080808+1
8/22〜23 @ 神戸 ZINK

32時間ぶっ通し8ottoフェス、僕らは走りきった!

 先月の弊誌「ハヤシライスモウイッパイ」にて、神戸に向かっている、と書いたワタクシ。翌日の朝には会場となる神戸ZINKへ。リハ、会場設営、その他をボランティアスタッフの精鋭たちと完了、いよいよ8ottoのファースト・ステージから!Riddim Saunter、FRONTIER BACKYARDが白熱したライブを展開、いきなり一日目にしてボルテージが上がる!そしてモーモールルギャバン、lostage、MY WAY MY LOVEが畳みかけるようなライブ!お客さんも、僕らも、会場内に出店されたFLAKE RECORDSのCDや、Tシャツ買ったり、Zinkのカレーを食べたり。フェスモード全開だ。夜更けにはスペシャル企画、080808 ALL STARSによるTHE CLASHのトリビュート・ライブ。8ottoのマエノソノ氏が歌わずにドラムを叩くのを始めて見た。ここからセット・チェンジ含め、僕自身がDJ登板。EERECTION、マッカーサーアコンチ、さらに深夜の8otto、2ステージ目。お客さんも、しっかりついてきている。DJを60分やって、仮眠。朝8時、二日目トップバッターのGEARのサウンドチェックで起きる。GEAR、Orange Stones、Jinny Oops、Kacika、THE HIGH STREETSが、寝不足の頭をスッ飛ばしてくれた。ワッツーシゾンビ、そしてつしまみれ!もうお祭り騒ぎだ。演奏時間ギリギリに会場に駆け込み、バッチリキメたMO'SOME TONEBENDER、そして最後はもちろん8otto!本当に大変だったけど、32時間、音と、映像と、雰囲気を満喫できた二日間だった。徹底的に、完膚なきまで遊びました!(林)

出演:8otto/MO'SOME TONEBENDER/MY WAY MY LOVE/FRONTIER BACKYARD/Riddim Saunter/つしまみれ/lostage/モーモールルギャバン/ワッツーシゾンビ/THE HIGH STREETS/AOYAMA TOSHIHARU (PUBLIC CAFE)/中尾憲太郎(ex.Number Girl,Sloth Love Chunks)/マッカーサーアコンチ/EERECTION/kacica/GEAR/Orange Stones/DAWA (FLAKE RECORDS)/JUICE HAYASHI(DJ)




Plastic Tree 日本武道館公演 「テント」
8/30 Sun @ 日本武道館

枯れない木に実った夢、2年振り2度目の武道館公演。

 明治時代や太宰 治の世界観を彷彿させるレトロな映像がステージ両脇のモニターに瞬く。荘厳に響き渡る“幻燈機械”のドラムと同時に、ステージを取り囲んだサーカス風の巨大テントがゆっくりと開いた。「テント、はじまりはじまり??」武道館がゆっくりとPlastic Treeの幻想的な空気に浸されてゆく。空を飛んでいるような浮遊感の“グライダー”、少し危険で妖艶な熱を持つ“斜陽”など、演奏と演出で次々と曲の世界が具現化される。絵本の世界が現実になったような喜びと、夢なのか現実なのか分からなくなる戸惑いが私の胸を掻き毟る。だがその感覚が非常に心地よい。時にはマリオネットのような動きをしながら呟くように歌い、ある時には叩き付けるように声を振り絞る有村竜太朗。静と動を使い分けるバンドの音使いが繊細かつ大胆で、同時に大切な何かを守るような力強さを秘めていた。モニターに歌詞が映し出された“梟”。泉のように湧き起こる言葉を目と耳の両方で吸い込んで、息が出来なくなりそうだった。ブログでお馴染みの猫印。のダンスとシュールなPVが融合した“コンセント。”ではユニークセンスに思わずニヤリ。シャンデリアと松明の炎で薄暗く浮かび上がるステージで“空中ブランコ”を歌う有村がとても儚く、とても美しく、私は瞬きを忘れ、ただただ見惚れた。最後、有村が「枯れない木でいようと思います」と笑った。武道館全員が手を繋いで一斉にジャンプ。極上のハッピーエンドだった。これからも続く彼らのパレードに思いを馳せる。(沖)

出演:Plastic Tree




175R 5時間50曲LIVE 2009
175R vs 175R 〜夏の終わりの野音祭り〜
8/30 Sun @ 日比谷野外大音楽堂

雨の野音に響いた5時間50曲!! そして、伝説へ。

 今年初ライヴとなったこの日。まさに前代未聞。5時間で50曲を演奏するという、メンバーもオーディエンスにとってもハードさを要する超耐久ライヴが決行された。台風の影響もあり、あいにくの空模様だが、デビュー曲“ハッピーライフ”で幕を開けたスペシャルライヴに、3千人の熱気と盛り上がりはのっけからすごいことになっていた。雨はどしゃぶりになっていくのに、どんどんボルテージが上がっていく。長丁場だけに三部構成。その第一部は、「みんな風邪引かないように気をつけて」とオーディエンスを気遣いながらも、SHOGOもステージの先端までマイクスタンドを持っていき、雨に打たれながら“new world”、“GLORY DAYS”などでロックチューンで一気に盛り上げていく。“君と向日葵”など、ミディアムナンバーでじっくり聴かせた第二部。12月に発売される新曲“東京”を初披露し、“SAKURA”、“空に唄えば”などのヒットチューンを連発した第三部。そして、ラストナンバー50曲目は10月7日に発売される新曲“リフレイン〜青春馬鹿野郎〜”。青春パンクと呼ばれながら、「一度も青春なんて言葉使ったことなかった」というSHOGOが、邪念を振り払うかのように、何度も「青春」を叫んでいた。11年の歴史と数々の壁を超えた、今だからこそ生まれた説得力。「またみんなを武道館に連れて行くから」。そう言ったSHOGOの決意や覚悟はこの日を境にさらに強くなっていっただろう。現在、来年始めに発売予定のアルバム制作中の彼らへの期待がまた膨らんでいた。(しゅう)

出演:175R




PUNKAFOOLIC! SHIBUYA CRASH 09
9/6 Sun @ 渋谷O-EAST/O-WEST/O-nest/O-Crest/duo MUSIC EXCHANGE

渋谷がパンク一色に染まった一日、SHIBUYA CRASH!

 パンクの祭典『SHIBUYA CRASH』!この日は国内外を問わず、パンク・ハードコア界の錚々たるメンツが渋谷に大・大・大集結!まず印象的だったFUCK YOU HEROSのライブ。場内に入るとけたたましい爆音が耳をつんざく。続いて目に入ってきたのは、その荒々しいステージ。名は体を表わすというけれど、まさにそのバンド名通りの反抗的で攻撃的なパフォーマンス。見るもの全てに食らいついてくるかのようだった。そしてFOUR GET ME A NOTS。メロディアスな歌とともに、重々しいリズムが刻まれる。バスドラの全身にタックルしてくるかのようなずっしりとした音は、生でしか味わえない迫力だった。久しぶりに見たBACK DROP BOMBも、小島と白川のコンビネーションは相変わらず最高。交互に切り替わるヴォーカルとともに曲調が様々に展開すると、その度に観客席が大きくうねり、歓声とともにいくつものこぶしが上がった。一番楽しかったのはやっぱりTHE CHERRY COKE$。民族楽器が陽気に奏でられ、アイリッシュパンクの走るビートにのせられて自然と身体も踊りだす。アコーディオンの素朴な音をこんなに派手に鳴らせるなんて、彼らぐらいなものだ。最後に登場したのは素敵なおじ様バンド、THE VANDALS!会場の隅から隅まで(お客さんの上までも!)暴れ廻るその様は、このイベントを一番楽しんだのって実は彼らなのではないだろうか?と思うほど。言葉どおり“身をもって”パンク魂を教えてくれた彼らのステージで、渋谷のアツい一日は締め括られた。(中里)

出演:THE VANDALS(from US)/VOODOO GLOW SKULLS(from US)/DUNCAN'S DIVAS(from UK)/locofrank/dustbox/COKEHEAD HIPSTERS/BACK DROP BOMB/Oi-SKALL MATES/SPREAD/THE CHERRY COKE$/FUCK YOU HEROES/kamomekamome/FC FIVE/NUMB/REDEMPTION 97/DALLAX/MUGWUMPS/RADIOTS/UNLIMITS/FIGHT IT OUT/DRADNATS/CLEAVE/S.M.N./LOCAL SOUND STYLE/FOUR GET ME A NOTS/THE ONE THOUGHT MOMENT/COUNTLOST/他




INDEPENDENCE DAY EPISODE1
9/6 Sun @ 吉祥寺:Planet K/WARP/SHUFFLE/SILVER ELEPHANT

「新しい音の祭典」が吉祥寺から始まった

 吉祥寺のライヴハウス4店舗を1枚のチケットで出入り自由な1日という、ライヴハウスが好きな人には嬉しいイベントが開催された。まずは「かげぼうし」、久しぶりに観た彼らのライヴは、やっぱり熱かった。朴訥とした風貌でエモい彼らを今後も追っていきたい。続いて「うるふ」は、Voの大塚雅代の存在感とエモーショナル且つ民族音楽をも取り入れた音楽性で、観る者をグイグイ引き込んだ。「the powerful banana」は、ニューウェーヴ感漂うダンサブルなロックバンド。リズム隊の2人のツボを突くグルーヴがたまらない。観る度に3人のキレもよくなっているのもすごい。「テングインベーダーズ」のライヴは強烈だった。ステージ上を跳ぶように演奏する3人、特にVo/Gtの中村むつおは、幼い顔してマイクに顔をブツけながら歌う。何度もマイクが落ちても歌う。最高にキテたライヴだった。続いて「青江好祐と女たち」を初めて観たがダンディな青江好祐を、6人の女性が囲んで歌うステージは壮観ですらあった。途中、吉祥寺の街を探索しつつ「andymori」のライヴに臨む。SILVER ELEPHANTのフロアはほぼ満員。既にandymoriにはキャパ・オーバーと言えるが、逆にこれだけ間近で彼らを観れるチャンスは、この先、少ないと思う。あの言葉が降ってくる感じ、3人の佇まい含めた音の形、それらがすぐ近くにあった。あとの時間は「the chef cooks me」のライヴで汗をかき、「the court」のギターポップに身を委ね、「のあのわ」で締め括った。吉祥寺に音楽があふれた一日となった。(田代)

出演:
Planet K…唄人羽/Quarto/The BABYSTARS/2丁拳銃/the powerful banana/風来坊/ザ・マスミサイル
WARP…かげぼうし/the court/the chef cooks me/24〜twofour〜/のあのわ/For Less To Lake/pegmap/rega/他
SHUFFLE…うるふ/Empty Black Box/黒猫財閥/センチグラム/ヒトミリリィ/ミゾオチ/他
SILVER ELEPHANT:青江好祐と女たち/andymori/カッティングオーケストラ/Sound Fanciers/The 706x/チャボ☆チョップ/テングインベーダーズ/もやしバット /The Chameleons




DIR EN GREY TOUR09 ALL VISIBLE THINGS
9/15 Tue @ 新木場STUDIO COAST

狂おしく美しい「攻め」の音像、勢いは止まらない!

 これほどまで両極端なものを同時に目の当たりに出来る場所を作り出せるバンドには、この先生きていてもほとんど出会えないだろう。ヨーロッパツアー、海外のフェス出演を経て、日本に帰って来た彼らが見せてくれた世界は、とても悲痛なのに華麗で美しく、幸福に満ちていた。 1曲目“Merciless Cult”や3曲目“AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS”など、序盤からソリッドな楽曲で触発されたフロアのテンションは、一気に沸点を飛び越える。力強く地表を突き破る熔岩のように湧き上がり、円を描くように繊細でしなやかな音像に取り囲まれ逃げられない。ナイフのように鋭く美しく輝く京の声が、彼の紡いだ言葉を叩き出し、私の心臓に一語一句を打ち付ける。危険な世界に巻き込まれていくような恐怖と好奇心が入り乱れるスリル感に、私は終始高揚していた。“VINUSHKA”で「ここが真実だ」と手を高く掲げ言い放つ京と、後ろから放たれる白い光。その美しさに、自分の心が幸福で染まり、浄化されていくのを感じた。アンコールの“Ugly”で、京は自分の胸を叩いて叫んだ。「まだ足んねーぞ、お前ら生きてるか?見えてるか?もっとひとつになるんだろ?ここまで届かせてくれ、汚い声聴かせてみろ」、フロアから声と拳が上がる。そのときの光景は、雲を高速で突き抜けていく巨大な龍のように、この世のものとは思えないほどの生命力と爽快感に溢れていた。ステージに最後まで残っていた京が一言「1月、また」と呟いた。来年1月の日本武道館公演、目撃必至。(沖)

出演:DIR EN GREY




LAST ALLIANCE“UPRISING'09”
8/21 Fri @ 恵比寿LIQUIDROOM

 LAST ALLIANCE主催のイベント。平日にも関わらず昼間から次々とパンクバンドがライヴを繰り広げた。重鎮バンドMINOR LEAGUEの後、ちょうど21時を回った頃、LAST ALLIANCEが登場。“Proud of scar”から始まったライヴは一気に沸点を刻む。タオルを首に巻いた短パンのキッズたちが、疲れも見せず跳びまくる。僕の持論で、いつだってキッズの期待に応えるのがパンクバンドだと思ってるんだけど、その点、ラスアラは応えまくるし、彼らは歳を重ねても少年性を失わない純粋さも兼ね備えている。例えばANZAIがMCで「みんなで一つになろうぜ!」と、てらいも無く言える真っ直ぐさ。きっとメンバー4人ともそうなんだろう。彼らの姿勢、歌、メッセージには嘘が無い。だからこそ“WORLD IS MINE”や“HEKIREKI”が、あんなに心に響くんだ。アンコールの“プラネタリウム”もグッときた。彼らは10/7にミニアルバム『KAWASAKI RELAX』を発売する。僕らは、またライヴで会える日を待つだけだ。(田代)

出演:LAST ALLIANCE/MINOR LEAGUE/Northern19/RADIOTS/THE CHERRY COKE$/UNLIMITS/BOMB FACTORY/HOTSQUALL/knotlamp




SPEEDER-X AND HEAVY FRIENDS
8/21 Fri @ 心斎橋 CLUB QUATTRO

 最高のドラマー中村達也さんとRIZEのベーシストKenKenのユニット名が決まる。その名も『SPEEDER-X』! 事前リハーサルは全くナシ、インプロ(即興)でジャムをするライブバンドである。今夏、初めて大阪と名古屋へ遠征。そのギグは、“ド迫力な夜”だった。リズム隊という地味目になりがちなポジションであっても、強烈な個性を発する各々が創造する世界は、とっても派手でハードコア、都会的で野生的、そして過激にロマンティック。そんな世界に、モリケンさんの煌めく風のようなプレイが吹き抜け、TAB ZOMBIEさんと田中邦和さんの2羽の鳥が上や下へと重なってビルの合間を飛び回るようなホーン・プレイが加わり、酔いシビレる。大阪後半は、ゲストVocalとして、あふりらんぽのオニさんが、即興で独特な世界観を披露。また、名古屋では、達也さんがピアノやトランペットを演奏したり、モリケンさんやKenKenがドラムを叩く場面もあったとのこと。実に、さまざまな顔を持つバンドだ。(みゆき)

出演:SPEEDER-X [中村達也(ds) & KenKen(bass)]
HEAVY FRIENDS [森岡賢(key), TAB ZOMBIE(trumpet), 田中邦和(sax)]




SHOW YOU MY SMILE vol.2 EMPTY SLOW -PROMISE PER SECOND Release tour-
8/23 Sun @ 名古屋・栄 R.A.D

 EMPTY SLOWの6/3リリースの『PROMISE PER SECOND』のレコ発ツアーセミファイナル。EMPTY SLOWが好きすぎるハタチ女子の企画イベントとのことだが、なんたる素敵メンツ! オープン間もない新しいライブハウスで容赦なく熱気を振りまき、駆け回るオーディエンスの前にトリで登場したEMPTY SLOWの1曲目は“Wake Up”! 正に! 目が覚めた!! という感じのスタートダッシュ! 場内も瞬間湯沸かし器的に熱狂! 美メロと美声、琴線くすぐるギター、力強いリズム隊。すべてが絡み合い、ノリやすく楽しい楽曲が次々に繰り出される。MCに感じられる不器用さが逆に真っ正直さを伝える。新譜からはもちろん懐かしめの人気曲等、ダブルアンコール含め13曲を披露。翌日平日だし! 6バンドも出てるイベントで、まさかのダブルアンコール!! いかにバンドもお客さんもアツかったかってことデスヨ!! (佐々)

出演:EMPTY SLOW/ASTRALMESS/AVNEL/Lubber in faith/HOCCO/POP DISASTER




【爆音革命 2009】〜ダイヤモンドライブ TOUR FINAL〜
8/27 Thu @ 渋谷O-WEST

 イベント企画には定評ある快進のICHIGEKIが、特別な思いを込めて贈る一大イベント『爆音革命』。且つ、快進のICHIGEKIの“ダイヤモンドライヴTOUR”のツアー・ファイナルでもあった。6バンド出演したわけだが、会場に着くとSHINAPSが爽やかなギターロックを奏でていた。続くSOUL-D!は女性Voのyouが、パワフルな歌声でフロアの温度を上げる。続いてTOKYO WING BANDは女性Saxを含むロックバンド。独自の世界観と音楽性で観る者をどんどん引き込んだ。そして主役であり首謀者の快進のICHIGEKIが登場するや、フロアが波打つ。外人客も大盛り上がり。ミニアルバム『ダイヤモンド』からはもちろん、テンション高めの曲(ICHIGEKIの場合、そんな曲がほとんどだが)を連発する彼ら。ヘヴィロックから歌謡曲もメタルも融合した音楽性で、渾身の力で演奏するメンバー、真剣に歌うVo.コータ、MCも感動した。ひさっちのメタル・ギターも笑えるほどいい! 圧倒されたまま【爆音革命】は終わった。(田代)

出演:快進のICHIGEKI/SHINAPS/TOKYO WING BAND/SOUL-D!/JIJIE/gimme five




ガンギマナイト 5th Anniversary tour 2009
8/28 Fri @ 名古屋・池下 CLUB UPSET

 ガンギマナイト5周年の今回は東阪名東4公演。その名古屋。ホストなのに前半に登場のUZUMAKI。早く終えて飲みたいからに違いない(笑)。SEと同時に揺れ動く場内。光るレーザー。メンバー登場、シルエットから閃光へ。視覚、聴覚を刺激する様々な趣向によりテンション急上昇。「ガンギマと言えば酒」とMCでも言っていたが、飲みつつ音楽を楽しもうという主旨なので(というのを言い訳に)一段高くなった所でファンに混じって取材なのに飲む私。一方フロア中央では踊り暴れる客。こういう、自由に各々の楽しみ方ができるのがイイですよね。たかがビルの一室を、こんな素敵な空間にしてしまう音楽(とお酒)という魔法。終盤“T.H.2”、“WHAT'S UP”では私も腕を挙げ、コール&レスポンスで叫び、と本気で楽しませて頂きマシタ! UZUMAKIが10-FEETのTAKUMA、RIZEのJESSEをフィーチャリングした新譜(9/9,10/7発売)も激ヤバです!(佐々)

出演:UZUMAKI/POP SHUVIT(from.MALAYSIA)/GARI/ABNORMAL VOLTAGE/RADICALHEN/fade
DJ:Onanie master crew/YUGO TAKINO(ENCODE)/STAY-HIGH CREW




NUBO “Circle”TOUR 2009
8/29 Sat @ 渋谷CYCLONE

 “Circle”ツアー最終日。サイクロンの扉を開けると私の体がひとつ入ったら隙間もなくなるほどに、フロアは大賑わい。明らかに様子が違う。人の多さもそうだが、ここに来ている人たちがNUBOの音楽やキャラクターを求める度合いが明らかに今までとは違う。10-FEETのライヴでNUBOを知った人も多いだろうが、そこからがっちりハートを掴んで自分たちに引き寄せていくパワーが今の彼らにはある。技術の向上とかではなくて、音で言葉でつなぎ合わせるフロアとのキャッチボール。共感する空間を彼らはやっと作り上げたのだろう。名曲“Present changes past”の〈愛せますように、笑えますように〉というフレーズにフロアは手を差し伸ばし、このフレーズを現実のものにしようと必死に切実になっている姿が印象的だった。多くの曲を持っていない彼らに、それをわかっていてもまだ足りないとWアンコールを求めるフロアとメンバーが作り上げた最高の空間だった。(松木)

出演:NUBO/G-FREAK FACTORY/STOMPIN' BIRD




JULIAN CASABULANCAS
8/31 Mon @ 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

 ザ・ストロークスのヴォーカル、ジュリアン・カサブランカスの単独公演。本体のストロークスの活動がまったく見えない状況での、ジュリアンのソロ公演(活動)とあって、チケットは即日完売。会場には驚くほどの人で溢れかえっていた。開演から約1時間、黄色い声援に少し照れた風で登場したジュリアン。ファンにとってはほとんど初めて聴く楽曲だが1曲目から異常と思えるほどの盛り上がりぶり!ファースト・シングルとなる“11th Dimension”はジュリアンが「ソロでやりたかったこと」が感じられる曲だった。私の印象としていいグルーヴ感とジュリアンのヴァイヴが感じられたのは、後半3曲。“Break Lights”のクレイジーな感覚は今までとは違ったし、続く“Tourist”そしてラスト“X-Marks”は想定外の展開。約50分という短いライヴだったが「ジュリアンらしさ」の観えるライヴだった。しかし、常に彼がチュートリアルの徳井に見えるのは私だけだろうか?(LIMO)

出演:JULIAN CASABULANCAS




GO!GO!7188 ヘンテナツアー09
8/31 Mon @ 東京・JCB HALL

 今年3月にスタートするも、アッコ(Ba.)の目の不調により一部延期となっていた「ヘンテナツアー09」、その振替公演・最終日。GO!GO!7188を見ること自体が初めて、という個人的事情も重なり、この日は実に感動的な夜となった。まず、半年間聴き込んだ『アンテナ』の曲がたて続けに聴けることの嬉しさ! 歴代の代表曲もいいけど、新作のツアーではまず新曲を聴きたい……この感覚、久しぶりだ。 “地球最後の日”、“食わずギライ”、“on the まゆ毛”、何もかもが新鮮で、楽しい。ステージ上の三人も、感謝と喜びの感情を爆発させている。至高のミディアム・バラード“ふたしかたしか”では、ツアー中でも屈指ではないかという名演。曲を引き立てる長い長いアウトロに、バンドの団結力を見た。アンコールでは未発表曲の披露もあり、次なるステップも予感させる。さらには、過半数の客が帰りかけた頃にまさかの再アンコール。ラストは“文具”でバシッと決めてくれた。ありがとう、観れてよかった。(柳)

出演:GO!GO!7188




LIVE MUSIC ism MONTHLY LIVE #004
「The Girls, looking to the World」

9/2 Wed @ SHIBUYA BOXX

 6月からマンスリー開催しているイベントの4回目。今回はガールズ・バンドが3組登場し華やかに開催された。鹿野淳(MUSICA)が司会しつつイベントは進む。まずはschool food punishmentがポストロックもエレクトロニカも融合したハイブリッドな音を放射する。ヴォーカルの存在感も光る。彼女達は3rdシングル『sea-through communication』を10/7にリリースする。続いてSCANDALが、元気いっぱいなライヴを繰り広げる。当たり前だが若さは武器だ。制服を着て若さ全開のライヴは、一点の曇りもなく観る者に迫る。彼女達は10/14にシングル『夢見るつばさ』をリリースする。既に海外でも人気あるSCANDALの今後に期待。最後は大所帯ガールズ・バンドのピストルバルブが登場。この日はDJのリリアがケガをして急遽9人のステージとなったが、9人が横一列に並んだ光景は壮観だった。管楽器をメインとしたスリリングな音に酔った。『LIVE MUSIC ism』はリニューアルし、11月には『NEXUS』として開催!(田代)

出演:ピストルバルブ/SCANDAL/school food punishment




The John's Guerrilla ONE MAN SHOW 〜SEIZE THE TIME release party〜
9/3 Thu @ 新宿LOFT

 7月に1stフルアルバム『Seize The Time』を発売し、全国ツアーを行ったザ・ジョンズゲリラ。遂に新宿ロフトにてワンマン・ライヴが行われた! まずPsysalia Psysalis Psycheがフロアを温める。続いて、ステージ下のフロアにドラムセットやアンプが組まれる。ん? なんとフロアの真ん中でバンドを囲んでのライヴとのこと。ロフトでも数える程しかない試みだという。若干、薄暗い中でライヴが始まる。アルバムから次々と披露され“Shadow Disco”ではフロアが揺れる。本編最後の“limitless ze Elo”がすごかった! いつも以上に長くて、20分ぐらい演奏していた。これぞ、ニュー・サイケデリア! きっと、オアシスもドアーズも驚くだろう。彼らの場合、単なるサイケデリアというより、呪術的な神秘性と思想的なパンク精神が感じられる。アンコールでは“When The Sun Goes Down”で盛り上がり、更にニルヴァーナのカヴァー“Lithium”も披露。最後はRyojiがギターを燃やして終わった。(田代)

出演:The John's Guerrilla
GUEST:Psysalia Psysalis Psyche




UAワンマンライブ
9/6 Sun @ 日比谷野外音楽堂

 陽が沈みかけた18時20分。開演時間を少し過ぎた頃、UAはステージに現れた。真っ赤な衣装におさげ髪。彼女が姿を現しただけで野音は幻想的な空間へと変わっていく。“青空”から始まるすべてを包み込むような歌声にさっそく魅了され、個人的にも大好きな“悲しみジョニー”のスリリングな世界観に一気に引きづり込まれていく。「去年はお休みしましたが、今年は野音に立つことができました。おおきに」と関西弁であいさつを済ませると、アルバム『ATTA』からの最新ナンバーを次々と披露していく。ゲストの細野晴臣が登場すると大歓声が巻き起こり、“夢見る約束”をデュエットで披露。なんて豪華で贅沢なハーモニー。芸術的な歌声に至福の時を感じる。アンコールではさっきとは真逆の真っ白な衣装で登場。“恋人”、“閃光”などの三曲を披露。UAが持つオーガニックな空気感とロックが美しく融合していき、夏の終わりを告げる夜空に高らかに響き渡っていた。(さや)

出演:UA




へきれき9周年スペシャルイベント「Qbisme」
9/9 Wed @ 下北沢CLUB Que

 09年9月9日、CLUB Queにてへきれきの9周年スペシャル・イベントが開催された。平日にも関わらず全国からお客さんが集まったという。またワンマンと題してはいるものの、ゲストで参加する出演者が多数いた。へきれきとは、そういうバンドだ。全都道府県ツアーをライヴハウスの人などから不思議がられつつ2度も敢行し、各地でかけがえのない「絆」を築いた。また、サイプレス上野とロベルト吉野やカミナリグモといった、他ジャンルのアーティストやミュージシャンから信頼の厚いゲスト・ミュージシャンが一肌脱ぐ。ライヴハウスも彼らの心意気に応える。“君、陽炎稲妻水の月”で、へきれきのライヴが始まるとフロアの空気が変わる。MCでumiQは高揚しながら話す。途中、umiQがアコースティック・ギターに持ち替え“ペリカンロード”等を披露。また今夏に『misic3』から配信リリースした“サイダー”ではロベルト吉野が参加し、小沼めぐみ(B)が歌う。そして“丘サーファー”で感動が沸点に達した。(田代)

出演:へきれき -oneman-
GUEST:ロベルト吉野(DJ/サイプレス上野とロベルト吉野)/ghoma(Key/カミナリグモ)/
ハナイ氏(G/接客)
opening act:umiQ(へきれき)&タイコのタイ(sandman)/華村灰太郎 DJ:sleeper




THE WONDER STUFF
9/10 Thu @ 恵比寿LIQUIDROOM

 最高!その一言しか言えないほど感激と興奮のライヴを魅せてくれた、18年ぶりの来日を果たしてくれたザ・ワンダースタッフ!! 大好きな彼らの初ライヴをこの日、体験した私は最初から最後まで踊り狂い、歌いまくり、泣きました。見かけこそ20年前とは変わっていたけれどマイルスのヴォーカルは全然変わらない!! “Red Berry Joy Town”、“No,For The 13th Time”、“It’s Yer Money I’m After, baby”そして“Give,Give,Give Me More,More,More”もう、会場が一体となって当時にタイムスリップ!ファン全員大興奮!異常なほどの盛り上がりかたに、マイルス自身が「もう僕も年だから、ゆっくりさせて〜」と言うくらい!とにかく私たち全員が聴きたかった曲を全曲やってくれた彼ら。その全曲を完璧に歌える自分(笑)。来年「必ず戻ってくる!!」と断言してくれた彼らを信じ、私は体力作りに励もうと思う。マイルス、来日してくれて本当にありがとう!(LIMO)

出演:THE WONDER STUFF




BlackHole -Ceremony Event-
9/10 Thu @ 池袋BlackHole

 池袋に新しくできたライヴハウス「BlackHole」のオープニング・イベント。ライヴはSumarisから。初めて観たが、グランジ感漂う3ピースバンドで、音塊が迫って来た。NON'SHEEPは、ほぼ新曲ばかりで攻める内容。どれも彼ららしくも、新たな領域に入っていこうとする佳曲揃い。Vo/Gtの佐藤君は髪型も変わってたが、今のほうがいいと思う。UNDER THE COUNTERは、やっぱりギターロックっていいな!って素直に思えるライヴ。彼らは8月にアルバム『DON'T LOOK BACK』を発売。その最新作の曲はグッとくる。Vo/Gtの関谷が6年ほど池袋在住だったとは意外だ。それとBの大隅は確かにポール・マッカートニーに似てる! FOX LOCO PHANTOMの怒濤のライヴは、もうオルタナも80年代の日本のビートロックも関係無い。彼らは11月に初のフルアルバム『ギムギムの森』を発売する。12曲収録で濃い内容なのは確実だ。必聴盤だろう。そんな4バンドを観ながら、今後、池袋のシーンは更に面白くなると確信した。(田代)

出演:FOX LOCO PHANTOM/UNDER THE COUNTER/NON'SHEEP/Sumaris




THE→CHINA WIFE MOTORS presents
【RIDE ON ALCOHOL.12〜UNITE or DIE〜】

9/10 Thu @ 大阪・心斎橋KINGCOBRA

 地元の雄、THE→CHINA WIFE MOTORS が主催し、大阪の強豪3バンドが集結!強烈な人口密度と溢れる期待感で開演前から熱気渦巻く中、トップで登場したのがlocofrank!まだ1バンドめ、1曲目なのに、早くもフロアーにはダイバー続出!! そして2曲目“BE FULL”でヴォーカル木下もダイブ! Gt.森も反り返り、踊り狂い、高く高くジャンプし、激しくギターをかき鳴らす。MCを挟んで新曲を披露。歌で、眼差しで、全身で、指先で、アツい思いを伝える木下。客席に向け、煽り、誘う。それに全力で応えるオーディエンス。「声をくれ」の求めに、場内中が満面の笑みでジャンプし、腕を挙げ、「ナナナ〜」の大合唱。大好きな“little wish”に思わずニヤリとしながらふと警備スタッフに目をやると、フロアに真剣に目を光らせつつも曲に合わせて首を振っている!! そんな光景にもテンションUP!! Dr.笹原が言った「ここにいる全員が主役」の言葉。本当にその通りだった。(佐々)

出演:THE→CHINA WIFE MOTORS/GOOD 4 NOTHING/locofrank




Sound Style Vol.4 (by TOP STYLE)
9/11 Fri @ 大阪・道頓堀SHRIMP

 今月号でインタビューをしている空のライブ、実は初見! しゃべった印象とは全く異なるCOOLな雰囲気、カッコイイ歌とダンス。「勉強している」と言ったのは伊達じゃなかった!! そして彼女の憧れの存在という3PロックバンドCOZZENE(コジーン)は、登場していきなり観客を煽る。気づけば前方の客も増えている。時にアグレッシヴに激しく感情を叩き付けるように、時にのびやかに美しく、時に優しく静かに、と様々に音と空間を操り、聴衆を取り込む。要所要所でキッチリとポーズを決めるのが目にも鮮やかで吸い寄せられる。主催のTOP STYLEは2人組のヴォーカルユニット。美しく、色気ある2人の声が、ソロパートでのコントラスト、重なったときの絡み合うハーモニー、それぞれ絶妙な世界観を生み出し、聴くものを惹き付ける。この日の出演全てが大阪のアーティスト。まだまだ知られていなくても魅力的なアーティストが沢山いるんだなと、改めて気づかされた。(佐々)

出演:TOP STYLE/COZZENE/空〜sora〜/はじめちゃん/Sky/Back Ground Seeker/RIOZEAL/MARI




[NOT REBOUND presents] -ONE FINE DAY in TOKYO #21-
9/12 Sat @ 下北沢SHELTER

 今年、結成15周年を迎えた名古屋の重鎮NOT REBOUND。9月に6thアルバム『RIOT SUN!!!』と、14バンド参加のトリビュート盤『Erection!!!』をKOGA Recordsから発売し、落ち着くどころか、よりはっちゃける3人。アルバムも30代なりのパンクを提示したと言える。そしてレコ発全国ツアーを、彼らの東京の拠点:シェルターからスタート! ライヴはアルバム同様“My Generation”で始まり、一気に盛り上がる。“光”のシンガロングなコーラスでは黒ちゃん(Dr)すらカッコよく見える。が、MCに入るとガラッと崩れる。大ちゃん(Vo/Gt)はやっぱり下ネタと着地点が定まらないMCで笑わせ、頼みの片桐さん(B)もこの日、痔の痛みに耐えてのライヴと、意図せず下ネタに突入。しかもお客さんからもヤジが飛ぶから、笑いの渦は更に大きくなる。でも“メリーゴーランド”“ドゥユワナ”の連発は胸キュンだったな。そのギャップがたまらない。ノットリのライヴは泣きながら笑ってる感じだ。(田代)

出演:NOT REBOUND/F.I.B




LOST live in USA
9/12 Sat @ USA Charlotte Tremont Music Hall

 アメリカ東海岸、ノース・キャロライナ州のシャーロットという街の外れにある、トリモント・ミュージック・ホール。不況の影響で普段は100人程の客しか集まらないらしいが、この日は何と500人以上が集まった。1バンド目のLetliveがパンチのあるライブを始めると、吸いつくようにステージにキッズが集まる。そして日本から訪れたLOST。最前列でフェンスに押し付けられているキッズたちの笑顔。後方ではタフガイたちがモッシュ。曲が終わるたびに起こる大歓声。その盛り上がりは最後まで続き、音楽に国境がないことを痛感。LOSTはライブ後もサインや写真を求められ、熱心な音楽ファンの多さにメンバーも感動していた。その後はSugar Glyder.、Wrechedの素晴らしいパフォーマンスが続き、最後ヘッドライナーScapegoatまで、会場の熱気が冷める事はなかった。LOSTはアメリカでレコーディングも。その新譜にも期待!! (Taguchi)

出演:LOST/Scapegoat/Wreched/Sugar Glyder/Letlive




Wear Red Shoes! Vol.6
9/13 Sun @ 渋谷O-EAST

 レッドシューズに馴染みあるミュージシャンが集まり、毎年恒例のお祭が開催された。全国4箇所のツアーの東京編。まずはオープニング・アクト3バンドのライヴでスタート。MAGUMI&The BreathlessでのMAGUMIは上半身裸で客席にダイブしたりと、やんちゃさ全開。RIZEのKENKEN率いるセッションでは、母親の金子マリさんや10歳の天才ギタリスト山岸龍之介君も参加。OUT OF HEIGHTSは中村達也のドラム捌きと、ベースのtatsuやギターの百々和宏のうねりに魅せられた。武藤昭平とウエノコウジのアコースティック・タイムは渋かった。中村獅童と仲野茂のツイン・ヴォーカルによるカヴァー・バンドは全員、国鉄服とアナーキーの腕章をしてのライヴ、盛り上がった。トリはシーナ&ロケッツ!彼らでしかないロックンロールをキメる。フロアで嬉しそうに見つめるレッドシューズのオーナー門野さんの姿が印象的だった。最後は出演者ほぼ全員がステージに集まり大セッションで締め括った。(田代)

出演:シーナ&ロケッツ/中村獅童 with 仲野 茂(ex.アナーキー)&内藤幸也(A.R.B)他/OUT OF HEIGHTS[tatsu(LA-PPISCH)、百々和宏(MO'SOME TONEBENDER)、中村達也、森岡賢、田中邦和]/MAGUMI(LA-PPISCH)&The Breathless/KENKEN with ジョニー吉長&山岸、竜之介 他/武藤昭平(勝手にしやがれ)with ウエノコウジ(the HIATUS/ex thee michelle gun elephant)/SHOW-SKA feat.NOB(ex.curio)/RAT/TRIOL/and more...




第七回 釈迦兎寄合2009
9/17 Thu @ Zepp Nagoya

 まだ照明もつかず、ライブが始まる気配もない場内に響き渡る「SHAKALABBITSコール」。期待感、高揚感爆発寸前の所へメンバー登場! 悲鳴とも歓声ともつかない歓喜の声を前奏に“EVEN IF I'M ALONE”で開幕。続く“マッシュルームキャット〜”で更に場内は沸騰。サビはもちろん大合唱! MCを挟んだ“SO EXCITED! ”では曲が始まる前から大・大・大合唱!! ここまで「あ・うん」の呼吸でステージと客席が共にライブを作り上げる光景はSHAKALABBITSならでは、『寄合』ならでは! 2.5ヶ月前に出来、寄合に連れてきて寄合ツアーで成長させ、レコーディングに望むという新曲“MY” (仮)。次々繰り出される人気曲。中盤のしっとりした雰囲気から後半の急加速。ステージを駆け巡り、くるくると回り、熱唱するUKI。大きくジャンプし、タオルを掲げ、共に歌い、熱狂する聴衆。アンコール含め25曲、完全燃焼! 「楽しかった人、手挙げて!」に、そりゃ、挙げない人いないって!! (佐々)

出演:SHAKALABBITS




Spoon Market SB/09S
9/18 Fri @ 笹塚ボウル

 Spoon Marketというイベントを説明するのは難しい。ボウリング場内に一晩だけ作り出されたフロアーは、暖かく明るい光と、フランス生まれの爽やかなリキュール「HPNOTIQ」の淡い青の光で満たされていて、音楽と共に様々な人達のおしゃべりする声や笑い声がそこかしこに聞こえる空間だった。壁に飾られたアート作品や、人いきれに揺れるアクセサリーやチャームたちも、メッセージを発しているというよりはそこでおしゃべりをしているような感じであった。ボウリング場のど真ん中に小さな要塞のように組まれた一風変わったステージで、土岐麻子、Sweet Vacation等が魅せ、そしてそこをライブハウスがごとく演奏する本イベント主催者のtokyo pinsalocksのサウンドと佇まいが、今日ここに凝縮されたガールズカルチャーシーンの姿を象徴していた。ユルいとかキュートとかとは言わせない、凛とした何かがあった。熱いとかエッジが立っているとかでは言い表せない、まっすぐな姿勢があった。(滝口)

出演:tokyo pinsalocks/土岐麻子/Sweet Vacation/FLIP-FLAP/MOTOCOMPO/miu mau/etc.




〜M&N'S presents JUICE 10th & La.mama 27th Anniversary Event〜
『U & Me』

9/18 Fri @ 渋谷La.mama

 JUICE10周年とLa.mama27周年を祝し、先鋭的なバンドが勢揃いした。まずはOLDE WORLDEが、優しい歌声でオーガニックな風を吹かせた。ドラマーが脱退したQUATTROに、急遽サポートで入ったのはカディオという名の18歳。ますます日本人離れしたバンドになってくなぁ。group_inouが始まった瞬時にフロアは沸点に達した。imaiのどこかチープな電子音(そこがいい!)と、cpの浮かんだ言葉をポーンと投げかけるようなラップだけで、こんなに盛り上がるんだからすごい。やっぱ、音楽はアイデアとセンスだな。VOLA&THE ORIENTAL MACHINEはアヒト・イナザワがコクトー・ツインズ、Gt楢原がソニック・ユース、Ds中畑がジョイ・デビジョンのTシャツを各々着て登場。なんだかロック好きが窺え好感度UP!それにしてもダンサブルなライヴだった。トリはMY WAY MY LOVE。すべてを轟音で巻き込みながら進む3人。Vo/Gtのmurataは何度もドラムにダイブする。床に這いつくばりながらライヴを終えた。(田代)

出演:MY WAY MY LOVE/VOLA & THE ORIENTAL MACHINE/group_inou/QUATTRO
Opening Act:OLDE WORLDE
DJ:MONTA(La.mama)/タシロック(JUICE)




JUICE 10th Anniversary events CLUB CREATURES 9th Anniversary 2DAYS
DAY 1

9/19 Sat @ 渋谷 CHELSEA HOTEL

 JUICEは今年10周年、そして主宰イベントCLUB CREATURESは9周年。あまりに感慨深かったので、2DAYSイベントを組んでみました。その一日目。トップは13 SQUAD。随分以前から出演してもらっているんだけど、メキメキと頭角を現してきており、成長が見られます。期待。二番手には、時間がちょっと早かったけど、The Chameleons。11月にはツアーも控え、現在は新曲制作中にも関わらず、ガッツリ決めてくれました。さらに、このバンドも縁の深いバンド、WOOHOO。どんどん進化していて、でもしっかりフロアーの空気をつかんでいました。さて、この日、ライブDVDを会場限定でゲリラ・フリー・配布したTHE TALKS。2009年型のロックンロールを鳴らす彼ら、たくさんの歓声を浴びていました。今月号でもインタビューを掲載させてもらったNumber The.が出演する頃には、場内満員御礼。大人のロックを響かせてもらいました。最後はもちろん、CATSUOMATICDEATH!最高!の一言でした。Acekey KAWADAのシャウトが響く場内。本当にありがとう!(林)

出演:CATSUOMATICDEATH/Number The./THE TALKS/WOOHOO/The Chameleons/13 SQUAD




夏結びMUSIC FESTIVAL'09
9/21 Mon @ 埼玉県・所沢航空記念公園野外ステージ

 今年7月に2年ぶりのシングル『ダイヤモンドレールウェイ』をリリースして完全復帰を果たし、更には9月23日に手紙にまつわる10曲をカヴァーしたコンセプト・アルバム『Letters』をリリースした一十三十一。7/19にイベント『夏びらき』に出演し、その続編とも言える『夏結び』にも出演となった。この日は、後ろではライヴ・ペインティングが進む中、アコースティック・ギターと2人っきりでのライヴが始まる。アルバム『Letters』もそのスタイルなので、それをライヴで披露する形となった。“ダイヤモンドレールウェイ”も、生で演るとナチュラルな音なのに更に艶めかしく感じたのが、彼女らしい。昨年、出産し子育てに勤しむ彼女だが、小柄な身体から放たれる色気は健在どころか、ますます色っぽく感じらるのは気のせいか? アルバムからは大貫妙子の“春の手紙”を、他には“ウェザーリポート”などの代表曲を披露してくれた。今後、このスタイルで進化したライヴを観てみたいと思った。(田代)

出演:一十三十一/Sotte Bosse/ペトロールズ/ROCO/wyolica/JiLL-Decoy association
オープニングアクト:南波志帆
LIVE PAINT:DRAGON76 MC:KTa★brasil(ケイタブラジル)
DJ:高波由多加(BOSCA)/松下大亮 (orbit blender) 他




JUICE 10th & CLUB Que 15th Anniversary Event
“ハレチカ vol.25”

9/21 Mon @ 下北沢CLUB Que

 JUICE 10周年とCLUB Queの15周年を祝う“ハレチカ”が、シルバーウィーク真っ直中にオールナイトで開催された。ロックDJの明日を担う高橋駿祐がフロアを温めた後、mothercoatのライヴが始まった。彼らはどんな状況でも楽しもうと心がける。当然の事だと思うかもしれないが、それはライヴバンドとして百戦錬磨をくぐり抜けた証だろう。それにしても“クラシック”は名曲だ。DJ長尾達樹は翌日にCOLORS DEPARTMENTのライヴを控えてるにも関わらずの参加、感謝。MONICA URANGLASSのライヴは狂騒のパーティ状態。Voの68は煽りまくり。途中、フロアに降りてオーディエンスと踊りまくる。ちょっと酔っぱらい過ぎてた気もするが、それもまた良し! その後はDJタイム! 木下君もKARENのライヴがあるにも関わらず参加してもらい感謝。MAROONはMacを導入してDJ。68も酔っぱらいながらも踊れるDJ。紅一点のゆんは1人アナログを使ってのキャッチーなDJ。最後まで残ったお客さん、ありがとう!(田代)

出演:MONICA URANGLASS/mothercoat
GUEST DJ:木下理樹(ART-SCHOOL)/MAROON(NIRGILIS)/68(MONICA URANGLASS)/長尾達樹(COLORS DEPARTMENT/nano sound museum)/ゆん(箪笥ボーイ)
DJ:タシロック(JUICE)/高橋駿祐(JUICE)