7/29 Release

ACIDMAN“A beautiful greed”
EMI Music Japan / TOCT-26841


満たされぬ想いさらに鋭さを増す傑作最新アルバム最速レビュー!!

 感動を生む芸術的な世界観。想像力の先の先へと進んでいくサウンドと言葉のやりとり。人間の根本をえぐり返して追求していくような精神論。創世記を示すかのようなこの世の始まりと迫りくる絶望をピアノが奏でる“A beautiful greed(intoro)”からこの作品は幕を開けていく。崩れゆく世界に決して諦めることなく、満たされぬ穴を見つけては埋めていくように、まるで前世が前作アルバム『LIFE』という生き物だったかのように、魂を繰り返しては現世である『A beautiful greed』という作品がクリアな世界へと導き出そうとしている。より鋭く、より柔らかに、より開放的に挑んだACIDMANの真骨頂。今回は大木が主体になりながらも一悟、サトマの二人も意欲的に作曲に携わってきている。次号表紙&巻頭インタビューでこの最高作をじっくり解明していこうと思う。(松木)






7/15 Release

blur“MIDLIFE [A Beginner's Guide To blur]”
EMI Music Japan / TOCP-70800,01

ブラー、ビギナーズ・ガイド、これで初心者でも大丈夫!

 ブリット・ポップ界の王子様バンド、ブラー。金髪ロンゲで“シーズ・ソー・ハイ”を歌うデーモンは王子さまそのものだった! 男気あるオラオラ系オアシスに対し、彼らは繊細でファッショナブルなロンドナー。女の子が夢中にならないわけがなかった。でもそれは決してルックスだけではなく、彼らの創り出す音がそれ以上に魅力的だったからだろう。この、ガイド・ブック的なアルバムは、あの懐かしい時代にタイム・トリップできる。今でも大合唱の“ガールズ&ボーイズ”、誰もがハッピーな気分になる“パーク・ライフ”、フロアで踊り狂う男子が見れる“ポップ・シーン”、デーモンのウットリする美声の“ビートルバム”。今聴いても新鮮で素晴らしい。今でも多くのファンに愛されているのがわかる。だからお願いです!絶対に来日してライヴを魅せてください!! (LIMO)






7/1 Release

V.A.“ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2009”
Ki/oon Records / 完全生産限定盤: KSCL 1405-1406, 通常盤: KSCL 1407

アジカンの新曲含め、NANO-MUGEN FES出演の17曲を収録!

 この夏も横浜アリーナで7/19〜20に渡り開催される『NANO-MUGEN FES』。恒例のコンピも発売される。完全生産限定盤はTシャツ付き。アジカンの新曲“夜のコール”を目玉とし、国籍もレーベルも超えた17曲が、共通意識の線上で繋がる。それは基本的にアジカンの主観によって選出されたラインナップの妙と、洋楽・邦楽の垣根を崩し続ける意匠に賛同したという意識だ。もちろん同フェスに参加するオーディエンスも、同じ意識を持っているだろう(そうであることを願う)。フェスのガイドとして最適な1枚として、各バンドの代表曲や話題曲も満載。中でもTHE YOUNG PUNX!のアジカンの楽曲も取り入れた“Rock Star”、ユニコーンの“HELLO(蘇えるライヴバージョン)”は必聴。アジカンが「別世界に連れ出したいから その先は君のもの」と歌う時、僕らはフェスへの参加を実感するだろう。(田代)






Now on sale

RANCID“Let The Dominoes Fall”
Sony Music Japan International/HELLCATS RECORDS/Epitaph
EICP-1191(通常版)

これぞRANCIDのパンクロック。6年振り7枚目のニューアルバム

 嬉しい。08年夏リリース予定だったが、ミックスに満足がいかず、1年の歳月をかけてやり直したという──それほどまでに今作に掛ける想いが強かったことを感じさせる──RANCIDの7thアルバムが届いた。聴いた瞬間に、痺れた。『...AND OUT COME THE WOLVES』を彷彿させる(いや、超える)衝撃すらあると思う。レゲエ、スカ、アコースティックもありと相変わらずその音楽性の幅は広いが、今まで以上にシンプルで、深く心に響くパンクロックナンバーが収録されているところも、この作品の魅力の一つだろう。4人がマイクを取った“Disconnected”や、本作共通のテーマ“サバイバル”について歌った “Lulu”、心に染みる“The Highway”など……新ドラマー、ブランデンが新たな血を注ぎ、さらにビルドアップされたRANCIDのパンク・ロック。何を感じるか、あなた次第だ。(逆井)






7/22 Release

ROCK'A'TRENCH“ACTION!”
WARNER MUSIC JAPAN / 初回限定盤: WPZL-30156[CD+DVD], 通常盤: WPCL-10738[CD]

'09年の夏フェスを制するロッカトレンチ待望のアルバム完成!

 
まさに待望のアルバムが届いた!振り返れば07年7月に1stマキシ『Higher』でデビューしてから2年の年月を経てのアルバムとなる。全14曲の濃いぃ内容は、ドラマの主題歌もあってヒットした“My SunShine”を筆頭に、タイアップを獲得してきた“JUMP STAR”“カクメイノウタ〜Diggin'〜”“ヒートアイランド”といった数々のシングル曲。更に6/24に発売されたばかりの最新シングル“真夏の太陽”がいい! 夏を生きるすべての人に聴いてもらいたい。他にも初登場となる新曲“Lost”“No Remedy”“暁〜あかつき〜”等で聴けるルーツ・ミュージックへのこだわり。既発曲でも人気の高い“砂の風に乗って”や“ランナーズ・ハイ”等を収録。レゲエやスカをJポップに昇華した軌跡も感じられる。この夏は全国各地のフェスに出まくる彼ら。そう、野外で聴くロッカトレンチがまた最高なんだ!(田代)






8/5 Release

THE BEACHES“ハイヒール Hi Heel”
WESS RECORDS
/ WHCD-63

2009年の夏、ビーチが超接近!待望のサード・フルアルバム到着!

 「M.I.A」「バイレファンキ」というワードを初めて聞いたのは他でもない、ヒサシ the KIDからだったような気がしている。まだ渋谷中にヴァイナル屋がたくさんあって、名前を聞いたその足で買いに行った記憶があるな。あれは2005年だっけか。昨年、THE BEACHESとしてのリリースはシングル“POLICE&GIRLS&BOYS”のみ。活動は日本中のフロアーを常夏にすること──ライブに明け暮れていた。夕方に夏の匂いがちょっとずつするようになった頃、アルバム完成の連絡が入った。聴いて、完成度にビックリ──フル・アルバムといえども、一気に聴けてしまうハイ・クオリティさ、そして全編に流れるちょっとヤバいクラブの香り。驚くのは、すべて人力でやっているということ。これが、昨年のライブ集中モードの成果か。このパンク・アティチュードに溢れた作品をみんなにおすすめしたい。(林)






7/22 Release
アナログ盤 8/5

ユニコーン“URMX”
SME Records / SECL-797(CD) SEJL-22〜23


 初のリミックスアルバムだが、ユニコーンがやることは全くもって一筋縄ではいかない。まず何に驚いたってマルコム・マクラーレンが参加して“キミトデカケタ”(選曲もナイス)をリミックスしてるってこと。セックス・ピストルズの仕掛人のあの人ですよ? 素材をあまり崩さずに一番シンプルにリミックスしてるけど、イントロと間奏からさりげなく漂う英国テイストが絶品。他にも小西康陽、高木完など凄腕揃いです。(松木)






7/8 Release

渡辺大知(黒猫チェルシー)・峯田和伸(銀杏BOYZ)・岸田繁(くるり)“どうしようかな”
UK PROJECT / UKCD-1128

 原作:みうらじゅん、監督:田口トモロヲによる映画『色即ぜねれいしょん』が8月から全国公開となる。舞台は1974年の京都。その当時に活動し、今や伝説的ロックバンド「村八分」のロックンロール・チューンを劇中に登場する3人がカヴァー。そう、渡辺、峯田、岸田という世代も音楽性も異なる3人による奇跡のコラボ曲の誕生だ。カップリングは劇中で峯田が弾き語る“旅に出てみよう”を収録。タワーレコード限定発売。(田代)






7/15 Release

BUGY CRAXONE“チーズバーガーズ・ダイアリー”
Northern Blossom Records / BNBR-0003

 BUGY CRAXONEデビュー10周年を記念し、VictorとZubRockA時代の音源をセレクトしたアルバム。ブージーのライヴ感も詰まった17曲だけに、最近ファンになった君にもうってつけな1枚だ。目玉は2曲の新曲。“チーズバーガーズ・ダイアリー”は會田茂一氏プロデュースで、バンドの素材の良さが際立っている。ジャケで逆立ちしてるGuの笈川みたく、甘ずっぱい歌詞にキュン死寸前。“Aha”の微熱ぎみな鈴木由紀子もいい!(田代)






Now on sale

V.A.“FIVE ON THE MOVE”
Niw! Records / NIW-037

 フレッシュなサウンドを発信し続けるNiw!から、asphalt frustration、Fed MUSIC、he、Riddim Saunterの4バンドを中心にまわったツアー “FIVE ON THE MOVE”のコンピが登場(全バンド新曲)。各地ゲスト=the chef cooks me、enie* meenie、our favorite fab、AAPS、Wednesday。初期ツアーメンバーであったalaのテッペイ、カナ、コウタが始めた新バンドFRESH OFF the CRADLEの初音源も。7/30代々木フリーライヴに備えて。(逆井)






Now on sale

Veni Vidi Vicious
“ベートーベンは好き。特に詞が良い。〜I Like Beethoven. Especially His Lyrics〜”

mini muff records / ZMUFF-2003

 期待に胸躍らせCDをスタートさせた瞬間、「理屈抜きに最高なロックンロール・アルバムでいいじゃん!」って思った。彼らのロックには思考停止させる魔力がある。ロックと酒とタバコと女の子の波を泳ぎながら最高の夜を感じる。それ以外に確かなモノはあるかい? 中でもIRIE兄弟のリョウスケ(Vo)は時にヘロヘロになりながら体現している。だからこそリアリティの宿った7曲。全曲いいけど、特にM1、3、5が最高!(田代)






7/15 release

SION“鏡雨〜kagamiame〜”
BUG Music / UGCA-1023

 個人的な話で申し訳ないが、SIONを聴くのがツラかった時期がある。真っ暗な部屋で、勝手に孤独に打ちのめされ、すがるように聴いていた。もう他に何も聴けなくなるほど、あの声と歌の世界に占められる。SIONとは、そんな歌唄いだ。今作も恐る恐る聴いたが、もう後ろ向きな感情は起きなかった。もちろん歌は刺さった。特に「やることをやれよ黙ってやれよ」なんて頭から離れない。結果、力強さと優しさに包まれ猛省した。(田代)






Now on sale

TORTOISE“BEACONS OF ANCESTORSHIP”
commmons/HEADZ/Thrill Jockey Records / RZCM-46291


 「ポスト・ロック」の体現者、トータスが前作から5年あまりの歳月を経て遂に新作を完成。J・ディラのヒップホップを始め、あらゆるビート・ミュージックを咀嚼して制作された今作は、キャリア史上、もっともリズムの多彩さに主眼を置いた作品。またラウドで粗いサウンドも印象的で、表層的な感覚としては「Standards」を思わせるが、その実は全くの新境地と言っていい内容。クライマックスに至る光の予感に胸躍る一枚。(近藤)






7/1 Release

THE AIRBORNE TOXIC EVENT“THE AIRBORNE TOXIC EVENT”
UNIVERSAL INTERNATIONAL / UICL-1090

 独特な繊細さの中にある、湧きあがる激しいエナジー。そんな音を聴かせてくれるのは、昨年アメリカのインディー・ロック・シーンで最も注目を浴びた5人組、ジ・エアボーン・トクシック・イベント。各誌こぞって彼らを大絶賛!マイケルのヴォーカルは曲ごとにいろんな顔を見せ、他にヴォーカリストがいるかと錯覚してしまう。13曲目はザ・スミスのモリッシーを彷彿させる。フジロックで初来日決定!(LIMO)






7/22 Release

THE BOXER REBELLION“UNION”
YOSHIMOTO R and C CO.,LTD / YRCG-9001

 2005年の初来日公演を見て以来、大ファンになったボクサー・リベリオンが待望のセカンド・アルバム『ユニオン』をリリース!相変わらず、ネイサンの美しく優しいヴォーカルに心から癒されます。美しいメロディー、エモーショナルなギター、見たことのない光景が目に浮かびます。レディオヘッドやグラスヴェガス好きな方にもオススメです!ライヴが見たいバンドです。是非とも早く来日して頂きたい!(LIMO)






Now on sale

ENTER SHIKARI“Common Dreads”
AMBUSH REALITY/HOSTESS / AMBR006CDJ

 エンター・シカリのニュー・アルバムがカッコ良すぎです!!ヤバイです!!彼らはこのアルバム『コモン・ドレッズ』で、完全に本当の“自分たち”を出しきったと感じた。だからこんなに衝撃を受けたんだと思う。レイヴ・ミーツ・メタル……まさにその言葉がしっくりとくる。最高に気持ちがいいキレっぷりだ!初回盤DVDには、マキシマム ザ ホルモンのゲスト・ライヴ映像付き!サマーソニックで来日決定!! (LIMO)






Now on sale

PATRICK WATSON“WOODEN ARMS”
Tearbridge International / NFCT-27182

 この季節、雨で憂鬱な日に聴きたくなる、そんな素敵な音を届けてくれたカナダ発、4ピースバンド、パトリック・ワトソン。映画を観ているような美しい音色。そしてそれは素晴らしい夢を魅させてくれる。北米のアワードを総なめにした彼ら。9曲目“マン・ライク・ユー”から10曲目“ホエア・ザ・ワイルド・シングス・アー”への流れが特に好きです!8/8(土)サマーソニック ISLAND STAGE参戦決定です!(LIMO)






7/22 Release

The dead weather“HOREHOUND / 狂おしき薫り”
Sony Music Japan International / SICP-2316

 あのホワイト・ストライプス、ザ・ラカンターズのジャック・ホワイト新プロジェクトが遂に始動!!その名もザ・デッド・ウェザー。もうこの毒々しさがジャックらしいというか、どこか懐かしさも感じる古き良きロックを身体中に感じることが出来る。ヴォーカルのアリソン・モシャート(ザ・キルズのヴィヴィ)の、けだるさ満開の歌い方が妙にセクシーでたまらない!やっぱりジャックはタダモノじゃない!! (LIMO)






7/22 Release

PATRICK WOLF“THE BACHELOR”
BLOODY CHAMBER MUSIC/BANDSTOCKS/HOSTESS / BCM2CDJ

 中世的なルックスで注目を浴びているパトリック・ウルフくんのセカンド・アルバムが到着!前作のポップスター的な音に比べて今作『ザ・バチェラー』は彼の才能を更に開花させたアーティスティックな仕上がりになっている。プロデューサーには、アレック・エンパイア&マシュー・ハーバート、ゲストには前作同様、ex:ラリキン・ラヴのエドワードラリキンが参加。大人の色気を感じれるアルバムです。(LIMO)






7/22 Release

ヨンシー&アレックス“Riceboy Sleeps”
EMI Music Japan / TOCP-66893

 シガー・ロスのフロントマン、ヨンシー・バーギッソンと、パートナーであるアレックス・ソマーズのプロジェクトがいよいよ始動。神々しく壮大なサウンドスケープが広がるアンビエントであり、同時にどこまでも人間らしい体温を感じさせる音楽でもある。天上からこぼれ落ちるメロディ、悠久の時の裾野から立ち上がる歌声──そんな大仰な表現が思わず口をつく。2人のパートナーシップが生んだ、どこまでもパーソナルな風景に包まれる一枚。(近藤)






7/8 Release

LITTLE BOOTS“HANDS”
WARNER MUSIC JAPAN / WPCR-13550

 イギリスはブラックプールから突如現れた、エレクトロポップ界の新星、リトル・ブーツ。プラチナ・ブロンドに大きい瞳はまるで妖精のよう!愛らしいヴォーカル、そして目を引くパフォーマンス!彼女が操る謎の電子楽器「テノリオン」にピアノを弾き歌う姿に引き込まれない人なんていないはず!最近ガールズ・パワーが炸裂しているが、彼女は一番の要注意人物!サマーソニック来日決定!絶対観るべし!(LIMO)






7/15 Release

金子ノブアキ“オルカ”
iLLChiLL / ILCD-002

 金子ノブアキ初のソロワーク。2008年秋から半年以上にわたって自宅スタジオで録音。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス、作詞はすべて、作曲もほとんどが彼。タイトル「オルカ」は、そのシャチの生態に惹かれてつけたとのこと。男性の持つ独特の美しさ、力強さ、潔さ、優しさがどの曲からも自然に響いてくる。静かに聞こえもするが、とても情熱的なアルバムだ。女性はもちろん、男性にも是非に聞いてもらいたい。(池田)






Now on sale

FURS“Life Goes On”
MISTERY CIRCLES/YOUTH / YOUTH-029

 60'sロックをルーツに90'sUKロックも、ハイブリッドに融合させる彼ら。前作『BEAT IT FURS!』をリリースして以降『MODS MAYDAY』に2年連続で出演する等、既にモッズ・シーンでも認められた感もある。そこで、この広がりのある作品はどうだ! ザ・コレクターズの加藤ひさしをプロデューサーに迎え、ポップなメロディとロマンチックな歌に磨きをかけた全9曲は、ザ・フーやポール・ウェラー好きも納得の出来となった。(田代)






Now on sale

URCHIN FARM“Role-Playing”
TOORIGHT!! RECORDS / EFUF-0001

 デビュー時から、彼らの経緯を見守っているのだが、今回のシングルに関しては、本当にいい作品が出来たね!と声を掛けてあげたいぐらい、等身大のいい楽曲に仕上がっている。そもそも、学生時代の友人たちで結成されたバンドなだけに、ずっと、「ポップなメロディ」というテーマの中で、自分たちの音楽的な居場所を模索してきたバンドなのだ。腰の据わった音を聴いていると、それを見つけ出した確信に満ち溢れている。(林)






7/22 Release

CRAZY KEN BAND“ガールフレンド”
DOUBLE JOY RECORDS/UNIVERSAL SIGMA / UMCK-9288(初回盤), UMCK-5246(通常盤)

 結成12年目にしてメジャーからのリリースはこれが初。スローな哀愁を歌わせたら矢沢永吉か横山剣かってぐらいのもんで、この“ガールフレンド”もムードたっぷり。「夏ってなんでこんなにせつないんだ」っていうあの空気感。〈食事も食事もろくに喉通らぬ、中学生でもあるまいに〉って半世紀を生きた男が言うから説得力があるんだよな。カップリングには最近CMでよく聴く「奥さんのためなら〜」っていうあれが収録。(松木)






7/8 Release

the telephones“DANCE FLOOR MONSTERS”
EMI Music Japan / TOCT-26835

 メジャー1stアルバム。タイトル通り完全にダンスフロアモンスター化しております。息つく暇ナシでダンス、またダンス。そのビート、その勢い、太いグルーヴ。もう完全にハードコア。でも、いきなり6曲目“Hopping Shower”ではあの高音ヴォーカルでメロディアスになってたり、ラストナンバー“Yesterday. Today. Tommorow(My Life is Beautiful)”では彼ら流シリアスナンバーを聴かせる。このバランスが絶妙でいい。(松木)






Now on sale

Naifu“SUNSET/在りのままで”
GIZA / GZCA-7145

 Naifuというバンドが楽曲ごとに空気感を変えていくことができるのは、全員がボーカルを取れるという強みを持っているからで、今作でボーカルを取るのは村上風麻(Ba)。これまでのシリアスなナンバーとは打って変わっての爽やかなロックチューン。徹底的に音を知り尽くしたメロディーメーカー森下志音(Gt)がJ-POPに徹する理由、Naifuというバンドの在り方は曲を聴くほどに明確になっていく。その機能は高い。(松木)






Now on sale

つしまみれ“あっ、海だ。”
FlyingStar Records / VICB-60046

 ガールズスリーピースバンド、つしまみれ。驚異のバンド・アンサンブルに、唯一無二の世界観が絡み合い、どんなライブハウスでも熱狂させてしまう彼女たちのフル・アルバム。日本語で歌われる歌詞は、詩的でもあり、イチ女子の日常でもある。華奢な女の子三人組なのに、「柔よく剛を制す」じゃないけれど、出てくる音はむちゃくちゃ骨太。そのギャップが、とにかく素晴らしい。現在、彼女たちはツアー中。要チェックのほど。(林)






7/7 Release

BLEACH“bleach stone”
HIGHWAVE / HICC-2815


 解散の報せは突然だった。5月にライヴを観た時も「他のガールズバンドを寄せつけない地点にいるなぁ」と思ったし、昨年の『気炎』もハードコアな傑作アルバムだったし、それに続くこの新譜も未開の領域に踏み込んだアルバムだけに、解散はとても残念だ。かんなとミヤの曲がほぼ交互に並び、8曲目さゆりの曲で終わる。ほんとギリギリのバランスで成り立っていたのかもしれない。10年以上に及ぶ活動に敬意を払いたい。(田代)






7/15 Release

PLASTICZOOMS“CHARM”
felicity / PECF-1013

 東京インディーズシーンで、その過激でスタイリッシュなサウンドと独創性で話題を呼んでいたPLASTICZOOMSのデビュー・アルバムが遂に発売。結成以来、Maths ClassやSelfish Cunt、We Are The Physicsなどといった海外バンドとの共演やBritish Anthems2009にも出演で、彼らの実力と人気を伺う事が出来る。ゴシックファッションを纏い、ノイジーでゴスで、それでいてメロディアスなサウンドと秀逸な詞世界が魅力。(酒井)






Now on sale

V.A.“Kill Your T.V.”
AVOCADO records / XQEH-1005

 本当に後追いであるけれど、いいコンピレーションアルバムなので改めてご紹介を。Qomolangma Tomatoらを輩出したレーベル、AVOCADOから、中尾憲太郎氏をキュレーターに、lostage、8otto(この二バンドはお互いをカヴァーし合っているので必聴!)、ORGE YOU ASSHOLE、PANICSMILEやbrother's sister's daughterなど、ヒリヒリする空気感を持つアーティストをコンパイルしたオムニバスアルバム。色褪せないコンピ。(林)






7/29 Release

プリングミン“Go ahead!”
Ki/oon Records / KSCL1422

 JUICEとしては、昨年のデビューミニアルバム『yes,we are.』以来フォローし続けている男女五人組バンド、プリングミン。このニューシングルは、ニューウェイブを感じさせるダンサブルさを前面に押し出しつつ、彼らの今を存分に感じさせてくれる作品となった。プロデューサーにBoat、NATSUMENのAxSxE氏を迎えたのも影響してか、一筋縄ではいかない「奥の深い」ポップなシングルに仕上がっている。アルバムも楽しみ。(林)






Now on sale

LiquidFunk“LiquidFunk”
nine music/ Chipper Records

 CDを整理していたら出てきた、サインペンで「LiquidFunk」とだけ書いてあるデモCD。いつ誰にもらったものかも思い出せないまま聴いてみた。「……!!」 衝撃的に好きな感じだった! 焦って記憶を掘り起こし、ずいぶん前にそれを頂いたレーベルの方に連絡。めでたくアーティストの詳細、リリースの予定、本チャンCDをGET。それがこのLiquidFunk。メッセージ性のある詞。ビートボックス。高いスキル。隙なし!! (佐々)






7/23 Release

ワゴンズ“夏のぬけがら”
minmin records / MIWG-002

 心がほわっと暖かくなるような優しげな声。誰しもの日常にある不安、切ない思い、恋愛、思い出を切り取って描き出す等身大の詞。爽やかでノリやすく聞きやすい楽曲。彼らの人柄をしのばせる背伸びしてない世界観が、こちらの気持ちのガードを取り払い、心の奥にまっすぐ入り込んでくる。現在レコ発ツアー中。7/7の名古屋から新体制。癒し効果抜群のこのアルバムだけじゃ足りないアナタ! 現在進行形の彼らを是非生で!(佐々)






7/15 Release

秀吉“コンサート”
LASTRUM / LACD-0159

 昨年だったか、名前を聞いて「なんじゃそりゃ」と思ったが、曲を聞いて印象は一変! 「いいじゃないですか!!」。なぜかタイミングが合わなくてライブをまだ見られてないのが残念でならないが、いち早く届けられた2nd Mini Albumにテンションだだ上がり! キャッチーなメロディ、バラード、いずれも馴染みやすい旋律に乗せられて歌われる、全て日本語の等身大の素朴な詞。個人的に‘くもり’のサビの詞が胸に突き刺さった。(佐々)






7/8 Release

chaqq“TALK TO YOU”
ヘッドライン/ZipROCK / XQHA-1001

 良質バンド生誕地の一つ大阪は堺から、また期待の新星!! 07年結成の3ピースギターロックバンド。キャッチーでアッパーなサウンド、美メロ、ハートをくすぐる魅惑の美声! 昨年、京都大作戦、MINAMI WHEEL、BIG CAT3マン、GOING KOBEと結成2年目にしての異例の大抜擢ラッシュも納得。私もMINAMI WHEELで見ましたが、パンッパンの大盛況! 関西では既に火つきまっくってるので全国の皆さん、乗り遅れなく!!(佐々)






7/15 Release

タケバン“男のブギー”
XLRエンタテインメント / YZXL-102

 タケバン3rdアルバムがついにリリース!切なくクールなブギー、そのぶっきらぼうさの中に垣間見えるダンディズムが胸にじんじん染みてくる。生音にこだわったバンドサウンドから、大人の男の哀愁と情熱が直に肌へ伝わってくるようだ。さらにライブバンドとしても知られる彼ら、18〜20日には新宿HOLIDAYで3デイズGIGを敢行予定!まあこのアルバムを聴いたら会場へ向かわずにはいられなくなるとおもうけど。(中里)






7/11 Release

LOVES KEY“LOVE TRIP”
MEGALEON RECORD JAPAN / MLRJ-051CD

 Piano&Vo.のLEON、Vo.YUKI、Gt.&Vo.ASUKAの3人からなるLOVES KEY。大阪を中心にチャリティライブの開催、CD売り上げの一部を寄付する等、正に“愛ある”活動を続け、人気に。アルバムタイトル曲“LOVE TRIP”は印象的なピアノで始まり、3Vo.を生かした展開で真直ぐに恋愛を歌う。時に切なく、時に甘く、手を変え品を変えた、目一杯の愛が詰まった1枚。待望のツアーも決定。この思い、全国に届けます!! (佐々)






Now on sale

扇 愛奈“ハッキン・チューニン”
iLHWA RECORDS / DQC-249

 2年ぶりとなる扇 愛奈のアルバムはラジオのチューニング音で始まる。つまり彼女のライヴを流している海賊放送のようなイメージ。“実況生中継”って曲もあるほどだ。杉本恭一(LA-PPISCH)、内田雄一郎(筋肉少女帯)、矢野一成(ザ・ドミネーターズ)といった面々のザ・セクターズの鉄壁な演奏の上を、パンク歌謡と評される彼女のパンチある歌声が暴れまくる。身長150cmの小さな体を振りしぼって歌うライヴも圧巻!(田代)






Now on sale

Mind of Tribe“AWAKE OF ETERNITY”
Columbia Music Entertainment / COCP-60071

 エモラウド・シーンの新旗手Mind of Tribeが前作『PIECES OF EMOTION』以来、約1年半ぶりとなるミニアルバムを発表。洋楽のエッセンスを貪欲に吸収して築き上げた独自の世界観はさらに研ぎ澄まされ、愚直なまでのストレートナンバーからポップチューン、さらにはラップにも挑戦した意欲作に。圧倒的なライヴ・パフォーマンスも彼らの持ち味なので、この新作を引っさげて行われるリリースツアーも要チェック!本誌P27のインタビューもお見逃し無く。(藤野)






7/15 release

HIGH VOLTAGE“HIGHVOLTAGE CORETIME FINAL”

 HIGH VOLTAGEという真っ直ぐで不器用な、でもカッコいいバンドがいた。08年12月31日、札幌SPIRITUAL LOUNGEでの解散ライヴを完全収録した待望のDVDが届いた。“黒”から始まり、アンコールの最後“白”で終わる、彼らだけの世界が詰まっている。ハイボルテージなまま駆け抜けた4人の解散ライヴは、今も胸を打つ。メンバー2人の手により制作されたDVD。最後のほとばしりとも言える熱いライヴを眺め、君は何を思う。(田代)






Now on sale

バックドロップシンデレラ“ニッポンインポッシブル”
MOUNTAIN RECORDS / DDCZ-1611

 私の○※年の音楽に関する価値観、常識を書き換えたバンドの「名盤」(自称)が6/24に発売。もう聞き始めたが最後、聞き終えても延々、頭の中をぐるぐるぐるぐる流れっぱなし! ノリノリの曲に、部屋で一人ついつい体を揺らし。唯一無二の詞に爆笑したり唖然としたり時々ほんわかしたり。誰かに見られてたら完全に怪しい人になってますが(メンバーには負けるけど、笑)、そのくらい、ほんっと楽し過ぎの“名盤”!(佐々)






7/8 Release

ハヌマーン“World's System Kitchen”
ASR RECORDS / DQC-281

 結成6年目の大阪発のハヌマーンが満を持しての1st Full Albumをリリース。“妖怪先輩”、“猿の学生”等、独自のセンスを惜しみなく表す曲名からもわかるよう、リスナーに全くこびず、自由奔放。学校が舞台だったり、様々な生き物が登場したり、幅広い、他の誰にも例えられない、真似できない独特の詞が、ストレートなロック、エモーショナルなFUNK、プログレなどバラエティ豊かな楽曲に乗せられ表現される。(佐々)






8/5 Release

Defthline“Change”
Green Horn Records / DQC-301(GHRT-004)

 04年結成。幾度かのメンバーチェンジを経て昨年末に現体制。着実な進化を魅せ続け、各所で評価高まる中、リリースする1st Single。絶妙なバランスで共生する、体の中心に響くヘビーサウンドと美しいメロディ。強靭さと繊細さを併せ持ち、エモーショナルに歌い上げるVo。エッジの利いたギターと日本人離れした感覚を持つリズム隊が生み出すハイセンスかつ重厚なグルーヴ。そこに広がる世界観。名古屋やっぱヤバイて!(佐々)






7/22 Release

hare-brained unity“Awake Disco Musik”
MAKAI record / DLMK-2003

 ヘアブレから待望のニューアルバムが届いた。移籍作『RECENT DISCO SYSTEM』で導入した同期を上手く取り入れつつ、ディスコ×ロックを巧みにミックスしたダンス・ミュージックを展開。親しみやすい“うた”が根底にある、という部分は変わっていないが、このサウンド・スケープはクラブ・ミュージックの域に近いかもしれない。これぞ新たなヘアブレワールド。異端=“hare-brained”が、その真価を発揮した意欲作だ。(逆井)






Now on sale

屍忌蛇“TRIBUTE OF MASKED RIDER”
METALIC CORE / MC-001

 やばいっす!!!仮面ライダーをこよなく愛し、人間業とは思えない程、ギターを自由自在に扱う元アニメタルの屍忌蛇さんが空前絶後のアルバムをリリース!曲ごとに5人いるVoを使い分けた上、ギターリストの指ってここまで動くのか?!と思わせる程、ドギマを抜くような旋律を終始きかせているぞ!仮面ライダーの原曲を知っている人はもちろんの事、このアルバムで初めて仮面ライダーを知る人、どちらも楽しむ事が出来る逸品だ(David)






7/22 Release

Set Your Goals“This Will Be The Death Of Us”
Sony Music Japan International / EICP-1255

 “今”のパンク・シーンで一番注目されているバンドSet Your Goalsが3年振りにニューアルバムを発売! 2006年の『Mutiny』を発売以来、Anti-FlagやNew Found Gloryとのツアーで着実に実力をつけ、今回のアルバムはなんとあのEPITAPHからのリリース!ポップ・パンクとハードコアをミックスした、キャッチーで激しいアルバム。ゲストボーカルはなんと、PARAMOREのHayley WilliamsやNew Found GloryのChadも参加(David)






Now on sale

pe'zmoku“ぺズモク大作戦”
DefSTAR RECORDS / DFCL-1573

 意外にもフルアルバムは初のリリースとなるpe'zmoku。suzumokuの復帰だけで既にファンにとってはかなりの喜びと思われるが、内容としてもこれまでの彼らの活動を全部乗せした、待っていた人間を裏切らない仕上がり。それだけで華のあるPE'Zの楽曲に、suzumokuの力強い声で歌がのる。派手で、勢いがあって、情熱的なのに、爽やかで、ポップ!これぞ才能のコラボレーション。今、ここにpe'zmokuが完成されたのだ。(中里)






7/22 Release

吉川晃司“Double-edged sword”
ユニバーサルミュージック/Far Eastern Tribe Records
UMCF-9515/7(初回限定盤CD3枚組) / UMCF-1023(通常盤CD1枚組)

 デビュー25周年記念のアルバムが発売!ロック・シンガー吉川晃司ここに在り。アーティストとして、孤高、真摯、ストイック等と説明づける言葉は限りないが、ひとつ上げるならば、”揺るぎなさ”か。己のロックをひたすら信じ追い続けている。ここまでやってくれるのか、というその潔さが切なくカッコよく、皆を惹きつけている。歌い続けてきたからこそ響くのだと思う。初回限定盤には、最新と約20年前のライブ音源が収録。(池田)






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ガガキライズ“BLACK LONG HAIR NICE WAH PEDAL”
十代暴動社 / RIOT-105

 その漆黒の長髪を振り乱しながらフロアを狂気の渦へと導いてきた、ギターとドラムの爆音インストDUO“ガガキライズ”!この圧倒的な破壊力!この野生に満ちた混沌!まさかたった2人によるものとは思えない轟音が、衝動のままに脳内を駆け巡る!6曲目にはブレイクコアの第一人者MARUOSA氏Remix曲も収録。悲鳴をあげるギターと地を裂くビート、これを聴いて心臓の脈打つ音が早まらない人間がいるのだろうか。(中里)






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SUB HUMAN BROS“CHECK ASS”
SUB HUMAN RECORD / SHR-CD001

 福岡を中心に活動する実兄弟エレクトロ・ユニット、SUB HUMAN BROS。アナログシンセのサウンド、攻撃的なラップを聴かせるエキサイティングなユニットである。とはいえ、様々な音楽のエッセンスも持っているので、クラブのみならずライブハウスでも充分ピークタイムに持っていけそうな感がある。現在は日本に在住、ライブ活動を繰り広げているが、今後ドイツ・ベルリンに活動拠点を移す予定だそう。楽しみだ。(林)