分達の好きな人達と──。

福島:
そうっすね。もうジャンルはバラバラで。自分は、ジャンルがバラバラのほうが、たとえば遊びに行くとしても好きなんで。ロカビリーもパンクも弾き語りも出る。メンバーも、自分も、好きな音の幅が広いので。

■レーベルもご自身で主宰されてるんですね。

福島:
そうですね。お手伝いはお願いしてるんですけど。シンプルにやりたかったから自分達でやったほうがやりやすいんじゃねぇかなと思って。レコーディングも自分達でやってるんですよ。普通のスタジオに自分達で機材持ち込んで。ドラムのイチローが割とそういうのが得意で。デザインから何から何までやるんですけど。機材を揃えて、マイクから何から全部持って。スタジオ行くの大荷物で大変なんでけどね、かなり(笑)。

■1発録りで録るんですか?

福島:
いや、もう、1人1人録りますね。各パート納得いったら次へ進むっていう感じで。だからものすごく時間がかかってますね。さっきも言ったけど自分達でレコーディングが出来るので、エンジニアが、とか、スタジオ代が、とか、スケジュールが、とかにしばられずに自分達の都合で出来るんですよ。それだけに、こだわるところはとことんこだわったりとか。もう、ほぼ完成で歌を入れる直前で、「これ、リズムからもう一回とり直そうぜ!」とか。メンバー全員「えーっ!?」って(笑)。今回は納得行くまでやろう、という事で。

■リリースと、ツアーもありますね。

福島:
うちの名前を知ってる人、気になる人が、この音源を聴いてくれたら今のウチらの事が全部分かると思うんで。あと、是非ライブで観て欲しいですね。

Interview&Text : 林 拓一朗

 

liveinfo

MIDNIGHT KINGDOM TOUR

4/29 (祝金)福岡@天神VOODOO LOUNGE
5/14 (土) 東京@渋谷CRAWL [レコ発イベント]
5/29 (日)大阪@江坂MUSE
6/18(土)タワーレコード札幌ピヴォ店
(「MIDNIGHT KINGDOM」発売記念インストアライブ)
6/18(土)北海道@札幌PIGSTY
7/16(土)富山
7/17(日)金沢

http://www.the-lowers.com/

releaseinfo『MIDNIGHT KINGDOM』
4/13 Release
OLDHAT studio Records/
3rush music
3OS-602


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