自主レーベルspiral-motion第一弾作品リリース!
ツアーも開始! No Regret Lifeの新章が、ここから始まる
小田和奏(Vo/Gu)、松村元太(Ba/Cho)、橋口竜太(Dr/Cho)から成る3ピースバンド。01年、鹿児島で結成。05年、Sony Music Associated RecordsよりSingle『メロディー』でデビュー。以降、アルバムとしては1st Album『Sign』(06年)、2nd Album『Allegro』(07年)、3rd Album『Wheels Of Fortune』(08年)をリリース。屈指のライヴバンドでもある彼らは、絶えずツアーを行い、07年からは自主企画イベント『wonderful tonight!!』を始動。10年7月、長年所属してきたレコード会社(Sony Music Associated Records)と、マネージメント事務所(Growing Up)を離れ、独自のレーベル『spiral-motion』を設立。9/23にミニアルバム『Magical Destiny e.p.』リリース。全国ツアー全24公演も決定!
バンドは新しい季節を迎えた。今作『Magical Destiny e.p.』は、小田和奏による初のプロデュース作で曲作りからレコーディング、それだけでなくパッケージに関するデザイン・制作、プロモーション、ツアーのブッキング、販促物やグッズ等の制作、それらの発注なども行った。「自分たちでやりたかった」と言うのは潔いが、実際、そこまでやってみて「それでもバンドが、音楽がやりたいか?」を確かめたかったのかもしれない。それこそ「後悔」をしないために。この先、No Regret Lifeの未来が楽しみになってきた。 ……今回、小田和奏に話を訊いた。

『Magical Destiny e.p.』
spilal-motion
Now On Sale |
1. Tonight Is The Night
2. In The Morning
3. Like a Coaster
4. Cloudy
5. Don't Stop The Music |
これをやろう!って時のアクションが早い。温度が下がらない
■今回、レーベル「spiral-motion」の設立。ミニアルバム『Magical Destiny e.p.』の発売、おめでとうございます。
小田:ありがとうございます。
■今までの作品も良かったですが、今作は一番いいかもしれない。一曲一曲に対する想いが深いというか。
小田:なんか、そう言ってもらえると、勇気になるというか……東京に出てきて、今までチームで制作してきたのもあって。エンジニアさんも最初からずっと同じ人で、プロデューサーというか最終的にジャッジする人もいたり、もちろんメーカーの人もいたり、という中で、色々と背伸びもしてみたり、頼ったりもあって。経験にも勉強にもなるとこもありながら「だから大丈夫だ」ってのもあったんです。それが今回、スタジオ、エンジニアさん、機材とか、発注したり、どう録っていくか?とか全部、自分のジャッジで。完全に初めてだったので、すごく良いモノができたと思ってる反面、やっぱりドキドキしてる部分もあって。
■客観的に見れないですからね。
小田:そうですね。果たしてこれでいいのかな?っていう。できあがってしまえば、これでもう、ツアーを廻って行くしかないって気持ちなんですけど。だから、そう言ってもらえるのは、すごく勇気になるっていうか。
■和奏くんがプロデュースをしたっていうのも、全体的に出ているし、まず、それ以前にレーベルの設立。それより遡って、以前のレコード会社(Sony Music Associated Records)と所属事務所(Growing Up)から離れたっていう、そこを確認しておきたいんですが、どういう理由で?
小田:理由は……シンプルに答えるなら、もう自分で判断してやりたいっていうのがあって。さっきの話にも繋がるんですけど、人が多い分、意見も十人十色あって。リリースも2年間、遠ざかった理由は「次のNo Regret Lifeはどういう形で、どういう楽曲で発信していくのか?」って所で、やっぱ時間かかったんですよね。「こういうのやってみればいいんじゃない?」っていうのに対して、自分も「なるほどな」と思ったりしながら、試行錯誤してたんですけど。――例えば、この先10年、音楽を、このバンドを続けていくために、何が基準なんだろう?と思った時に、やっぱり自分がいいと思ったモノを信じてやるしかねぇなと思って。だから……自分の曲ってこれだ!っていうのを、純度の高い状態で発信させていくっていうのは、こういう事なのかなって思ったんですよね。
■やっぱりレコード会社と事務所に所属しているとメリットはあるわけで、離れることでの葛藤や不安もあったと思いますが、今回の『所信表明』(リンク先参照)で「独立やレーベル設立に当たり、上記2社とも友好的な関係の元に設立・始動できた」ということなので、明らかに自分の意志で、ほんと独立するっていうか。
小田:そうですね。その話をしに行った時に、モメることも覚悟で行って。契約事だったりするので。どこまで自分がケツを拭く条件が出るのかな?とか。それでも自分が意志を伝えない限り、始まんないと思って。メンバー3人で行って、僕が代表して、事務所の社長に単刀直入に話したんですよね。「自分の音楽をちゃんとゼロから作りたいから、自分でやりたい」って。武者修行みたいなもんですけど、一回、離れて自分でやりたいって、ほんとそれだけです。――いつか何か一緒にやれる機会も出てくるかもしれないし。
■ほんと友好的に別れたようですね。とにかく自分達でやりたかったと。その方が上手くいくイメージが自分の中に浮かんだんですかね?
小田:そこは……イメージが無かったわけじゃないんだけど、パッと思って「これをやろう!」って時のアクションが、この体制だと早い。温度が下がらない。お金のことも含めて、モチベーションもそうだし、色んなモノがダイレクトだなぁと。そういう意味で、「自信」と「責任」って言葉を『所信表明』に載せたんです。それは僕が常に表裏一体のモノだと思ってて。
■じゃあ、そこまで安易に上手く行くイメージを描いてたわけでもなく?
小田:でも上手く行かせるために、何ができるんだろう?って。やる事って、基本的に変わらないと思ってて。楽曲を書いて、バンドで演奏して、それを届けるためにライヴを演るのと、音源を作るっていう。一番の原点はやっぱ音楽が好きだ、バンドが好きだっていうことで。それを、ちゃんとやりたいんですよね。
■実際、そうやってるバンドがいるのは幾らでも知ってるでしょうし、やり方も色々と聞いたりもするでしょうから、あとは、それをやってみないと判んないですしね。
小田:うん、そうですね。
■元々、地元の鹿児島で活動していた時期もあったとは思いますが、メジャーのやり方も一通りやったので、そこで尚かつ、もう一回自分達でやるっていうのは、意味が違いますからね。
小田:その経験があるから――メジャーでアルバムを3枚出して、シングルも出して、年間でどう物事が進んで行くかっていうのは、端から見てて「なるほどな」っていうのは、あったので。それを踏まえてできる事はあるのかなぁって。
■今だから、自分達でできるっていうか。
小田:そうですね。ただ、長期的な事を考えるわけでなくて、1年1年、目標として掲げた事をクリアしていくっていう。よく思うんですけど、10年先は分かんない、でも1年先はこうでいたいとか、2年先はここまで行ってたらいいなとか。じゃあ、半年後にリリースをこういう形でして、ツアー廻れたらいいなって考えると、今何ができるのか?って自分の中で浮かんでくるんですよね。来年の今頃、こうであるために、今何をするんだって、いうのが自分のプランの考え方で。その予定が一ヶ月とかズレたりはするけれど、一個ずつ自分らが目標としたモノに到達するっていうのが、この先の活動の方法というか。少しずつやっていって、輪が大きくなっていけばという意味で『spiral-motion』なんです。
■螺旋の動き、というような。
小田:そうです。そういう動きが、この先の自分のテーマなんですよ。
■螺旋が上がって行くわけですね。
小田:そう、上がって行って、どんどん大きくなっていく。だけど芯は一点だから、そこがブレなきゃ螺旋はずっと描かれる。
■おー、深いですね。
小田:だから自分が、このバンドがブレなきゃ大丈夫だろうっていう。1年先、続けていたいなっていうのを、毎年、ちゃんと更新して行くっていう。それを10回積み重ねて、10年後があったらいいなって。――今まで、一個動かすのに全員に確認するために、すごく時間もかかったり、人も多い分、それが全部通るわけにもいかなかったり、その内に意見が変わっていく事もあるから。それは悪い事だとは思わないんですけど、要するにもう守るモノも無い状態で、一回真っ裸になって、今動かないとっていう状態なんですよね。
■それは、今回の音源を聴いてもヒシヒシ伝わってきます。だから、メジャーとインディーズで、やり方がどっちが良いとかではなく、どっちも経験するのは有りだと思うし、それを今、どっちもやれるバンドって、なかなかいないと思うので。
小田:なんか一回、ぶっ壊したかったんですよね(笑)。そこから、もう一回積み上げようって。ただ、事務所やメーカーの人とかも、今もしょっちゅう合ってるし。
■アドバイスを受けたり?
小田:そうですね。今は距離感が変わったから、逆に話せることもあるし、ためになるので。バンドはずっとやってるけど、レーベルをやるのは一年生だし、分かんない事も多いので、今は人と会うのが楽しいですね。
■実際、CDを作りました。プロデュースから、プレスの事やデザインとかまで、やってみてどうでした?
小田:面白かったですよ。全部いちいちチェックも、イメージを伝えるのも、発注するのも自分だから。「こういう感じになったらいいんだよね」とか、一個ずつ過程を見れたし。なんで、これが必要なんだ?とかが理解できたから、面白かったですね。
■お金の計算もしなきゃならないですしね。
小田:そうですね(笑)。正直、お金の計算は不得意ですけど、やらなきゃいけないし。最初の一枚目なんで、予想以上に「あ、こういう所でお金かかるんだ」とかは、やっぱ感じますけど、出さなきゃ何もできないんで、もう腹括って先行投資というか。
■前作の3rdアルバムが出てから、2年ぐらい経つわけで。もちろんバンドはライヴもやって動いてましたが、止まったイメージを持たれてたかもしれないので、このタイミングは結構、ギリギリだったかなと。
小田:ギリギリだったと思います。その焦りというのも、背水の陣っていうのもひとつありましたよね。
■やっぱり音源を出して、ツアーをするって、バンドがちゃんと活動してるって示せますからね。
手渡しで、お互いの顔が見たいっていうのが、今回のテーマ
■細かく言えば、今回、流通は使ってないようですね。
小田:もうライヴ会場と通信販売と、あとは何店か直でやれるレコ屋さんに。僕も向こうもお互い顔を知ってるってのが、自分の中の基準なんです。
■委託で置いてもらう感じですね。もちろん全国に発信する目的もあると思いますが、まずはライヴに持って行き、そこで売るという。
小田:原点に戻りたいっていうテーマで、手渡しだなと。お互いの顔が見たいっていうのが、今回のテーマ。流通に乗せるなら、お願いすればいいだけで、その先が大変なんですけどね(苦笑)。そういう話も頂いたんですけど、敢えて「いや、今回はこれだけでやりたいんです」って言って。
■敢えての手段ですね。ここ数年で、CDの価値観も変わってきていて、すぐにでも発信して受け取ってもらいたいなら、配信でもいいわけですが、ライヴバンドのノーリグとしては、会場で直接渡したいと。
小田:だから敢えて真逆な、アナログ的な事をしようと。手垢感っていうのもイメージとしてあって。
■それもノーリグらしい気もします。
小田:(笑)。配信だとか、CDが売れないって話をいっぱい聞くけど、だからこそライヴの価値って上がるんじゃないかな。だって、CD1枚3000円は買わないけど、ライヴ1本の3000円は観たければ行くじゃんって。
■確かにトータルで見ると、ライヴに行く人口は年々、増えてますからね。
小田:フェスもあってでしょうけど、そこに集まった人達がライヴハウスに行くようになってほしいし、自分達もそういう風に促したい。「ライヴハウス、面白い!」って。やっぱ、そこで勝負してたりするから。
■「ライヴハウスも面白い」ってなれば、もう少し広がり出そうですけどね。今はまだ、そこまでの状況ではないですけどね。
小田:そうですよ。
■で、今回もこれだけの全国ツアーを、もちろん自分達でブッキングしてでしょうけど、それも大変ですよね?
小田:まぁ、これはずっとやってた事なので。
何がどうあってもバンドを、音楽を続けていきたい
■他のメンバー2人のモチベーション、意識はどんな感じですか?
小田:言い出しっぺで、実質のレーベル業務をやってるのは僕なんですけど、実は「あの2人は、とことんバンドマンでいさせたい」と僕は思ってるんですよね。要するに、こうでもしてバンドをやって「やっぱ、俺はバンドがしたい、このために今やってる」って思わせたいっていうか。
■ノーリグの3人の関係性は、やっぱりイニシアチブは和奏くんが握ってるんですね?
小田:今回の独立だなんだってので、初めて「俺、リーダーってことでいいよね?」って(笑)、10年ぐらい経つのに。実際、今までもそういう感じでいたんですけど、自分の中で3人がイーブンでいたかったので。だけど、アイデア出したりするきっかけって、僕指針なのが多かったんで。これを機に、ちゃんと「俺がまとめるから」「こういう事を俺にやらしてくれ」って、一回話をして。――まぁ人によって得手不得手ってあるし、僕はこういう仕事は、やりながらストレスを感じない、好きだし。他の2人はそうじゃない別の作業とかで頼りになる。「これをお願いね」って分担してやってたりするんですけど。
■バンドのそういう機能も、ハッキリしてきた感じもあると。
小田:そうですね。分担とか。
■そういうタイミングが去年から今年にかけてだったんですかね。
小田:ですね。そこでやっぱりもう一回、意識改革もしたかったし、3人で共通意識として持ちたかったのもあるし。だから「やっぱ、何がどうあってもバンド」「何がどうあってもライヴをやりたい」「音楽を続けていきたい」っていうのを。
■それがさっき言った「2人を、バンドマンでいさせてたい」ってことですね。
小田:そうですね。まぁレーベルができたからって、まだ何も残せていないわけで。ここから一つずつ組み上げていかないことをもう一回、体でも理解するっていうか。それも踏まえて「今俺らが、なんでここでライヴやってるか?っていうのに意味を持たそうぜ」って。分かりやすいですね。これだけお客さんが来てくれて、これだけCDが売れて、だからこれだけ上がりがあって、次にこれができるよね、とか。それがすごく分かりやすい。だから、今の方が全部直結ですね。
■シビアに言えば、ライヴ1本の重みも変わってくる。ライヴはギャラが発生する場でもあるので、そこを上手く考えていかないとですね。
小田:でも、これがいいと思いますよ。飢餓感無くなったらバンドは終わりですよ。多分、満たされたら終わりだなって。満たされても、翌日もう喉が渇いてなきゃいけない。今までは奢りとかじゃく、それなんだなぁって。満たされないから曲を書いてるし、上手く言えないから曲を書いてるんだなって。何かしらフラストレーションみたいなのが、バンドにはあるし。
■ではCDの内容に関して、改めてお訊きしますが、その満たされてない感が、色んなことを考えた上での「想い」が滲み出てる気がします。且つ、トータルで真夜中から夜明けまでというテーマもあって。
小田:一日経ってるという。
■一回何かを乗り越えた感じがします。サウンド作りは凝ってますけど、楽曲自体はどれもシンプルだなぁと。
小田:もう逆にそうしてみようと思って。あと、やっぱ原点。Oasisなんですよね(笑)。
■1曲目とかまさにそうですね。
小田:自分のテーマが、この2年とかで「お前、何になりたかったんだ」って言われたり、自問自答して。
■ルーツ的な部分ですね。
小田:そうそう。あまり聴いてなかったOasisのアルバムも聴き返したりして「あ、こういうことだな」と、すごく思って。他の2人にも「まず、これを聴こうよ」みたいな(笑)。あのOasis・サウンドを、どう自分らがリバイバルできるんだろうって思いながら作った。Oasisもすごくシンプルだし、まぁウォール・オブ・サウンドみたいな部分と、そこから突き抜けるヴォーカルみたいな。あの感じを俺達で消化して、新しくできないかなぁと。その辺の音の研究とかもしてみて、やっぱ俺ら3ピースだから、それでもどれぐらい作れるかなって。今回、サウンド・プロダクトをする時に自分の中でイメージしてましたね。今までよりギターの音に奥行きがあったり、ヴォーカルの感じも90年代のイギリスっぽい感じにしてみたいとか。
■サウンドも今までと変わった印象はあります。
小田:まぁスタジオとエンジニアさんも絶対的に変わってるのと、音の録り方も。そこはセルフ・プロデュースが初めてだったので、今回、すごく勉強になりましたね。その経験は早く次に活かしたいなと。――Oasisのあの感じ。ちゃんとあれを受け継いでやってる日本人っているのかな?と思ったら、パッと見るとUSサウンドの影響を受けてる人の方が多いですよね。J-Popの曲を聴いてても、そう。
■そうですね。所謂、オルタナっぽいサウンドはアメリカ寄りになりますからね。
小田:それも好きなんですけど、あまりいないマスというか。
■確かにイギリスにこだわってるバンドって今は少ないですね。今作の1曲目とか、Oasisの要素がかなり入ってますね。
小田:そうそう、あの雰囲気というか。
■1stアルバムの感じというか。
小田:1stの“Rock 'n' Roll Star”とか(笑)。
■まぁ“Rock 'n' Roll Star”が近いですが(笑)。
小田:そういう所、あのリバイバルをやりたい。もちろん自分のパッと思うモノも、USモノも好きだし。色んな感じがあるんですけど、それを消化して出したかったので。これで一回、形が見えて作れたから、次はもっと踏み込めるのかなって。
■シンプルな曲で、伝えたいことがあって、というのができたなって。色々な要因があって2年かかったのは、結果、こういう事だったのかなって気はします。この5曲は、多分、去年だったらできてなかったと思います。
小田:もっと、ぐしゃぐしゃだったかもしれませんね。
■だから、乗り越えた感があるのかなと。
小田:ほんとそこは、気持ちひとつみたいな。「自分でやろうかな」と思ったのが、今年の頭で、そこから実際、動き始めるまで半年かかるんですけど。そこで自分の芯みたいなのが、これなんだ!って、気持ち的な部分で持てたっていうか。バンドをやる事はみんなできるけど、バンドを動かす事は、自分の中にテーマが無いと、単純にバンドやってるだけっていう。どこに向かってるか分からない。バンドを動かす事をちゃんと考えた時に「じゃあ、何が必要で、こういう曲を演ろう。こういう事を歌おう」とか。
■5曲目の“Don't Stop The Music”ってタイトルだけでも、言い表してる気がします。
小田:もう、止まないでって。
■曲自体もいいんですけど、これだけ強い言葉を発せられて、逞しくなったなと。あまりにもシンプルだと、なかなか説得力が無いと思うんですけど、そういう器になったというか。
小田:そうですか。どシンプルなところですね。まぁブリットポップから貰ったモノって大きかったし、それをちゃんと作ってみようって所かな。
■あと、ノーリグを追って来たファンも、今回のミニアルバムですごく納得いくと思うんですよ。ファンの方も方向性が分からなくなってたと思うんですよ。「ノーリグはどうなっちゃうんだろ?」みたいな。でも、今作を聴けば、こういうことか!と思うと思います。
小田:うんうん。そしてその先の、まだ知らない人に届けなきゃ。
■もちろん入口としてもいいと思います。この作品で、こういうバンドなんだって凄く伝わる気がします。
小田:色んな意味で、ルーツ探しも慣れたし、改めてバンドって何なんだろ?と思いながら作れたし。そういう意味で、大事な1枚で、始まりの1枚だし。今回、パッケージする事の重要性を感じながら作ったので。ジャケット開けば分かるんですけど、中の写真は段々、夜が明けていくんですよ。僕が「マジックアワーの写真がいい」って言って、カメラマンに提案させてもらって、夜明けを狙って。
■作品のテーマが、そこまで明確にあったんですね。自分のアイデアが、こうやって――。
小田:形になって。
■今、パッケージにこれだけこだわってる人も、なかなかいない気もします。
小田:はい(苦笑)。作品だなっていうのを、改めて思ったかなぁ。
■確かにジャケットと中の写真含めて、作品ですね。
小田:この温度を冷まさずに伝えるのは配信じゃねぇなって。やっぱりパッケージで。
■この感じを、自分達で1枚できたのは大きいですね。そしてライヴも、全国ツアーも決まってますが、ライヴで変わった部分とかありますか?
小田:なんか変にストイックとかな感じじゃないように、お客さんを巻き込みたいなって、思うようになりました。単にぶつけるとかじゃなく。
■より、拡がりを持ってですね。最後に、和奏くんにとって「音楽を続けるということ」とは何ですか?
小田:……満たされない、何か足りないところを埋めることかな。もちろん「楽しいから」とかもあるけど、見えないことに感動するって、やっぱ不思議なことだなぁって思う。自分が発信する時もそうだし。続けることっていうのは、飢えてるからですかね。人が好きっていうのもある。だから音楽を届けたい。
【TOUR 情報】-------------------------------
『No Regret Life TOUR 2010』
10月10日(日) 福島Out Line
10月11日(月) 盛岡CLUB CHANGE WAVE
10月16日(土) 浜松FORCE
10月17日(日) 岡山CRAZY MAMA 2nd Room
10月22日(金) 横浜BAYSIS
10月23日(土) 高崎club FLEEZ
10月28日(木) 長崎DRUM Be-7
10月29日(金) 福岡DRUM SON
10月31日(日) 鹿児島SR Hall
11月03日(水) HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1
11月05日(金) 名古屋APOLLO THEATER
11月12日(金) 千葉LIVE SPOT LOOK
11月13日(土) 渋谷O-Crest
11月20日(土) music zoo KOBE 太陽と虎
11月21日(日) 京都MOJO
11月23日(火) HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
11月26日(金) 水戸LIGHT HOUSE
11月27日(土) 仙台MACANA
12月02日(木) 高松DIME
12月03日(金) 松山SALON KITTY
12月05日(日) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
12月11日(土) 大阪LIVE SQUARE 2nd LINE
12月18日(土) 広島NAMIKI JUNCTION
WEBサイト www.noregretlife.com
Interview&Text : 田代 洋一
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