RHYMESTER
KING OF STAGE Vol.8 マニフェスト Release Tour 2010

5/14 Fri @ CLUB CITTA' 川崎

しかとこの目で見た格の違い!ライムス最強ステージ!!

 大傑作アルバム『マニフェスト』のリリースツアーのラストは追加公演として発表されたクラブチッタ。この場所はライムスの原点ということもあって客の盛り上がりもメンバーの気合いの入り方も格別。20年という長き歴史の中で今作が過去最高売上を叩き上げ、マニアから一見までもを一瞬で虜にした彼らの公約と20年で作り上げた史上最強のパフォーマンスがここにあった。圧巻のステージにただただ震えが止まらない。かっこいい。まず、アルバムの流れを踏むように彼らの決意を表明する“午前零時”のイントロから“ONCE AGAIN”へ。『マニフェスト』からのナンバーを中心に“ライムスターイズインザハウス”挟んでみたり、会場全体にエロティシズムが漂った“肉体関係 Part.2”があったり、歓喜が木霊し続ける。まだリリースの予定は決まっていないという新曲“トーキョーショック”をCOMA-CHIとのコラボで披露し、第一部終了。着替えを済ませて再び登場し、お次は予測不能のエンターテインメントショウへ。突如登場した「集計くん」なるレトロなロボットが登場し(中身はDさん)、観客にリクエスト曲を募り、集計の結果(ウソ)“Heat Island”に決定し、盟友FIRE BALLと共に会場を揺らし、“K.U.F.U”まであっという間に2時間半が過ぎていった。そしてアンコール。まさかのJINさんがステージ中央に降りてきて3MCによる、これまたまさかのKICK THE CAN CROW“マルシェ”を披露。うわー、貴重な歴史的光景を見てしまったんじゃない!? (松木)

出演:RHYMESTER

(写真は 5/7 Zepp Tokyoにて撮影)




BOOM BOOM SATELLITES
Premium GIG

5/25 Tue @ 渋谷 club asia

至近距離での体感、熱狂の瞬間。

 今年始めにリリースされた彼らのベストアルバム『19972007』の購入者限定、特典ライブ、という位置付けで開催されたこのライブは、ニューアルバム『TO THE LOVELESS』発売前夜、渋谷のclub asiaにて行われた。幸運なファンの他、インターネットでも配信で同時生中継。 asiaの前には、長い坂があるのだが、開場前からasiaの前には入口から長蛇の列。期待に膨らむオーディエンスの顔、顔、顔。入口には、レッド・カーペットが敷かれ、まさに「プレミアム」なギグであることを示唆していた。場内では、開演前から「出来るだけ前に詰めて下さい」とのアナウンスがしきりに流され、開演時間にはギッシリのフロアー。暗転、大歓声の中、二人が登場。“Moment I Count”のイントロが流れ出す。いきなりこの曲で来るとは──本気だ。さらに“BACK ON MY FEET”、“MONING AFTER”とたたみかける。二人がステージの前まで足を進めると、無数の手が彼らに差し伸べられる。当然、触れられるような距離。“DRAIN”、“UNDERTAKER”を披露、“INTERGALACTIC”。その空気感、まさに筆舌に尽くし難いもの。二人も、そしてオーディエンスも、真っ向から対峙して、真剣勝負の様相だ。“EASY ACTION”、“KICK IT OUT”が演奏されると、場内はもはやお祭り騒ぎに。ほぼMCなしで一気に10曲を駆け抜けた。現在、彼らは本人達史上初の、全国各地でのライブハウス・ツアー中である。ぜひ至近距離で、今のBOOM BOOM SATELLITESのエモーショナル、アグレッシブなライブを体感してみて欲しい。(林)

出演:BOOM BOOM SATELLITES




Sense of Wonder 2010
5/29 Sat @ 茨城県笠間市 笠間芸術の森公園

音楽とインスタレーションの祭典

 今年から茨城県の笠間芸術の森公園に会場を移した開催された、音楽とインスタレーションの祭典〈Sense of Wonder〉。会場は一面芝生に覆われ、自然を感じられる環境で、ゆるくてリラックスした雰囲気が心地よい。大きく三つに区分けされたステージを散策しつつ、〈Nature Flow Hill〉のSAKEROCKへ。流麗なインストゥルメンタルと爆笑MCの落差に和み、〈Sun Shower Field〉の DJ QUIETSTORMで一踊りしてフェス飯をかっ込む。あ、ちなみにS.O.W.のフードはかなりレベル高いです。続くほうほう堂×蓮沼執太は音楽とダンスのパフォーマンス。かわいらしくて楽しくて(幼稚な表現で申し訳ないが)これぞS.O.W.という気分。キセルのポップな歌も会場の空気にピタリと馴染む。言葉で説明しづらい、この感覚を味わうのが野外フェスの醍醐味だ。そして〈Nature Flow Hill〉のZAZEN BOYS。ヒリヒリしたニューウェーブ・サウンドで気合いを入れ、タテタカコの切迫感に溢れた歌声に聴き入り、Flare(a.k.a KEN ISHII)のDJで激ダンス。いよいよ日も落ち、フェスも終盤へ。〈Lakeside Chillout Village〉最後のアクトは羊毛とおはな。カヴァーも交えた、アコースティックで親密な雰囲気のライヴに名残を惜しみ、ラストは BOREDOMS。複数のドラマーが並ぶステージ。演奏スタートと同時に、何と客席後方から神輿に乗ったドラムセットが2台出現(!)。祭ムードも最高潮に高まり、そこからはもはや神国日本のお祭状態。司祭と化したEYEの宇宙と交信せんばかりのパフォーマンスに圧倒され、今年のS.O.W.の幕が閉じた。 (近藤)

出演:【LIVE PERFORMANCE】 ar/BOREDOMS/INO hidefumi/LOSALIOS/mi-gu/miimo/OGRE YOU ASSHOLE/PE'Z/SAKEROCK/SOUR/ZAZEN BOYS/キセル/ほうほう堂×蓮沼執太/くもりな/タテタカコ/羊毛とおはな 【DJ】 Flare (a.k.a KEN ISHII)/DJ QUIETSTORM/ni_/HIROSHI WATANABE aka Kaito/RYU KONNO

(Photo: Miho Uru, Tadamasa Iguchi (Qetic))




LACHIC presents
SAKAE SP-RING 2010

6/4〜6 @ 名古屋・栄周辺のライブハウス・クラブなど12会場

3日間、計195組のアーティストが名古屋を騒がせた!

 今年5年目となるビッグイベントの2、3日目に参戦。午前11時過ぎにパス引換会場のLACHICに向かう途中から既にパスを下げた人、ビラを配るバンドマンで楽しい雰囲気! そんな中、5日はSIBERIAN NEWSPAPERで私のフェスが開幕! 極上の空間に響くアコースティックの音色に酔いつつウラニーノへ移動。曲とイメージの違うMCに爆笑。TOYの暖かみに触れ、Jam-9のコーラスにウットリ。monokuroのロックに聴き入り、ほたる日和のハイトーンヴォイスに心洗われ、I-RabBitsの盛り上がりに感動。入場規制のクアトロでロックディーヴァMiChiの格好良さにクギ付けになり、片山ブレイカーズを満喫、ラストは坂本美雨の天上からの調べにひたり。6日はREAL REACHで爆笑&ノリノリ! GLORY JACKPOT SYSTEMも4MCパワー色んな意味全開! どんどん躍動感を増すsoulkids、エネルギー溢れるHundred Percent Free。chaqqのロックサウンドに心弾ませ、早々に規制となったDOPING PANDAは熱狂爆発!「もっと前へ!そしたら並んでる人が入れるかも!?」と煽るが、それは無理かも!小林太郎カッコイイ! 正に衝撃的だった0.8秒と衝撃。MORNING GLORYの心地よい声、ハモリに笑顔になり、シメはアッパーグラウンド! 終盤になって駆け込んでくる客もいて、皆、最後の最後まで楽しもうとしてるんだなー、と嬉しくなったり。私も初めて見たアーティスト、大好きなアーティスト含め2日間で23組を鑑賞!疲労MAXだけど満足度もMAXでした!! (佐々)

出演:DOPING PANDA/MiChi/怒髪天/サカナクション/Hundred Percent Free/REAL REACH/BLACK BORDERS/GLORY JACKPOT SYSTEM/soulkids/I-RabBits/片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ/鶴/S×O×U/オレスカバンド/OKAMOTO'S/school food punishment/MASS OF THE FERMENTING DREGS/Qomolanma Tomato/小林太郎/MORNING GLORY/Jam-9/坂本美雨/ほたる日和/monokuro/TOY/SIBERIAN NEWSPAPER/ウラニーノ/LOST WEEKENDER/Yum!Yum!Orange/他 全195組

(All Photos: 安田典謙)




YOUR SONG IS GOOD
B.A.N.D.T.O.U.R.

6/5 Sat @ 日比谷野外音楽堂

天気も味方したユアソン初めての野音ワンマンに泣いた!

 終演後、何にビックリしたって、ゴミ箱に捨てられてた缶ビールの空き缶の多さ(笑)!!!! 全席自由席で好きなところで観てよし!という完全自由空間で飲むわ踊るわ。見える顔すべてが笑顔の超ハッピー空間。客は自分達の鏡だというけど、ユアソンにおいてはまさに音楽を通して客を鏡に映し出している。お洒落を決め込んでアルコール片手に最高の音楽を聴きながら体を揺らす。美しき姿が野音一面に敷き詰められていた。一曲目“THE LOVE SONG”でJxJxがアカペラで歌った替え歌。「燃え上がるこの想い、今日ここ日比谷野外音楽堂に集まってくれたモノホンの音楽好きの皆さんみたいさ〜」夕暮れ時のオープニング。その熱はすでに沸点に達してるかのように“FIGHT BACK! FIGHT BACK! FIGHT BACK!”へ。そして「ここでまさかの〜」とJxJxが言ってたようにまさかの“A MAN FROM THE NEW TOWN”!いや、この盛り上がりに新旧出しどころ関係ありません。最高のセットリスト。後方から観ていたのだが、お客さんが楽しくて仕方ないというのを背中で物語ってくれている。JxJxのアカペラから大円団へ、初めての野音ワンマンで聴く“あいつによろしく”は格別の泣き笑いへと誘い、“UNBREAKABLE”ではステージ一面に流れ星が映し出され、陽が落ちた夜空から幾度となく星が降り注いでいくという演出。そして、ラスト“B.A.N.D”。JxJxが客席に下り、最高の笑顔に囲まれ〈Let's play it all〉を大合唱。夏の始まりにユアソンの素晴らしき音楽に酔いしれた夜。(松木)

出演:YOUR SONG IS GOOD




KING BROTHERS ワンマンライヴ
6/6 Sun @ 渋谷CLUB QUATTRO

ここは地獄か天国か、ロックを体現する圧倒的パフォーマンス!

 この日私が目にしたものは、ライヴというより一種の暴動だったのであろう。あれは、それほどまでに壮絶な時間だった。そう、キングブラザーズのワンマンライヴである。会場に着いた瞬間、ステージではなくスタンディングフロアに組まれたバンドセットが目に入り、ニヤリ。これはもう、無傷で帰れる訳ないでしょう! “ACTION!!!!”を皮切りに次々と繰り出されるのは、先日リリースされた新譜収録の楽曲達。中でもマーヤがVocalに立つ“L.O.V.E.”は、生で聴くと驚くほどにロマンチックだった。アンコール、というよりは第二部というべきか、一度引っ込んだメンバーが再び登場してからは、“魂を売り飛ばせ!”など有無を言わさず躍らせるロックナンバーの嵐! 途中、柵もなく数名のスタッフが支えていただけの観客の波が崩れだし、メンバーの方へモッシュゾーンが迫り始める。しかしそこは数々の修羅場を潜り抜けてきた彼ら、ケイゾウはアンプにひらりと飛び乗り、シンノスケはお構い無しにベースを弾き続け、マーヤはとにかくダイブ! この日のマーヤ、「黙って、そっと、運べ!」と皆の頭の上を端から端まで優しく運ばれたかと思えば、人の上を歩いてみたり、果ては「ダイブしとんの俺だけか!」「お前らもっとダイブせえ!」とお説教を始める始末。勿論、マーヤ先生の懇切丁寧な手ほどき後はダイバーが続出!この一連の流れ、かなりぶっ飛んだ光景だった(笑)。享楽の宴終了後、すっかり魂を抜かれた代わりに、バッチリ胸へ叩き込まれたロックンロールのいろは。その名に違わぬ帝王の貫禄というものをまざまざと見せ付けられた、衝撃の一夜であった。 (中里)

出演:KING BROTHERS

(Photo: SUSIE)



JUICE Presents CLUB CREATURES
[Search&Destroy 69 3DAYS!!] DAY-3 ROCK THE CASBAH

6/11 Fri @ 渋谷CHELSEA HOTEL

6/9から三日間、大盛況でした!ありがとう!

 今年で10周年を迎える自分主宰のイベント、CLUB CREATURES。まさか2000年に始めた時は10年続けるとは思っていなかったな。というわけで、まず2010年上半期を飾る意味もあり、6/9の南青山RED SHOES(THE NEATBEATS、LAZYgunsBRISKY、hot spring、Vanity)から、6/10の下北沢Daisy Bar(The Chameleons、hot spring、THE DAYS、The Midnight Gurantees )、そしてこの最終日の渋谷チェルシーホテルまで、今、自分がかっこいいと思うバンドにお声を掛けさせて頂いて、三日間に集約してみました。初日は、LAZYgunsBRISKYがヨーロッパツアーから戻ってきて、一発目のライブ。強烈だった。THE NEATBEATSは、60年代の機材を全部持ちこんで、キャバーン・クラブでの音を再現してくれました。オープニングのVanityから飛ばしまくりだったね。翌日、6/10は大分から来て、三日間出演してくれたhot springが熱演。これから、要注目バンドです。The Chameleonsも、緩急おりまぜたセットリストで盛り上げ、全四バンド、いい感じで終える事ができた。最終日、オープニングのTHE KINGDOMから、いきなりバク転をキメた撃鉄、サイケな住所不定無職、もちろんハードにキメたhot spring、そして大阪から駆け付けてくれたワッツーシゾンビ、オオトリはもちろん、ガキの頃から大好きなTHE PRIVATES。お客さんも多数詰め掛けてくれて、最終日を飾るいい一日になりました。本当にありがとう。まだ、今年も六カ月あります。また、みんなで遊びましょう。お楽しみに。(林)

出演:THE PRIVATES/ワッツーシゾンビ/住所不定無職/hot spring/撃鉄
O.A.:THE KINGDOM



CHERRYBLOSSOM LAST LIVE 「また会う日までサヨナライブ」
6/16 Wed @ 名古屋・新栄 DIAMOND HALL

4年間咲き誇ったCHERRYBLOSSOMのラストライブ

 サイリウムの煌めきが期待と緊張感を高める中メンバー登場! “DIVE TO WORLD”、そして“GO!!”、“Shout”と、最後だからとシンミリさせてなるものかというメンバ−の気持ちが感じられる幕開けは最初からパワー全開! 広いステージを元気に動き回り、力強く歌うMEEKOとMAICO。生き生きとプレイする83。全てを込めて叩いていることがヒシヒシと伝わるドラムのゆっち。サイリウムに感激しながらのMAICOの言葉「サヨナラとは言っても楽しんだもん勝ちだから!」に大歓声。途中アコースティックタイムとなり、“HONEY”ではMEEKOが口笛を生で! 吹き終わった後「やった!」の満足げな笑顔に思わずこちらも微笑む(笑)。チャイムの効果音で始まった『学校』タイムではMEEKOがピアニカを披露。ドラムの台に上がって踊るMAICOが可愛すぎ! それぞれに特徴あるMEEKOとMAICOの声は、元気な曲で、しっとりした曲で、様々な化学反応を起こし、心のいろんなとこに響き、揺り動かす。いつも以上にアクティブなパフォーマンスをみせる83に見る側もテンションが上がる。一段高い台にいて、ゆっちのプレイも見やすく、楽曲に聴き入りつつも必死に目に焼き付ける。あぁもう、素敵すぎて、楽しすぎて、最後だなんて信じたくないけど、終わりの時間は確実に近づく。アンコールでMEEKOとMAICOが場所を入れ替わる時にしたタッチにジーン。Wアンコールでは正にピッタリの“春風LOVER SONG”。この感動、忘れません!! 同日発売のベストアルバムも完全保存版!! (佐々)

出演:CHERRYBLOSSOM



ネズミハナビ2ndフルアルバム“BOY”発売記念ワンマンライブ
6/17 Thu @ 下北沢CLUB Que

現在「キかかっている」ネズミハナビのワンマン!

 4月に発売された傑作アルバム『BOY』の発売記念ワンマンを平日にも関わらず敢行。当日までお客さんが入るのかも心配だったが、ここ数ヶ月でFMラジオで曲が流れたり、全国のTSUTAYAでレンタルが開始されたりと、バンドを取り巻く状況が良くなってきたのもあり、この日はネズミハナビ史上最多の動員を記録した。ライヴは“ハッピーライフ”から始まり、『BOY』からは全曲演った。間に旧作『LOVE』と『BABY』の名曲を挟みつつ。“ノーリグレット、ノーライフ”や“月とカラス”は久しぶりだったが、独特なノリと、切なく胸を打つメロディは健在。“シビレルエイトビート”や“1974”での彼らのいなたいパンクっぽさもいいなと改めて思ったし、長丁場でもバンドの勢いは衰えなかった。また吉田と高橋の2人で演った「フォークトロニカset」では、吉田がお客さんをフロアに座らせる一幕も。そしてこの日のハイライトは、ゲストにアベイ哲(from chunky6)を迎えての「鍵盤入りset」3曲。特に“LOVE SONG”が素晴らしかった。心震わせる歌と泣きのオルガンも効いた怒濤のグルーヴに圧倒された。この曲の歌詞が、この日の状況と今のネズミハナビの状況にマッチしてて、ちょっと泣けた。アンコールでは「酔っぱらいのラブソングを」と言って“MONSTER”を披露。吉田らしいロマンチックで刹那さ全開な曲で締め括った。今後のライヴも続々決まっていて、7月〜8月にはJUICE企画のイベントにも出演。9/10にはCLUB Queで彼らの企画『ラブ、ライク、ニード Vol.3』も開催!(田代)

出演:ネズミハナビ




SONHOUSE LIVE
5/9 Sun @ 恵比寿LIQUIDROOM

 恐れ多くもSONHOUSEの再結成ライヴに。博多出身のロッキン・ブギー・バンド。1970年代半ばから後半にかけて勢力的に活躍されていたわけでオンタイムで観たことはなく、伝説のバンドとして心の中にあったバンド。彼らのオリジナル・メンバーによる復活ライヴだ。会場はソールドアウト。諸先輩達の顔が並ぶ中、10代の若者の姿も。一曲目“キングスネーク・ブルース”が鳴ると怒号のような歓声が場内に鳴り響く。鮎川氏のギターリフに歓喜が降り注ぎ、柴山氏のボーカルに合わせて大合唱。すべての音が重みのある説得力を生み、本物のロックンロールを体感させてくれる。初めて観た青二才が言うのもなんだが夢の中にいるような感覚に陥る。すごいの一言。“爆弾”、“レモンティ”など王道的なナンバーは待っていたファンのための最高のセットリスト。凝った演出もMCもほとんどなく、ただひたすらに演奏のみで魅了し続けた2時間。圧倒されっぱなしだった。(松木)

出演:SONHOUSE
[柴山俊之(Vo)、鮎川誠(Gt)、篠山哲雄(Gt)、奈良敏博(Ba)、坂田紳一(Dr)]

(Photo: MAX TAKAHASHI)




THE CULT
LOVE LIVE TOUR JAPAN

5/14 Fri @ 新木場 STUDIO COAST

 THE CULTが来日、一夜限りのライブを新木場で──しかも、ポジパンのバンドだったはずの彼らが、何を思ったかハードロック化(いや、でもこれで売れたんだけどね)する直前の名盤『LOVE』をそのまま演ります、というコンセプトで。こんな素敵なライブ、当然駆けつけるでしょ、とスタジオ・コーストへ。外国人率がやたら高いフロアー。もちろん、一曲目はアルバムと同じ“Nirvana”。ビリー・ダフィー、ちょっとガッチリしたけど、まぁ変わらないかな。えっ……イアン、あなた晩年のジム・モリスンみたいだけど、大丈夫!? っていうか、ドアーズやってんだもんね、そりゃそうか。“Rain”も“She sells Sanctuary”も演ったぜ。一回引っこんで、第二部は大盛り上がりのセットリスト!“Sweet soul Sister”、“Fire Woman”、“Wild Flower”。イアンは一曲終わるごとに「オツカレサマデシタ!」とやけにネイティブな発音で。ビリーは終始気難しそうでした。また来てね。(林)

出演:THE CULT




ERA 8th Anniversary
ポッグカウチナゲット 他

5/16 Sun @ 下北沢ERA

 下北沢ERA、8周年記念イベントの一つ。エモーショナルな3バンドが出演した。なかでもポッグカウチナゲットのライヴに心震わされた。ステージ上に5人が並ぶ。いかにも20代特有の屈折した空気を漂わせながら、一心不乱に演奏する5人。ヴォーカルの和田は、彼にしか見えない虚無を掻き消すように動き回る。その歌声は特にクセがある訳ではないが、どこかエモい。そして“肌焼き”“シラフ”“赤の他人”といった曲名からも窺えるようにシュールさを湛える歌詞。激しくもデリケートに構築されたバンド・サウンドは、繊細さの中に潜む狂気すら感じられる。ギター2本が織りなすフレーズは、バンドのキャッチコピーでもある「世田谷の猫が、今日も『みゃーみゃー』と鳴いております」を如実に表しているようだった。リズム隊も、変にプリミティヴな躍動感にあふれている。5月に発売されたミニアルバム『妄想と連日』も、ずっと聴いてても飽きない作品なので、是非!(田代)

出演:ポッグカウチナゲット/pegmap/told




へきれきとカミナリグモSPLIT TOUR 09-10
5/19 Wed @ 渋谷CLUB QUATTRO

 2バンドによるスプリットツアーのファイナル。カミナリグモは山中さわお(the pillows)プロデュースで待望のメジャーデビューが決まった話題のバンド。山中に「自分よりも不器用で、自分より天才に久しぶりに遭遇。良い音楽しか作らない」と言わしめた、スゴいバンドなのである。この日はサポートベースに鈴木淳を迎え、上質なサウンドで魅了したこの日。上野(Vo&Gt)がアコギで聴かせる“春のうた”、“王様のミサイル”ではまったりと場内を包み込んでいき、バンドスタイルとの両面で様々な表情を見せていく。メジャーデビューシングル“ローカル線”も披露。アンコールではへきれきと共に“Weather Swimmer”でこのツアーを締めくくった。ピロウズが好き過ぎるのか、同じステージに鈴木淳が居ることに興奮と戸惑いが隠し切れない様子だったけど、このツアーを経て、メジャーデビューに向けてとてつもないところまで進化していくはずだ。今後に要注目。(松木)

出演:へきれき/カミナリグモ




渡 watary
5/20 Thu @ 渋谷SPACE SHOWER THE DINER

 風味堂の渡和久(Vo&Gt)によるソロ・アルバム『東京ブルー』の発売前のプレミアム・ライヴ。食事を取りながらライヴを楽しむ、いわばディナーショウスタイルで行われ、和やかな雰囲気の中、まずは渡 wataryが一人でステージに登場するとアルバム一曲目に収録されている“戦い続けるのさ”をピアノの弾き語りで熱唱。一度聴いたら忘れられないサビのフレーズがリフレインしていく。二曲目“あぁ、今よ”からはバンドスタイルでアルバム収録曲をすべて披露していく。アップテンポナンバー“Hurry up!”では観客に手拍子を求め、「まだまだ!」とボルテージをどんどん上げていく。「風味堂に戻るための修行としてのソロ。パワーアップして戻りたい」と今後の意欲を語るとラストナンバー“メロディー”も始まり同様、ピアノの弾き語りで締めていく。全9曲これ以上の曲は用意されていなかったのだが、鳴り止まぬアンコールにこの日二度目の“戦い続けるのさ”で幕を閉じた。(松木)

出演:渡 watary




BLACK BORDERS
“Go To Go”リリース・パーティ 〜one night only〜
5/26 Wed @ 代官山 UNIT

 アルバム『Go To Go』発売日、リリース・パーティのため小雨の中会場へ向かう。完売のフロア、始まる前から熱気がムンムン。ステージには、スポーツ紙でも話題の、アニメ「マッハGoGoGo」とのコラボジャケットを模したバックドロップが掲げられている。ライブは、アルバム2曲目“GO AWAY”でスタート。2人編成とは思えない迫力のパフォーマンスを展開。2人なのにここまでやれるなんて、いや、彼らだからこそ、ここまでやれるのだ。後半、“ロックンロールナイト”では野田さんがダイブ→あえなく沈没で残念!と思いきや、客席を練り歩き、コール&レスポンスで、会場の熱気は最高潮に。MCタイムは「平成の次の年号」「虫は宇宙から来た説」「JUICE TVのMC」等など多岐に渡る。突然の川西さんとのジャンケン大会で、ファンにその場でヘッドとシンバルのプレゼントあり。彼らの自由さが楽しい。そんな2人のライブは、心底楽しく大満足の夜だった。(みゆき)

出演:BLACK BORDERS
[ノダ・ボーダー(野田タロウ):Guitar/カワニシ・ブラック(川西幸一):Drums]




9mm Parabellum Bullet
Revolutionary Tour 2010
5/26 Wed @ Zepp Tokyo

 最新アルバムを携えての待望のワンマン。“Cold Edge”に始まり、『Revolutionary』の全楽曲が余さず披露されていく。佳作揃いの今作の中でも、特にライヴで注目していたのが“光の雨が降る夜に”。おなじみ歌謡曲テイストのサビの後、同じメロディをギターがなぞり、そこにドラムの2バス連打が絡んで壮大なラストを迎える……という、ちょっとやりすぎなぐらい「クサい」曲である。しかしこの「ちょっとやりすぎ」感こそが9mmの魅力の源泉だということを、ステージ上で躍動する4人を見て再確認した。“Cold Edge”のイントロの三三七拍子しかり、“Finder”のいたって落ち着きのない曲構成しかり、本来ならば「カッコいいもの」としては成立しないシロモノだったはず。しかし、今の9mmはそれをやってのける。ダサくなるかどうかのスレスレまで振り切ったほうがカッコいい──。音楽に限らず、優れた表現とはそういうものなのかもしれない。気づけば20曲を超えるステージ。本当にあっという間だった。彼らはいま絶好調だ。(柳)

出演:9mm Parabellum Bullet

(Photo: 橋本塁 )




Dessert Flame Frequency
supported by JACK DANIELS
5/27 Thu @ 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE

 Jがニュー・プロジェクト「Dessert Flame Frequency」を始動。その名前以外はほぼ告知なしで活動がスタートした。最初のステップとなる東名阪ツアー・渋谷duoでは、この謎に包まれたプロジェクトをひと目見るべく満員のオーディエンスが息を飲んで待っていた。……そこに現れたのは、Jのライヴではおなじみの4人。しかしステージ上には絨毯と椅子、機材はアコースティックのベースとギターがスタンバイ。すなわちこれは、Jが初めて挑むアコースティック・バンドとしてのライヴだったのだ。始まって早々の“PYROMANIA”を筆頭に、耳慣れた曲がアッと驚くアレンジに生まれ変わっていく。そのファースト・インプレッションを一言で表すなら「カッコよくて、オシャレ」。初のツアーとあって、探り探りライヴを組み立てている感じがしたが、それもまた新鮮。本来バッキバキにラウドだったあの曲もこの曲も、アコースティックになることでまた別の熱さを帯びて聴こえた。今後の展開が非常に気になる試みだ。(柳)

出演:Dessert Flame Frequency




ニューロティカ 結成26周年記念ワンマン!
俺達いつでもロックバカ!Vol.198

5/29 Sat @ 渋谷O-EAST

 大勢のファンがフロアを埋め尽くす中、昨年発売した25周年記念アルバムの表題曲“ライブハウスモンスター”でキック・オフし、早くも客席に笑顔を広げていく。中盤には新作『別冊ニューロティカ』のナンバーを、そして後半には代表曲を、と“26周年”ライブならではの新旧問わない選曲でフロアをロックさせる。特に印象的だったのは、後半の “嘘になっちまうぜ”。〈好きな事している時が人は誰でも 一番素敵な顔してるのさ/好きな事でこの渦の中埋もれてたいなら必死に生きるか/必死に死ぬかだろう〉……26年駆け抜けてきたロティカだからこその説得力を持って歌われるそれは、心の底からグッとくるものがあった。また、三回目のアンコールで、「天下を取ってやろうという気持ちで作った」とあっちゃんが話した「アイキタ」も素晴らしかった。3時間に及んだステージのラストは「ロックバンド始まって以来の一本締め!(会場爆笑)」。最高! ああ、ロック馬鹿でいて良かった!(逆井)

出演:ニューロティカ




ドレミ團 Tour '10 「晩春パラフレニア」
5/30 Sun @ 渋谷O-WEST

 ユウが加入して初のツアーファイナルであり、ドレミ團約4年振りのO-WESTワンマン。 「いいライヴにしたい」という強い思いが、ステージとフロア双方から痛いほど溢れていた。本編中盤“スイミン天獄”でステージとフロアが共鳴した瞬間、緊張から解き放たれた会場の空気が一気に澄み渡った。遊び心が効いた龍とKENのギターが、音の鮮やかさを際立たせてゆく。聴き手の心に歩み寄るように、5人はひとつひとつ明確に音をはじきだす。その度に会場に笑顔が生まれてゆく。音楽で紡いだ信頼関係が、どんどん深い色に染まってゆく光景を目の当たりにし、高揚した。何て美しい景色だろうか!ダブルアンコールでは急遽9月11日に再びO-WESTでのワンマンライヴ開催を取り付け、マコトがその場で手書きフライヤーを作るというサプライズも。「9月またここに集合!約束やで」といたずらっぽく笑うマコトの背中には、バンドのフロントマンとしての新たな決意が漲っていた。(沖)

出演:ドレミ團




Thank you! 5th ANNIVERSARY - FIRST MISSION -
6/1 Tue @ 名古屋・池下 CLUB UPSET

 CLUB UPSET5周年イベント一発目にJUICE6月号の表紙を飾ってもらったREAL REACHが登場! 1曲目“手を”の歌詞に合わせ、皆が手を挙げ、頭上で手をつなぐ。無数のピースが掲げられ、ジャンプ! ジャンプ! ……最初からもう、気持ちは一つ。続く“NO BRAIN”で踊りまくり、翌日発売のアルバム『LIVE!! LIFE!! VIBE!!』収録の新曲“BRAND NEW DAY”も、初めて聞くとか関係なくもうノリノリ!! REAL REACHのスリーヴォーカルは、ほんと気持ちいい!! 詞に元気を貰える。心がどんどん加速していく。続いても新曲“By myself”。イントロなしの直球でテンションUP!! 最新トレンドネタ満載(笑)のMCで場内を笑いの渦で巻き込みつつ次の曲……のはずがギタートラブルにより急遽Yousukeのピンヴォーカルで“Risky”……レア!! 更にマイクまでトラブル! ナンかキテル!!(笑) でもそんなのもライブっぽくて好きだったり。ずっと満面の笑みであっという間の30分。リアリ最高!! (佐々)

出演:GELUGUGU/REAL REACH/SPLASH/DOOKIE FESTA/vagarious vagabondage

(Photo: 安田典謙 )




VINTAGE LEAGUE TOUR 2010 “small change”
6/4 Fri @ 高崎club FLEEZ

 新進気鋭の3バンドが共にツアーを行った。関東各地を廻っていたので高崎まで駆けつけた。会場に着くとSuiseiNoboAzが、3人向き合って爆音を放っていた。彼らは全員演奏が上手いが、特にベースがバカみたいに上手い! BROKEN THE BLUEは地元高崎のバンド。シーケンス音で踊らせた。続く、踊ってばかりの国が登場すると、彼らのサイケデリックな空気に塗り替えられる。Vo/Gtの下津がその印象的な歌声を発するだけで、瞬時に引きこまれてしまう。既に言われていることだが、忌野清志郎やフィッシュマンズ佐藤を彷彿させる歌声は、本物感を放ちまくる。メンバー5人の独特なグルーヴもクセになりそうだ。彼らのライヴを目撃するってことは、大袈裟に言えばロックの希望を目撃することだ。トリで登場のワッツーシゾンビは、マシンガンのようなギターリフとドラムで、矢継ぎ早にロックンロールを繰り出す。最後はドラムセットまでフロアに置いて“やる関係やられる関係”で締め括った。(田代)

出演:踊ってばかりの国/SuiseiNoboAz/ワッツーシゾンビ/BROKEN THE BLUE




Kofu Vibes vol.2
6/6 Sun @ 甲府CONVICTION

 Droogを目撃したくて山梨は甲府まで駆けつけた。今年2月にリリースされたデビューアルバム『Droog』を聴き、純度100%のロックンロールにヤられちまってから、ようやくライヴを体感できた。十代の4人がステージに現れただけで、フロアが瞬時に彼らの空気に支配された。胸がざわざわする。何か悪いモノに触れたような、でも魅力的な響き。“人類”“汚いお尻”“全滅ロック”といった曲名からも窺えるように、ドス黒い感情も綺麗な感情も一緒に放たれる。ヴォーカルのカタヤマヒロキはマイクスタンドに手をかけ、まるでボビー・ギレスビーのように艶めかしく歌う。ストゥージズとピストルズとプライマル・スクリームが融合したかのようなバンド・サウンドは、ただ興奮するだけではない退廃的な虚無感も漂わせる。途中、拡声器を手に現れ、歌いながらオーディエンスを扇動する。凄まじいエネルギーに引きこまれた。“いざさらば 書を捨てよ”を聴きながら、僕は十代の頃の自分に出会った。 (田代)

出演:Droog/RED JETS/the johnny hell/koochi/PANiC SOUP/中込/わりばしオッパイズ




THE★裏ワザpresents 「6月6日600円6番勝負!!」
6/6 Sun @ 吉祥寺SHUFFLE

 2バン方式で一日6回公演を敢行。移動も含め一日で東名阪ライヴをやるという意表を成し遂げた伝説持ちではあるが、なにも朝9時からライヴやらんでも(笑)。ということで4本目からの参戦だったが全公演ソールドで会場は足を踏み入れるのがやっと。下北沢GARDEN以来半年振りにライヴを観たが、一音が鳴った瞬間に背筋が伸びるほどの驚きがあった。全力で突っ走るだけでなく、一曲一曲が持つメロディーの表情をそれそれが鳴らし、その塊がひとつになった時に今までにない強固なグルーヴを作り、どこまでも攻撃的でタフなロックを鳴らす。中野のボーカルだけではなく、それそれの楽器が曲の意味を知り、バンドという重みを知り、その瞬間でドラマを生んでいく。いつの間にこんないいバンドに成長したんだ? 6本中3本しか観てないが、ギリギリの精神力への挑戦と音楽への愛とロックの闘争心が剥き出しになったライヴだったと思う。今度はどんなバカを思いつくことやら(笑)。(松木)

出演:THE★裏ワザ/sfumart/黒猫財閥/HENRY/ammoflight/cortdoll/Spyralcall

(Photo: YAYOI)




MUSIC MAGIC vol.01
6/8 Tue @ 渋谷O-WEST

 MySpace JapanとLOW IQ 01が送るライヴイベントの記念すべき第一弾が開催。対バンはHAWAIIAN6。イチさんのカバーアルバムに参加するなど繋がりはあったものの、フェス以外では初対バンということもあり両者とも大きな盛り上がりを見せた。まずはHAWAIIAN6が登場。フロアの熱狂をあおりながら、イチさんのカバー”WAY IT IS”、”Magic”などを熱演。MCではイチさんたちに対する熱い想いを吐露する一面もあり、このイベントならではのステージを見せる。そしてイチさんとツネさんがお揃いの浴衣姿でオン・ステージ。キラー・チューン”DON'T MEAN NOTHING”、”LITTLE GIANT”、”五日はまた雪”など初っ端からダイバー続出。後半も畳みかけるように名曲を続々と披露したが、特に、Wアンコールの”NEW LIFE”(ハイスタ!)、”WHAT'S BORDERLESS?”、”SUPER STUPID II”の流れが最高だった! まさに“MUSIC MAGIC”ならではのスペシャルなライヴ。次回9/9も凄いコトになりそうだ。(逆井)

出演:LOW IQ & THE BEAT BREAKER/HAWAIIAN6

(Photo: TSUKASA MIYOSHI)




極東最前線 〜六月の濡れた左肩のブルース〜
6/10 Thu @ 渋谷CLUB QUATTRO

 渋谷クラブクアトロでの極東最前線。以前なら、3ヶ月に一度ぐらいのペースで極東最前線を行っていた。そんな場所で、約1年ぶりに開催。まずはゲストのOGRE YOU ASSHOLEが自然体なままサイケデリックな音楽を放出する。最後の“ワイパー”まで恍惚とした空気に包まれた。そしてイースタンユース。“地球の裏から風が吹く”から始まり、ジリジリと間合いを詰めフロアと対峙する。“男子畢生危機一髪”や“道端”といった名曲も久しぶりに飛び出す。98年頃、イースタンがクアトロでライヴを演るようになった頃を思い出していた。昨年、吉野さんが倒れたという衝撃が今も残っている。叫び歌い激しく演奏する姿に胸を打たれる。ただ吉野さんのMCは、ツイッターの話題も飛び出したりと饒舌で大笑いしてしまった。本編最後の“荒野に針路を取れ”の時は、あの地団駄を踏んでギターを弾くという快活さも見せた。アンコールで痛快に“DON QUIJOTE”、最後の“素晴らしい世界”が泣けた。(田代)

出演:eastern youth/OGRE YOU ASSHOLE




WE LOVE RECORDS&ELL presents
"GIVE MUSIC A CHANCE" SPECIAL

6/11 Fri @ 名古屋・大須 ell.FITS ALL

 4/21の1st Mini Album『the beginning of the beginning』リリースに伴いJUICEでもインタビューをさせてもらったBLUE ENCOUNT が、所属レーベルと名古屋の老舗ライブハウスELLの共同企画に出演。アルバム1曲目でもある“Song of END”でスタート。ギターの1音1音が荘厳なまでの空気感を持って響き、Vo.もまた上質な楽器となってそこに加わる。しかしその空気感に浸る間もなく曲は一気に激しく展開。感情を強烈に揺さぶられ、音の波に翻弄される。すかさず入った2曲目“STOROBO”はイントロなしなので、そのままの心地よい緊張感を持ってひたすら楽曲に身を任せる。声の力に魅了され、歌詞の切なさすら飲み込んで体がアツくなる。“T.K.”のイントロが格好良すぎ! “声”でまた切なくなり、ラストは一転、キャッチーな“走り出した感情”でみんな笑顔に! 彼らが1曲の中で魅せる緩急、ライブ全体の世界観の振り幅に毎度ながら感動! マジ今、若手イチオシです!! (佐々)

出演:SAY MY NAME/BLUE ENCOUNT/fly sleep fly/ポラリスカブ

(Photo: 安田典謙)




shimokitazawa GARDEN 1st Anniversary
Spread more happiness

6/12 Sat @ 下北沢GARDEN

 GARDENの1周年記念イベントのひとつ。トリ前に登場のカミナリグモ。メンバーは上野啓示と成瀬篤志の2人。これまで2人でアコギとキーボードで独自なライヴを展開していたが、サポートベースにthe pillowsの鈴木淳を迎え、さらにサポートドラムの4人でのライヴ。勢いあるバンドサウンドに合わせ、上野の凛とした歌声が響く。「耳で聴く映画のよう」と例えられるカミナリグモの音楽は、映像喚起力が高い。“王様のミサイル”のイマジネーションを掻き立てる詞世界に耳を傾けた後、the pillowsの山中さわおプロデュースによる“ローカル線”を披露。成瀬のコミカルなシンセも光る爽快なポップソングだ。上野は高校の時にピロウズに出会い多大な影響を受けたと言う。巡り合わせで山中さわおと音を制作し、隣では鈴木淳がベースを弾いてるなんて、昔の自分に教えたい心境だろう。その“ローカル線”含む4曲入りシングルは7/21発売。前日の7/20には下北沢CLUB Queでピロウズと2マンを行う! (田代)

出演:カミナリグモ/甲斐名都/Merry Quintet/Brand New Vibe




DATABANKSHOP NIGHT 06
6/12 Sat @ 名古屋・栄 HOLIDAY

 AM11時半からのイベントに途中参戦。会場に入るとFuck'in Boys365。楽しい……MC(笑)。続いてShinkが元気一杯のライブを繰り広げ。SKYBEAVERの奇妙だが笑えるパフォーマンスに笑い。OVER LIMITの魂こもった歌に心を打たれる。暴れん坊ベースにテンションアップ! 最後はヴォーカルも暴れん坊で更にテンションアップ!! THE CLUTCHが勢いと疾走感のある演奏で攻める。人気モデルが参加するDISACODEがおしゃれな空間を演出。そしてREAL'は客席の躍動感を一気に増し、熱気を生む。そして50%FREEはノリやすい楽曲で聴衆を踊らせ、跳ばせ、時に場内には無数のタオルが回り、無数の手が振られ、更に会場をアツくし、一体化させた。ONE PERCENTRESはスーツにメガネのヴォーカルが歌う優しい歌とアニメ声の女性コーラスが絶妙。ラストはFULL MONTYが大人の格好良さで空間を埋め、終演23時半! なんと12時間の豪華イベントでした!(佐々)

出演:50% FREE/FULL MONTY/OVER LIMIT/UNION☆JACK/THE CLUTCH/04 Limited Sazabys/KURUxKURU/REAL'/SKYBEAVER/ONEPERCENTRES/Shink/クレイジー★モンキー/DNA BAKS/Fuck'in Boys 365/DISACODE (AKIRA:KERAモデル) /DJ ギズモ/他

(Photo: 安田典謙)




SOUND MARKET 2K10
6/13 Sun @ 名古屋・新栄 CLUB DIAMOND HALL

 階段を昇り5階へ着くと受付前に飲食ブース。ロビーにはTATTOOブースがズラリ。ホール内に入るとスケボー&インラインSHOW用のランプ。そしてバンド物販とアパレルショップが並ぶ。もはや完全にフェス!祭り!! LION HEADが強引なMCで(笑) 場内を盛り上げ、トップはRAPPA PRODUCTION。パワー溢れる演奏に、人がどんどん前へ押し寄せる。続くJumping Hi Far、Golden Goose、Anti〜の疾走感ある演奏に心地よくノリ。BOMB FACTORYが正にドカンと爆弾を落とし、圧巻のドラム、ヴォーカルのマイクスタンド使いなど、耳はもちろん視覚的にも圧倒的なプレイをし、盛り上げる。Radiotsに熱狂し、UZUMAKIの激しくも楽しいライブに場内の熱気は更に増し、グリーンの光線が会場を異空間に!! THE CHERRY COKE$のオシャレ格好良さにウットリし、HEY-SMITHの勢いに聴衆も全力で応える。ラストはSTAB 4 REASON&THE STYLESが癒しの時間を。満足度MAXなイベントでした!! (佐々)

出演:Anti Social Student/BOMB FACTORY/THE CHERRY COKE$/GOLDEN GOOSE/HEY-SMITH/Jumping Hi Far/Radiots/STAB 4 REASON&THE STYLES/UZUMAKI/RAPPA PRODUCTION
DJ:STAY HIGH crew/one crew
MC:LION HEAD

(Photo: 安田典謙)




CHELSEA HOTEL PRESENTS
6/14 Mon @ 渋谷CHELSEA HOTEL

 月曜日の夜にも関わらず、早い時間から多くの人が詰めかけていた。トップは、僕のイベントにも随分出演してくれているスリーピース・ギター・ロックバンド、13 SQUAD。覚えやすいキャッチーなメロディー、そしてそれに相反する轟音のギター、これからが楽しみな三人。そして今月のディスクレビューでも取り上げたTears of the Rebelが登場。地を這うような轟音、そしてメランコリックなメロディーが印象的。そしてNirl Girlは、この日、個人的にはいい発見。洋楽体質のニューウェーブ・ギターロックバンドで、独特の世界観が面白かった。さて、トリに登場したのはN.S.D.P.──揃いの赤いツナギに、Gt.のYUIの逆立てられた頭が印象的。デジタルを取り入れた、パンキッシュなサウンド。Vo.のNOZOMIが会場を煽り、Bs.のKURO、Drs.のSHUEがガッチリとしたリズム・セクションでバンドを支え、Key&Prog.のKEIJIがサウンドに華を添える。たくさんの笑顔を見た日。(林)

出演:N.S.D.P/Tears of the Rebel/13 SQUAD/Nirl Girl




CLUB LINER 5th anniversary 初日!!
6/16 Wed @ 新高円寺CLUB LINER

 祝!CLUB LINER 5周年! アニバーサリー月間の初日公演へ。僕は毎年、この時期にライナーで、テルスターとノーリグのライヴを観ている。ノーリグの小田(Vo/Gt)が、ライナーの5周年はテルスターと関係が始まっての歴史だと言っていた。そしてこの日、テルスターの“ホントのところ”をカヴァーした。スケール感あるギターと艶のある歌が新鮮に響いた。秋頃には何かしら音源を出すと発表もあった。続いてテルスター。最新作のタイトル曲“We Love You! You Love Us!”から始まる。最近の横山(Vo/B)はストレートに愛を歌うモードだ。MCもとにかく天真爛漫で自由。もちろんヒネくれてるし、暑苦しいし、フロント3人の激しさは変わらないが、5年前と比べたら歳相応な深みを感じさせるようになった。ライナーは、お客さん同士が共感し合ってるようなフロアの雰囲気もいい。テルスターはこの夏、アジカン主催の『NANO-MUGEN』の東京公演にも出演する。まだまだ面白いことは続く。(田代)

出演:テルスター/No Regret Life/Bacon




AttacKK TOUR '10
6/18 Fri @ 大阪・心斎橋 新神楽

 京都のSOMETHING RIOT、福岡のMISSPRAY、東京のBut by Fallが企画したスペシャルツアー!地元Lights Outが大阪編の先陣を切り、会場に火をつける! 続いてASTRALMESSがアグレッシブなライブで圧倒し、But by Fall! 爆発的なパワーと躍動感、疾走感! メロディーがいい! 巻き込まれずにはいられないこの勢い!! 続いてRIZING 2 ENDは1曲目からサークルモッシュが巻き起こり、終始嵐のごとくの衝動!! そしてMISSPRAY! 美メロとエネルギーの奇跡的なる融合が琴線を直撃! コワモテのギターのハイトーンのコーラス、会場を煽るヴォーカルとベースの表情の爽やかさ、そんなギャップにもドキドキさせられっぱなし!! 続いてEASY GRIPがアツくてあったかいライブをし、ラストはSOMETHING RIOT! ステージと客席を一つにし、モッシュにダイブにとカオス! アンコールは大プレゼント大会の大騒ぎで始まり、皆して子供のような笑顔でハシャギまくって終宴!! (佐々)

出演:SOMETHING RIOT/MISSPRAY/But by Fall/ASTRALMESS/EASY GRIP/RIZING 2 END/Lights Out

(Photo: 清原 望)




FUZZY CONTROL アニバーサリーワンマンライブ
「勇気だ愛だと騒ぎ立てて7周年 〜丸い刃はなお痛い〜」

6/19 Sun @ 渋谷WOMB

 7周年を迎えたFUZZY CONTROLが、ニューシングル「SUNSET」のリリースを記念した熱〜いワンマンを敢行! 3人を出迎える手拍子、そしてVo.JUONの雄叫びと共に“CHAMP”からライヴはスタート。JUONが「行けるか!行けるか!」と声を掛け、観客を煽っていく。ドラムがステージを揺らし、ベースが唸りをあげる“鼓動”、ゾクゾクするほど良かった。それにしても、Ba.JOEの身体能力の高さったらない!ベースを弾きながらコサックダンスする人、初めて見ました(笑)。さらに「この愛受け取ってくれますか!ATフィールド全開!」とJOEが高らかに叫び“Showtime”へ。ここまで来ると、メンバーもオーディエンスも汗だく。最後、JUONは客席の前へ立ち、マイクを通さずに「FUZZY CONTROLをよろしくお願いします!」と叫んで、頭を深々と下げた。ライヴ中も勿論カッコ良かったけれど、その瞬間の彼の姿がこの日一番男前だったこと、ここに報告しておきます。(中里)

出演:FUZZY CONTROL




NO DOUBT LIVE!!
「 N.S.C.Y. LIVE TOUR 2010」

6/20 Sun @ 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

 NO DOUBT TRACKSのレーベルツアー。DJ TIMEに続き出演者5組がステージに登場。一気に会場が沸き、華やかにオープニングを飾る。そしてGIOが、Clefが、SO-TAが、Noaが、山猿が……入れ替わり立ち代わりソロで、そしてレーベルツアーならではの贅沢な様々な組合せで登場。魅惑のハーモニーを披露するClefにウットリ。何とも言えない声の美しさと柔らかさ、優しさで魅了するSO-TAに良い意味での鳥肌! そこに加わるGIOの力強いラップが絶妙! 歌姫Noaの登場で更に会場は一気に熱を増す。その繊細で美しい唄声にすっかり浸る。SO-TAとの掛け合いも素敵すぎ!! 続いてNoaと山猿が誰もが知る名曲をカバーし、場内は益々ヒートアップ!! 更にDJ NO.2が登場し、満員の場内はもう熱狂の渦! ラストもまた出演者勢揃いで豪華なフィナーレ。そしてアンコールもたっぷり7曲!! 歌の魅力とチーム(レーベル+聴衆=私達)の一体感を満喫! 至福の時間でした!(佐々)

出演:Noa/SO-TA/Clef/山猿/GIO
Guest Act:DJ No.2/PURPLE REVEL