6/23 Release

ASIAN KUNG-FU GENERATION“マジックディスク”
Ki/oon Records / 初回生産限定盤:KSCL-1610〜1611, 通常盤:KSCL-1612

激動の時代に、魔法の銀のディスクは廻る。憂うより先へ進め

 前作『サーフ ブンガク カマクラ』の肩の力を抜いたポップ感を経て、アジカンがやろうとしている表現は、00年代から10年代へと加速度を増して悪くなる世界への抵抗と挑戦を試みることだ。まずシングル“新世紀のラブソング”で新しい形の愛を提示し、映画主題歌“ソラニン”を挟み、最新シングル“迷子犬と雨のビート”でブラスを導入してのポジティヴなアンセムを放った。どんな厳しい現実にも立ち向かう強さを手にしたアジカンが提示する全13曲の『マジックディスク』は、四半世紀を席巻してきた銀のディスクに愛を込め「役目は終わりさ」と受け入れる。彼らが熱心な音楽リスナーなのはよく知られるだけに、身を削る思いだろう。けど、憂いてばかりいられない。“ライジングサン”や“イエス”での肯定的な歌が凛と響く。過渡期を生き抜き、確かな感動をつかむまで、もうすぐだ。(田代)






6/16 Release

KULA SHAKER“PILGRIMS PROGRESS”
Sony Music Japan International / SICP-2673


白馬に乗ったクリスピアン王子と、神秘的で美しい森を彷徨う。

 ロック界の永遠の王子、クリスピアン率いるクーラ・シェイカーが3年ぶり、復活第2弾のニュー・アルバム『ピルグリムス・プログレス』をリリースする。白馬に跨り無事、私たちの元に帰ってきてくれた王子から渡されたアルバムは、音の妖精たちで溢れていた。それは、神秘的な森の中を、その妖精たちに導かれながら、彷徨っているような、木々の間をフワフワ浮かんでいるような、時には嵐の予感がするようなそんな錯覚に落ち入ってしまうアルバム。1曲1曲が、キャラクターとなって、その1人1人を、クリスピアンが紹介しながら一緒に森を進んでいく……。こんなにもファンタジックなことが出来るのはきっと、クーラ・シェイカーだけだろう。誰にもマネのできないサイケデリック・ロック。今年のフジロック2日目参戦!どんなクーラ・グルーヴを魅せてくれるだろうか?(LIMO)






6/9 Release

ユニコーン“裸の太陽”
Ki/oon Records
KSCL-1590-1591(初回生産限定盤CD+DVD), KSCL-1592(通常盤CDのみ)

ユニコーンがいるという安心感、さりげなく希望に満ちたあの名曲

 ユニコーンが新曲をリリースするという事実には妙な安心感がある。派手に復活しながらもその先はあやふやな感じだったし、もう解散しないと言いながらもいつどんな形で活動するのかが不透明なままだったから。で、年が明けて2月辺りからアクエリアスのCMで大量に流れ始めたのがこの“裸の太陽”。15秒の中でしか確認できない断片だけでも「こりゃ名曲だろ」と確信していたけど、全部通して聴いたらやっぱり名曲。ミディアム・テンポの中にユニコーン節が随所に散りばめられてて、ご存知の通りメロディーは普遍的で確信的。言葉は少ないのにワンフレーズでグッと落とし込むという、あれやこれやの説明が多くないところ。そういうとこも全部含めて、昔の要素はあるけど、やっぱり『シャンブル』以降のユニコーンであること。改めて彼らが復活した意義を知る曲だと思う。(松木)






6/9 Release

Nothing's Carved In Stone“Sands of Time”
Dynamord Label / GUDY-2004

進化しつづけるNCIS 早くも2枚目となるフルアルバムを発表

 1stアルバムから約1年。ツアー、フェス、シングル&DVDのリリース……と、勢いよく加速し続けている彼らの2枚目となるニュー・アルバムがリリースされる。前回発表された音源(シングル)は、ライヴ映えするナンバーが顔を揃えていたが、今作は前作のムードを踏襲しつつも、さらなるエネルギーに溢れたメロディーと、この4人ならでは綿密なアレンジ+気持ちの良いグルーブが絶妙に溶け合った傑作となっている。また、スッと心に入ってくるメロディーが随所に散らばっているが、その裏で蠢いている“情熱”や“エネルギー”もしっかりと感じることが出来て、そんなところに4人の音楽に対する誠実さが表れているんじゃないかと私は思う。しかし、こんなにも早いペースで新曲が聴けるとは思っていなかったのでとても嬉しい。早くライヴで聴きたい!(逆井)






6/16 Release

locofrank“STANDARD”
773Four RECORDS / XQEJ-1005

結成12年で辿り着いた“標準” locofrankが放つ渾身の12曲!

 バンド史上初(しかもシンディ・ローパーのカヴァー!! 含む!)のシングルを5/12にリリースしたlocofrankが2年振りのフルアルバムをリリース! 結成12年目にして辿り着いたという彼らの“標準=STANDARD”をタイトルに冠した、locofrankの新章の幕開けを飾る1枚! 疾走感スピード感満載、楽しくも強制的にノラされてしまうメロディ、心の奥に届く愛と力に満ちた歌。何回も何回も聞いてしまう珠玉の12曲!! そしてlocofrankの醍醐味はやはりライブ!! 今年も既にARABAKI、F-X等に出演し、京都大作戦にも出演が決まっている等、各地の夏フェスでも見せてくれるが、もちろんレコ発ツアーも決定!! 今回はなんと6か月に及ぶロングツアーが7/6下北沢SHELTERを皮切りにスタート!! さてあなたはどこで、何回参戦!? JUICE 7月号でインタビューも決定!! (佐々)






6/23 Release

モーモールルギャバン“クロなら結構です”
Getting Better / VICL-63625

またもや問題作を投下。J-POPテロリストのミッション、なるか!

 お騒がせのモーモールルギャバンである。「J-POPテロリスト」を自称する彼ら、そのハレンチなライブ・パフォーマンスや、ゲイリー・ビッチェ(Dr/Vo)の過激な発言(!?)が取りざたされている中、なんと前作『野口、久津川で爆死』がCDショップ大賞を受賞し、ライブも各会場にファンが詰めかけるなど、話題の尽きない状態になっている。そんな中、ミニ・アルバムが発売決定。タイトルは『クロなら結構です』。キャッチーなメロディーに乗せて、リビドー満載の歌詞を歌い上げるモーモーのこの作品、もちろん今作も満足頂ける事必至。ライブで定番曲となっている“裸族”“パンティー泥棒の歌”に加え、新曲もより磨きのかかった楽曲たちが揃っている。来月号で、この作品のレビューを大々的にやるつもり。僕は、何があろうと彼らを支持する。行け!モーモールルギャバン。(林)






6/23 Release

THE MODS“GANGWAY”
ROCKAHOLIC / RHBA-16

 昨年行われた『SCRAMBLE TOUR 2009“GANGWAY”』の7/31@AX公演の全24曲を完全収録したDVD。1983年のレコード『Gang Rocker』が「もしフルアルバムだったら」というIfを具現化したアルバムとライヴになった。“GANG ROCKER”“U.K. FLIGHT 583”“PRISONER”“GUNS IN THE JAIL”“不良少年の詩”など、ソリッドな選曲で、気分はもう80年代のロンドンだし、ザ・クラッシュを見ているようだ。伝説の一夜を目撃せよ!(田代)






6/9 Release

Cocco“ニライカナイ”
SPEEDSTAR RECORDS / VICL-36587

 約2年7ヶ月振りの新曲は、沖縄人であるCoccoが故郷の伝統音楽をフィーチャーしながら、ニライカナイ(沖縄や奄美大島で理想郷や楽園を意味する)への想いを綴った衝撃作。ここでいうニライカナイとは故郷であって、故郷こそが楽園であるということを意味しているように聞こえ、そこに蔓延る沖縄の様々な問題が全てを消し去り、あるはずのニライカナイへ向け、泣き叫んでるように聴こえる。私達も考えることが大切だ。(松木)






6/23 Release

RIZE“EXPERIENCE”
UNIVERSAL MUSIC/Far Eastern Tribe Records / UMCF-9533


 デビューから10年の経験がつまった新作、7枚目のアルバム。1曲目からヤバイ!何もかもロックしている。ギターが今までにないくらい新鮮に響く。2曲目、彼らのサウンドの自由奔放さが気持ちよ過ぎるぞ。あー、爆音に身を置くのがたまらない。RIZEワールドは、色彩豊かに果てなく転がっていく。超実力派バンドだけが許される余裕、でも、やんちゃな自然体がまた魅力の一つかな。3人いれば最強さ。ライブが見たい!(みゆき)






Now on sale

ONE OK ROCK“Nicheシンドローム”
A-Sketch / 初回限定盤 AZZS-1(CD+DVD), 通常盤 AZCS-1005(CDのみ)


 耐える季節を経て、今年、シングル“完全感覚Dreamer”で完全復活を遂げた彼ら。2年半以上ぶりとなる4thアルバムをロックの日にリリースする。重厚さを湛え、より強度と精度を増したヘヴィなサウンドの上を、英詞も絡めたエモーショナルなTakaの歌声が突き抜ける。“じぶんROCK”で「自分にウソだきゃつかない事」と歌ってるように、真っ直ぐな思いが胸を打つ。初回盤特典DVDには4曲のPVとライヴ映像1曲を収録。(田代)






6/23 Release

星野源“ばかのうた”
Labels UNITED/SPEEDSTAR RECORDS / VICL-63626

 SAKEROCKのリーダー・星野源の1stソロ・アルバム。自分の声は嫌いだけど、歌いたい気持ちと向き合って完成させたというこの作品。そうなんですか?嫌いなんですか?星野さんの声は確実に今を生きているけど、懐かしい感触の時代にタイムトリップさせる不思議なマジックを持ってますよ。これ聴きながら目を閉じると昭和では当たり前だったあったかい風景が目一杯広がります。「ばか」といえるのはきっとその逆の人です。(松木)






6/9 Release

PE'Z“I WANT YOU”
DefSTAR RECORDS / DFCL-1652


 結成10周年を迎え、勢力的に新作を発表しているPE'Z。前作『1・2・MAX』からわずか4ヶ月で発売される今作『I WANT YOU』は、前作同様クラシック曲のカバーも収録。今回は“交響曲第五番「運命」”を大胆にアレンジし、あの恐怖が押し迫る有名過ぎるフレーズをPE’Z流の柔らかさとジャズテイストで仕上げ、そんな変わり種からこのアルバムをスタートさせる。もう踊りまくってください!ってぐらいのダンスナンバー満載。(松木)






Now on sale

Theピーズ“44-5盤”
たまぶくロカビリー倶楽部 / TRC-0009

 もう何年もマキシ・シングルを出し続けているピーズ。そのマイペースっぷりに面食らいながらも、今作の4曲もピーズ節満載で実にいい。“雨のうた”の寂寞とした佇まいにキュンとなる。“脳ミソに愛を”はタイトルだけで感慨深い。“道草くん”は哲学的で、これぞピーズだなぁって感だ。“フンダカ”の跳ねるビートも心躍る。タイトルは現在44-5歳のはるさんに由来するが、特別な意味あるのかな? ライヴ会場で発売中!(田代)






6/23 Release

iLL“∀(Turn a)”
DOMINO/HOSTESS / WIGCD245J

 マンチェスターが生んだカリスマ、マーク E スミス率いるザ・フォールの3年ぶり、そして移籍第一弾となるアルバム『ユア・フューチャー・アワー・クラッター』は、鬼才マーク E スミスしか出せない世界を炸裂させている。この奇妙な音たちに脳がやられ痺れ引きずりこまれて行く。止めることが出来ず、更に欲する。この人が現実に今いることが奇跡だ!今の生ぬるいミュージック・シーンに渇を入れるべくアルバムだ!(LIMO)






6/9 Release

The Drums“The Drums”
MOSHI MOSHI/CO-OP/HOSTESS / VVR740130J

 NYはブルックリンで結成、昨年のデビューEPで世界を驚かせた4人組、ザ・ドラムスの1stアルバム。黄金のメロディ、ナイーヴな歌声、ローファイなサウンド、インディ・ポップに求められる要素を完璧に鳴らし切る彼ら。80'Sドラマの登場人物のようなルックスと、ニュー・ウェイヴ、アノラック、ネオアコ……過去の音楽への憧憬に満ちたサウンドに、紛れもない「今」を込めて放つ。永遠と瞬間を刻む最高のポップ・アルバム。(近藤)






6/9 Release

U2“U2 360 At The Rose Bowl”
UNIVERSAL INTERNATIONAL
UIBI-9026/7(デラックス・エディション/DVD2枚組), UIBI-1028(通常盤/DVD1枚)

 あの“伝説”のライヴがDVDになって登場!この『U2 360 At The Rose Bowl』はなんと、ステージ390トン、トラック180台分!ステージの設営になんと4日間!という想像を絶する巨大な360°、彼らが観れるというステージ!頭上には今まで見たこともない巨大スクリーンが!UFOのような神がかったセットを走り回るこの人たちはまるで宇宙人のようだ。もう、映像を観てるだけで、実際にその場にいるように興奮してしまいます!(LIMO)






Now on sale

THE DEAD WEATHER“Sea Of Cowards”
WARNER MUSIC JAPAN / WPCR-13858

 3/31の一夜限りのライヴでその存在を魅せつけたザ・デッド・ウェザー!背筋がゾクゾクさせられっ放しの、異常な空気、雰囲気のあったライヴだった。彼らのニュー・アルバム『シー・オブ・カワーズ』は相変わらず、アリソン(ザ・キルズ)のキュートかつ、けだるさ満開のヴォーカルに、ジャックの色気がプラスされ、これでもか!と言わんばかりの作品になっている。ジャック・ホワイト、彼という人間はどこまでも謎だらけだ。(LIMO)






Now on sale

Teenage Fanclub“Shadows”
PEMA/HOSTESS / HSE-60036

 やっぱバンド名が完璧だよな。ティーンエイジ・ファンクラブって響き、歳を重ねるほどにグッとくる。そもそもギターポップがキラキラしてるのは、十代の甘酸っぱい感覚を音に宿し、それを永遠に鳴らそうという音楽だからだろ? 前作『Man Made』から5年ぶりとなるアルバムでも、その感覚は変わらないどころか、ルーツに立ち返った感もあり、若々しくすら感じる。昨年のサマソニのライヴも最高だったな。再来日を望む。(田代)






6/16 Release

We Are Scientists“BARBARA”
Masteswan Recordings/Hostess / MSR01CDJ

 2年ぶりに『バーバラ』をリリースする、ウィー・アー・サイエンティスツ!今作は今まで以上に音の幅があって超新鮮!!ドラムに元レイザーライトのアンディー・バロウが正式メンバーとして加入したことも大きかったのではないか?”Break It UP(M-7) ”“Central AC(M-10)”とかカッコよすぎます!この人たち、本当にユーモアのセンス抜群!それが音にも現れていて聴いていて気持ちがいい!是非、来日してください!(LIMO)






Now on sale

FOALS“TOTAL LIFE FOREVER”
WARNER MUSIC JAPAN / WPCR-13845

 デビューアルバム『アンチドーツ』で、UKロックシーンの先端に立った、オックスフォード出身の5人組、フォールズの2ndアルバム。前作の神経質で尖ったギター・サウンドはいくぶん後退、代わりに獲得したのはスケール感と深みが増したサウンド、明らかに向上したソング・ライティング、そして何よりあの印象的な性急で甲高い歌声が今作では、驚くべき落ち着きを漂わせている。ある意味で、真っ向からロックに向き合った快作。(近藤)






Now on sale

ミドリ“shinsekai”
Sony Music Associated Records / AICL-2122

 後藤がセーラー服を脱ぎ捨てて約一年。そして出来上がった、このアルバム!聴いてみれば出てくる出てくる、デス声、バラード、ジャズにパンクにギターポップ…。一見、カオスにも思える内容。だが源流は一つだ。凶暴性ばかりが注目されがちな彼らだが、根っこにあるのは真実だけを見定めようとする姿勢。それは一曲目“鳩”の歌詞にある「美学」という言葉に尽きるだろう。魂削って音楽やってる数少ないバンド。とにかく、聴け!(中里)






6/2 Release

SISTER JET“キャラメルフレーバ”
felicity / PECF-9002(初回限定盤:CD+DVD), PECF-1019(通常盤)

 一度聴いたらクセになるワタルの甘く優しいヴォーカルが特徴のシスタージェット。新曲『キャラメルフレ−バー』は、キュートな男心を歌ってます!彼の描く詩の世界に、女子たちはいつもハートを掴まれます!!言われたいな、こんなこと♪カップリングにはチープトリックの『サレンダー』のカヴァーが!詩のように、好きな人が夜のハイウェイを飛ばしてきたら、もうイチコロ!6/6(土)@日比谷野外音楽堂でワンマン決定!行かなきゃ!(Limo)






6/23 Release

wheellz“20 -twenty-”
LAVAFLOW RECORDS / DDCO-4003

 久しぶりに大きなスケール感を持ったロックバンドに出会った。平均年齢22歳の3ピースながら、ゴリゴリしたぶっとい音で、粘りのあるグルーヴを放ち、ドライな表情で歌う。UK&USロックの旨味を汲みとったセンスは、深沼元昭(ex.プレイグス)プロデュースによる賜だろう。プレイグスも先頃、復活しただけに対バンしても面白そう。あとグレイプバインとか。そんなフィーリングを持ったバンドが好きなら、気にいるはず。(田代)






6/9 Release

GASTUNK“DEADMAN'S FACE”
SAVANNA KITCHEN / DDCZ-1684

 88年に解散したGASTUNK。現在メインストリームで活躍するアーティストのカリスマ中のカリスマとして歴史に名を残す。過去に2回復活しながらも沈黙していたが、今年遂に再始動!22年振りの新作を聴ける日が来るとは!予想を覆すか否かは聴き手の判断だが、一聴にしてイイ!進化の風に血を選ばれた。爆音の中に恐るべし鬼気迫る衝動。ずっとこの世界観に浸っていたい気分。7/24恵比寿LIQUIDROOMで聴けるのが待ち遠しい!(岩出)






6/16 Release

HiGE“サンシャイン”
SPEEDSTAR RECORDS / VICL-36591


 HiGE新曲は奥田民生が初めてバンド・プロデュースした意欲作。須藤寿が音楽に目覚めたきっかけが民生だったということ、昨年行われたユニコーン川西幸一の50歳記念ライヴにHiGEが出演したことで親交が深まりこのタッグは実現。ロックポップネス全開でミディアムテンポにシリアスな歌詞、焦らずとも確信を突いていくHiGEと奥田民生の世界観がくっきり映し出された、お互いの魅力が存分に引き出された作品だ。(松木)






6/2 Release

筋肉少女帯“蔦からまるQの惑星”
TOY'S FACTORY / TFCC-86326

 呼ばれて出てみた野外フェス。出演者の中で妙に浮いている感じ、観客のポカーンとした表情といった空気感から着想を得た“アウェー イン ザ ライフ”。この曲を軸に、人生そのものの「アウェー感」を歌ったアルバムだ。ハードロックを基調としつつも自由度の高い音楽性、V系バンギャルにも支持されながらも「おもしろバンド」扱いの独特な立ち位置。こりゃアウェーにもなるわ。でも、僕らはそんな筋少が大好きなんだよね。(柳)






6/16 Release

LILLIES AND REMAINS“MERU”
FIFTY ONE RECORDS / FIFO-0014

 勝手に昨年からイチオシしている“LILLIES AND REMAINS”のニューEPがリリースになる。タイトルの『Meru』とはサンスクリット語で須弥山──インド宗教で世界の中心にそびえ立つ山、を表す言葉だそう。彼らならではの着眼点で世界観を構築するコンセプチュアルな作品である。美しいメロディー、ジャリジャリしたギター・カッティング、ダンサブルなビート、そして彼らの洗練された佇まいに酔って欲しい。いい作品だ。(林)






6/2 Release

back number“あとのまつり”
idOLSMITH Recordings / IDSM-005

 前作のミニ・アルバム『逃した魚』が発売から1年以上経っても話題となっているバックナンバーから、フル・アルバムが届いた。ライブで全国を回ったことで表現力は格段に上がり、多種多様な曲調・言葉で、より深い悲しみを歌えるようになった。恋しさと せつなさと 心残りが詰まった言葉が、誰もがあるはずの心の傷ひとつひとつに重なって、染み渡っていく。人を好きになったことのあるすべての人に届いて欲しい一枚。(橋)






6/9 Release

bubugirls/猫っかぶりゼネレーション“bubugirls×猫っかぶりゼネレーション”
十代暴動社 / RIOT-107

 平均年齢17.5歳、キュートなボブヘアーがチャームポイントの女子三人組「bubugirls」と、ストイック&直球勝負、生まれながらに青春パンク街道まっしぐらの「猫っかぶりゼネレーション」。本作は今大注目のこのフレッシュな2組による強力スプリットアルバム!豚に真珠、猫に小判はもったいないけど、「僕とわたしにロックンロール」なら怖いもの知らず。ハートを打ち抜く無敵のポップネスが、ロックの日、高らかに鳴り響く!(中里)






6/30 Release

吉川晃司“25th ANNIVERSARY LIVE GOLDEN YEARS TOUR FINAL at 日本武道館”
UNIVERSAL MUSIC/Far Eastern Tribe Records
初回限定盤 UMBF-9530, 通常盤 UMBF-1011/2

 デビュー25周年ツアーのファイナルとなる武道館公演をDVD2枚に完全収録。合計40曲にも及ぶセットリストは“モニカ”から“せつなさを殺せない”、COMPLEXの“BE MY BABY”までフォローしたオールタイムベスト選曲。どの時代にも少なからず名曲を残し続けるバイタリティと、類い稀な継続性をあらためて思い知らされる内容だ。終盤に披露している“傷だらけのダイヤモンド”や“光と影”からは吉川の「今」が読み取れる。(柳)






6/23 Release

BO-PEEP“Vibe”
Flightpath Records&tours / JHCD-1003

 最近、楽器店で若い子に遭遇する機会が増えた。自分もかれこれ、楽器を演奏するようになって早十幾年が経過したが、ちょうど、僕らがバンドブームの頃……よりも盛り上がっているように思える。そんな彼らに聴いて欲しいのが、BO-PEEPだ。ポップでキャッチー、アバンギャルドでハード。スリーピースでのライブ・フッテージは圧巻の一言。海外でも活動を繰り広げている彼女たちのエッセンスを、ぜひ聴いてみて欲しい。(林)






6/16 Relase

V.A.“Doo-Wop Mania original vol.1”
TickTack / TTCD-4087

 デビュー30周年を迎えたジャパニーズ・ドゥーワップの先駆者、シャネルズ/ラッツ&スター。彼らがお手本としカヴァーした珠玉のドゥーワップ名曲を、田代まさしと山崎廣明(現DYNAMICS)がセレクト/コンパイル。THE COASTERS、THE DRIFTERS、THE TURBANS、THE TEENAGERS、THE MOONGLOWS、THE FLAMINGOSなどの名曲を20曲収録。マニアのみならず聴いてもらいたい充実作だ。(逆井)






6/9 Release

LOVE“STAY”
DCT records / POCS-21019

 そばにいるからこそ伝えられる想いに焦点を当てたLOVE流全ての人へ贈るラヴソング。いつも感じるけど、LOVEは他者と喜びを分け合うために音楽というツールで誰かと繋がっていたいと思っている人だ。それは今回のc/wにも現れていて、“遠い声”は川村カオリが書きためていた歌詞の中から選び彼女が曲を付けた曲。尊敬するカオリさんとこの曲でLOVEは繋がっていて、その間で二人は愛を叫び続けているんだと思う。(松木)






6/9 Release

もりきこ“イージー・Q/ダ・ヴィンチ”
ニュートラックス・インク / YYCM-122

 昨年からバンドスタイルでのライブを重ね、更にロック色を増してきた横浜・鶴見発もりきこがロックの日に両A面シングルをリリース! 音はカッコよくても歌詞はもりきこ流! 決して雄々しくはない男の子の気持ちをカッコつけずに素直に歌う。その弱さと優しさに、ほっとし、温かい気持ちになれます。3曲目にライブで大人気の“ニワトリマン”の2010バージョンも収録! 6/17には渋谷O-WESTのイベントにも参加!(佐々)






6/2 Release

のあのわ“グラデーション”
SPEEDSTAR RECORDS / VICL-36585

 ドラマティックでメルヘンチックな世界観全開の新曲は、歌い出せば主人公の色に染まり切るような感情たっぷりのポップソング。ふと抱える不安や心の闇を抱えながらも、夢に向かって輝いていく様が曲の展開からも絶妙に表現されていて、Yukkoの高音も物語の進行によってどんどん伸びていく爽快な一曲。c/wはNHK「トップランナー」のテーマ曲としてOAされている“もぐらは鳥になる English ver-TR edit-」を収録。(松木)






Now on sale

FAT PROP“Close My Eyes”
CAFFEINE BOMB RECORDS / CBR-20

 今年1月1日、CAFFEINE BOMB RECORDSへの電撃移籍を発表したFAT PROPの新譜が遂に5/5、リリース!オリコンインディーズチャート8位! この声! このメロディー! 鍵盤の響き! もう、ウットリするしかありません。極上の音楽が体中に満ち、幸せな気持ちにさせられます。現在ツアー中! 6/2名古屋から、6/11新宿でのインストアを挟みつつ西日本を南下し、6/19地元、鹿児島にてツアーファイナル!! (佐々)






6/23 Release

BEANBAG“4”
daphne records / XQFV-1025

 BEANBAGが何と5年振り、待望のアルバム全国リリース! 艶やか且つエネルギッシュな女性ヴォーカルYUMIの高音ヴォイス、激しくもテクニカルな楽器隊が生み出す旋律、グルーヴが心の奥の衝動に火をつける! 新曲5曲+ボーナストラックとして“あすなろ”のライブ音源を収録! 新メンバーが加入し、4人体制となったライブの方も注目! 7/1渋谷、7/20大阪で自主企画、7/18「響姫祭」出演! 7/21名古屋など!! (佐々)






Now on sale

RAT“My Friend”
AZURE / AZURE-05

 都内、そして名古屋を拠点に日本中を興奮させるロックンロール・トリオ、RAT。彼らの精力的な活動ぶりには本当に頭が下がる思いだ。そして、4th Mini Albumのタイトルは『My Friend』。彼ら自身も一目見るなりロックンローラーと分かる出で立ちではあるけれど、この作品で彼らが、等身大な自分達だけのロックンロールを鳴らし始めたことを祝福したい。彼らの生きているリアルな世界を、衒いもなく歌い上げた作品である。(林)






6/23 Release

acari“プリズム”
LAVAFLOW RECORDS / DDCO-4002

 「あかり」という名の5人組。昨年リリースの『片想いのレッスン』が下北沢界隈の耳の早いリスナーの間で話題となり、今作は、フジファブリック等を手がけた片寄明人(Great3)がプロデュースを、ミックスは深沼元昭(ex.プレイグス)が担当。人懐っこい歌声とキラキラしたサウンドは、ネオアコやギターポップ好きにはたまらない。雑貨屋とかカフェとか、女の子が「カワイイ!」って言うような感じのポップ感が満載!(田代)






6/2 Release

SEGARE“よいとまかせ”
SouthBell / SBRB-0001

 和歌山発の演歌ロックバンドSEGAREの2年振りのアルバム。「よいとまかせ」とは祭の掛け声で、「俺に任せろ」という意味。タイトル曲は豪快なハードロックアレンジでサビはコール&レスポンスになっているなど、ライブでの盛り上がり必至! 12弦ギターとマンドリンを使用した“童ノ謡”は子供のメルヘンな世界観を歌い上げている。本領発揮、正に演歌な“一人酒”、10分以上の楽曲など独自路線全開の12曲に驚愕!(佐々)






6/9 Release

threedays film“woodland”
3P3B Ltd. / 3P3B-63

 八王子を中心に活動するスリーデイズ・フィルムの初の単独音源が、良質な音楽を送り出すレーベル〈3P3B〉から発表される。優しいハーモニーと親しみやすいメロディー、叙情的なサウンドが絶妙なバランスで溶け合っているところも最高だが、グッとくるセンチメンタルな感覚が柱に立っているところが良い。映画のシーンをパラパラとめくって見ているかのように、聴くたびに様々な映像が浮かんでくる、そんなアルバム。(逆井)






Now on sale

Cure Rubbish“パラレル”
APRIGHTS / XQCS-1017

 瞬時に心奪われるメロディと、君への想いを綴った切ない言葉と、アコギの軽やかなカッティングからストリングスまで絶妙に絡み合う、そんな3分半ポップソングのマジック。タイトル曲“パラレル”には、そんな魔法が宿っている。カップリングの2曲も、キュアラビッシュらしい甘酸っぱさや、どこかブルーな佇まいが繊細に描かれる。連続リリースの第1弾に続き、7月にもシングルをリリースする彼ら。これぞJ-Pop!(田代)






6/9 Release

BAND A“girl's end”
TOTTOTO RECORDS / XQIY-1002

 BAND Aというバンド名からして、匿名性に潜む大胆不敵さが窺える。福岡在住の男女2人組が、くったくない言葉を、理屈抜きのメロディとドライなバンド・サウンドに乗せ、ギュッと詰め込んだ全8曲。例えば「サティスファクション」という誰もが避けて通る常套句を、完全に自分のモノにしている。例えばタイトル曲のシュールな世界観を彩るギターのオルタナっぷり! 混沌としながらも楽観的な感じが2010年を照らす。(田代)






Now on sale

あふりらんぽ“WE ARE UCHU NO KO”
すっぽんぽんレコード / SPP1〜2

 お知らせします。あのデンジャラス娘二人組「あふりらんぽ」、とうとうアルバムを完成させてしまいました!怪しげなサイケメロディーを背中にしょって、野蛮な爆音をかき鳴らしつつ、歌心だってしっかりプラス。最後に、宇宙中に広がる全部のしがらみを蹴散らして、誰よりも自由なハートをゲットすれば、あふりらんぽ流すっぽんぽんロックの完成です!まさか、聴いててこんなに気持ちいいとは! 間違いなく、奇跡の一枚!(中里)






6/2 release

te'“敢えて、理解を望み縺れ尽く音声や文字の枠外での『約束』を。”
徳間ジャパンコミュニケーションズ/残響record / TKCA-73530

 4枚目のアルバムもいいタイトルだ。前作の『まして、心と五感が一致するなら全て最上の『音楽』に変ずる。』も良かったし。そのインテリな佇まいのみならず、ライヴでのエモーショナルな演奏はフィジカルな躍動感に満ちている。今作は特に「しなるビート」感がハンパない。そんな強靱で複雑なリズムの上をギターが転がり回る、白魚の踊り食いみたいな全12曲。徳間ジャパンからのメジャー流通となり、更なる拡がりに期待。(田代)






Now on sale

ワゴンズ“醒めて見る夢”
minmin records / MIWG-003

 ワゴンズの歌に一目惚れ(一耳惚れ?)したのは昨年のこと。待望の3rd Mini Albumが発売!! 誰にでもある日常を切り取った世界観を爽やかさの溢れる曲に載せ優しく歌う。包みこまれ、時に癒され、時に勇気をもらい、日常に入り込んでくる。普通のことを歌っているのに、雨上がりの空のように、川の上流の水のように、ワゴンズの音楽は澄んでいる。人柄も映してるような気がする。ライブも素敵なので是非! 6/4からツアー!(佐々)






6/2 Release

ALTERNATIVE MEDICINE“Songs To Sing Along To”
BUDDY RECORDS / DLCR-10061

 正当派美メロパンクバンド、オルタナティブ・メディスンのデビューアルバムがついに完成!なんとVo.のSHUは現役中学校英語教師というから驚き。もちろん、英語詞の発音は完璧!(笑)ライブで熱狂必至のM1“SING ALONG”、流れるようなギターリフが美しいM7“ON THE ROAD AGAIN”、そしてOWL CITYのパンクカヴァー“Fireflies”……。極上のメロディと魂に体当たりしてくる歌詞が、これでもかと鳴り響く!(中里)






6/16 Release

クレンチ&ブリスタ“Peace to Lovers & Out Works”
Venus-B/KING RECORDS / KICS-91561(初回限定盤(CD+DVD))

 クレブリの季節=“夏”をテーマとしたラブソングが満載の3rdアルバムは、レゲエ・ディーヴァ、mirayを迎えたラブソングや、杏里の大ヒット曲「SUMMER CANDLES」をサンプリングしたナンバー(杏里本人が参加/トラックプロデュースにDJ WATARAI)など豪華内容となっている。また他アーティストとコラボした話題曲満載の“out works”作品も同時収録した全16曲。詳しくはCLUB JUICEのインタビューをチェック!(逆井)






Now on sale

MGT“MGT”
液体レコード / EKITAI-005

 トリプルボーカルの“Raging Thrash Hardcore”バンド、MGTの1stアルバムがリリース。長い活動歴の中でやっと発表されるアルバムとだけあって、本人たちの気合いは推して知るべしだが、内容にももちろんその気合いは反映されており、ハードコア・パンクの血が隅々まで流れているサウンドが最高の形でパッケージされている。個人的には、“MAD MAX ”“死と破壊と腐敗と強欲”の流れがドラマティックで最高。(逆井)






Now on sale

Sorry And The Sinatras“HIGHBALL ROLLER”
PINEAPPLE RECORDS / PAC-007

 SAが主宰するレーベルの第3弾アーティストは、ワイルドハーツのベーシスト、スコット・ソーリー率いるストリート・パンク・バンド、ソーリー・アンド・ザ・シナトラズ(いきなり海外バンド!)。本国から遅れること約1年でリリースされるデビュー盤は、パンク・ロック魂が爆発した14曲が収録。SA、ワイルドハーツ好きはもちろんだが、“エピタフ”まわりが好きなパンク・キッズたちにも聴いてもらいたい傑作。(逆井)






6/9 Release

SCOTLAND GIRL“Reason there”
RADY BUG/CREATIVE ROOM / YYCA-1010


 THE NINTH APOLLOからリリースされた『PUNKISH AWARDS’09』、ANDREW氏による『V.A/ KNOW FUTURE』にも収録され、前作『Make a story』がIMCチャート1位になるなど話題殺到中の関西インディーズ・シーンを席巻する次世代エモ/メロディックNEW GENERATION、SCOTLAND GIRLのシングル! 疾走感溢れる美メロに載せられた美声が柔らかくありつつ強い印象を残す。 6/4山梨を皮切りにツアーも! (佐々)