11/4 Release

シーラカンズ/奥田民生“僕らのワンダフルデイズ”
Ki/oon Records / KSCL-1485-6(初回生産限定盤DVD付), KSCL-1487(通常盤)


ただのサントラと思うなかれ 民生流究極の人生ラブソング収録

 竹中直人主演の映画「僕らのワンダフルデイズ」は、様々な人生模様に苦難するナイスミドル達が高校生の頃に組んでいたバンド・シーラカンズを再結成してコンテストに出場する、という内容。そのシーラカンズのオリジナル曲として劇中で何度も繰り返されるのが、奥田民生が作詞作曲した“僕らの旅”。いかにも高校生が考えそうな、どこか聴いたことのある若大将フレーバー。青春ど真ん中でありながら、あの頃を振り返って今と昔を行き来しているような歌詞。シンプルな中にある、これぞ神業。天才・奥田民生ここにありの名曲。そして、主題歌として流れるのは民生が歌う“雲海”。直接的ではないのに、言葉にはしようとしないのに、心の中にある情緒が溢れかえる、民生流の究極のラブソング(恋愛とは限らず)。さらにBPMが遅くなっているけど、これが民生らしくて良い。(松木)






Now on sale

Plastic Tree“サナトリウム”
UNIVERSAL J /
UPCH-9526(初回限定盤 A / CD+DVD), UPCH-9527(初回限定盤 B / CD+DVD),
UPCH-5630(通常盤 / 初回プレス SHM-CD), UPCH-5631(通常盤)

切なく、苦しく、そして美しく響く「こゝろ」を歌う……。

 8/30に行われた日本武道館単独公演で、新生プラスティックトゥリーを魅せてくれた彼ら。新しいドラマー、佐藤ケンケンが正式メンバーとなって初のシングルとなる『サナトリウム』がリリースされた。毎回、彼らには驚かされてばかりいるのだが、今作もそれは想像を遥かに超えていた。優しく響くアコースティック・ギターの音が、囁くような声がこの耳に入った瞬間、なぜか涙がこぼれた。切ない言葉が苦しいくらい並べられた歌詩。そのひとつ、ひとつを有村竜太朗が噛み締めるように歌う。耳から、脳から離れない息の根……。有村竜太朗の声は一度聴いたら本当に忘れられない。でも、この曲は苦しく切ない恋の歌だけではないような気がした……。初回限定盤AにはPVとメイキング映像を収録。Bには日本武道館単独公演でのライヴ映像、他1曲収録されている。(LIMO)






11/4 Release

THE BAWDIES“IT'S TOO LATE”
Getting Better / VICL-36654

目下快進撃中!THE BAWDIESがドロップするニューシングル!

 さて、現在快進撃中のTHE BAWDIESです。あちこちで「スゴかった!」とか「ビックリした!」と声が上がっているのを聞くが、フフフ。まさにこのシングルのタイトル同様なのですよ。ネットでも彼らのライブのチケットは争奪戦の様相を呈しているし、本当にいい状況になってきた。めでたい。さて、このニューシングルは、アルバム『THIS IS MY STORY』の“EMOTION POTION”同様、LOVE PHYCHEDELICOのNAOKI氏プロデュースによる一曲。彼ららしい持ち味が生かされた名曲。カップリングには、渋谷クアトロ公演でのライブ音源をギッシリ30分収録だ。これ、いいアイディアですよね。入門編としても、ライブ盤ってオススメ(ビートルズって僕、ハリウッド・ボウルを最初に買ったし)。なんとなくブート風味なのも渋い。そんな感じで、彼らの快進撃は続く。楽しみです。(林)






11/18 Release

a flood of circle“PARADOX PARADE”
SPEEDSTAR RECORDS / VICL-63477

図らずもロック・ストーリーを手にしたフラッドからの現状報告

 今年7月にギタリスト岡庭匡志、突然の失踪というショッキングな出来事が起きたが、10月14日にオフィシャルサイトで、岡庭の正式な脱退が発表された。彼のギターが好きだったので残念だが、最善策だろう。残された3人は、それでも前に進まなくてはならないんだから。図らずもマニックスのリッチー失踪事件ばりの、ロック・ストーリーを背負うことになったフラッドから、前作から7ヶ月というスパンで2ndフルアルバムが届いた。ギタリストは、既にライヴでもサポート参加している奥村 大 (wash?)の他、菅波栄純(THE BACK HORN)、竹尾典明(FoZZtone)、安高拓郎(椿屋四重奏)の4人が心意気でレコーディングに参加し、個性あるギターを鳴らす。また前作同様、いしわたり淳治が作詞プロデュース。迷いや確信をダイレクトに届ける歌詞は、僕ら同様リアルだ。また、ここから始まる。(田代)






Now on sale

V.A.“CATCH ALL TOURS 2009”
CATCH ALL RECORDS / MT-CA-DVD04(通販限定)

〈CATCH ALL TOURS 2009〉のDVDが通販限定で登場!

 気鋭のメロディック・パンクレーベル〈CATCH ALL RECORDS〉が開催する一大イベント〈CATCH ALL SHOW〉が、10/11・渋谷O-EASTにて行われたのだが、コレが凄く良いイベントだった(超満員!)。一体感、高揚感とか、そういう言葉で言い表せないほどの──あんなに白熱したライヴは久々だった。そんな中、今年春に行われた同レーベル主催のツアーDVDがリリースされるという嬉しいニュースが。ファイナル・渋谷DUOの映像をメインに(stack44、RUNNERS-Hi、HeyMike!、Northern19、TOTALFAT、TNX)、ツアーの舞台裏などを収録した充実の内容だ。打ち上げなどを収めた舞台裏の映像では、スタッフ、所属バンドの絆の強さを改めて感じさせられた。仲間を大切にする彼らだからこそ、「みんなでデッカくなろうぜ」と言わんばかりの、希望に満ちたパンクロックを鳴らせるのだろう。必見。(逆井)






11/11 Release

つしまみれ“〜結成十周年記念フェスティバル〜「バンドは水物」”
FlyingStar Records / 初回仕様: (Tシャツ付き)VIZB-6, 通常盤:VIZB-8

あの伝説のライブをDVD化。このDVDで彼女たちの全てが分かる!

 2009年7月5日、恵比寿リキッドルーム(水物だから)で開催された「つしまみれ〜結成十周年記念フェス〜バンドは水物」でのつしまみれの三部構成ライブで演奏された全43曲(!!)のライブ映像より、選りすぐりの曲を、収録時間ギリギリまで収めたのがこのDVD。さらに、メンバー企画で撮り下ろされた特典映像「つしまみれ学園」も収録、まさにつしまみれの全てが分かってしまう、入門編としても、この日会場にいた人にも、残念ながら行けなかった人にも、ベストな作品となっている。「この十年が、詰まったDVDなので、家宝にすべし!」(やよい)「つしまみれのこれまでを観てきたような感覚にとらわれるぐらい、リアルなスタイルが表現されています!」(みずえ)「つしまみれの生きざまが全部観れます!」(まり)と、本人たちよりコメントを頂きました。ぜひ!(林)






Now on sale

イアン・ブラウン“MY WAY”
UNIVERSAL INTERNATIONAL / UICP1112

 元ストーン・ローゼス、という肩書がまだ必要かどうか──イアン・ブラウンのソロ・アルバム。例によって、肩の力の抜けた彼のボーカルが存分に味わえる。ヒット中のM-1“ステリファイ”、ローゼスへ惜別の曲だと語るM-5(なんと共作者はORANGE RANGEのNAOTO)、初カヴァー曲のM-4“西暦2525年”など、彼のここ最近の活動ぶりとシンクしている感があり、なかなか興味深い。なんか、こう──いい人なんだろうなぁ。(林)






Now on sale

V.A.“くるり鶏びゅ〜と”
NOISE McCARTNEY RECORDS / BNCL-40

 くるりへの敬愛を深々と感じさせるすばらしいトリビュート。9mmの“青い空”は、聴き始めは「まんまやん」と思ってたら間奏辺りから9mm色が爆裂していくというグラデーションを作り、“春風”は完全にユーミンが喰っちゃったかと思いきや、バックでくるりのオリジナルメンバーが演奏しているという秘密兵器でくるりの感触を崩さずに残す。名曲と色濃い豪華アーティストがあって成立する究極のトリビュートだ。(松木)






11/4 Release

DOPING PANDA“anthem”
gr8! records / SRCL-7143

 『decadence』より、5ヶ月ぶりのリリースとなる完全生産限定ミニアルバム。表題曲であるミディアム・ダンスナンバーを始め、今後ドーパンのライヴのアンセムとなるであろう全5曲を収録。特典DVDには、恵比寿リキッドルームにて行われたライブ本編60分をノーカットで収録。さらにヒダカトオル(BEAT CRSUSADERS)+ドーパンの共演2曲も、というメイニアにとって見逃せない内容となっている。(逆井)






11/25 Release

かりゆし58“アナタの唄”
LD&K Records / LDCD-50061/B(初回盤), LDCD-50062(通常盤)

 スタンダードな歌詞とメロディー。心がドクンと動く展開。すべてがスタンダードなラブソングだけど、いわゆる普遍的な楽曲への提示において、かりゆし58というバンドは非常に優れた才能を持っている。“アナタの唄”は、突飛した特徴云々ではないけど、老若男女に受け入れられるという、じつはものすごく重要な特徴が秘められた一曲。ボーカル前川の声も澄み渡って……って、おい。めっちゃ上手くなってるじゃん。(松木)






Now on sale

The Mirraz“NECESSARY EVIL”
mini muff records/Zealot / ZMUFF-2005X

 1曲目から言いたいことを連射しまくる、恐ろしい2ndアルバム。彼らの何がすごいって、自分達へのリアクションを反映させている点。つまり僕らもミイラズの楽曲に荷担している、物語の一部ってこと。ネットの匿名性にすら挑むその姿勢は、もうアークティック・モンキーズがどうとか、音楽ジャンルですらない新しい手段と言える。“給付金貰って何買おう?”なんてキャッチーな言葉選びも、相変わらず冴えまくってる。(田代)






11/4 Release

The John's Guerrilla“Midnight Hooligan”
ROOFTOP/CRUX / RTC-012

 7月にフルアルバム『Seize The Time』を発売したジョンズ・ゲリラが、もうアルバム!? と思いきや、サブタイトルに「Get Rouse&Live Track@09.9.3 Shinjuke LOFT」とあるように、これは編集盤。だが重要作だ。まず“Get Rouse”は、ダンス・ミュージック的なアプローチと音像の高揚感が新機軸だし、ロフトでの伝説的なワンマン・ライヴは、まるで全盛期のエコー&ザ・バニーメンを彷彿させるサイケデリアを放っている。(田代)






11/18 Release

V.A.“KITSUNE MAISON 8 Chic and Nice Issue”
KITSUNE / KITSUNECDA024/PCD-17315


 いつも外さないコンピレーション、KITSUNEのお馴染みのシリーズ、もう8になるんだな。トゥ・ドア・シネマ・クラブ、デルフィックら新人にはじまって、KITSUNE発信のアーティストが盛りだくさんだ。シーンの最先端を感じたいなら、まずこれをゲットすべき。12/5にKITSUNEはWOMB ADVENTURE 2009 in Makuhari MesseでKITSUNE AREAとしてステージを展開!DIGITALISをはじめとして、様々なアーティストが出演!(林)






11/4 Release

JULIAN CASABLANCAS“PHRAZES FOR THE YOUNG”
Sony Music Japan International / BVCP-40087

 ザ・ストロークスのヴォーカル、ジュリアン・カサブランカスのソロ・ワークスでのファースト・アルバム『フレイゼス・フォア・ザ・ヤング』がやっと完成!8月末には緊急来日し、一夜限りのライヴと決行してくれた彼。ライヴでこのアルバムの楽曲を初めて聴かせてくれたのだが、既に「ジュリアン・カサブランカス」そのものが出来上がっていた。ストロークス・ファンにとっては意外性も感じられる作品かも!!(LIMO)






11/11 Release

SNOW PATROL“UP TO NOW”
UNIVERSAL INTERNATIONAL / UICP-1113/4

 結成15年(驚き!)のスノウ・パトロール。初のベスト・アルバムがリリースです!もう聴いてるだけで、当時の彼らやその時代を思い出します。ビヨンセのカヴァーにも受けますが、大ヒット曲『チェイシング・カーズ』は、いつ聴いても名曲です。この落ち着く感は、スノパトならではの楽曲です。新曲3曲を含む、全30曲2枚組み。ずっしりと彼らの15年間の愛が、ギッシリと詰まったアルバムです!(LIMO)






11/4 Release

EDITORS“IN THIS LIGHT AND ON THE EVENING”
Sony Music Japan International / BVCP-40161

 2年ぶりとなるエディターズのニュー・アルバム『イン・ディス・ライト・アンド・オン・ディス・イヴニング』は、想像以上のアルバムだった。プロデューサーにデペッシュモードやNINなどを手掛けたFloodを起用し、新たな自分たちを発見したのだろうか?中でもファースト・シングル“パピヨン(M-3)”は斬新なキーボードのサウンドと、攻撃的なトムもヴォーカルが突き刺さってくる。興奮する一枚だ!(LIMO)






11/18 Release

FOO FIGHTERS“GREATEST HITS”
Sony Music Japan International /
BVCP 40172〜40173 完全無敵盤(DVD付2枚組限定盤), BVCP 40174 通常盤

 「あれっ、まだ出てなかったっけ?!」と思った人も少なくないはず。そう、実はこれがキャリア14年目にして初めてのベスト・アルバム。“Learn To Fly”も“All My Life”も“The Pretender”も、全部これ一枚で聴けてしまうわけだから……『グレイテスト・ヒッツ』の名に偽りなしだ。そして、待望の新曲も2曲。初の商品化(!)となる、ビデオクリップ集DVD付き限定盤を押さえておくべきなのは言うまでもない。(柳)






Now on sale

THE BLUE VAN“MAN UP”
Victor Entertainment / VICP-64768

 60年代のガレージ・ロックを大いに影響受けているザ・ブルー・ヴァン、待望のサード・アルバムが完成!デンマーク出身の4人がこのアルバムで更なるロックを魅せてくれた!今の時代にこんなにカッコよく60’sをミックスさせ、音で表現できるバンドは彼らぐらいだろう!ライヴ・パフォーマンスも最高にクールな彼ら。来日して、その最高のステージを披露して欲しい!男子にオススメ・アルバムです!(LIMO)






11/6 Release

SISTER JET“JETBOY JETGIRL”
felicity / PECF-1015

 大注目のバンド、シスタージェットから待望の新作(6曲入りミニアルバム)『JETBOY JETGIRL』がリリース!なんともゴキゲン&ハッピーな気分にアゲてくれる楽曲ばかりだ!ブリットポップを彷彿させるキラキラ・ロック・チューン万歳の彼らのサウンドは、イヤなことも吹き飛ばしてくれる!今作にはベイ・シティ・ローラーズのカヴァーが!!そして12/31にはカウントダウン・ジャパンへ出演決定!(LIMO)






Now on sale

OLDCODEX“OLDCODEX”
GloryHeaven / LASA-5022

 若手声優のカリスマである鈴木達央が中心となり結成されたOLDCODEX。ボーカル:Ta-2(鈴木達央)、ギター:R・O・N、YoHsKEそして Drums:saeの4人編成だ。そんな彼らが記念すべき1stミニアルバムをリリース!声優としての鈴木達央ではなく、Ta-2名義での彼は、ツインギターと力強いドラムが奏でるアツイロックテイストに絶妙にシンクロし合い、限りある中で彼らの個性を思い切り表現しているぞ。 (リラ)






Now on sale

THE BRIAN SETZER ORCHESTRA“SONGS FROM LONELY AVENUE”
Victor Entertainment / VICP-64767

 今年初頭に来日し、日本中をロックンロールで熱狂させたブライアン・セッツァー御大のニュー・アルバム。今回はフル・アリジナル曲で、キャリア初の事態だが、カヴァーは収録されていない。生誕50周年とのこと、円熟味も増し、ますます盛んか。「映画のサントラをイメージして作った作品」との事。確かにオーケストラの感じが、古き良き時代のサントラをイメージさせる。「黄金の腕を持つ男」みたいなね。カッコイイ。(林)






11/4 Release

BIGMAMA“and yet, it moves 〜正しい地球の廻し方〜”
RX-RECORDS / RX-032

 シングルの『ダイヤモンドリング』は名曲だった。リキッドルームでの初ワンマンも大成功。元々、独自な音楽性で進化を遂げてきた彼らの、決定打となる3rdアルバムが届く。バラエティに富んだ全12曲からは、ジャンルレスすら意識していない奔放さが滲み出ている。まさに「正しい地球の廻し方」と言える。唯一、苦言を呈するなら、優等生すぎる完璧さがネックかも。枠からはみ出すぐらい、行儀悪くてもいいと思うが。(田代)






Now on sale

UNCHAIN“Gravity”
fluctus / RZCF-77013

 UNCHAINのイメージを良い意味で振り切る勢い、情熱、力強さ、重量感を感じさせる曲。自身の環境の変化に伴う想いをリアルかつタイムリーに投影した歌詞。周りの評価を恐れず変化し続け突き進む彼らのイマを凝縮したタイトル曲の他、“Music”のバンドアレンジ版、意外にもルーツの一つと言うクラッシュのカバー、そしてファン待望のLIVE音源5曲を含む豪華全8曲を収録したExtreme Maximum Single!! (佐々)






Now on sale

DIR EN GREY“AVERAGE BLASPHEMY”
FIREWALL DIV. / SFBD-0021

 DIR EN GREYがミュージック・クリップ・コレクションDVD『AVERAGE BLASPHEMY(アヴェレージ・ブラスフェミー)』をリリース。4年4ヶ月ぶりとなる衝撃作品集解禁である。“VINUSHKA”の10分間フル・ヴァージョンや、6月に行われた<ダウンロード・フェス>でのライヴ映像など特典映像も含む全13曲収録。彼らの世界観を感じられる。来月12/2に新曲をリリース、来年1/9、10@武道館での単独公演が決定。(LIMO)






Now on sale

SCANDAL“BEST★SCANDAL”
Epic Records Japan / ESCL-3316〜ESCL-3317(初回限定盤)

 ヒルビリーバップスの名曲をリニューアル・カヴァーしたシングル「夢見るつばさ」が話題を呼んでいる中、インディーズ時代の代表曲も収録した1stフルアルバムをリリースするスキャンダル。フツウの女子中高生が「バンドをやりたい!」と楽器を持って3年半。結成から今日まで、何があってもベストを尽くしてきた彼女たちならではの充実した仕上がりとなった。そこからは4人の「これから」も感じるコトができる。(逆井)






Now on sale

嘘つきバービー“バビブベ以外人間 / ねこ子”
Kowalski / KWLSK-006

 巷で絶大な支持を得る、嘘つきバービーの初の公式シングル。タイトルだけ見て、「犬と猫の話」だと理解できたあなたは相当な中毒者だろう。バビブベとは、メンバーが昔飼っていた犬の愛称。M-2は〈ネコ/にゃん〉と連呼しているんだから、初めて聴いた時は笑った。しかし、(実は奥深い)奇想天外な歌詞よりも、音楽的な充実ぶりに耳がいく。今後どのように変化していくのか興味深い、と思った私は中毒者?(逆井)






Now on sale

SHAKALABBIT“4 ALL AGES”
Summer Field/PONY CANYON / PCCA.50152

 SHAKALABBITSの、10年の活動を通して初のBサイドコレクションアルバム! メンバー自身による選曲で、これまでシングルにしか収録されていなかったアルバム未収録の楽曲14曲をリミックス・リマスタリングをし、更にマスターの再現性の高い高音質CD(HQ-CD)でリリース! 早くも2010年夏のツアー(5/23〜7/8)も発表されましたが、予習用の副教材にうってつけです!! これであなたもシャカラビマスター! (佐々)






Now on sale

OHIO101“陽のあたる場所へ”
CCCR-1001

 前作から、なんと4年ぶりのアルバム。OHIO101のダラリとしたタイム感のグルーヴと、ローな気分の歌を聴いてると、時間をもてあそんでいた十代の頃を思い出した。退屈で時間が過ぎるのが長く感じられた頃、退屈をかき消すためにロックを鳴らした。OHIO101は、そんな気分をこのアルバムで描ききった。セカセカした現代に、彼らの存在は貴重なのかも。念のため書くけどVo/Gt鈴木純也はフラカン:鈴木圭介の弟です。(田代)






Now on sale

間々田優“予感”
papada records / AKMY-10003

 テレビの中のアイドルを皮肉めいた映像と激情的な楽曲(“アイドル”)で話題を集めている間々田優。“アイドル”を含むセカンドアルバム『予感』がスマッシュヒット記録中だ。目を背けたくなるような、できればフタをして奥底に眠らせておきたい感情を奮い立たせ、目をガッと見開かされる想いで彼女の歌を聴いていたが、今作はやわらかな人間としての表現が交わり、よりリアリティーを生ませたように思う。名盤。(松木)






11/18 Release

のあのわ“Sweet Sweet”
SPEEDSTAR RECORDS / VICL-36551

 チェロを弾きながら、クセのあるでも一度聴いたら耳から離れない甘くも五感を刺激するYukkoのボーカルがより一層際立つ新曲“Sweet Sweet”。メルヘンチックなポップサウンドというイメージが強い彼らだが、そんな聴く人を選ぶようなカテゴリーを飛び越えた名曲の誕生だ。かわいらしいのに力強くて、飛び跳ねるような躍動感があって、生き生きとした表現力。遅ればせながら彼らの魅力をがっしり感じた出会いの一曲だ。(松木)






11/25 Release

リトルキヨシトミニマム!gnk!“ほんとう”
MIDI / MDCL-1500

 ヴォーカル・ギターのリトルキヨシとドラム、ポエットの!gnk!(ゲンキ)による2ピース・バンドの3rdアルバム。どこまでも真っすぐに響く歌声、メロウなポエット、琴線に訴えるギター、タイトかつ自由自在なドラム、そのすべてが「ほんとうのこと」を歌う。これは都市のブルース、生活者のソウル。ちょっと泣きそうだ。二人の描く「間」、ダイレクトに届く言葉、その魅力はライヴでこそ輝く。12/3 @CLUB Queレコ発は必見。(近藤)






Now on sale

THEよかろうもん“赤馬デイブレイク”
zeethtone records / NOSH-0902

 明太ロックの遺伝子を受け継ぐ九州出身の4ピースバンド。昭和歌謡の雰囲気を漂わせるサウンドに演歌の心と思い切りのいいロックを融合させて、日本人の心を呼び覚ます。ストレートで力強いボーカルは確かな説得力を持って、男心の哀切を熱く伝える。しっとりと素直に聴かせるM6はまた別の表情を見せてくれる。M8は心に沁みるボーカルとど真ん中のメロディーが絡み合い、胸の奥の郷愁をかき立てる。(池)






11/11 Release

COZZENE“Cherry Blossom”
crsRECORDS / CRSR-3201

 大阪北摂発の3ピースロックバンドCOZZENE(コジーン)。地元バンドマンやファンの信頼も厚く、毎月主催ライブを行う他、月数本のライブをコンスタントに行う、自他ともに認めるライブバンドの彼らの待望のデビューアルバム。ライブでお馴染みの人気の曲を含む10曲を収録。時代に流されない真直ぐストレートに芯の通った唄を、言葉を大切に。熱を持って力強く歌われる繊細な世界観。次号でインタビューも! (佐々)






11/22 Release

アナログの頭脳“トレモロ”
Green Horn Records / GHRT-005

 バンド名から、ぶっとんだ感じかと思いきや想定外! 曲名は“スパゲッティ”に“ジャンケンポン”……からは想定内! 誰しもが覚えのある日常の一コマを馬鹿正直に、全くと言っていい程に飾らない言葉で歌詞にした、素朴で、暖かくて、親しみやすい世界観。どんな人が歌ってるのか気になりますよね? 発売当日の11/22にはホームである名古屋TIGHT ROPEで自主企画イベントも決行! 次号インタビューで気になる本性に迫る!(佐々)






11/25 Release

ザ・ビートモーターズ“気楽にやろうぜ”
SMALLER RECORDS / SLRL-00001

 都内ライブハウスで精力的に活動を繰り広げていた男性四人組バンド、ザ・ビートモーターズ。「MINAMI WHEEL 09」などでライブを目撃した人もいるかな?日本語をしっかり伝えるロックが、また復権してきたように感じる昨今、新星がまた世に現れた。現在、ウェブとライブ会場のみの販売となっているこのアルバムだが、いい意味での普遍性、そして聴きやすいメロディーを兼ね備えたバンドだ。ザ・ビートモーターズ。ぜひ。(林)






Now on sale

Briar“ブライアーNO.1”
primitive / XQEE-1003

 東京ロック・シーンをサバイバルして来たBriarのファースト・フル・アルバム。多くのファンがその音源化を望んでいたライブでお馴染みのヒットナンバーをはじめ、彼らのヒストリーを惜しみなく網羅し、録音。ロックンロールをサバイブして来た者が鳴らす、普遍的なロックンロールだ。レコ発@新宿LOFTではゲストバンドで出演した花田裕之とルースターズの名曲を演奏。ロックンロールは生き続けることを証明する。(松木)






11/18 Release

三柴 理“Pianism II”
GOOD ON THE DANCEFLOOR DISK / GOOD-1001

 Arctic Monkeysの曲名に由来する、新世代アーティスト集団“GOOD ON THE DANCEFLOOR”。パーティーなどではすでに話題となっているが、今回初となるコンピレーションには、80kidzもプッシュするWhite Scooperや、Nu clear classmate、AAPS、などなど新進気鋭の〈世界同時進行形〉のバンド達が集う。インディ・ロック/エレクトロのそのまた向こう──00年代の終わりに放たれる、2010年代を見据えたはじまりの一枚。(橋)






Now on sale

ズットズレテルズ“第一集”
redrec / RCSP-0017

 これはいい!「メンバーにどんと氏の息子さん(セイマン)と……」なんて話題が先行しているが、それ抜きで聴いてもいい。ヒップホップからファンク、スペイシーなインスト長尺曲までトベる。特にセイマンがまるでボブ・ディランのように歌うM4“地球のへそ”から、ジャムバンドの新しい形とも言えるM5“Nis!”の流れが最高! 更に10分以上あるM8“真っ赤な目っから”で、完全に持ってかれる。新世代の鼓動を感じろ!(田代)






Now on sale

OLDE WORLDE“time and velocity”
UNIVERSAL MUSIC/MILESTONE CROWDS / UMCC-1039

 M1“time and velocity”が鳴り出した瞬間、90年代のオルタナティヴな時代に連れ去ってくれる。まるでベックやピクシーズ、ダイナソーJr.等を彷彿させる楽曲を聴かせる〈オールディ ワールディ〉という1人のシンガー・ソングライター。基本、バンドサウンドから弾き語り、ヒップホップまである音からは、グランジの衰退やオルタナの袋小路を経ても、価値観は普遍と言わんばかりの、USインディーへの憧憬が感じられる。(田代)






Now on sale

inthenaMEoflove“MONOCHRONICLE”
芯空館 / SKK-001

 inthenaMEoflove(イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ)。なんとも読みづらくしてユーモアのある字体であろう(笑)。このネーミングセンスに裏づけされた楽曲、演奏センスは今日の日本におけるトップレベルであるのは間違いない。バトルスなどに置ける音響系音楽が好きな人にはたまらない空気感に加え、システム・オブ・ア・ダウンの立体的構成、トゥールなどの世界観なども垣間見える。お洒落に一歩先に行く気合にリスペクト!(浅井)






11/4 Release

Jully“秋茜”
WhiteDream / WDL-013

 哀愁漂う晩秋に、文学的な詞世界と、凛とした繊細さを湛えたサウンドが聴こえる……4ピース・ロックバンド〈ジュリィー〉の“秋茜”だ。ヴォーカル慎一郎の歌声は、歌謡曲すら彷彿させる和風なテイストを感じさせる。本来、日本人はこういう哀愁を帯びたメロディに弱い。カップリングの“夜明け”は、より感情的だが、その叙情性は一貫している。やっぱり日本人なら、ロックとかバンド以前に、彼らのように趣ある方がいい。(田代)






11/4 Release

FREAKYFROG“FREAKYFROG”
GRAVY WORKS! / GRFF-001

 元、BEAT CRUSADERSのumuが中心となり05年に始動。他のメンバーもRUDE BONESやex-SHORT CIRCUITやex-SCAFULL KINGといった、つわもの揃い。悪かろうはずがない。ライヴ映えしそうなスピーディなパンクから、パワーポップ的爽快感にあふれる曲、コミカルな日常性が感じられる歌詞と、どこを切ってもグッドメロディ&ハーモニーな全16曲は、1stアルバムにしてベストアルバムと言える。ライヴも行った方がいいよ。(田代)






11/25 Release

MARSAS SOUND MACHINE“WALK DEATH WAY”
DEAD HEAD RECORDS / DHRD-9999

 今年はサマソニメインステージで驚愕の登場、主催した『THRASHER NIGHT』東名阪SOLD OUT、と常に私達を驚かせてくれるマーサスが、波瀾万丈ありつつノンストップで走り続け、リリースする3rd Albumは、フルアルバムながら952円!! リード曲“ロッキングチェア”、カバー“WALK THIS WAY”、“Ob-La-Di,Ob-La-Da”等カッコ良すぎる全9曲!! レコ発全国ツアーも決定しており、目が離せません!! (佐々)






Now on sale

THIS IS PANIC“YUTORI エデュケイション”
ZAYURICA / TIP-001

 自らをゆとり教育代表と自負してか、とんでもなくあっけらかんとしたバンドの登場だ。脱力しながら、決してゆるくないサウンドというのが適切なのだろうか。ダンスビートの上に311的な軽いノイズ、のんびりした歌の中にある狂気のメリハリ。素晴らしいのは、無理していないのがキチンと伝わってくる。要するに気負っていない。『ゆらめいてLOVE、炎のゴブリン』や『NEAT EAT BEAT』といったタイトルに見える初期衝動的センスも魅力。(浅井)






11/6 Release

200MPH“200MPH”
SECRETA TRADES / STD7

 90年代以降、東京のパンク、ハードコア、オルタナティヴのシーンで一際、重厚な音塊と言葉を投げかけ続けている200MPH。そのメンバーは颱風一家、SLIME FISHER、BEYONDS、SPIRAL CHORD等に属していた精鋭の5人組。そんな200MPHの初の公式単独音源となる本作は、ツインDrに、解体と構築を同時に放つギターの隙間を、観念的な言葉の応酬が飛び交う。この音の強度は今の空気感が漲っている。きっと近未来にも有効な音だ。(田代)






11/3(特別盤)
11/11(通常盤)Release

もりきこ“3番サードもりきこ”
ニュートラックス・インク /
YYCF-9121(CD+DVD 特別盤), YYCF-121(CD 通常盤)

 横浜・鶴見出身、川崎フォークの森育ちの“ビンテージフォーキーロックデュオ”もりきこ。ビートルズやS&G等60年代中後期サウンドを飲み込んだフォーキーでロックなサウンドと2人の声が生むハーモニーで、日本男児の魂を感じさせる曲から結婚式にピッタリのラブソングまで、時に雄々しく、時に男の弱い部分をさらけだし、聴く者を独自の世界に取り込む。ビートルズ好き必聴! 11/3は横浜ランドマークホール!(佐々)






11/4 Release

人間椅子“未来浪漫派”
TOKUMA JAPAN COMMUNICATIONS / TKCA-73486

 収録時間にして74分超、バンドの歴史を顧みても史上最長編となるアルバムの誕生だ。デビュー20周年の節目を超えてもなお軸のぶれないスタイル、研ぎ澄まされた演奏能力に関しては最早言わずもがな。“文学的メタル”はさらなる進化を遂げ、今作には和嶋氏曰く「ロマン主義の復権と、未来への意思表示」と表される精神性が加わった。バンドの新たな船出を感じさせる充実感は、この凛々しいジャケ写がすでに物語っている。(柳)






Now on sale

yellow gang“OUR SONGS”
I HATE SMOKE RECORDS / PNK0908-142

 ノー・ホーンスタイルの3人組スカパンクバンド=yellow gangが、結成10周年という記念すべきアニバーサリーイヤーに2ndアルバムをリリース。自らをギャングと名乗る、そのピュアさが反映された歌詞とサウンドは魅力のひとつだが、キャッチーなメロディとシンガロング必至のサビが個人的に好きだ(コーラスも◎)。彼らの高速スカチューンが、最熱しつつあるスカシーンを更に盛り上げてくれるはず!(逆井)






11/18 Release

For a reason“Maps and Mazes”
CAFFEINE BOMB RECORDS / CBR-16

 CAFFEINE BOMBが送る! NO USE FOR A NAMEもJUMMY EAT WORLDもHi-STANDARDも飲み込んだリアルメロディックバンドFor a reasonの新作到来!! 部屋で聞いていてもライブでのモッシュが想像され体が動いてしまう疾走感溢れる楽曲群!! 帰国子女Vo.KKの放つ流麗な歌! 聞けば聞く程、テンション上がりまくり!! ゲストコーラスもアメリカ・メロディック界のホープShock Onesのscott他、超豪華デス!! (佐々)






Now on sale

アーバンギャルド“少女都市計画”
前衛都市 / ZETO-002

 自ら「トラウマテクノポップ」と称し、続々と人々を中毒に陥れているアーバンギャルド。バグったような高速ピアノが作り出す表向きポップな電子サウンドにのって、いわゆる“病んでる”言葉が淡々と歌われる様は非常に不可解。その特異な存在は、もはや一つの現象として時代を動かしていく匂いすらする。不安定な精神状態まで楽しんでしまう絶妙なバランス感覚はまさに現代っ子。怖いものほど見てみたい、そんな一枚。(中里)






11/4 Release

Nycca“Nycca Presents Cookie”
SFWW RecordZ / ZLCP-0004


 Nyccaの新展開アルバムがリリース。SOUND BREAKERSら人気プロデューサーが参加し、スーパーポップでヒップホップな、美しいメロディ満載の作品となる。日之内エミ、CHIE(Foxxi misQ)、WISE、JESSE、佐藤竹善、EMLY、Ayuse Kozueら豪華ゲストとのコラボも聞いていて楽しい。当然Nycca節も大健在。お菓子をモチーフにしたアクセサリーが人気のブランド「Q-pot」が手掛けたジャケットが、またカワイイのだ。(みゆき)