つしまみれ VS TOUR FINAL 3DAYS
12/27 Sun @ 下北沢BASEMENT BAR

つしまみれ、豪華ゲストと共に2009年を締め括る! そして2010年へ!

 全国で開催されてきたこの「つしまみれ VS TOUR」。九州では今月の表紙、andymori、名古屋ではMASS OF THE FERMENTING DREGSや、detroit 7、MO’SOME TONEBENDERなど、熱戦を繰り広げ、最終決戦がこの下北沢3DAYS。初日のゲストはJUICEでもお馴染み、THE NEATBEATS。例によって、純粋なロックンロール、そして軽妙なトークを展開、満員の会場を盛り上げていた。つしまみれは連日、演奏メニューを変えてのライブ。しかも、新曲を必ず披露し、バンドの充実ぶりを裏打ちした。二日目ゲストはズボンズ。ツアー中盤、大阪ですでに一度のお手合わせあった中でのこの日。ズボンズも白熱したステージで、自らのファンのみならず、つしまみれのファンをも唸らせていた。対するつしまみれ、前述の新曲披露と合わせ、この日は強力なゲストを迎えてのライブ。その名もズボンズに対抗して、「スカートズ」!なんと、ウルフルケイスケ氏が、レアなスカート姿で客演。カヴァー曲“My Generation”含め、つしまみれの曲にも数曲参加、あのカッティングをビシビシキメる。最終日は、以前より親交も深い8otto。彼らは今年一月をもって活動を休止するとのこともあり、昨年最後の東京でのライブ。でも、本当に素晴らしいライブで、すぐシーンに戻ってきてくれるだろう事が予測出来るかのようなテンション。つしまみれは、3DAYS最終日ということもあり、この日はテンションも高く、またリラックスしながらも会場を高揚させる、素晴らしいパフォーマンスで、三日間のまつりを締め括った。(林)

出演:つしまみれ 
共演:25日…THE NEATBEATS/26日…ズボンズ/27日…8otto
(Photo: saito mayumin)




rockin'on presents “COUNTDOWN JAPAN09/10”
12/28〜31 @ 幕張メッセ国際展示場1〜8ホール、イベントホール

今年も数々のドラマを生んだ幕張でのカウントダウン!

 28日はまず、筋肉少女帯へ。なんたってEARTH STAGEで筋少である。木村カエラのキャッチーな曲を浴びた後、佐野元春の熱いロックに心震わせる。avengers in sci-fiの近未来な音に触れ、a flood of circleのぶっといロックを堪能。くるりのライヴではユーミンも登場!まさかの「くるりとユーミン」の“シャツを洗えば”を披露。そして、ユニコーン。この日はアンコールで、年末に相応しい“雪が降る町”を! メッセの中にも雪が降った。29日はThe Birthdayから。EARTHのフロアがロックへの愛で塗りつぶされた。THE BACK HORNの音塊を浴びた後、この日、最も楽しみにしていた黒猫チェルシーと毛皮のマリーズ。今、ロックの衝動を最もダイレクトに鳴らす2バンドを堪能。30日はOGRE YOU ASSHOLEのクールでも熱いライヴの後、安藤裕子の歌に泣きそうになったり、Qomolangma Tomatoの痛快さに笑ったり、ART-SCHOOLの彼らでしかないギターロックに酔った。大晦日はandymoriのライヴ後、スカパラで踊り、泉谷しげるのヤンチャさに圧倒される。POLYSICSはKeyのカヨが3月に卒業するのもあって見逃せなかった。カヨのボコーダーをかけたMC後の“BLACK OUT FALL OUT”が泣けた。GO!GO!7188のライヴでは“深夜高速”でフラカン圭介がゲスト出演というレアな演出も。エレカシのメロディが沁みる新曲も素晴らしかった。年越しはフラカン。“東京タワー”が今の時代にリアルに響いた。そしてカウントダウン!スモークが焚かれ、メンバーが笑点の衣装で登場!“真冬の盆踊り”が初踊りとなった。(田代)

出演:12/28…ユニコーン/Northern19/くるり/a flood of circle/木村カエラ/筋肉少女帯/ROCK'A'TRENCH/9mm Parabellum Bullet 他 
12/29…毛皮のマリーズ/黒猫チェルシー/monobright/THE BACK HORN/Pay money To my Pain/ストレイテナー/The Birthday/TOTALFAT 他 
12/30…ART-SCHOOL/Qomolangma Tomato/東京事変/the HIATUS/OGRE YOU ASSHOLE/Nothing's Carved In Store/GRAPEVINE/フジファブリック 他 
12/31…sleepy.ab/フラワーカンパニーズ/怒髪天/エレファントカシマシ/LOVE LOVE LOVE/YOUR SONG IS GOOD/THE BAWDIES/POLYSICS/泉谷しげる/東京スカパラダイスオーケストラ/andymori 他




THE HOTRATS
1/8 Fri @ 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

猿の惑星が4年ぶりにトウキョウに舞い降りた夜!

 スーパーグラスのギャズ(Vo/Gt)とダニー(Dr/Vo)が、ナイジェル・ゴドリッチと組んだ最強カヴァー・バンド、ザ・ホットラッツの一夜限りのライヴが行われた!ステージにはキラキラのライトと衣装を身にまとった2体のマネキン!そしてそこにボーダーの衣装で現れたギャズとダニー!今回はスーパーグラスでの来日ではないけれど、実に彼らの姿を目にするのは4年ぶりのこと!でも全然変わっていない!むしろ、ギャズは男前になった気がする。1曲目“CAN’T STAND IT”でギャズのヴォーカルを聴いた途端、変わらない2人に懐かしさでいっぱいになった。ビースティー・ボーイズの“FIGHT FOR YOUR RIGHT”は完全に原曲を無視してグラス色に!“BIG SKY”ではメインをダニーが歌いかなり新鮮だった。途中でダニーの左手から流血!どうやらハリキリすぎてマメが潰れたらしい(涙)。ギャズは何度も「アリガト」と。日本でプレイ出来る事が本当に嬉しかったらしい。“MIRROR IN THE BATHROOM”“EMI”と続き、私の大好きなキュアーの“THE LOVECATS”!!最高にセクシーなギャズにクラクラになってしまった!そしてアンコールでは、みんながやって欲しいと期待していたビートルズの“DRIVE MY CAR”。そして最後に「スーパーグラスってバンドの“CAUGHT BY THE FUZZ”をやるね!」とさりげなく言うギャズ。もう、みんな大興奮!黄色い歓声を上げながらノリノリに!こんなに楽しかったのは久しぶりだ!本当に最高の夜だった!今度はもっと早く帰ってきてね!(LIMO)

出演:THE HOTRATS
Opening Act:RUNNER'S-Hi
(Photo: yuki kuroyanagi)




DIR EN GREY
UROBOROS -with the proof in the name of living...-

1/10 Sun @ 日本武道館

退廃美と無限の可能性、ここに極まれり──

 ひとつの世界が何百年という歳月をかけて作られていく歴史の全てを目の当たりにしたような、濃厚な一夜だった。 “我、闇とて…”で幕を開けた、白い光と5人の黒い影で構成される荘厳なステージ。すると“Deity”で一転。青と緑の光が蠢く中、ステージにはアルバム『UROBOROS』の世界観を象徴したような、荒廃した巨大な仏像が広がった。世界最狂の五人囃子が奏でる轟音が豪雨の如く降り注ぎ、地を這うように広がり、溢れ出す。心の臓の果てまで浸食されるような感覚に陥る。頭を振り乱し叫ぶ京の声は、赤子のようであり、得体の知れない妖怪のようでもある。だがその姿は非常に神聖で、胸が張り裂けそうなほど無垢であった。異世界なのに非常にリアルで、破滅的なのに希望に満ちている??これほどまでに美しい矛盾は、彼らの音にしか存在しない。「もっとひとつになれるだろ」、京の言葉が武道館を奮い立たせる。“朔-saku-”、“残”、“激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇”での1万人の共鳴は、宇宙に広がる闇さえも突き破りそうなほどの尋常ではない生命力に溢れていた。その爽快な情景に心が幸福で染まり、自然と笑顔が絶えない。〈過去〉を享受し〈現在〉に生きる彼らに、怖いものなど何も無いのだ。ラストの“VINUSHKA”は音のひとつひとつが鋭く輝く。ここにあるのは壊れそうなほど純粋で、美しい真実。この日を、UROBOROSという世界を、そしてDIR EN GREYの歴史を象徴しているようだった。止まる所を知らない進化。新たな世界の産声が聴こえた。(沖)

出演:DIR EN GREY




TOWER RECORDS 30th Anniversary SPECIAL
“FACE THE TOWER OF MUSIC!”

1/11 Mon @ Zepp Tokyo

30年分の軌跡は、愛で溢れた30年分の奇跡

 アーティストとリスナーを繋ぐタワレコが愛を積み重ねた故に、最高の笑顔が出演者から放たれた、至福の空間。お台場店店長に扮した怒髪天・増子からまず呼び込まれたのはスカパラ。「新年一発目、戦うように楽しんでくれ」という谷中のMCから新曲“STORM RIDER”でスタート。“WORLD SKA CRUISE”やライヴ定番曲、洗練されたサウンドでお祭りムードを一気に盛り上げる。Caravanは「音楽へ感謝の気持ちを込めて」とラブ&ピースな空間を作り上げた“Soul Music”など6曲という短い時間の中で穏やかな空間を広げた。雄大なサウンドスケープ。この人がここに呼ばれる理由がよくわかる。そしてサプライズとして怒髪天とBUGY CRAXONE鈴木由紀子がコンピに収録された“NO MUSIC, NO LIFE.”を披露し、GRAPEVINE登場。普段は静かに酔いしれるナンバーが多い気がするけど、この日はアッパーな選曲。田中の「今年年男なんですけど、寅の曲がないんで豚の曲を」というずいぶん無理矢理なこぎつけで披露された“豚の皿”など奥行きのあるサウンドの残像がいつまでも脳内を駆け巡った。「ハッピーニューイヤー!」というチバの一声から新曲“ディグゼロ”でスタートしたThe Birthday。文句なしにかっこいい。大爆音の迫力、フロアを爆発させるパフォーマンス。「今年もよろしく」というフロアからの声に「me too!!」と応えるチバ。ああかっこいい。タワレコだからこそ作り上げることのできた、NO MUSIC, NO LIFEが鳴り止まぬ一夜だった。(松木)

出演:東京スカパラダイスオーケストラ/Caravan/GRAPEVINE/The Birthday/怒髪天
O.A:小林太郎




関西奏音祭 2010
1/17 Sun @ 大阪・心斎橋 BIGCAT/CLUB DROP/CLAPPER

関西26バンド集結! 3会場同時開催BIGイベント!!

 魅力的なバンドを抱えるgil sound worksが主催し、関西を拠点とするバンドを多数集めた「関西奏音祭」第2回。開演はお昼の12時。BIGCATにトップで登場したのはHizmI。ハイトーンのツインヴォーカルを中心にアクティブなライブパフォーマンスを繰り広げる。DUFFは衣装もカラフルならキャラも音楽もカラフル! MINOR SCHOOLの爽やかさにトキメキ、Witchery SKANKに元気をもらう。tes.は元・某有名バンドのヴォーカルが参加しているユニット! 普段はクラブで夜中に活動しているということ。バンドとはまた違った魅力を楽しむ。Vibedredが熱情ほとばしるライブを見せ、eco systemがCOOLでSHARPな光線を放つ。POP DISASTERの勢い溢れるライブに負けじと聴衆も応戦! 気品と透明感ある独自の存在感を魅せるDogmaが重みあるライブと朴訥な言葉で渾身の想いを伝える。ねぐりぢぇが大人のキュートさを振りまき、リアルグルーヴは笑いも満載のライブを炸裂させる。そしてGNz-WORDの迫力の音と空気感と存在感を堪能。3月にメジャーデビューするというonelifecrewは清涼感あるキャッチーな音楽で場内を虜に。Smash Upは楽しい曲オンパードで左回り! enguは唯一、少し前に東京に拠点を移した「例外の出演」。ステージ上も客席も、凱旋の嬉しさの伝わる温かいライブだった。そして10時間に及ぶイベントの最後に登場したのはUZUMAKI! 会場全体でのコール&レスポンスの一体感が快感! 躍動感、生命力に満ちた重厚なサウンドで10時間に及ぶイベントの最後を飾った。(佐々)

出演:Smash up/POP DISASTER/UZUMAKI/SMASH RAID/GNz-WORD/VIBEDRED/engu/Dogma/UNION☆JACK/eco system/HizmI/ASTROGRAPH/DUFF/onelifecrew/MINOR SCHOOL/リアルグルーヴ/Witchery SKANK/XASTELLOY/soundhead/ねぐりぢぇ/PHAIVE/tes./KNOCK OUT MONKEY/BLUE LAKE CITY/Fear. and Loathing in Las Vegas/POINT-UP




ACIDMAN
LIVE TOUR “A beautiful greed”

11/8 Sun @ 日本武道館

 ツアー最終日、日本武道館。彼らが昔から大切にしてきた音と映像のコラボで巨大なスケールを生み落とす貴重な空間。オオキの後方に焚かれたお香から絶え間なく煙りが流れ、もちろん匂いがこちらに届くことはないのだが、儚く美しいACIDMANの音像にどこか懐かしい匂いを感じた。SE“A beautiful greed”から“±0”で一気にヒートアップし、“world symphony”のイントロが流れると怒号の歓声があがる。新旧の混ぜ方が毎度絶妙で沸き上がる凄まじい感動の中、「久し振りにどうしてもやりたい曲があります」というオオキのMCからアコースティックで“銀河の街”へ。これだけ濃い世界観を持った楽曲を新曲に混ぜても彼らの一貫した想いがすべてをイコールに繋げていく。「今を全力で生きることがすべての生き物に大切なこと」と最後に披露された“OVER”。ロックと共に「生きている」という温かな実感と感触がいつまでも残る、そんなライヴだった。(松木)

出演:ACIDMAN




OGRE YOU ASSHOLE “フォグランプ”TOUR
12/22 Tue @ 恵比寿LIQUIDROOM

 昨年10月にアルバム『フォグランプ』を発売したオウガユーアスホール。それに伴い全国ツアーを行ってきた彼ら。MCで出戸も言ってた通り、各地でかなりいい手応えを得て、ファイナルを迎えた。新作でもトランシーな高揚感ある“ステージ”でライヴは始まり“ヘッドライト”、シングル曲“ピンホール”と、グイグイ持ってかれる。リキッドの音の良さも手伝ってか、この日の〈持ってかれ感〉はハンパ無かった。もしかしたら僕が疲れていたせいなのか? その音に身体を任せていると、全身の力が抜けて、意識もゆらゆらと遠のいていく瞬間があった。中盤“しらない合図しらせる子”“フォグランプ”、そして“ネクタイ”の圧倒的な音塊に、僕の気持ちよさは沸点に達し、ダブっぽい“コインランドリー”では覚醒する感覚も味わった。オウガのライヴとは、合法でそういう体験ができる空間だ。もちろんリリカルな詩情に思いを重ねるて聴くも有り。自由度の高い彼らの表現に、今後も興味は尽きない。(田代)

出演:OGRE YOU ASSHOLE




NINE SPICES presents “afternoon speakers”
12/23 Wed @ 新宿NINE SPICES

 カナダ結成という経歴を持ち、昨年12月にメジャーデビューアルバムを発売してのツアーを行っているHalf-Life。メンバーが登場後、クリーンなギターが聴こえ始め、マイクを通さず叫ぶ声を皮切りに、三人の音が押し寄せる。初っ端から新しいアルバムのリード曲である“entrance”からスタート。曲中で様々な表情に変わる完成度の高いアンサンブルには、スリーピースということさえ忘れさせられる。立て続けにアルバム2曲目の、四つ打ちでダンサブルな“orange”には、自然と体がリズムをとってしまう。MCでの「普段言えないようなことを歌っている」という言葉通り、中盤では歌詞を全面に押し出したメッセージ性の強い曲で聴かせてくる。終盤には人気曲、“色彩”など今のバンドの勢いをまざまざと見せつけられた。変幻自在のリズムで絡みつくようなアンサンブルに、表現豊かなボーカルが歌詞をそのままぶつけてくる様に鳥肌がたった。本当に今の勢いを肌で感じることが出来たライブであった。2010年、個人的に大注目のバンドである。(竹内)

出演:Half-Life/秀吉/PaperBagLunchbox/musiquo musiqua




ジョニー大蔵大臣 バースデーライブ2009
12/23 Wed @ 吉祥寺MANDA-LA2

 言葉の魔術師こと「水中、それは苦しい」のジョニー大蔵大臣が、年に一度自分の誕生日に開催する恒例ライブ!めでたい日ということで、対バンの「神聖かまってちゃん」は、自身の楽曲“夕方のピアノ”を「死ねよ、ジョニー!」と歌い替えた強烈にRockなプレゼントソングを披露。それに応えた「水中、それは苦しい」も、この日のメインディッシュとしての意地を見せ、“安めぐみのテーマ”などの名曲を次々に熱唱、熱奏!その洒落の効いた歌詞や曲間の冴えたMCは、容赦なく聴く者の笑いのツボへクリーンヒットし、客席には腹を抱えて苦しむ笑い死に被害者が続出した。トドメのアンコールはお客さんからのリクエストで“カミングアウトの撤回”。切ないバイオリンの調べにのって、「スリーサイズは 上から ものを言うな」などの摩訶不思議な言葉が歌われる、この馬鹿馬鹿しさったら!知性に満ちた悪ふざけというものの破壊力と底抜けの面白さに感服した、驚愕のライブであった。(中里)

出演:松井繁彦/犬彦......ジョン(犬)+HIKO(GAUZE)/神聖かまってちゃん/水中、それは苦しい
(Photo: 本間優子)




タバコノケムリVOL.12
12/25 Fri @ 新代田FEVER

 聖なる夜にtobaccojuiceのワンマン! 彼らはクリスマスが似合う。それもパーティ野郎なクリスマスが。この日は、そんな彼らの魅力が存分に感じられた。“ママがサンタにキスをした”のカヴァーもよかったが、その後の新曲“あそぼー”がよかった。もうタイトルからして彼ららしい。そう、tobaccojuiceは〈ASOBI〉という自身のレーベルを立ち上げ、3月24日にニューアルバム『どこまでも行けるさ』を発売する! アルバムはセルフ・プロデュースで作られ、もう自分達が楽しめる事だけをやったという。この日、他にも新曲が披露されたが、どれもメロディが立ってて、グイグイ伝わってくる。本編ラストの“どこまでも行けるさ”は会場一体となって、新曲とは思えない盛り上がりを見せた。既存曲の“ドリームス”や“ダダダダンス”等も、1年前とは異なる熱量がフロアに溢れていた。アンコールでは4人がサンタの恰好で登場し“きよしこのよる”を。“パーティーブルース”で夜は更けていった。(田代)

出演:tobaccojuice




DIZZY UP THE GIRLS VS back number
12/25 Fri @ 渋谷 O-Crest

 この日はクリスマス。生憎というか幸運というか、足を運ぶことができた。失恋キーワードが多くちりばめられているバックナンバーは、なんてクリスマスに相応しくないバンドなんだ!と思ったけれど、観客は観客で、クリスマスにライブに来ている時点でそんな浮ついた思いはないのかな。むしろ最近何か傷ついて、今ここにいるのかな──などと、要らぬ考えを巡らせているうちに、バンドは現れた。静寂にスーっと清水の歌声が入り込み“重なり”、疾走感溢れる“tender”と、ライブは走り出した。個人的にお気に入りな“海岸通り”から、新曲。この日は新曲が2曲、新曲は毎度自信なさげなMCを挟んで披露される。清水のMCはもはやプロの域。曲で泣いたりMCで笑ったり、感情の面から彼らのライブはとても忙しい時間になる。辛気くさくなくて魅力なんだけど。ラストの“西藤公園”は、ある意味でクリスマスソングだった。気になってる人は一度ライブを観るといい。僕は好きだよ、バックナンバー。君も、きっと好きだよ。(高橋)

出演:DIZZY UP THE GIRLS/back number




マーガレットズロース "ロックンロールアニマルツアー" ファイナルワンマン
12/26 Sat @ 新代田FEVER

 一年ぶりのワンマンにVo.平井の気合は尋常ではない。序盤から飛ばしまくり、4曲目“石鹸”まででライブ一本分のエネルギーを注いでいた。新しいことをやると何回も予告していた通り、演奏曲も曲順も定番からはずしてくる。それでももちろんこれぞマガズロという曲が目白押しで、名曲揃いであることを改めて思う。平井の魅力は繊細さ優しさだけではなく、力強さ激しさも同時に持ち合わせていることだ。途中、曲が終わったところで深く引き込まれている観客が聴き入ったままの無音の状態から、静かに次の曲が始まる場面があった。この緊張感は非常に心地よいものであった。“ヤキソバ合戦”はメンバーそれぞれの見せ場のあるソロ演奏があり、ワンマンならではの良さを感じた。メンバー全員でVoを回したアンコールの中島みゆき“ファイト!”はカバーの域を超える迫力で素晴らしい演奏だった。気合も曲もバンドの状態もすべて最高であることを示すライブであった。(池)

出演:マーガレットズロース




THE★裏ワザ 裏ワザ大全集!! 2009
12/27 Sun @ 下北沢GARDEN

 この日、高(Dr)が脱退するということで、幕が上がっていない状態でまずは高が挨拶。前向きにバンドを卒業する旨を満員の会場に伝え、結成からここまでを猛スピードで駆け抜けた裏ワザの集大成と裏ワザであることの存在意義を改めて告げる、とても意味あるライヴがスタートした。“シンプル”、“あああ”、“愛しい君と眠う”で一気に埋め尽くす音圧でフロアに迫っていく。MCのグダグダ感をも消し去るような“人を許せる勇気があれば”では中野(Vo)が一人一人に語りかけるようにタイムレスで普遍的なメロディーに触れながら大切な感情をオーディエンスと共有し、“夏祭り”、“NO”ではイメージをはっきり浮かび上がらせるサウンドスケープへと傾れ込んでいった。中野が一人で弾き語りしたあとはサプライズで石井(Gt)の誕生日を祝い、終盤は一気にボルテージをあげ、定番曲“オセロ”で会場がひとつに。この日の確信は今年革新へと変わっていくはずだ。(松木)

出演:THE★裏ワザ




Plastic Tree2009冬
C.C.C.C レモン★レモン L_ch27

12/27 Sun @ 渋谷C.C.Lemon ホール

 年末恒例となった、プラスティックトゥリー@C.C.Lemonホールでのライヴが行われた。この日はプラには久しぶりの晴れ!いつものようにマイブラの“Only Shallow”のSEが流れ“不純物”で幕が開く。“内臓マイク”“パラノイア”と続き、ライヴで初めて聴く“ハイドパイパー”この歌詞がたまらなく好きだ。“冬の海は遊泳禁止で”“雪蛍”“プラネタリウム”と「冬」を連想させる選曲。今回のセットはライティングと、シンプルだったが、それが彼らの存在をより大きく、時には繊細に魅せたりと素晴らしい演出だった。本編ラストの“最終電車”では雪が降り、締め付けられるほど切なくなる。幕間には恒例の「土曜プラトゥリ劇場」が上映され爆笑の渦に!そしてアンコールでなんと“ガガジ”が!こんな早く聴けると思っていなかったので大興奮してしまった!“Ghost”で、サプライズの銀テープが天を舞う。常に新しい「何か」を魅せてくれる彼ら。今年もついていきます!(LIMO)

出演:Plastic Tree




coldrain
Final Destination Tour 2009
12/27 Sun @ 名古屋・池下 CLUB UPSET

 Album『Final Destination』のTour Final。SOLD OUT、そしてその評判故に関係者も多数と聞き、早めに場内へ。確かに相当の人口密度!しかし曲が始まった瞬間に一気に前へ押し寄せ、一段上がった所にいた私の目の前には隙間すら出来、皆の熱意と勢いを目の当たりにさせられる。ライブはタイトル曲でスタート。煌めきと存在感を格段に増したVo.Masato。負けじと代わる代わる前に出て激しくアピールする弦3人。背後で美しいフォルムで激しいビートを刻むDr.。魅力はそのままに迫力を何倍にも増した5人に場内の興奮は急上昇! 全力で挑むメンバーに聴衆も本気で応える。静と動の変化、美メロと激流の織りなす世界観に体液が沸騰し、5色のオーラに飲み込まれる。ライブで何度も聴いているのに全く別の曲に思える程の進化に驚異すら感じる。2009年は彼らにとって大きな1年だったはず。そしてそれ以上に私達の心に彼らが強い印象を残した1年だったはず。(佐々)

出演:coldrain/Defthline(OPENING GUEST)
(Photo: Rie S.@MAXPHOTO)




TSUNEMATSU MATSUI
COUNTDOWN GIGS "RAVE ON"
12/28 Mon @ 渋谷 CYCLONE

 松井常松のカウントダウンギグに行って来た。ソロデビュー20周年企画第3弾、洋楽カバーアルバム『RAVE ON』をリリースしたばかり。原点回帰で“オールスタンディング・ライブハウス”をあえて選んだという。ゲストのPERSONZは、BOΦWYとの昔話を交えて、軽快にライブを進める。松井組3ピースは、アルバム1曲目からスタート。秀樹さんのギターはRock'N' Rollがよく似合う。ベースと松本さんのドラムとの相性もばっちりで心地よい。カバーだけど、どの曲を聞いても彼らしく、透明感のある歌声が素敵だ。特筆すべきはMC。さらりと面白いことを話される。アンコールでは“WORKING MAN”で盛り上がった上に、“歌っていない俺を見たいでしょ?!”とJILLを呼び、BOΦWYファンには馴染み深い“WILD ONE”を披露。そして不朽の名曲“Dreamin'”、“NO. NEW YORK”へと続いた。最高のサプライズ!最高のプレゼント!その黙々とベースを弾く彼のダウンピッキング姿に懐かしさを覚えた者も多かったに違いない。(みゆき)

出演:
Vocal&Bass:松井常松
Guitar:榊原秀樹(De+LAX)
Drums:松本直樹
GUEST:PERSONZ
(Photo:北村和孝(Player)11月撮影)




吉井和哉
YOSHII BUDOUKAN 2009

12/28 Mon @ 日本武道館

 この日、最初に聴こえてきたのは“JUST A LITTLE DAY”。意表を突く選曲からスタートし、息つく間も無く“ALL BY LOVE”へと流れていったのだが、このタイミングで会場全体の照明をマックスで照らし出し、フロアのボルテージを一気にあげていく。ジョン・レノンのカバー“Yer Blues”では、〈生きたいから死にたい〉と日本詞で歌い、イエモン解散以降、「自分は歌い続けていいのかと悩んだ」というMCから披露された“CALL ME”では、今までの葛藤を払拭するかの様な力強さがあった。人間の奥深い所を突く曲も、決して絶望的にならないのは、彼独特の言葉選びのなせる業だと改めて思う。〈新しい旅に出る前に、昔の友に会いに行く〉。ふと、1曲目に披露された“JUST A LITTLE DAY”の歌詞を思い出した。ソロでの道のりで生まれたこの曲達と共に、吉井和哉はさらなる旅に出るのだろう。そう予感させる、幸福感に満ちた最後の表情が印象的だった。(京)

出演:吉井和哉




BUCK-TICK
THE DAY IN QUESTION

12/29 Tue @ 日本武道館

 毎年恒例、BUCK-TICKの年末武道館公演。会場が暗転、SEが流れ、一曲目は何かと思えば“ICONOCLASM”からスタート。いきなりテンションが上がる。続いて“M・A・D”。武道館がリズムに合わせて揺れる。圧巻だったのは“Memento mori”での噴き上がる炎の中でのライブ・パフォーマンス。櫻井さんは黒いヴェールで顔を覆いながら、この生への祝典のナンバーを歌い上げた。“tight rope”ではバックドロップに星空が生まれ、“Snow white”ではなんと武道館内に雪を降らせるという演出。いや、本当にキレイで、幻想的な雰囲気を醸し出していました。“真っ赤な夜”“極東より愛を込めて”で本編終了。アンコール一曲目の“MISTY ZONE”はアレンジが変わっていて、BUCK-TICKの進化ぶりを真の当たりにしたように感じられた。鳴りやまぬアンコールになんと三度も応え、最後はもちろん“HEAVEN”、そして“RENDEZVOUS”でシメ。一年後も、また、武道館で逢いましょう。(林)

出演:BUCK-TICK




K.O.G.A COVER NIGHT 2009
12/30 Wed @ 下北沢CLUB Que

 今年は1日のみだったが毎年恒例カバーナイト。まずゴーイングの中澤らによるフリッパーズなどの渋谷系カヴァー。続いてRYOJIさんやex.pre-schoolの面々によるエレカシ。そしてパッチらによる恒例のMENTAI REND'Sは“C.M.C”など、めんたいロックの名曲を放ちまくる。続いてHARISSのセイジや高橋浩司らによるピストルズは、何気にしっかり演奏し歌っていた。ロンサムのTARSHIやロティカのカタルなどによるガンズのカヴァーが素晴らしかった!コスプレにも気合いが感じられ“You Could Be Mine”を歌いあげる姿には感動すらした。そして殿様キンクス!なんと6年ぶりのライヴとのこと。ハッチハッチェルの小粋なMCと、かあちゃんの笑顔いっぱいなドラム。“You Really Got Me”“Waterloo Sunset”“Victria”等の名曲に酔いしれた。トリは主催者:ROCKET Kの古閑さんやゴーイングの松本素生らによるブルーハーツ。“ブルーハーツのテーマ”から始まる、完璧なライヴで締め括った。(田代)

出演:THE SHIBUYA(渋谷系 cover)/第3学区KASHIMASHI(エレファントカシマシ cover)/MENTAI REND'S(MENTAI ROCK cover)/NENMATSU PISTOLS(Sex Pistols cover)/SILVER ROPES(GUNS N'ROSES cover)/殿様キンクス(The Kinks cover)/THE BLUE SOUTS(THE BLUE HEARTS cover)




SPEEDER-X and HEAVY FRIENDS Presents
中村達也 45th Birthday party & Live show!
1/4 Mon @ JZ Brat SOUND OF TOKYO

 達也さん、お誕生日おめでとうございます!私の年初めライブは、最高ドラマー中村達也氏の45歳バースデイパーティ。幸先いいです。会場がお洒落で一瞬戸惑うも、スタート前から気軽にクラブ内を歩くいつものTシャツ姿の達也さんをお見かけして安堵。KenKenは、スーツ?!に白シャツ、髪をアップにして少しばかり大人っぽい風でカッコいい。ハッピー・バースデイを連発する彼に達也さんも、ハッピー・バースデイ返し(12/30が誕生日)で、彼の歳が24歳と聞き「あ〜、その頃俺は...」とヤバイ話も飛び出します。自然でアットホームな雰囲気のMC、ビールの注文までしています(笑)。HEAVY FRIENDSも気兼ねなく話されています。オーディエンスの皆さんも和んだ感じでニコニコ顔多し。ライブになると凄まじい演奏力に、張り詰めた緊張感とうねるグルーヴ。このギャップが面白・楽しい。SPEEDER-X未経験の方、まずは経験してみてね。裏切りません!(みゆき)

出演:【SPEEDER-X】 中村達也(ds)+KenKen(b)
【HEAVY FRIENDS】 田中邦和(sax)/TAB ZOMBIE(sax)/森岡 賢(key)
SPECIAL TURN PLAYER:冷牟田竜之




JET
JAPAN TOUR 2010

1/6 Tue @ 新木場STUDIO COAST

 そりゃあもうすばらしいライヴだった。2010年の幕開け、オーストラリアの精鋭JETの来日東京公演、二日目(追加公演)。昨年夏に発売された『Shaka Rock』を中心に披露。次々と炸裂する爆発力が全精神を高揚させていった、さすがのライヴ。“Beat On Repeat”、“Seventeen”などエンジン全開で疾走していき、ニックがタンバリンを持ちシャカシャカとおなじみのリズムを鳴らし、それだけでフロアを飛び跳ねながらせた大興奮の必殺ナンバー“Are You Gonna Be My Girl”では客を次々とステージに上げて踊り狂わせる。喉の調子も心配されたが、クリス(Dr)がボーカルを取る曲も多かったせいか、この日は安定していたように思う。個人的にはアンコール一曲目の“Look What You've Done”を聴くことができて崩れ落ちそうになった。ぶっ壊れそうなほどの爆裂ロックから美し過ぎるメロの安堵感。O.AのTWISTED WHEELから一秒たりとも無駄のない最高の一夜だった。(松木)

出演:JET
GUEST:TWISTED WHEEL
(Photo: Yuki Kuroyanagi)




POP CULT DO! DO! SPECIAL
1/7 Thu @ 名古屋・大須 Electric Lady Land

 POPでCULTな素敵メンツの中でトップで登場のUNCHAIN1曲目は“You Over You”。オシャレさ、歌やメロの美しさ等「これぞUNCHAIN」な部分はそのままに、男臭さや力強さが増したと感じる。そして“He is waiting”。これらインディーズ時代の人気曲は入手困難だったが、1/20にリマスタリング盤が発売。新しいファンには嬉しい。続いての“The World Is Yours”、“Higher”は同じく1/20発売のNew Single収録曲。琴線を震わせられるハイトーンヴォイスが攻撃的なまでの疾走感ある曲に乗せられ、イントロや間奏に見られるアグレッシヴなパフォーマンスにも刺激され、知らず体が揺れ、アツくなり、高みへと連れていかれる。彼らの今年の抱負は「常勝」だそうだが、聴き手は「上昇」させられていく。低アルコール流行りの昨今だが、UNCHAINの音楽はアルコール度数が高いらしく。すっかり酔わされました!! 3月の全曲披露ワンマンツアーも要チェック!(佐々)

出演:UNISON SQUARE GARDEN/UNCHAIN/渡辺シュンスケ/FUNKIST
special guest:堂島孝平
(Photo: 安田典謙)




GROUND SURF presents [GROUND SURF 2days 新年祭'10]
1/8 Fri @ 名古屋CLUB QUATTRO

 →YANO AKIHIRO←を中心に活動するアート集団→SCHOOL←が、矢野の出身地である名古屋で新年早々2DAYSライブ、の2日目。矢野プロデュースの「東京エレクトロック男子コンピレーションアルバム」、『TOKYO FLASH COLOR』も会場で先行発売と、イロイロと目出たい! そのコンピにも収録されている“Star Fruits〜革命EDITION〜”でライブスタート! ネオンのようにキラキラと輝く音の粒達が場内をリズミカルに飛び交う。生音とデジタルが小気味良く融合し、鼓動をダイレクトにプッシュ! 知らぬ間に体が揺れている。MCで一盛り上がりし、“TOWER”でダンスタイムは佳境に。ステージをフリーに、軽やかにステップを踏み、時にコケティッシュな動きも見せながら踊り、歌う矢野の楽しそうな様子に、こちらも負けずに自由に楽しむ。→SCHOOL←は臨機応変にメンバーが変わるため毎回新鮮な楽しみがあるが、今回は個人的にキーボードがツボでした!(佐々)

出演:パノラマグループ/The Third estate/にごとあゆ/アツシトロニカ/UT/
GUEST:→SCHOOL←
(Photo: 安田典謙)




TWISTED WHEEL
1/9 Sat @ 原宿ASTRO HALL

 本誌でも何度かインタビューしているオアシスの弟分、ツイステッド・ウィールの単独ライヴが行われた。大ファンなのに私にとって初の彼らのライヴ!ステージに登場した3人は見るからに、マンチェスターな人々でそれだけで興奮の私!アルバム同様“Lucy The Castle”でスタート!ジョニー(Vo/Gt)のサングラスがデビュー当時のリアムと若干かぶって見えるぞ!アダムのドラムも思ったよりしっかりしてるぞ!リックのベースの弾き方が好きだぞ!などと思いながら、気持ちいいくらい若さ溢れるロックを聴かせてくれる彼らに笑顔になる。“Bouncing Bomb”“Bang Of The Beat”のアコギセットは観れると思ってなかったので嬉しかった。アンコールは“Oh What Have You Done”“We Are Us”盛り上がらないわけがない!気付いたらみんな前に行って踊り狂ってた!もちろん私も!最高だ!最後はみんな大声で一緒に歌った!そして最初から最後までジョニーの頬は赤かった!! (LIMO)

出演:TWISTED WHEEL
(Photo: MITCH IKEDA)




graf 4th ANNIVERSARY LIVE 11days!!! 5日目
1/10 Sun @ 福岡・天神 graf

 graf4周年イベントにトリで登場したロットングラフティー。時刻は10時半を回っていたが満員の場内。開演から既に4時間以上。しかし疲れも感じさせず1曲目“切り札”から早くもテンションMAXのオーディエンス。“MASSIVE DRIVEN”ではモッシュサークル発生! “響く都”では全員が腕を上げ。笑顔飛び交うピースフルな時間。ヘドバンの嵐が巻き起こる時間。生vs生の本気の戦い。曲に応じて、パートに応じて様々に『音』を『楽』しむ空間が生まれる。アンコールではVo.NOBUYAがフロアに降り、「お前ら全員かかってこい!」の号令で狂乱競乱のモッシュ。3年振りの福岡だったロットン。皆がどれほど待ち望んでいたがわかるアツさだった。4月には音源リリースも決まっていることだし、レコ発は福岡含め色んな土地でやってくれることを期待! その前にロットン企画『ポルノ超特急』も東・名・京で決定! 大会場で豪華出演者との共演。こちらも楽しみ!! (佐々)

出演:ロットングラフティー/NUBO/Phase 2/チューベローズ/カルビルカルバン/B-BASS/TRICYCLE




HARD ENOUGH
1/13 Wed @ 名古屋・上前津 CLUB Zion

 トリで出演のGLORY JACKPOT SYSTEM。SEと共にサイボーグベーシストC.O.P.P登場。そして歌いながら飛び出してくる4人…時に4MC、時にバンドと変幻自在なスタイルの彼ら。ステージ最前で迫力のアピール。ズルイ位カッコイイVo.KARO。WILDなGt.HOMARE。上品さのあるGt.James。キャラ濃すぎのDr.Cala-Age。“Summer Jinx”ではステージでもフロアでもタオルが回る……しかし途中で曲ストップ。タオルの回し方が足りないと。そして再スタート。しかしまたもやストップ。タオルを回す時はジャンプしないといけないらしい(笑)。ライブって体動かすと何倍も楽しいけど、勇気ない時もあって。こうやって強制されるの、好き(笑)。後半は複数のTV番組のエンディング等に起用された“虹かかる場所”でしっとり。そしてラストは「焼肉処 百えん屋」CMソングにもなった“ベストキッド”でハジける! 今の彼らの勢いそのままのアツいライブでした!! (佐々)

出演:GLORY JACKPOT SYSTEM/WERCK SQUAD/TUT1026/RAPPA PRODUCTION
(Photo: 安田典謙)




New Blood Vol.81 GIRLS -ガールズ-
1/14 Thu @ 原宿ASTRO HALL

 米英のメディアで2009年後半最大の話題となっていたカリフォルニアの2人組、ガールズが初来日。ライヴはサポートを加えての4人バンド編成。ヴォーカル・ギターのクリストファーは極端なハイポジでリッケンバッカーを構え、白地に黒の水玉シャツの上に赤い長袖シャツを羽織るというコメント不能な出で立ち。1曲目“Laura”は、ガールズらしさが凝縮したドリーム・ポップ。ヘロヘロの歌と演奏。続いて“Ghost Mouth”“Headache”と、フォーク/カントリー風味のポップスを鳴らす。それにしてもクリストファーの不安定でイノセントな歌声は耳に残る。そして「Lust For Life」。どうしようもなくキラキラして刹那的なローファイ・ギター。アルバム未収録の曲も挟みつつ“Hellhole Ratface”へ。ナイーヴな歌は、途中からディストーションの波に包まれシューゲイザーの海に放り出される。アンコール含め17曲のライヴにはまだまだ向上の余地がありそうだが、その「異質な特別さ」は際立っていた。(近藤)

出演:GIRLS
(Photo: Teppei)




怒髪天
オトナだョ!全員集合 “一富士二鷹サントリー”
1/16 Sat @ 渋谷C.C Lemonホール

 昨年、結成25周年を迎えた怒髪天。ドリフ世代には聖地とも言えるC.C Lemonホール(旧:渋公)でワンマン公演が行われた。開演時間となり、客席後方からハッピを着たメンバーが登場。“オトナノススメ”からスタートし“全人類肯定曲”“労働CALLING”とたたみかける。“GREAT NUMBER”や“蒼き旅鳥”では哀愁、貫禄が感じられた。“望郷ドラ息子”では「こっちから行きましょう!」と増子が客席に降り、お客さんと握手をし首にレイをかけられながら、くまなく歩く。その姿はまるで歌謡ショーの演歌歌手のようだった。これぞ怒髪天と唸らされた。またアンコールでは、メンバー全員がタキシード姿で登場し、アコーディオン奥野真哉と、ヴァイオリン奏者を交え、4人で“うたのうた”や“ビール・オア・ダイ”をクラシカルに歌った。粋な大人の演出に、齢と共に感じられる年輪の味を見せつけられた。その反面、2度目のアンコールで披露された新曲“ド真ん中節”同様、躍動感ある4人がそこにいた。(田代)

出演:怒髪天




DICKERVE presents 「MY CLASSIX vol.4」
1/16 Sat @ 渋谷 乙 -kinoto-

 パワーポップ/パンク・バンド「DICKERVE」の約3年ぶりの復活と、DICKERVEのドラマー、F氏が立ち上げた新レーベル『smalltable』の発表も兼ねた盛り沢山な一夜。出演したバンドの中でも、TOY(トイ)が特によかった! 以前から、好きな感じの音を奏でるギターバンドだなと気にはなっていたが、より深みが増したと思う。“バスの行方”など、乗り物に関する歌も多いのが彼らの特徴。今年春頃、その新レーベル『smalltable』からリリースを予定している。ちなみに『smalltable』は、03年にレーベル始動。当初は小さな机をスタジオに持ち込み、そこに機材を置いて制作していた環境から「この小さい机から大きな夢を!」ということでsmalltableと命名され、DICKERVEやyellow gang等をレコーディング&リリース。その後、約2年の充電期間を経て、2010年より本格始動する。その第一弾がTOYってわけだ。──DICKERVEの復活ライヴでは、お客もパンパンで盛り上がりも最高潮に達して幕を閉じた。(田代)

出演:DICKERVE/THE MIDNIGHT TV PROGRAMS/SHORT STORY/TOY/yellow gang/SORRY FOR A FROG
(Photo: marie yamada)




ミドリカワ書房『みんなのうた4 "ever"』発売記念TOUR2010
「ミドシンを聴きやがれ」東京公演〜リキッド de ドッキリ 3〜

1/17 Sun @ 恵比寿LIQUIDROOM

 2010年1月1日、また新たな問題作をリリースしたミドリカワ書房。その問題作『みんなのうた4"ever"』を引っさげてのツアーセミファイナル。本人曰く、ツアーは最後のひとつ前が一番いいらしい(笑)。モノローグから始まり本人が登場するや、なぜか武藤のLOVEポーズをきめて会場を湧かす。“夢が叶った男”からスタートし、独特な物語を描写させる曲を並べる。“誰よりもあなたを”ではPVでもストーカー役を演じたモデルの山口尚美が突如現れる。その時の盛り上がりにはミドリカワ本人も嫉妬。そしてニュースキャスターに扮した盟友・茂木淳一が現れれば「キタッ!!」と言わんばかりの歓声が。彼が読み上げるユーモラスなニュースがミドリカワの曲と絶妙に絡み客の笑いを誘う。毒気と妄想で溢れるとことんダークな詞って、おセンチなメロディとこんなにも合うのか!ステージに立つミドリカワのキューティクルがこの日は一段と眩しく感じた。ライヴ終了時、突如スクリーンに「ミドフェス2010」の開催が発表された(6/27(日)@渋谷AX)。この梅雨、あの伝説の茶番が再び!! (作田)

出演:ミドリカワ書房




Northern19 presents 『HAVE A NICE DAY!!!2』
1/17 Sun @ SHIBUYA-AX

 待ち焦がれたオーディエンスのハートを何度も熱くする。dustbox、B-DASHの熱演の後に本日の主役・Northern19が登場し、いきなり “NEVER ENDING STORY”を投下。会場にははち切れんばかりの歓声が響き渡り、モッシュ・ダイブがあちこちで沸き起こる。「自信作です!」とこの日何度も口にしていた3/10発売の『SMILE』から2曲を披露し、フロアはさらにヒートアップ。後半は“THE DEPARTURE”、“HEARTBREAKER ”で会場を盛り上げ(この流れ最高)「ウォーオーオー」でお馴染み“STAY YOUTH FOREVER”、名曲“MORATORIUM”と畳みかけるようにクライマックスまで持っていった。EN.ではBEAT CRUSADERSのケイタイモ&カトウタロウがステージにあがり5人で“お面ズオブラヴ”を( “OMENS OF LOVE”のカバー)。そして“SUMMER”“TRY OUT”と全力で駆け抜けた。「何かが起こる予感」で胸がいっぱいになった、最高の“NICE DAY”だった。(逆井)

出演:Northern19/dustbox/B-DASH




high water
1/18 Mon @ 名古屋・大須 ell.FITS ALL

 11/25にリリースした1st Album『ウラシマノウタ』を引っさげたツアーで地元名古屋へ凱旋したフィルハーモユニーク。冒頭からアルバム収録曲を立て続けに披露。彼らが持つ優しげな雰囲気の一方での、多くの曲の根底に流れる焦燥感や不安感は、私達の誰もが共感できるものだ。速い曲、激しい曲でなくても心騒がせられる思いがするのは、言葉の一つ一つが心のひだに入り込み、深い所を刺激するからだろう。そして等身大のそれらの詞は、彼ら自身の思いであると同時に私達を癒し、勇気を与えてくれる。名曲“みちしるべ”の前半はアコギ1本での弾き語り。ストレートに心に響く。決して歌詞の全てが自分に当てはまる訳ではないが、不思議と自分に照らし合わせ、感情移入して聴き入ってしまう曲だ。瞬きも惜しみ、魅入る人。泣き笑いで歌う人。こぼれんばかりの笑顔で手を叩く人。様々な人生を歩む人が同じ時を共有し、彼らの曲をみちしるべに、またそれぞれ歩んでいく。(佐々)

出演:カラーボトル/北川けんいち(ex:ロードオブメジャー)/フィルハーモユニーク/Natural Records
(Photo: 安田典謙)




KOENJI HIGH 2nd & JUICE 10th Anniversary Event
“ハレチカ vol.26”

1/19 Tue @ 高円寺HIGH

 ライヴはthe HANGOVERSから始まる。Vo/Gtのトミーの佇まいからしてポップな彼ら。ポップなメロディと勢いあるビートによる楽曲が次々と繰り出された。続くLOVE LOVE LOVEは残念ながらこの日、ギターの浦山がインフルエンザにかかり、寺井と澤本の2人によるアコースティック・ライヴとなったが、音数が少ないだけに曲と歌詞の良さがくっきりと浮かび上がった。続いてネズミハナビはレコーディング明け、一発目のライヴ。そう、彼らは昨年末から年明けにかけレコーディングを行った。この日も、新曲の“ハッピーライフ”、“シビレルエイトビート”等の珠玉のナンバーを披露。フルアルバムが春には発売されるので、今から要チェックだ! BUGY CRAXONEの笈川がパンキッシュな曲をかける中、GRAPEFRUITSがトリで登場。柳井良太は赤いジーンズに白いレスポールを下げて現れ、まるでミック・ジョーンズのようだ。LINK時代から変わらぬ、真っ直ぐな歌を届けてくれた。祝!KOENJI HIGH 2周年!(田代)

出演:GRAPEFRUITS [柳井良太(ex.LINK), 横山マサアキ(テルスター), 熊智弘(RYOJI&THE LAST CHORDS), キャプテン(ex.WiTH MY FOOT)]/ネズミハナビ/LOVE LOVE LOVE/the HANGOVERS
DJ:笈川司(BUGY CRAXONE)/高橋駿祐(JUICE)




stone blook party vol.0
1/22 Fri @ 名古屋・大須 ell.SIZE

 楽しかった。でも寂しかった。……個人的に長く応援してきて、昨年4月には自分で企画したイベントにも出演してもらった愛知・豊橋の4ピースバンドGLIDE。先頃、残念なことに活動休止が発表され、この日のライブに駆けつけた。1曲目は“Sally〜アザレアの花言葉〜”。優しさと誠実さの溢れる言葉達が美しいメロディに乗せられて空間を包み込み、聴く者を癒す。曲のイメージを「良い意味で」覆すヴォーカルの天然キャラも全開な(笑) MCを挟み、中盤はアップテンポな曲。GLIDEの最大の魅力は『聴かせる曲』だとは思いつつ、私はノレる曲が大好きなんですよね。そしてキタっ!“宙-sora-”!! イントロのドラムで既にテンションMAX! 続く名曲“桜”で全身全霊ひたりきり。アンコールでこれまた大好きな“約束の場所”で興奮! あぁ、やっぱ大好きだー……。休止前ラストライブは2/5,6@豊橋ell.KNOT(ワンマン)。遠いので迷ってたけど、やっぱ行こっ!! (佐々)

出演:Stereo Fabrication of Youth/GLIDE/DIZZY UP THE GIRLS
OA:ブラウスミーポップ
(Photo: 安田典謙)




THE ZIPPERZ VS ROACH 2マンライブ 「殺しのだんでぃが」
1/23 Sat @ 新宿MARZ

 THE ZIPPERZとROACHの2マン! ROACHのライヴ前、スクリーンにライヴ告知映像が流される。そう、彼らは4/1に、ここ新宿MARZでワンマンライヴを行う! ROACHが登場し演奏を始めたかと思ったら、いきなりZIPPERZのラッキーさんが、全裸にカレーのCoCo壱番屋のエプロンだけ(笑)で登場しレッチリを歌い出す。筋肉質な身体なのでハマり過ぎ! そのままフロアに乱入し消えて行った。その後、ROACHのVo.たぁまが登場。曲が始まるとフロアはダイブ、モッシュの大洪水。ヘヴィなサウンドを浴びて汗をかいたところで、メロディアスな“桃色の風”に酔う。そしてZIPPERZにタッチ。今度はラッキーさん、2階から飛び降りて来た。昨年、5年ぶりに発売したミニアルバムから“拙い唄”を歌い出す。彼らの剥き出しな不器用さは、僕の心を揺さぶる。ラッキーさんの歳を重ねた自分を笑い飛ばすMCもいい。思わず泣きそうになった。彼らのライヴでは、なんと60歳のおばちゃんまでダイブしてて驚いたな。(田代)

出演:THE ZIPPERZ/ROACH
O.A:CANTOY
DJ:勝田欣也/川崎テツシ (STANCE PUNKS)