『JUICE』編集部が選ぶ“2009年ベスト・アルバム&ライヴ!!”


近藤一貴 (編集長)

ますます混迷の度合い深まる2009年でしたが、新しい音楽との出会いは変わらず刺激的でした。ベスト・アルバムの上から3枚は甲乙つけがたい傑作。他にMos Def、七尾旅人×やけのはら、DJ BAKUの『THE 12JAPS』など。リリース前ですが、蓮沼執太の新譜も最高です。ベスト・ソングは年間通して携帯の着信音として活躍してくれた曲。ゼロ年代ベストは悩みに悩んで、眩しい同時代性に夢を乗せた『ファンファーレ』と、この10年を予見していたかのような『Kid A』に一票。この時代に音楽を鳴らす理由はますます重要になっていきそう。

■ベスト・アルバム
・ Animal Collective 『Merriweather Post Pavilion』
・ 相対性理論 『ハイファイ新書』
・ The Horrors 『Primary Colours』
・ チャットモンチー 『告白』
・LAURA GIBSON AND ETHAN ROSE 『Bridge Carols』

■ベスト・ソング
・Animal Collective “Brother Sport”

■ベスト・ライヴ
・THA BLUE HERB @ 恵比寿LIQUIDROOM(5/2)
・ LOS HERMANOS @ メタモルフォーゼ 09(9/5)
・リトルキヨシトミニマム!gnk! @ 下北沢 CLUB Que (12/3)

■番外編:ベスト・歓喜
・FC東京 ナビスコカップ優勝

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:□□□ 『ファンファーレ』
洋楽:Radiohead 『Kid A』



林 拓一朗 (プロデューサー)

00年代が終わるのか〜。ちょうど、自分自身が音楽活動を止めて、この世界に入ったのが2000年なんですよね。だから、今年でこの生活も10年になります。「年代ベストアルバム」は随分悩んだんですが、邦楽は浅井さんとの出会いのきっかけになった一枚を。洋楽はやはり、最後の最後で、事件でしたからね。00年代、そして2009年、お世話になったアーティストの皆様方、関係者各位様、自分の家族、友人達、そして残念だけどもう会えない人たち、もちろん読者の皆様にも、感謝です。LOVE&PEACE!

■ベスト・アルバム
・浅井健一 『Sphinx Rose』
・The BEATLES 『Remaster BOX(MONO)』
・エレファントカシマシ 『昇れる太陽』
・LAZYgunsBRISKY 『26times』
・The Chameleons 『SKID CITY』

■ベスト・ソング
・浅井健一 “FRIENDLY”

■ベスト・ライヴ
・浅井健一 @ 名古屋クラブダイアモンドホール(7/20)
・PATTI SMITH @ FUJI ROCK FESTIVAL 09
・エレファントカシマシ @ 日本武道館(4/11)

■番外編:ベスト・人生の転機
・LOVE&PEACE!

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:SHERBETS 『VIETNAM 1964』
洋楽:The BEATLES 『Remaster BOX (STEREO)』



田代洋一 (ライター / 営業)

09年はJUICE 10周年もあり、多数のイベントを開催。タシロ企画の『ハレチカ』だけでも7回開催しました。出演頂いたバンドの皆さん、ありがとうございます。ベストライヴの3/31@リキッドは色んな意味で印象深い1日でした。本当は企画した全イベントをベストに挙げたいほどですが、次点は1/17@吉祥寺SHUFFLE(ネズミハナビ/ズクナシ他)。ベストソングのネズミハナビは、僕がマネージメントするようになった3ピースバンドです。11月に生まれた息子含め、子供が一気に4人できた感もあります。何卒、よしなに。

■ベスト・アルバム
・eastern youth 『歩幅と太陽』
・sleepy.ab 『paratroop』
・THE MODS 『Gang Rocker...If』
・BUGY CRAXONE 『チーズバーガーズ・ダイアリー』
・チャットモンチー 『告白』

■ベスト・ソング
・ネズミハナビ “ハッピーライフ”

■ベスト・ライヴ
・フラワーカンパニーズ/tobaccojuice/おとぎ話/FURS @ 恵比寿LIQUIDROOM(3/31)
・『夏の魔物』 毛皮のマリーズ/THE卍/曽我部恵一BAND 他 @ 青森県つがる市(7/18)
・THE WEDDING PRESENT @ 渋谷O-nest(3/12)

■番外編:ベスト・誕生
・11/10に息子が生まれたこと。

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:銀杏BOYZ 『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』
洋楽:New Order 『Get Ready』



波多野LIMO (ライター / 営業)

2009年は個人的に大殺界のような1年(苦笑)。オアシスに始まり幸せだったのも束の間、ノエルの脱退。いろんな人から「真相は??」と聞かれる羽目に!そうかと思えば松木に教えてもらい初めて知ったユニコーン!彼らの音との出逢いは衝撃的でした!ライヴはオヤジパワー炸裂ですっごく楽しかった!しかし後半は実家と東京を行ったり来たり。12月には改めて、どんなに願っても、どんなに欲しても、叶わないことが世の中にはあるんだと思い知ったし……。2010年はみんなが健康でハッピーな年になりますように……。

■ベスト・アルバム
・Plastic Tree 『ゲシュタルト崩壊』
・ユニコーン 『シャンブル』
・V.A. 『南極料理人サウンドトラック』
・Psysalia Psysalis Psyche 『Matin Brun』
・THE ENEMY 『Music For The People』

■ベスト・ソング
・ユニコーン “R&R IS NO DEAD”

■ベスト・ライヴ
・oasis @ FUJI ROCK FESTIVAL'09(7/24)
・ユニコーン @ 新木場STUDIO COAST(9/21)
・oasis @ 幕張メッセ(3/29)

■番外編:ベスト・WAO!衝撃的な出逢い!
・再結成にして初めて知ったユニコーン!
どっぷりハマりました!ありがと!みぽりんa.k.a.まっちゃん

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:Plastic Tree 『ネガとポジ』
洋楽:oasis 『Standing on the Shoulder of Giants』



佐々知香 (ライター / 営業)

4/4、大好きなバンド八組にご出演頂き、人生初の完全自主企画イベント「でらロックフェスティバル」をやらせていただきました。手探りで、構想から半年以上、毎日不安で一杯でしたが、出演者、関係者、お客様のお陰で本当に素敵なイベントになったと思います。同じ日に大きなイベントなど重なりすぎていて、動員は充分とは言えず、収支的に厳しかったとか、どうでもいいんです!! そして懲りずにまたやっちゃいます! 2010年、3/4大阪、3/6名古屋! でら(ものすごい※名古屋弁)ええイベントだで! マジで!!

■ベスト・アルバム
・Hundred Percent Free 『REBOOT』
・CHERRYBLOSSOM 『星空トライアングル』
・soulkids 『COSMIC HERO』
・UNCHAIN 『Music in the key』
・バックドロップシンデレラ 『ニッポンインポッシブル』

■ベスト・ソング
・Hundred Percent Free “UNITE”

■ベスト・ライヴ
・ロットングラフティー @ 滋賀 希望が丘文化公園(10/12)
・MARSAS SOUND MACHINE @ 大阪BIG CAT(10/31)
・バックドロップシンデレラ @ 名古屋 ダイアモンドホール(4/4)

■番外編:ベスト・感謝
・でらロックフェスティバル

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽: ロットングラフティー 『CLASSICK』
洋楽:PIANO 『THE VALEDICTION OF EARTH』



松木美歩(ライター / 営業)

2009年はユニコーンの復活が大事件。おかげで笑った泣いた飲んだ。この繰り返し。当時は3回しか行ったことなかったユニコーンのライヴ。去年だけでどれだけ観たよって数えてみたら自分に軽く引きました。あはは。民生さんのハンドマイクでゴハン三杯いけちゃうテンションだったから、まいっか。あとライムスターの復活。20周年記念ライヴのすばらしさに震え、Mummy-Dのエロかっこよさにモーレツにメロメロ。おもわずB-GIRLになるとこでした。2000年代ベストは一番再生ボタンを押した二枚を。

■ベスト・アルバム
・ユニコーン 『シャンブル』
・マボロシ 『マボロシのシ』
・ GRAPEVINE 『TWANGS』
・ 椎名林檎 『三文ゴシップ』
・ACIDMAN 『A beautiful greed』

■ベスト・ソング
・奥田民生 『雲海』

■ベスト・ライヴ
・ユニコーン @ よこすか芸術劇場(2/27)
・RHYMESTER @ JCB HALL(11/29)
・GREEN DAY @ 赤坂BLITZ(5/28)

■番外編:街で偶然会った(見かけた)アーティストNo.1
・スチャダラパー・BOSE氏(今年だけで3回お見かけした)

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:Scafull King 『SCAtegory』
洋楽:The White Stripes 『Get Behind Me Satan』



柳 雄大 (編集)

「歌詞に意味はないけど、快楽指数高めの音楽」と「人間味ある歌詞ののった、純粋無垢な感じの音楽」の両極端化が特に進んだ一年だったように思います。……なんて、偉そうなことを言ってはみたものの、実際は音楽に関するさまざまなことがマンネリ化していて、「そうだ、アニソンを聴こう」と悟りを開いたのが'09年の春。結果、1,500曲近く集めたアニメソングからは多くのことを学びました。色々あるけど、いい物もある、悪い物もある。さあ、今年から「'10年」です。違和感ありますけど、がんばって慣れていきましょう。

■ベスト・アルバム
・ BUCK-TICK 『memento mori』
・ 吉川晃司 『Double-edged sword』
・ GO!GO!7188 『アンテナ』
・ Superfly 『Box Emotions』
・ THE SLUT BANKS 『極! SHOCK!!』

■ベスト・ソング
・cali≠gari “-踏-”

■ベスト・ライヴ
・ 筋肉少女帯 @ 赤坂BLITZ(9/21,22)
・ マキシマム ザ ホルモン @ 秋葉原GOODMAN(11/3)
・ UNLIMITS @ F.A.D YOKOHAMA(1/10)

■番外編:ベスト・メカ
・“エヴァンゲリオン仮設5号機”

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:THE BACK HORN 『ヘッドフォンチルドレン』
洋楽:Queens Of The Stone Age 『Songs For The Deaf』



高橋駿祐 (編集)

高橋家のテレビデオがひっそりと誤作動した2000年問題から10年。09年は相対性理論の年だ!と思った矢先にホラーズ新作、これで決まり。そして多くのスターが消えた。若い世代には清志郎さんやマイケルはあまりに“大ネタ”過ぎてちゃんと聴いたことがなかった、という人も多いはず。僕もそのひとりで、死がきっかけというのは皮肉だけど、この先も聴き継ぎたい。ハルカリは本気で人生の名盤、ストロークスは……語るまでもないか。エレ片継続大歓喜!尾田栄一郎天才!田尻智万歳!三沢の勇姿、絶対忘れない!!

■ベスト・アルバム
・ The Horrors 『Primary Colours』
・ 相対性理論 『ハイファイ新書』
・ Lily Allen 『It's Not Me, It's You』
・ Tommy february6 『Strawberry Cream Soda Pop Daydream』
・ Franz Ferdinand 『Tonight』

■ベスト・ソング
・The Horrors “Sea Within A Sea”

■ベスト・ライヴ
・Russia Group @ 新宿Nine Spices(11/8)
・ The Specials @ SUMMER SONIC 09(8/8)
・ NOFX @ PUNKSPRING(4/5)

■番外編:ベスト・爆笑
・ エレ片コントライヴ「コントの人3」
 (祝・番組継続!1/29 DVD発売!歴代最高傑作!)

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:HALCALI 『ハルカリベーコン』
洋楽:The Strokes 『Is This It?』



浅井 陽 (ライター / 営業)

2009年、大まかに感じた事は、大不況ということですね。営業しようにもどこも予算不足でなかなか思うようにいかなかったりで大変でした。でもそんな追い詰められた状況のおかげで、ある種の悟りに近い精神が生まれ、いわゆる『何やってもいいや。好きなようにやろう。It's HEAVEN』的な発想が生まれました。あと素敵な仲間も沢山出来ました。いままで結構苦しんでいた環境から、抜け出した気がします。仕事をしていく上で、気の合う仲間が増えてきて、目標を分かち合える人たちに出会えました。

■ベスト・アルバム
・The STEALTH 『Symphony For The Upring』
・LEO今井 『Laser Rain』
・immi 『Wonder EP』
・SNAIL RAMP 『SIX LOGIC』
・THIS IS PANIC 『YUTORI エデュケイション』

■ベスト・ソング
・The STEALTH “Crash For The Human Race”

■ベスト・ライヴ
・The STEALTH @ 代官山UNIT(11/26)
・LEO今井 @ 渋谷O-nest(12/4)
・OHGA-大神- @ 六本木Morph東京(12/19)

■番外編:ベスト・LOVE
・ 『2009年は好みの子を沢山見かけました』

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:テングインベーダーズ 『きもちのいいあいさつ』
洋楽:OUTKAST 『Speakerboxxx/The Love Below』



中里 智美 (ライター / 営業)

2009年、右も左も分からぬままJUICE入社。様々なミュージシャン、そしてその活動を支える音楽関係者の方々と共に仕事をさせていただき、学ぶことが非常に多かったように思います。また東高円寺UFO CLUBの超近所に引越したり、渋谷LUSHの滑稽なDJイベントに毎月通ったり、相対性理論見に行って捻挫したりと、プライベートでも音楽と密接に関わりあえた(?)コクのある一年でした。でも案外2010年も変わらない日々なんでしょうね。浅井さんの歌がある限り世界は平和だなとか言ってみたりしつつ、今年もヨロシク!

■ベスト・アルバム
・ワッツーシゾンビ 『WE ARE THE WORLD !!!』
・浅井健一 『Sphinx Rose』
・The John's Guerrilla 『Seize The Time』
・THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 『THEE GREATEST HITS』
・巨人ゆえにデカイ 『たてもの』

■ベスト・ソング
・ 嘘つきバービー“ねこ子”

■ベスト・ライヴ
・ 神聖かまってちゃん @ 東高円寺U.F.O. CLUB(9/21)
・ ART-SCHOOL /おとぎ話 @ CLUB Que(2/15)
・ under the yaku ceder @ 新代田FEVER(7/22)

■番外編:ベスト・ハマったゲーム
・サンシャイン牧場

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:水中、それは苦しい 『顔にやさしく』
洋楽:FATBOY SLIM 『Palookaville』



逆井真理 (ライター / 営業)

9年務めた会社を退社し(今も一部制作に参加していますが)、師匠・林の元から離れてフリーのライターに。心境的にも環境的にも大きな変化があった波乱万丈の一年でした。退社後は休養も兼ねて好き勝手やらせて頂きましたが、今年は今までの経験をもっと活かしながら、より多くの場で活動していきたいです、ウス! 思えば「ライターになりたい」と夢描いたのが10年前。素晴らしい人たち・最高の音楽との出会いが沢山ありました…ホント、人生って素晴らしい。今年はMEANINGの更なる飛躍、パトのソロ活動に期待!

■ベスト・アルバム
・ Laughin'Nose 『REGENERATION』
・ TOTALFAT 『FOR WHOM THE ROCK ROLLS』
・ HAWAIIAN6 『BONES』
・ riddim saunter 『Days Lead』
・ F.I.B 『FIGURE』

■ベスト・ソング
・LOW IQ 01 “NOT ALONE”

■ベスト・ライヴ
・ニューロティカ25周年ライヴ @ O-EAST(5/30)
・FRONTIER BACKYARD @ 代官山UNIT(6/7)
・ LOW IQ 01 @ JCB HALL(10/10)

■番外編:ベスト・感謝
・JUICE編集部、関係者の皆様、読者の皆様

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:SA 『YOU MUST STAND UP MY COMRADES』
洋楽:FALL OUT BOY 『Infinity on High』



清水桜子 (デザイナー)

2000年代ベストって、なんて難しいお題! 素晴らしい音楽はこの世に数え切れないくらい溢れてて。その中から1枚だけ選ぶには、時代性やアーティストの人間性、個人的な思い入れなども加味しないと到底絞りきることはできない……。で、やっぱり、2000年代を統括するならMichael Jacksonしかいないだろうというところに落ち着くわけだ。音楽の神様にこれほどまでに愛されたミュージシャンは他にいないと感じるし、今後も現れないのではなかろうか? そんな敬愛の気持ちを込めて。

■ベスト・アルバム
・The Flaming Lips 『Embryonic』
・Dirty Projectors 『Bitte Orca』
・Grizzly Bear 『Veckatimest』
・Arctic Monkeys 『Humbug』
・ Fruit Bats 『The Ruminant Band』

■ベスト・ソング
・PawnLab (From 4 Bonjour's Parties) “Mug for the Birdie”

■ベスト・ライヴ
・BECK @ NHKホール(3/25)
・Super Furry Animals @ SHIBUYA-AX(11/26)
・ Scool of seven bells @ SUMMER SONIC 09(8/7)

■番外編:ベスト・リスペクト
・Michael Jackson

■00年代 私的ベストアルバム
邦楽:坂本美雨 『Harmonious』
洋楽:Michael Jackson 『This Is It』