つしまみれ「あっ、ワンマンだ。」
9/11 Fri @ 新宿LOFT

ワンマンツアー、最終東京公演も熱狂の渦!もう止まらない!

 つしまみれワンマンツアー「あっ、ワンマンだ。」最終の東京公演がこの日。例によって、ワンマンをやるだけには留まらない彼女たち、なんと一般公募で彼女たちのコピーバンドを選抜、オープニングにコピーバンドコンテストを開催! 3バンドがおのおののアプローチで「つしまみれ」をカヴァー。メンバーもニコニコ袖からステージを見守っている。なんと優勝バンドには、本当にデカい三人のパネルを贈呈。大切そうに持って帰っていました。さて、つしまみれのスタンバイも整って、いつものSEと共にメンバーがステージに。“岩壁の上の一本指総長”からスタート。始まると同時に、激しいモッシュが巻き起こる。“タイムラグ”“ブレスユー”、そして“険悪ショッピング”。ガンガン行く三人に、歓声とモッシュで応えるオーディエンス。みずえのタイトでパワフルなドラミング、やよいの流麗なベースラインとアグレッシブなパフォーマンス、そしてまりの独特なボーカルから紡がれるメロディライン、ギターワーク、危うささえ感じさせられるライブ・パフォーマンスも絶好調。新曲も披露され、充実した活動ぶりが見て取れ、頼もしい限りだ。本編後半は“おじいちゃんのおズボン”“脳みそショートケーキ”で大騒ぎ。ダブル・アンコールに応えた三人は、“海産物”、そしてとどめの“バカ元カレー”でこの日のライブを締めた。今のつしまみれのライブ、絶対観ておいて損はない! 11/16の下北沢シェルターを皮切りに、全国で「VSツアー」を展開するそうなので、是非チェックしてみて欲しい。(林)

出演:つしまみれ




LAZYgunsBRISKY 「26times TOUR」FINAL
9/18 Fri @ 代官山UNIT

代官山UNIT、ツアーファイナル・ワンマンも大成功!

 夏のなごりが残る九月中旬、LAZYgunsBRISKYのツアー“26times TOUR”ファイナルを飾る、代官山UNITワンマンが開催。実はこの数日前に電話があり、この日のDJをさせて頂くことに。無条件でOKですとも! 会場を埋めたオーディエンスの前に彼女たちが姿を現し、izumiのギターのフィードバックからLucyのMC、「Hi! We are LAZYgunsBRISKY,Let’s go.」その言葉に導かれるように“Liar”でライブをスタート。二曲目は1stより“help me,rock’n’roll”、三曲目はお馴染みのナンバー“but I know”。ツアーを経てきただけに、アンサンブルもいい意味でラフなワイルドさが増し、バンドのこの日にかけるテンションの高さが感じられた。『26times』から“Navy Star”、そしてまた1stから“hey”。今までのキャリアを総括するようなセットリスト。“Sneaky”ではazuのベースがハジけ、Moeのドラムがグルーヴする。“Ring,ring,ring”ではLucyが手拍子。オーディエンスもそれに続く。“gotcha”“hello,my name is bitch”と初期のナンバーを初期衝動そのままに打ち鳴らす。新曲も披露され、バンドの状態がより登り調子にあることを感じさせられた。本編は“Pretty lights”で終了。鳴りやまないアンコールに応え、“wow”そしてアンセム“michigan”。そのままメンバーはステージを後にしたが、まだ足りないのを知ってる。ダブル・アンコール、“the trip”で本当にバイバイだ。終演後のDJでは、唯一『26times』収録曲で演奏されなかった“Abbey road”、そして彼女たちへのはなむけで“(Just like)Starting Over”。ツアーは終わったけど、彼女たちは始まったばかりだ。(林)

出演:LAZYgunsBRISKY




JUICE & NAGANO CLUB JUNK BOX 10th Anniversary Event
10/4 Sun @ 長野CLUB JUNK BOX

最高にロックな空気が充満していた長野の夜

 10周年どうしのNAGANO CLUB JUNK BOXとJUICEが合同で企画したロックンロールな一夜。まずはROLLY、佐藤研二、高橋ロジャー和久による「THE卍」のライヴから始まる。バカテクを駆使しつつ、時空を狂わすような卍パワーを炸裂。ピンクレディー“SOS”のカヴァーも披露。Drの高橋ロジャーが歌う“難聴”で大笑いしつつ、ロック床上手三人衆の豪快な演奏に酔った。続いて「毛皮のマリーズ」が登場した途端、ギラギラしたオーラが放たれる。観る度に王道のロックに近づきつつあるマリーズだが、いつも何かが起こりそうなゾクゾク感も、やっぱりある。この日も70年代ストーンズから最近のプライマル・スクリームまでをリスペクトしながら解体しているようなライヴ。最後の“REBEL SONG”ではROLLYも、すかんち時代から使っているギターを持って共演した。「ザ50回転ズ」は、久しぶりにライヴを観たが、やっぱ痛快だし単純にライヴが楽しい。あれだけ動いて、きっちり演奏して歌う3人のエンターティナーっぷりに感服。それにしても“Thank You For RAMONES”の名曲っぷりにシビれた。トリは「THE NEATBEATS」。彼らのエンターティナーっぷりもハンパない。MCも動きも笑いのツボを突き過ぎ。しかもネタが時折マニアックなとこがすごい。もちろん演奏も最高のロックンロールだし、ビンテージ機材を使ったこだわりも随所に感じさせてくれた。4バンドすべてのライヴが素晴らしく、ロックしてた。それと一緒にDJをしてくれたHIROMUX、そしてJUNK BOXの皆様、ありがとうございました!(田代)

出演:THE卍/毛皮のマリーズ/ザ50回転ズ/THE NEATBEATS
DJ:HIROMUX(GIMME SHELTER)/タシロック(JUICE)




INDICATOR 09
10/6 Tue @ 下北沢SHELTER/Daisy Bar/CLUB251/ERA/Cave-Be/MOSAiC

総勢17組のツワモノ達に、下北沢が乗っ取られた!

 下北沢の6会場でライブ見放題!のこの日、まずはLAZYgunsBRISKY目当てでCLUB 251へ。泣き叫ぶように歌うVo.Lucy、その生々しい感情に溢れた姿がとても美しかった。続いてはERAにて8otto。観客で満杯のフロアギリギリまでメンバーが身を乗り出し、スタジオライブさながらに熱気ムンムンの会場。もちろん、たっぷり踊らせてもらった。THE RODEO CARBURETTORもまた、全身をウズウズさせるようなグルーヴを持つバンド。爆音が曲の頭から尻までドカドカ鳴り続けていて、楽しいってだけであとはなんにも余計なものがないシンプルさ。その男気にシビれた。MO'SOME TONEBENDERは、もはや怪物。掻き鳴らされる数多の音の中に生まれる緊張と静寂の世界は、たった3人で作り出しているとは思えないほど強烈だった。そして今にも噛み付いてきそうなクールなオーラを持つBlieAN。どこまでも突き抜けていく歌声の目が覚めるような鋭さに、最後までゾクゾクさせられっぱなしだった。一方STANCE PUNKS、こちらは最高に暑くて熱いライブ。燃え尽きるってこういうこと。彼らはいつだって全力で、本気なのだ。トリはMY WAY MY LOVE。バンドとお客さんの息もピッタリで、ここぞ!というところで必ずこぶしが上がる。天井にドラムスティックを突き刺したりとやりたい放題やった後、ドラムセット及び客席に飛び込んで、「愛してるぜ!」と言い放った上、アンコール無しでスパッと終演!なんとも豪快&痛快で、心底クールなラストだった。拍手!(中里)

出演:下北沢 SHELTER…MY WAY MY LOVE/MO'SOME TONEBENDER/BUDDHISTSON
Daisy Bar…STANCE PUNKS/JAPAN-狂撃-SPECIAL MOSAiC…No Regret Life/the HANGOVERS/serial TV drama CAVE-Be…UPLIFT SPICE/ジン/SHENKY GUNS
CLUB 251…Scars Borough/THE RODEO CARBURETTOR/LAZYgunsBRISKY
ERA…BlieAN/8otto/rega




LOW IQ 01 presents MASTER OF MUSIC
10/10 Sat @ 東京・JCBホール

イチさん10周年、ホントにおめでとうございます!

 イチさんのソロデビュー10周年を祝って、仲間たちがお祝いに駆けつけた。祝祭ムード満載のフロアのキッズたち(年齢層の幅ひろっ!)を最初に暴れさせたのはBRAHMAN。出だしから『HELLO! LOW IQ 01』に収録されたカヴァー曲「WHAT'S BORDERLESS?」を披露、とその気合いが伝わってきた。畳み掛けるような熱演の後に、ACIDMANが、荒々しいステージを展開。イチさんに対する尊敬の念を表したMCも感慨深かった。そして、KEN YOKOYAMA! 最高のパンク・ロックショウを見せ付けてくれた、そのステージはもちろん、イチさんに対する愛情に溢れたMCにもグッときた。そして、本日の主役、イチさんにバトンタッチ。BACK DROP BOMB、TAKAが会場を煽り、イチさんが登場! フロアからは、大きな花束を贈るかのように拍手・歓声が送られる。「バッチリなライヴやりますんでよろしく!」という宣言通り、ベスト・オブ・ベストなセットリストで大いにフロアを盛り上げていく(「Rules」ではTOSHI-LOWもステージに)。しかも、これだけで終わらないのがサービス精神旺盛のイチさん。ステージが突如転換されたと思ったらLOW IQ & THE BEAT BREAKER、LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERSによるライヴも展開し、会場はまさに「イッチャン祭り」状態(いや〜ビックリした!)。最後にひとこと。「俺、音楽やってて良かった!」。すっごくハートフルな、最高のライヴだった。20周年ライヴも楽しみです。(逆井)

出演:LOW IQ 01 & MASTER LOW/KEN YOKOYAMA/BRAHMAN/ACIDMAN




Arctic Monkeys
10/19 Mon @ 日本武道館

アークティック・モンキーズ、進化の真価が問われた日本公演

 かのジョニー・マーが加入したことで注目を集めていたゲストのクリブスは、個人的にも大好きなバンド。ジョニーの加入は賛否両論あるかも知れないが、新生クリブスは、アークティック・モンキーズのファンに十分アピールできるものだっただろう。ではあったけど、アークティックは登場時の佇まいだけでクリブスを飲み込んだ。幕開けは“Dangerous Animals”に間髪入れずの“Brianstorm”。『Humbug』発売後の来日ということもあって、セットリストは新曲をほぼ網羅した内容。アレックスの風貌の変化も手伝って、情報がなければアークティックだと気付かない、別のバンドのようだ。要所に挟みこまれる“I Bet You〜”などの1st〜2nd(特に1st)の曲はやはり異常に盛り上がるが、構成としては不自然にすら感じてしまうほど。それくらい『Humbug』を境にバンドの雰囲気はサイケに変化している。“Fluorescent Adolescent”のキーを下げたアレンジはその点ごく自然で、【『Humbug』以降の世界観】に合わせた形といえそう。そしてなにより目に耳に付くのは、体もドラミングもビルドアップしたマット。彼がバンドの方向性に与える影響力は大きい。アークティックは、初来日の代官山UNITから見続けているが、実は日進月歩の彼らに、ついていけない部分も多少あるのが正直なところ。“When The Sun Goes Down”も聴きたかったし、“A Certain Romance”で終わっていたラストも捨て難い。そんな風に思った人も武道館にはきっといたはず。とはいえ、先が読めない彼らにも興味が尽きない。(高橋)

出演:Arctic Monkeys
Guest:The Cribs




WALK WITH WAY2009〜たまっきんJAPAN〜
9/20 Sun @ 浜松 窓枠

 あれ?始まってる! ?…急遽参戦のUSE THIS WAYが開演時間前にライブ。これがかなり良くって儲けモノ。前から気になっていたbanbiはキャッチーで美メロ・美声・美コーラスで期待以上! 浅草ジンタはライブハウスをお祭り会場に塗り替え、Smash Upではイキナリのサークルモッシュ発生! REAL REACHは曲でもMCでも場内を笑顔で満開にし、ロットングラフティーは限界超えの激しさで聴衆は皆が首を振り、腕を挙げ、ジャンプし、無心になって熱狂。そしてハイタッチによってオーディエンスの気持ちを一つにし、次につなげる。JANGA69はひたすらハッピーな空気感。そしてトリのDALLAX。彼らは、こんなにもカッコいいのに何故「三の線」を感じさせるのだろうか(笑)。ノリノリだけど低音。踊りまくりだけど低い。……体感しないとわからない、この唯一無二の世界観! 11周年11枚目11曲入りのアルバムを11/11に出すそうなので(笑) 要チェック!!(佐々)

出演:ロットングラフティー/DALLAX/REAL REACH/JANGA69/FAT PROP/浅草ジンタ/banbi/ Smash Up/COSMIC ECHOe/chicken head maker/USE THIS WAY




JYOJI-ROCK U22 GRAND PRIX
9/23 Wed @ 吉祥寺ROCK JOINT GB

 東京は吉祥寺から新しい才能の息吹を感じた日??ライヴハウス〈曼荼羅〉のグループ5店舗、スタジオ2店舗 他が、今年の夏から企画/主催するアマチュアバンド・コンテストのグランプリ大会が開かれた。18歳以下と22歳以下の2レーンに分けて、予選を突破した15バンドが次々とライヴを披露した。どのバンドも凄い勢いで、ステージに上がるのが楽しいけど、緊張も伝わってきて、僕なんか「やっぱ、若いって武器だな」と羨ましく感じた。ゲストバンドのスキマノザラシの貫禄あるライヴの後、遂に結果発表。U-18 RANEのグランプリは、まからんぴぃ。2位はBabel、3位はクレイマン・クレイマン。U-22 RANEのグランプリは、THE楽団マーキュリー。2位はTHEイギーポップ狂チャコペンシルズ、3位はSEYLESS。審査員特別賞はSERENITY IN MURDER。music3賞はBLANK DISK BOOTLEG。ベスト・ボーカリスト賞は砂子慧伍。ベスト・プレイヤー賞は妹尾 綾がそれぞれ獲得。次の大会は2010年春に開催される。(田代)

出演:【U-22 RANE】THE楽団マーキュリー/THEイギーポップ狂チャコペンシルズ/SEYLESS/Soleil/砂子慧伍/SERENITY IN MURDER/BLANK DISK BOOTLEG/ガタガタゴー'S/Smoolull/メルシーおじさん/mochi mochi/昭和元年
 【U-18 RANE】まからんぴぃ/Babel/クレイマン・クレイマン 
【GUEST BAND】スキマノザラシ




Think the water, Feel the music.
LIVE for LOVE We support WaterAid

9/27 Sun @ 横浜スタジアム

 世界の水問題解決に向け活動するイギリスのNGO「WaterAid」へのチャリティーコンサート、それが「LIVE for LOVE」だ。矢沢永吉、VAMPSらが出演した1日目に続き、2日目の公演を観に横浜へ。午後3時、トップバッターの相川七瀬がステージに立ちライブはスタート。各々、短い演奏時間ながら密度は濃い。Gt.DAITAのギターフレーズの美しさが際立つBINECKS、重く激しく美しいビートを振りまくD'ERLANGER、弾丸のごときラップと歌で圧倒するDiggy-MO'……息もつかせぬステージの連続。アメリカからやってきたオルタナティブロックバンド・AFIも、噂に違わぬ好演。そして会場全体の期待を一身に集め登場するは、トリの氷室京介。彼自身久しぶりのライブとあって、盛り上がりのボルテージは半端ではない。通好みな選曲もグッとくる。アンコールでは先ほどのAFIを招き、コラボ曲“Miss Murder”の披露も。貴重な一日、このイベントが世界の“水”に少しでも恩恵をもたらしてくれることを願う。(柳)

出演:氷室京介/AFI/UVERworld/FLOW/BINECKS/access/Diggy-MO(SOUL'd OUT)/D/LM.C/BECCA/D'ERLANGER/相川七瀬




“ジョン・ホルムストロム編集長”来日記念ライブ!
Invasion of PUNK MAGAZINE vol.1

9/30 Wed @ 下北沢SHELTER

 今では当たり前のように世界中で使われているPUNKという言葉。この起源はイギリスではなく、ニューヨークだってことは意外と知られていないことなんだろうか(「本当はニューヨークだ!」って叫んでた方もいましたが。笑)。この言葉を世の中に広げたのが「PUNK MAGAZINE」の編集長ジョン・ホルムストロム。ラモーンズのアルバムカバーなどを手がけるなどパンクの先駆者的人物。そんなジョン氏が急遽来日するとあって、敬愛するバンド達も急遽参戦。会場に入ると、ぎゅーぎゅーのすし詰め状態。RADIOTSもPONI-CAMPも最高に熱いステージだったが、なんといってもザ50回転ズ!一曲目は“Thank You For RAMONES”からスタート。 “レッツゴー3匹!!”、“グローリー・グローリー”、“50回転ズのテーマ”などを畳み掛け、アンコールではラモーンズの名曲“Blitzkrieg Bop”(電撃バップ)を大胆に披露。最高にパンクな夜でした。(松木)

出演:ザ50回転ズ/PONI-CAMP/RADIOTS
MC:Geoge Williams
GUEST:John Holmstrom(PUNK MAGAZINE from U.S.A)




MAMORU&THE DAViES
ヒットパレード発売記念ライブ

9/30 Wed @ 新宿レッドクロス

 ワタナベマモル率いるMAMORU&The DAViES(Gt:ハラタカシ、B:岡本雅彦、Ds:オカベタケシ)のベスト盤『ヒットパレード』が今年9月に発売された。この日は、そのレコ発ライヴ。ライヴの合間にはDJ KAWATOがゴキゲンなロックンロールを回す。Mooney&Lucky Rhythm Sessionのライヴの後、MAMORU&THE DAViESが登場。ほんと肩肘張らず、自然に始まる演奏。もちろん新譜の『ヒットパレード』からも次々と披露。ゆるい中にも“今週週末来週世紀末”のようなフォーク調の名曲がヒリヒリ沁みる。そう、僕の中でワタナベマモルと言えば、昔からシニカルな歌詞が刺さる詩人ってイメージがある。“荒川へ行こう”も“オイラの部屋へおいでよ”も、なんでもない歌詞がいちいち沁みるんだなぁ。インストナンバー“DO THE DAViES”ではYancyがKeyで参加した。また“死ぬ程に生きてみる”や“百戦練磨のオトコ”を聴きながら、こういう曲は、今の世知辛い時代にこそ、より響くなと痛感させられた。(田代)

出演:MAMORU&THE DAViES/Mooney&Lucky Rhythm Session(Vo.g:Mooney, Pedal Steel:高木克, Wood Bass:Speedy, Piano:Yancy, Sax&Clarinet:Andy)/踊ろうマチルダ/BACK SOUL INVADERS
DJ:KAWATO(ROLLER☆KING)




吉祥寺 CLUB SEATA 〜Opening Party〜
1st day
10/1 Thu @ 吉祥寺 CLUB SEATA

 吉祥寺にこの日オープンしたCLUB SEATA! 新スポットということに加え、ライトグリーンを基調としたハイセンスな内装に心が浮き立つ。広々としたバースペースでくつろぐ人々を横目にホールへ入るとまもなくライブスタート。クラブとしてもライブハウスとしても利用可能なSEATAならではで、様々なジャンルのアーティストが登場。大阪のDROP等の系列ということもあり、大阪から駆けつけたバンドも。終盤に登場したLONG SHOT PARTYは、かなり久しぶりに見たのだが、随分雰囲気が変わっており驚かされた。官能的なグルーヴとサウンドに体を揺らし、心もドキドキ揺れ、目は釘付け。トリはCLUTCHO。こちらも久しぶり。正当派ロックバンドのイメージだったが、見た目もサウンドも変化しており、良い意味で裏切られた感。爆発的なエネルギーに飲み込まれ、たまらず前方に押し寄せる聴衆。初日を飾るのに相応しい素晴らしいライブの数々でした! (佐々)

出演:LONG SHOT PARTY/URALi a.k.a.Norisiam-X/WOLF PACK/リアルグルーヴ/ANARCHY STONE/CLUTCHO/GIZMO(O.A)




nil tour'09 SCOTOMA
10/3 Sat @ 渋谷CLUB QUATTRO

 ライヴを観ながら、ずっと考えていた。「すごい!最高だった!楽しかった!」ぐらいしか言葉が出てこないなぁと。否、もちろん事細かにレポートはできるさ。9/16にアルバム『SCOTOMA』を発売しての、ツアーの7本目で、1曲目は“HEAVY MENTAL”でガツンと始まって、 珍しく“DROP”を演ったけど、その前に演ったカップリング曲の“毒針とステロイド”の方がもっとレアだなとか、アンコールで上半身裸の勝さんが“サーカス”を歌ったとか、書けるけど、そんなことじゃない気がすんだな。今の3人になって年々増す〈ふっ切れた感〉もっと言えば〈ロック馬鹿〉なモードを伝えきれない。「もう俺達、これしかできないから」って言わんばかりの痛快っぷりだから。それに呼応して男性客も増え、時に野太い歓声も上がる。この日は、痛快ロック・チューンを掴んでからの集大成なセットで、中盤“I'm OK!”から“PUBLIC ENEMY No.1”までなんて激アツだった。敢えて言おう、nilがロックであると!(田代)

出演:nil




JUICERS
10/3 Sat @ 南青山レッドシューズ

 レギュラー・イベント『JUICERS』。今回はお馴染みの2バンドが出演。まずはスリルラウンジが独自の渋い空気を放ちながら登場。横道坊主の今井が率いるロック・トライアングルだ。今井のGuと歌、向井玲子のDr、英男のBの3人が、その場の空気を読みながら、時にジャム的なノリも交え曲を進める。最後の方はファンの野太い声もあがり、レッドシューズ同様、真っ赤に燃え上がって終了。続いてのネズミハナビは、この日、新ドラマー:メグリが加入しての初ライヴだった。なんだか、がむしゃらに演奏する3人に引き込まれた。3人で初めて作った新曲“LOVE SONG”もグッとくるバラードで、またも名曲誕生。19歳のメグリを見ながら、ネズミハナビの未来は明るいと確信した。ゲストDJは急遽、回してもらったBUGY CRAXONEの笈川さん。DJも、もう3回目ともなると慣れたもんでした。その後は、朝までJUICEの面々がDJ。特に高橋駿祐の超絶な繋ぎに歓声も飛ぶ。さすが高橋名人! 次回は12/5(土)です!(田代)

出演:HHR THRILL LOUNGE/ネズミハナビ
GUEST DJ:笈川 司(BUGY CRAXONE)
DJ:林 拓一朗/タシロック/高橋駿祐/enlarge/マ☆リ/Edwin




The 3rd Music Revolution 「NAGOYA FINAL」
10/4 Sun @ 名古屋・今池 ボトムライン

 YAMAHAが主催する、23歳以下のアマチュアミュージシャンのコンテスト第3回。予選を勝ち抜いた25組が集結し、1曲に全てを賭けて演奏。審査員特別賞 に選ばれたのは16歳とは思えない力強さ、芯の太さを感じさせた浜松のカントリーマーム。そしてグランプリは共に名古屋地区大会選出のビレッジマンズストアとGULFPOAT。ビレッジマンズストアはノリやすい楽曲と魅せるライブパフォーマンスであっという間に聴衆を惹き付け、楽しませていた。GULFPOATもクオリティの高い楽曲と演奏、柔らかいヴォーカルで来場者400名を魅了。他にも異常といっていいテンションのパフォーマンスで大きな拍手を勝ち取ったSG、ロックンロールで会場をノリノリにしたAdas Mexico等、興味深いアーティスト満載だった。グランプリの2バンドは12/6に品川ステラボールで開催される「JAPAN FINAL」に出演! 地元民としては是非グランプリをと願ってます!! (佐々)

出演:Stockholm/Magic Candy/Thee PUG/高野 遥SG/Knight Cryptogram/One 3rd Majifat/As It Truth/liberal smart/ビレッジマンズストア/HEART BREAKER/洞口侑子/coffee-service/Bang of Life/カジズオレンジ/大澤香帆/Adas Mexico/the anthology/ダージリン/three out change/My Privilege/Dusty Miller/ぽたぽたRIBON/GULFPOAT/カントリーマーム




川西幸一 50歳記念 チョットオンチー栄光の50年
10/6 Tue @ 日本武道館

 無敵の半世紀少年、川西幸一(以下KK50)の盛大なるお誕生日会。真打ち・ユニコーンでは、ステージ下からスポーンとド派手に登場し、“ロック幸せ”、“キミトデカケタ”、“素浪人ファーストアウト”、“ブルース”とKK50が手掛けた曲を自らがボーカルを取り熱唱。チョットオンチーの名に恥じない確かにチョットオンチーで熱唱。このままKK50が歌い続けるのか!? とかなり心配になったところで「ここからは通常営業です」という民生のMCでほっと胸を撫で下ろす(笑)。そして、ツアーでも披露されなかった“ケダモノの嵐”、“パープルピープル”(これもKK50が作詞)。続けて流れた“Hello”のイントロを聴くと、クセで「もう終わり!?」と思いきや、ここから一気にヒートアップ。“WAO!”、“ヒゲとボイン”ときて、この祭りのテーマ曲“半世紀少年”をKK50とEBIがラップ。アンコール終了後、大忙しだったKK50が再びステージに現れると武道館中の祝福ムードを受けたその目には、涙が光ったように見えた。(松木)

出演:ユニコーン/PUFFY/BLACK BORDERS
ゲスト:髭(HiGE)/DAG FORCE&The LAZY Stones




pe'zmoku TOUR 〜秋の夜長の大作戦〜
10/7 Wed @ 赤坂BLITZ

 本当に今日で活動休止するの…?そう思ってしまうほど、この日のpe'zmokuのライブは自然体で、いつもどおりの和やかな空気に包まれていた。一曲目“アノ風ニノッテ”から、“pe'zmoku大作戦”、“帰り道”、“ハルカゼ”と名曲を次々と披露していき、“流星群”では、メンバーも観客も一緒になって手を振る。その光景は一瞬、お互いが「バイバイ」を言い合っているようにも映っていく。ただ、ここには別れの儀式にありがちな湿っぽさは無い。suzumokuの繊細でありながら力強い歌声と、PE’Zの華やかで陽気な演奏。二つの才能が互いに切磋しながら、暗い感情など一切感じさせない色鮮やかな楽曲を次々と生んでいく。まるで、歌が輝いているようで、最後まで太陽のような明るさに満ちていた。私達はあのキュートな赤いトンガリ帽をきっと忘れないだろう。PE’Zとsuzumokuの遂行した『pe'zmoku』という大作戦は、大成功に終わったのだ。(中里)

出演:pe'zmoku




SiMoN presents「kanpai」
10/9 Fri @ 新宿Motion

 新宿Motionの4周年記念月間。この日は、SiMoNプレゼンツのイベント。SiMoNはシンガー・ソングライターだが、元々、メタルやポストロックも通過しているバンドマンだけに、彼がイベントに誘うバンドはジャンルも多種多様だが「人間味ある音楽」というのが一貫して感じられる。この日、まずはREEFERが爽快なギターロックを聴かせ、続いて北海道からやって来たEnnui Pickup Van。たまたま台風とブツかって、奇跡的に来れただけに「今日、出られてよかった」と何度も口にするVo/Gt:三浦さん。初めてライヴを観たが、日本語の歌詞が刺さってきて、一瞬で泣きそうになる瞬間もあった。曲名も表しているように、まさに“愛とキズナとロックンロール”だった。続くCHUB DUも誠実さが伝わってくるライヴ。そしてトリのSiMoNがギターをつま弾き、繊細な声を発しただけで、場内が凛とした空気に変わる。“fantastic boy”を歌う彼は確かに少年だった。彼は来年1月にアルバム『AUROLA』をリリースする。(田代)

出演:SiMoN/CHUB DU/Ennui Pickup Van/REEFER




頭脳警察 サタデーナイト・ライヴ・ツアー
10/10 Sat @ 越谷EASYGOINGS

 頭脳警察が10月21日に、18年ぶりとなるアルバム『俺たちに明日はない』をリリース。発売記念ツアーに先駆け、毎週土曜に関東近郊にてライヴを決行!ということで越谷まで駆けつけた。仲野茂(アナーキー)がVoの4ピース「SDR」のライヴの後、頭脳警察が登場。ライヴは“ふざけるんじゃねえよ”から始まる。パンタの言葉は否が応にも突き刺ささる。トシのパーカッションは軽快に打ち鳴らされる。トシはフロア側と気軽にコミュニケーションをとる。彼らのライヴはステージの上下関係無く、同じ意識で進んでいく。僕が頭脳警察を知ったのは80年代だけど、それ以前から存在していて、1969年結成で今年40年だ! その間、ポリティカルでラディカルな歌を放ち続けている。新作から披露された“死んだら殺すぞ”や“UNDERCOVER”もリアルだったな。アンコールにも二回応え、最後はSDRのメンバーも交え“悪たれ小僧”“コミック雑誌なんか要らない”を放つ! 日本のロックの伝説はまだまだ現役だった。(田代)

出演:頭脳警察/SDR(Vo.仲野茂, G.内藤幸也, B.EBI, Ds.名越藤丸)




NUBO RESHINE TOUR
10/11 Sun @ 横浜F.A.D

 ツアーが終わったばかりなのに、間髪入れずにシングル『RESHINE』がリリースされ、タイトルツアー初日を迎えたこの日。初っぱなからフロアを巻き込んでのダンサブルな空間が出来上がる。二曲目に披露された新曲『RESHINE』。手を伸ばし、その言葉をその音を大切に伝えようとする5人の情感がひしひしと伝わり、心がゆらゆらと揺れていく。まだ発売してから4日しか経っていないのに、ここにいる全員が何百回と再生ボタンを押し続けたかのように、すでに染み付いた音の感触となっている。「歳を重ねると楽しいと思える瞬間が少なくなるから、この貴重な時間をおもいっきり楽しみたいです」そんな一成の言葉からフロアも線が切れたかのように、身体を揺らしまくる。何度となくこぼれる「楽しい」という言葉。全40本の全国ツアーで楽しいばかりではない、様々な想いを抱えてファイナル渋谷CYCLONEに彼らは帰ってくる。その日を心待ちにしたいと思う。(マツ)

出演:NUBO/Dr.downer/SiM/EGG BRAIN




FoZZtone Listen to the music tour 2009 FINAL
10/11 Sun @ 恵比寿LIQUIDROOM

 「音楽を聴け」という大胆不敵なアルバム『Listen to the music』ツアーのファイナル公演。ツアーを重ねるごとに成長していく彼らだが、この日はぐいぐいと引っぱる音の迫力と魔力に魅せられたステージ。“NAME”からスタート。〈僕の名は誰かに呼ばれるために、心を生かしているよ〉、叫びにも似た渡會のヴォーカルががっしりと心を揺さぶり、徐々に感情を高めていくかのように“NIRVANA UNIVERSE”、“黒点”へ。今回は壮大なサウンドスケープで魅せるというよりもボルテージをガンガン上げていく、神掛かったセットリスト。“School”の次々と展開していくさまがCD以上に大胆に展開されていき、ものすごい爽快感。今までとは違うタイプの顔を見せた“音楽”では、会場中から大合唱が巻き起こり、この曲が持つ威力を見せつけられた。来年はリリースがない状態でツアーを敢行する。この日が次への架け橋となり、さらなる成長をみせてくれることだろう。(松木)

出演:FoZZtone




BUCK-TICK TOUR「memento mori-REBIRTH-」
10/11 Sun @ Zepp Tokyo

 9/12の横浜を皮切りに、10/31の沖縄公演まで行われたツアー「memento mori-REBIRTH-」の三回目となる東京公演。“Les Enfant Terrible”からライブはスタート。続いて“スズメバチ”“勝手にしやがれ”とハイ・テンションな序盤。個人的に好きな“Coyote”が中盤に。照明効果も相まって、本当にいい雰囲気で楽しめた。もちろん、大盛り上がり必至のナンバー“memento mori”はみんなで手拍子だ。ギターリフがやっぱりカッコいい“真っ赤な夜”で本編終了。なんだかアッと言う間に感じられた、実質、15曲もやっていたんだけど。二回目のアンコール、“Alice in Wonder Underground”のイントロのティンパニーが鳴り響き、オーディエンスも手拍子でそれに応える。あ、あれ、何かが違う……同期のトラブルだろうか、樋口さんが前まで出てきて、「ヤメヤメ」のポーズ(笑)。櫻井さんの一言「ああいうアレンジなんで」。貴重な物を見た。“HEAVEN”でシメ。さすがです。(林)

出演:BUCK-TICK




猛虎'84
10/11 Sun @ 下北沢GARDEN

 アルバム発売を記念して、レコ発ツアーの前に、DR.SNUFKIN、KAMOME KAMOMEを呼んで一夜限りのイベントを開催──という趣旨のライヴかと思いきや、実は三沢光晴選手の追悼の意を込めたイベントだ、ということをライヴ中に吐露(HAWAIIAN6・HATANOは大のプロレス好きである)。とにもかくにもHAWAIIANならではの熱いライヴとなった。「新旧織り交ぜてやっていくので宜しくお願いします!」というHATANOの宣言通り、好戦的なセットリストでオーディエンスを攻める。また、最新アルバムの話や配信のこと、今後のツアーのこと、敬愛する三沢選手の話(一番気合い入ってた)など、この日ならではの内容のMCもグッとくるものがあった。アンコールにも快く応え最後まで畳みかけるようなライヴを展開したが、三沢コールは最後まで止むことはなく、三沢選手の大ファンであるHAWAIIANのスタッフが三沢選手について熱く語り、一本締め。熱かった!(逆井)

出演:HAWAIIAN6/KAMOME KAMOME/DR.SNUFKIN




BIWAKO BEAT WAVE 2009
10/12 Mon @ 滋賀県希望が丘文化公園野外特設会場

 真っ青な空。真夏並みの炎天下。 そこにまず登場の地元予選を勝ち抜いての出演となったNedkellyが気合い充分のライブ。続くSPIKEがキャッチーで疾走感あるサウンドで盛り上げる。Digital iMagicがその名の通りデジタルを取り入れたロックサウンドで会場を沸かせる。tickが優しげな声とピアノの音色で聴衆を取り込み、小ネタで笑いを誘ったり、カバーで盛り上げたりと、緩やかに心地良い空間を作る。一転してUZUMAKIが重低音を広い空間に鳴り響かせる。続くニューロティカのさすがのパフォーマンスに会場大爆笑。GELUGUGUも曲とMCで更にノリノリに! ロットングラフティーの魂こもったアツい唄と演奏、全力のメッセージに無限に沸騰し、熱狂する聴衆。トリはUNCHAIN。日も落ち、急に暗く、涼しくなった会場を魅惑の声とグルーヴで揺らし、自然に囲まれた空間で自由に心ゆくまで音楽を楽しめた最高の一日を最高のフィナーレで飾った。来年にも期待!(佐々)

出演:ロットングラフティー/GELUGUGU/ニューロティカ/UZUMAKI/tick/UNCHAIN/SPIKE/Digital iMagic/Nedkelly




SNAIL RAMP presents“SCRAMBLE”VOL.3
10/15 Thu @ 下北沢SHELTER

 SNAIL RAMPが隔月で主催するイベント第3回。トップを飾ったのはバックドロップシンデレラ! 個性際立つヴォーカルの放つ異端オーラと圧倒的な存在感や意表をつくパフォーマンスに驚かされ、笑わせられながらも気づくと皆ノリノリ! 個人的にはドラムに惚れ惚れ!! 続くDRADNATSが疾走感溢れる曲を響かせると場内はモッシュ警報発令! 先頃解散を発表したSHACHIも迫力のライブでダイバー続出!トリはもちろんSNAIL RAMP! 登場の瞬間から大歓声! もう俄然別格の盛り上がり!! 皆のジャンプで地下なのに床が揺れる!! 皆の踊りで空気が揺れる!! 問答無用に楽しめるノリのいい曲に高く手を挙げ、ジャンプし、満面の笑みのオーディエンス。病気ネタなのに何故か楽しいMCが人柄を表し、アツさと同時に漂う暖かさ。ラストは“B・M・W”、アンコールは“MIND YOUR STEP!”と、ちゃんと鉄板をやってくれるのもウレシイ! 隙なく楽しい一夜でした! (佐々)

出演:SNAIL RAMP/SHACHI/DRADNATS/バックドロップシンデレラ




8/23振替公演
THE卍「puzzle」レコ発TOUR〜奇妙なパズル〜

10/16 Fri @ 下北沢GARDEN

 フロントマン・ROLLYの病気により延期となっていた『puzzle』ツアーファイナルが無事開催。あの奇妙奇天烈摩訶不思議なアルバムをどう表現するのか、と少々力みぎみにステージを見つめ開演を待つ。幕が下りると、そこに立っていたのは、ひな人形のような妙な格好でたて笛を吹く3人の姿だった……(場内にたちこめる笑い)。そのたて笛をイントロダクションにかえて、“奇妙な隣人”。そして“ギャルギャルギャルヲ”。堰を切ったように『puzzle』の世界が展開されていく。いざ始まれば、観て楽しい、聴いて楽しいハードロック・トリオのダイナミズム全開。それにしてもこの三人、ノリノリである。かと思えば、3人座ってのアコースティック・タイムなんかもあり、こちらも一筋縄ではいかない不思議なムードを醸し出していた。後半は、前作『卍』からのキラーチューンも連発でさらなる盛り上がり。『puzzle』のモヤモヤした世界を抜けたあとの“ロックンロール中学生”は実にスカッとした。卍のライブは楽しい。(柳)

出演:THE 卍




THEよかろうもん レコ発イベント 第一回「赤馬鳴らし」
10/16 Fri @ 新宿Marble

 2002年福岡で結成したTHEよかろうもんの、初の全国流通盤のレコ発イベント。この日のために駆けつけるも、次のスケジュールに向かうため一番手で演奏した白井幹夫を見逃してしまったのが残念だった。他の共演バンドが次々とレコ発を祝福する様子に暖かい気持ちになる。この記念すべきイベントの今まさに歌い出すその瞬間にマイクが根元から断線するというあり得ないハプニングが起こる。こんなアクシデントもおいしいネタに変え、“東京ブルース”から勢いよく突っ走る。ストレートに響く骨太のボーカルとバランスのいいサウンドで場内を熱く揺らす。ライブでは初披露という“あかつき”はじっくりと聴かせるバラードでコーラスが奥行きを深めていた。アンコールの“赤馬エレジー”はとりわけ素晴らしく、圧倒的な力で打ちのめされた。心の防衛をすべて取っ払い一番深いところまで入り込み、すっかり丸裸にされてしまった。これからが楽しみなバンドだ。(池)

出演:THEよかろうもん/THE ZIPPERZ/レジオキング(名古屋)/テンションパーマ/白井幹夫(ex.THE HIGH-LOWS)




フラワーカンパニーズ「20年だョ!全員集合」
10/17 Sat @ 日比谷野外音楽堂

 日比谷野音ワンマンは11年ぶりとなるフラカン。会場を見渡すと、ほぼ満員のお客さん。開演の少し前に小雨が降り出す……フラカンらしい。雨は途中でやんだ。“馬鹿の最高”で始まり、新旧問わず代表曲を惜しみなく披露。“永遠の田舎者”の「生きてるかー!」にシビれ、“この胸の中だけ”で泣き、“夢の列車”の演奏に酔う。特に“深夜高速”後の“東京タワー”がよかった。グレートがMCで「もう野音できんかなと思った時期もあったけど」なんて言ってたのが重く沁みる。それだけフラカンがワンマンの目標にしていた約束の場所だ。しかも、この日は基本的にフラカンのライヴだけで行われた。つまり豪華ゲストとか銘打たずに(その動員を見込まずに)。終盤“真冬の盆踊り”で友達のバンドマン達がステージに上がったが、それはサプライズだろうし。“夜明け”の時、向き合って演奏する4人の姿を見ながら、今のフラカンで野音を成功させたいという気概を感じ、結成20年の底力を見せつけられた。(田代)

出演:フラワーカンパニーズ




CAFFEINE BOMB RECORDS pre. "CAFFEINE BOMB TOUR 2009 FINAL"
10/17〜18 @ 新宿ACB

 ライブキッズ御用達のCAFFEINE BOMB RECORDSのレーベルツアーファイナル2DAYS! 全バンド文句なしのライブを見せてくれた中、抜粋してお届け。まず初日。京都から参戦のVibedredは南国風味の熱情溢れるライブを魅せる。こちらもレコ発のHEY-SMITHは勢い溢れるエネルギッシュなライブでモッシュ、ダイブ多発!! そしてサークルモッシュも! メンバーの一人が脱退するラストライブとなるPOP DISASTER。ステージもエネルギーに溢れているが客席も何十倍もの人がいるかのような手拍子と歓声と熱気! トリのFAITHは活動休止前ラストライブ。アツいライブにテンション上がり過ぎの客席はカオスと化した。2日目、初日に続き登場のMISSPRAYで喧嘩モッシュ! サークルモッシュがどんどん大きくなったSTUDS! 大トリはDONT TURN AWAY。独特の空気感とアクティブなパフォーマンスで盛り上げ、ラストは記念写真!(笑) あ〜〜楽しかった!! (佐々)

出演:
<10/17> MISSPRAY(O.A)/NEUTRAL/CRAZY HiTMAN/Vibedred/HEY-SMITH/POP DISASTER/FAITH
<10/18> For a reason/AGENTMIND/THE CLUTCH/MISSPRAY/STUDS/DONT TURN AWAY




the cabs+Motion presents“響かない”
10/20 Tue @ 新宿Motion

 新宿Motionの4周年記念月間の一つ。the cabsとMotionの共同企画。久々に観たbronbabaは、やっぱりすごい。3人が円陣を組むような形でグルーヴを真上に突き上げていた。AFRICAEMOも強烈だった。「アフリカエモ」という特異なバンド名どおり、アフリカン的な原始的ビートとエモいヴォーカルを確かに内包しつつ、ポストロックやインディ・ダンスのノリにも呼応したような音も放っていた。ライヴが進むに連れ、Voの岸裕史が服を一枚ずつ脱いでいき、最後は上半身裸でシャウトしていたのが印象的。this time we will not promise and forgiveは、エモーナルかつハードコアな音が鮮烈だった。真摯な姿勢の演奏とMCだが、時折ユーモアも感じさせるとこが、深みあるバンドだなと思った。トリのthe cabsは、オルタナティヴなサウンドの中にも、叙情性を感じさせるメロディと詞世界が印象的。正直、初見のバンドが多かったが、いいバンドばかりで、たまにはそんなライヴもいいなと思った。(田代)

出演:the cabs/AFRICAEMO/this time we will not promise and forgive/bronbaba/日の毬




フジファブリック デビュー5周年ツアーGoGoGoGoGoooood!!
10/22 Thu @ ウェルシティ東京(東京厚生年金会館)

 ファイナル公演も含めて厚生年金2DAYSソールドアウト。デビュー5周年を迎えた記念ライヴはボーカル志村がMCで「心の中で盛り上がってください」と言っていた通り、非常にマニュアックなセットリストで全体的には聴かせるライヴ。ファイナルでは本編の最後だった“桜の季節”でスタート。とは言うものの“Sugar!!”などアップテンポなナンバーも随所に盛り込まれていたのだが、ビックリするほど色とりどりのレーザー光線も随所で会場全体をさしていき、鮮やかなポップチューンをさらに彩っていった。メンバー紹介でのこと。ひとりひとり紹介していく志村が後ろにいるベース加藤をわざと飛ばしていくと、絶妙のタイミングで客席から「志村〜、うしろ!!」のかけ声が。いや〜センスある突っ込みだな。PUFFYに提供した曲“DOKI DOKI”、メタルばりの叫びが爽快な“Merry-Go-Round”、ラスト“TEENAGER”と最後は飛ばしまくり、華やかにその幕を閉じていった。(松木)

出演:フジファブリック