エレファントカシマシ ─桜の花舞い上がる武道館─
4/11 Sat @ 日本武道館

桜が舞う中、威風堂々武道館公演。エレファントカシマシは行く!

 超満員の武道館がスタンディング・オベーションの中、エレファントカシマシの4人、キーボードの蔦谷好位置さん、ギターの昼海幹音さんがステージへ。 “新しい季節へキミと”。と、富永さんの後ろには生のストリングス・オーケストラが。大歓声。“この世は最高!”最高、最高。この世は最高。エレファントカシマシこそ、この華やかな檜舞台にいるべき人達だったのだ。お帰りなさい。“悲しみの果て”。さらに “男は行く”──聴きたかった。ここで。曲中、石森さんに「俺の隣に来い!」と宮本さんが呼びかける。いや、石森さんと一緒に、この光景を同じところから見たかったんじゃないかな、と思った。二階席まで埋まった超満員の武道館のスタンドを。誰ひとり、負けなかったから、ここに立ってる。まさに「我ら男たちの楽しき夢は」だ。ロマンティックな瞬間。暗転したステージに女性が二人、バイオリンの金原千恵子さん、チェロの笠原さん。“リッスントゥザミュージック”。最初は添い、そして中盤からバンドと共にリズムを刻みだし、クライマックスに導くデュオの熱演に感動。続く“昔の侍” “シャララ”もストリングスと一緒に。“ハナウタ〜遠い昔からの物語〜”“to you”、そして再度ストリングスと共に“絆(きづな)”。そう、これから。まだまだ道は続く。四人も、僕たちも。“笑顔の未来へ”、そして“桜の花、舞い上がる道を”。これ以上ないシチュエーションだろう。外は桜の花びらが舞い、武道館にもこの曲という桜吹雪が吹いた。本編は22曲。数曲応えたアンコールの最後は、なんと“ファイティングマン”。1stアルバムのド頭の曲、俺は戦うよ。正義を気取るのさ。武道館が、大きく揺れた。(林)

出演:エレファントカシマシ




The Chameleons
SKID CITY TOUR 2009
4/18 Sat @ 吉祥寺SILVER ELEPHANT

そして、彼らは日本全国へ旅立った。

 音楽ファンの間でもすでにウワサのThe Chameleons、アルバム『SKID CITY』リリースをきっかけに以前名乗っていた「ザ・クワガターズ」より進化した彼らのアルバム先行リリースライブが、バンドの古巣吉祥寺シルバーエレファントにて開催された。前売りチケットはソールド・アウト、会場は開演を待ち望む人々でいっぱいだ。この日から、リリースライブ「SKID CITY TOUR 2009」という全国34か所をくまなく回るツアーに出発することもあり、メンバーの面持ちもいささか緊張して見える。しかし、開演とともに先ほどの緊張感とは裏腹の、暖かい空気の中で、比較的彼らの中でも古めの、メロウな持ち味の楽曲を中心にプレイ。アルバム発売を告げる坪井のMCに歓声が上がる。先行で配信されていた「SKID CITY」からの曲、“FREEMAN”がプレイされると、大きな歓声が上がる。そう、今日が様々な意味での彼らの旅立ちに相当することを、全員が知っているかのように。坪井は全身を使って、メロディと歌詞を最大限にオーディエンスに伝えるべく、モニターの上に立ちあがっての熱演。ギターのカーニバル石井は、ロックンローラーらしく、普段はクールな出で立ちでカッティングをキメるが、ソロパートではステージを縦横無尽に駆け巡り、さいとうたかふみは時たま笑顔を覗かせながらも、自らのベースで冷静沈着にバンドをリードし、ドラムの長沼健太郎はメロディを歌いつつ、汗をしたたらせながら熱いビートを叩き出す。地元から日本全国へ、大きな海原にこぎ出す船のように、この日のバンドは最後のナンバー“フルスピード”を、情熱を叩きつけるように演奏してステージを去った。(林)

出演:The Chameleons




SHINSAKAE MUZIKCIRCUIT 2009
4/19 Sun @ CLUB DIAMOND HALL/APOLLO THEATER/CLUB ROCK'N'ROLL/SONSET STRIP(4開場同時開催)

4会場同時開催イベント、今年も全力で駆け抜けました!!

 30組が出演とあって事前から悩み抜いたがやはりどれも見たい! そしてこの手のイベントには珍しく、1組あたり40分という演奏時間。…ということで、欲張ってハシゴしまくり、23組のライブを見ました! もちろん全部の感想は書ききれないので一部を。ちまたで話題のSmash up。アゲアゲ、ノリノリのライブで早くも汗だくにさせられる。mudy on the 昨晩…やっぱスゴイわ。唄モノ好きの私だけど、彼らには毎回脱帽!! CHANGE UPもさすがの盛り上げ上手! SABOTENやっぱ大好きー!! これまた虜のFOUR GET ME A NOTS! 素敵すぎ!! 入場規制かかってたらしいです。そしてSpecialThanks! イベント故、リハがないので本番前に音出し…ここでダイブが!! いやまだ始まってないし!! …警備スタッフが慌てて駆けつける。本番はサークルモッシュに、一度に何人!? って数のダイブ、と、カオス! そんな中、ダイブを受け止める警備さんが笑顔だったのが好感度大!! 一瞬で移動しちゃったけどアスフラ、NUBOもヨカッタ! 地元勢も負けてません! ゴルベティ、ノットリ!カリスマ性ありますねー! マーサス、DALLAXもオリジナリティある世界観でライブ会場を異空間に。ホスコ、F.I.Bでダンスしまくり!! そしてトリのFed MUSICに癒され。ここで終了のつもりがついハシゴでGASOLINE…えっと、ノーコメントで(汗) 。「23組も見ちゃったよ」と満足感にひたる私に、隣にいた某バンドマンが言った。「僕、30組全部見ましたよ」…うーん、上には上が!! (佐々)

出演:LOW IQ 01&MASTER LOW/F.I.B [写真左上]/Riddim Saunter/COMEBACK MY DAUGHTERS/FRONTIER BACKYARD/RAZORS EDGE/THE CHERRY COKE$/UNLIMITS/fam/Serial TV drama/mudy on the 昨晩/HOT SQUALL/NOT REBOUND/Qomolangma Tomato/enie*meenie/CHANGE UP/NUBO/Smash up/SABOTEN/ALMOND/MARSAS SOUND MACHINE [写真右上]/SpecialThanks [写真左下]/DALLAX/PAN/GOLLBETTY/GASOLINE [写真右下]/Fed MUSIC/idol Punch/ FOUR GET ME A NOTS/asphalt frustration




ARABAKI ROCK FEST.09
4/25〜26 @ エコキャンプみちのく(宮城県柴田郡川崎町)

春時雨の東北にて、今年も〈荒吐〉開催!

 初日、朝からあいにくの雨。そんなの関係無いと言わんばかりに怒髪天の力入ったライヴ。もちろん爆笑MCも最高。マキシマム ザ ホルモンも、逆に雨でテンションを上げさせる怒濤のライヴ。9mm Parabellum Bulletは重厚な音を放ちまくる。新曲“Black Market Blues”も披露。フラワーカンパニーズは〈ARAHABAKI〉ステージのトリ。何度もスライディングする圭介とグレートは、雨も楽しむ方向に持っていく。新作を発表したエレカシのグレードが更に上がったライヴに酔う。最後はeastern youthを観たかったが、寒くて辛くて……観るのを諦めた、残念。2日目は時折、晴れ間も広がる。マスドレの音がカッコよすぎた。ピロウズのギターバンドらしいライヴも最高! Theピーズまで、どうにか体力は持ち堪えた。(田代)

 シャトルバスを下りるなり、彼方からバックホーンの“コバルトブルー”が聴こえてくる。大急ぎで会場にたどり着くも、初日からこの天候……もはやフェスというよりサバイバルの様相。実力を引き出しきれないバンドも多いように感じられた。しかしながら、そんなことはものともしないベテランバンドたち──ザ・クロマニヨンズ、BUCK-TICK、エレファントカシマシ。彼らには大いに勇気づけられた。二日目は、時折顔を出す太陽をありがたく感じながら、ACIDMAN、ZAZEN BOYS、NICO Touches the Wallsと渡り歩き、最後に見たのは浅井さん。ずぶ濡れのオーディエンスを気づかう言葉がありがたい。壮絶な二日間だった……。(柳)

出演:
4/25(土)…eastern youth/エレファントカシマシ [写真2枚目]/8otto/キセル/9mm Parabellum Bullet/ザ・クロマニヨンズ/THE BACK HORN/ズクナシ/10-FEET/DOES/怒髪天/BUCK-TICK/フラワーカンパニーズ [写真1枚目]/マキシマム ザ ホルモン/松崎ナオ/YOUR SONG IS GOOD/凛として時雨 他
4/26(日)…浅井健一 [写真4枚目]/ACIDMAN/UNCHAIN/チャットモンチー/ZAZEN BOYS/TOKYO No.1 SOUL SET/NICO Touches the Walls/ニューロティカ/noodles/Theピーズ/the pillows [写真3枚目]/THA BLUE HERB/POLYSICS/MASS OF THE FERMENTING DREGS/LAZYgunsBRISKY 他




DIR EN GREY TOUR09 FEAST OF V SENSES
5/3 Sun @ 新木場 STUDIO COAST

衝撃的な姿に心を奪われた、最狂の一夜。

 昨年リリースされたアルバム『UROBOROS』をセットリストの軸に据え、今年2月からスタートしたツアー<TOUR09 FEAST OF V SENSES>。この日は追加公演で発表された3日間の2日目。最狂のアルバムだっただけに期待と興奮が入り混じった心境でライヴに臨んだ。オープニングはなんとアルバムのラスト・ソング “INCONVENIENT IDEAL”。予想を完全に裏切られたのだが、それが返って私を高揚させた。京のヴォーカルが心に突き刺さる。そしてたぶん誰もがオープニング曲と予想していたであろう“VINUSHKA”へ。自分の心臓が縮まっていくのがわかる。息が荒くなっていくのがわかる。DIR EN GREYというバンドは、容赦なく“音”で襲いかかってくるのだ。でもそれは苦痛ではなく、むしろ快感に近い。メンバー5人が、互いを高め合い、その姿はステージ上では何倍にも大きく見える。その圧倒的なパフォーマンスは目眩がする程の迫力だ。“GLASS SKIN”ではアルバムと全く異なった歌詩で歌う京にどんどん惹きつけられてゆく。そしてこの日、最も印象的だった“蜷局”。薫のギターソロが会場に響き渡る。そして、全身全霊で表現する京の姿は、蜷局を巻きながら天に昇っていく美しく艶かしい蛇のようだった。こんなに神秘的な人間を見たことが今まであっただろうか? 毎回、こんなに違った姿を魅せる彼らに心奪われずにいられるだろうか? 6月からヨーロッパ・ツアーがスタートする彼ら。また更に大きくなった姿を魅せてくれるだろう。(LIMO)

出演:DIR EN GREY




ユニコーン ツアー2009 蘇える勤労の日々(再追加公演)
5/22 Fri @ 日本武道館

大地を震わすマグマのユニコーンライヴ@日本武道館!!

 武道館最終日。客電が消え、“ひまわり”のイントロ、阿部のオルガンが流れ始めた。幕に交互に映し出される5人の影。民生が静かに歌い始め、フロアが割れんばかりの歓声で迎える感動的なオープニング……のはずが、阿部が音を外し、まだ幕が降りてない状態の向こう側から民生の笑い声が聞こえるまさかのオープニング(笑)。でも、そんなズッコケですら高揚させてくれるのがある意味凄腕ですね。ツアー序盤よりも数段厚みを増してレベルアップしてるバカでかいグルーヴ。5人が16年越しに武道館でライヴをやってることの感動はあるけど、それより何より今の5人が鳴らす音の迫力の方が断然感動する。“R&R IS NO DEAD”の演奏直後に阿部がこっそりガッツポーズしてたけど、あの感極まる演奏に本人達だって相当な手応えを感じてたと思う。といっても、そりゃ昔の曲が流れれば気持ちは中高校生に戻る訳で、このツアーで初めて聴いた“ブルース”にはまた別の感動があった。川西のヘルメット&土方スタイルとかそれはそれでたまらんわけですよ。横アリと同じくシータカ氏登場の“ヒゲとボイン”“車も電話もないけれど”、そしてラストナンバー“HELLO”の、フロアが静まり返るほどのド迫力なアンサンブルと、民生の地声に近いような叫び。もう圧巻としか言いようがない。この曲が復活後の曲なのがスゴいことだし、過去をなぞるだけではなく、今がどうなのかってことをこのツアーで教えてくれた。すごいぜ、ユニコーン!!(松木)

出演:ユニコーン




THE SCRIPT JAPAN TOUR 2009
4/21 Tue @ 渋谷CLUB QUATTRO

 アイルランドはダブリンが産んだ超大型新人、ザ・スクリプト。その初ツアーが行われた。まずステージに登場したヴォーカルのダニエルを見て驚いた!写真とはまるで別人のロックなイケメンくんじゃないですか!しかも長身でガンズのTシャツなんか着てる。と思った瞬間、会場内から驚くほどの黄色い声援!!それはまさにアイドル並み。本人たちは驚きもせず慣れているかのよう。オープニング・ナンバー“ビフォー・ザ・ワーズト”が響くと騒いでいた女子たちが一緒になって歌っている。その後もずっと全曲完璧に歌っているのだ。そして彼らの人生を変えた大ヒット曲“WE CRY”では私も参加!ギターのマークの動きにきをとられつつ(笑)ドラムを叩きながらステージを盛り上げるグレンと、想像以上に素晴らしいライヴを見せてくれた。そして最後まで素敵な笑顔で日本の女子をノックアウトさせてたダニエル。また早く来日してほしいかも!(LIMO)

出演:THE SCRIPT
Guest:BLACK ROOM




高橋浩司(HARISS) presents “HIGH FIDELITY”vol.1
4/22 Wed @ 高円寺HIGH

 HARISSの高橋浩司が始めたアコースティック企画『HIGH FIDELITY』。タイトルは彼の好きな作家ニック・ホーンビィの小説のタイトルから。彼が音楽と共に生きている理由がこの本の中にあるという。そんなイベント、まずは浜辺シゲキから。5/13に発売した『DO THE POP』からも披露。続いてBUGY CRAXONEの鈴木由紀子と笈川司が、張りつめた空気とやわらげようとする感情を同時に放出する。そして近藤智洋with高橋浩司。そう、PEALOUT以来、久しぶりに共演する2人。エコバニやスミス、ストーンズやルースターズ、近藤のソロ曲まで息の合ったプレイ。PEALOUTでの11年の活動はダテじゃない。最後はR.E.Mの “IT'S THE END OF THE WORLD”を、あの日本語Ver.で! これはもうPEALOUTの曲を2人で演ったと言っても過言ではない。感極まった。トリはnilの高野哲がツアー中で喉が本調子でないにも関わらず、独自のテンポと雰囲気で「唄」そのものをグイッと差し出した。このイベントは毎月開催される。(田代)

出演:近藤智洋with高橋浩司/高野哲(nil)/BUGY CRAXONE(鈴木由紀子&笈川司)/浜辺シゲキ(ワンマンバンド・スタイル)
DJ:高橋浩司(HARISS)/ハタユウスケ(cruyff in the bedroom)




GOING KOBE '09 前夜祭
4/28 Tue @ 神戸Star Club

 日本屈指の多数バンド出演イベント『GOING KOBE』参加バンドによる前夜祭!大阪から急遽オープニングアクトで出演のNeonate。小柄な女の子Voが力強いパフォーマンスでアルトヴォイスを響かせる。充分に暖まった会場に続いて登場したYaght. の疾走感あふれる楽曲で1曲目からモッシュ!! ここで前方の男子率が急上昇。SAが迫力のPUNKスピリット、男気あふれるライブを魅せる。そして地元神戸のEGG BRAIN!フレッシュな 躍動感と爽やかさで会場の空気を塗り替える。3ピースながら彼らの生み出すエネルギーは、もみくちゃになりながらも何とも幸せそうなオーディエンスによって増幅され、会場隅々までキラキラ笑顔満載空間に。トリはロットングラフティー。ステージ前のお立ち台的スペースを駆使し、フロント4人が迫力ありすぎのライブパフォーマンス! 場内1人残さず巻き込み、正にお祭り騒ぎ!!「いつもの3倍振り切れ!」って。既に振り切ってます!!(佐々)

出演:SA/太陽族/ロットングラフティー/Yacht./EGG BRAIN/Neonate [OA]




GOING KOBE '09
4/29 Wed @ 神戸・ワールド記念ホール/神戸夙川学院大学/神戸国際展示場3号館

 震災後の神戸を元気づけようと始められ、5年目。手作りながら、どんどん規模を大きくし、今回は約120組のアーティストが3会場、野外を含む全15ステージで終日ライブを繰り広げ、延べ4万人の音楽ファンが集結した。入場に手間取り、私の1日は四星球でスタート。パンツ一丁て!! locofrank、さすがアゲてきます!! 前夜祭でトリをつとめたロットンも入場規制かかったそうですがギュウギュウすぎ!! ちょっと久しぶりだったCHERRYBLOSSOM、そして10日前に見たばかりのSABOTEN、GOLLBETTYも意外な程に青空が似合う!! 泉谷しげるの「ロックの神様ココにあり!」と思わせられる破天荒なライブ。大ラスのガガガSPは第1回のエピソード等も交えつつアツいライブ。そしてお約束とは言え、コザック前田が巻き起こした数千人の「松原(主催者)コール」! 思わず貰い泣きしちゃいました!! こんなイベントが無料で見られるなんて……神戸、素敵すぎです!! (佐々)

出演:泉谷しげる/ガガガSP/ジッタリン・ジン/ロットングラフティー/locofrank/175R/ニューロティカ/UNDER GRAPH/SNAIL RAMP/B-DASH/太陽族/GELUGUGU/MARSAS SOUND MACHINE/ Natural Punch Drunker/ SABOTEN/ REAL REACH/SHANK/GOLLBETTY/CHERRYBLOSSOM/soulkids/ EASY GRiP/Bob Life/Northern19/他




フラワーカンパニーズ
たましいによろしく〜鈴木圭介 30代の爆走・最後の日〜
4/29 Wed @ 恵比寿LIQUIDROOM

 バンド結成20周年を迎えたフラカン。また鈴木圭介、39歳最後の日。1曲目“孤高の英雄”から始まる。バンドと圭介の誕生日を祝うムードの中、当の本人は「40歳やだなぁ。永遠の39歳でいる」と妙な事を言う。他の3人も今年40歳を迎えるのに……同級生でメンバーチェンジ無く20年続けているフラカン。そんなバンドそういない。ライヴは新旧織りまぜた選曲で、懐かしめな“涙よりはやく走れ”や30歳目前で書いた“29”、そして初披露の新曲は40歳をテーマにした軽やかで重いナンバー。もちろん新作『たましいによろしく』からも表題曲や“変わらないもの”等をじっくりと披露。途中のMCも爆笑と失笑のコンボ攻撃、と思いきや圭介がホロリとさせる。アンコールで登場した圭介、驚いた事に足にギブスをしていた。「荒吐」の雨のステージでスライディングをしすぎた為だが、本編では足の痛さも感じさせないプロ根性を見せていた。さすが20周年の貫禄。10月17日には日比谷野音ワンマンも決定!(田代)

出演:フラワーカンパニーズ




Good Dog Happy Men 4人のゴブリン大いに踊る
4/30 Thu @ 新宿LOFT

 感傷に浸るつもりは全くなかったけど、この4人でのグッドドッグが最後だと思うと一曲一曲が進むにつれて、やっぱり寂しくなった。すでに発売されている“陽だまりを越えて”は突き抜けていい曲だし、今後のグッドドッグになんの不安も感じてないけど、この日はやっぱり特別だった。“キャンプファイヤーソング”から始まったこの日。追いかけ合うツインドラムのリズムはこのバンドならではの独創性があって、やっぱり最高。“ハートのJUNKY”で解放されたかのように弾けまくるビートや全員が吠えまくるコーラス。激しいナンバーなのにも関わらず目頭が熱くなった。本人達は「意外とそうでもないよ?」って感じに見せてたけど、精一杯の強がりだったんじゃないか。いや、男の子だなーって。ライヴ終演後に4人でお客さんにひまわりの種を配ってて、紛れて私もその種を手にした。この種を植えて花が咲く頃、新体制のグッドドッグがこの日を越えていくんだろう。(松木)

出演:Good Dog Happy Men




Pulling Technology
4/30 Thu @ CLUB CITTA' 川崎

 Pulling Teethの新たなる挑戦。『THRASH CATS CRISIS』レコ発ツアー、そして豪華ゲストアーティストを招いて行われた〈抜歯十番勝負〉を終えたPULLING TEETHが、“PULLING TECHNOLOGY”と銘打った主催イベントを開催した。トップを切ったdustboxが会場をグングンと盛り上げ、ROBINが熱いサイコビリーを響かせファンを興奮させる。続くGARLICBOYSが相変わらずの爆笑MCと迫力のステージで会場を沸かせ、BRAHMANの全身全霊を掛けたライヴに会場中の視線が奪われる。そしてPulling Teethへ。アルバムからの曲を中心に、“攻め”のセットリストで会場を煽る。「かかってこいやー!」という声に応えるかのように前方の激しいモッシュピットが起こり、“初めて見た”であろうオーディエンスを虜に。狂乱と興奮。やはり、Pulling Teethはこのライヴだ。愚直なまでに自分たちの音楽スタンスを研磨し続けるPulling Teethが主催するイベントならではの熱い一夜だった。(逆井)

出演:Pulling Teeth/BRAHMAN/dustbox/GARLICBOYS/ROBIN




THE NOVEMBERS “paraphilia”release tour “樹海はチル”〜iminnoko〜
5/1 Fri @ 渋谷CLUB QUATTRO

 2ndミニアルバム『paraphilia』のリリースに伴って行われた東名阪ツアー、ラストステージ。まずは一曲目“philia”。穏やかで幻想的な響きにスッと意識が吸い込まれ、異世界に入りこんだような感覚に陥る。そして後半へと向かうにつれて徐々に露になる感情。ノスタルジーな歌詞や、緊張感と狂気漂う絶叫、澄んだメロディの響きといった、THE NOVEMBERSを構成する要素の全てが調和し、共鳴しながら一つの世界を紡ぎだしていく。中でもめったに聴けない初期の曲“echo”が嬉しかった。二度目のアンコール、本当に最後の一曲は、会場中を無数のまばゆい光が泳ぐ中聴いた“バースデイ”。激しい音の嵐の中にあったのは、全てを破壊するような圧倒的な感情ではなく、まるで生き物を抱きしめるような心地良い温かさ。この生命の通った音こそ、本当に彼らが表現したかった想いなのではないか。胸を震わせる音楽というものが確かに存在した、素晴らしいステージであった。(中里)

出演:THE NOVEMBERS




JUICE 10th Anniversary Events “ハレチカ vol.23”
5/2 Sat @ 高円寺HIGH

 JUICE 10周年記念ライヴの一つ。Your landscapeから始まる。鍵盤を取り入れたパンクな楽曲がたまらない。そこはex.LINKの小森と山上だから出せる何かを感じる。会場で買えるデモCDもチェック! 続いてWONDERSのギターポップが響き渡る。Vo/Gt鈴木のキャッチーなキャラと、Gt榎本の妙味がいい感じで絡まる。ネズミハナビは“オボロヅキ”から始まる。透明感ある音がHIGHの広い空間に溶けていった。彼らの文学的な歌詞は、その日初めて観たライヴハウスの男性スタッフも虜にし、CD2枚とTシャツまで買わせるほど。ネズミハナビとは、そういうバンドだ。トリの高畠俊太郎BAND、カッコよかったなぁ。俊太郎とミキのギターにはそれぞれPOINTER(2人がかつて在籍したバンド)のステッカーが。コーダイのキックが一定のテンポで刻まれ淡々と始まる。そこからはもう彼らの世界にドップリ。本編ラストの“ライツ”が特に踊れた。また急遽、DJで参加してくれた古明地洋哉さんもいい選曲でした。(田代)

出演:高畠俊太郎BAND[ミキ(ex.POINTER)、トモ(ex.ULTRA POP)、コーダイ(ex.スーパーカー)]/ネズミハナビ/WONDERS/Your landscape(ex.LINK)
DJ:古明地洋哉/タシロック(JUICE)




AJISAI TOUR2009 〜sayonara terminal〜FINAL
5/3 Sun @ 渋谷O-WEST

 AJISAIの繊細さとたくましさが結晶化した瞬間を何度も感じたワンマンだった。この春、2ndアルバム『sayonara terminal』をリリースし、全国ツアーを経てのワンマン。2度目にしてO-WESTを満員のオーディエンスで埋めた。“送信エラー”で始まり、2ndの軸と言える“流れ星”“リメンバー”等が続く。Vo/Gtの松本は、たどたどしくも確かな思いをMCで述べる。それは彼だけでなくバンドも同じ思いだろう。アルバムのモチーフとも言える“交差点”では、松本の吟遊詩人ぶりも開花。本編は“花唄”で疾走したまま終了。その後“失恋レシピ”の「出会ってくれてありがとう」のメロディに乗せてアンコールを求めるファンに驚きつつ感動! 再び登場し、代表曲の“桜並木”を披露。大きな会場であるほど映える名曲だと再確認。そして“失恋レシピ”では松本の魂も浮かび上がった。ギターバンドの〈てい〉でありつつ、フォーキーな懐かしさも感じさせる。そんな彼らの魅力が全開のライヴだった。(田代)

出演:AJISAI




MUSIC DAY 2009 69★TRIBE -Rock Till You Die!!!-
[69★Tribe -Cupid Honey Traps-] レコ発記念〜

5/4 Mon @ 代官山UNIT

 出演バンド、なんと全15バンド!というフルボリュームで開催されたこのイベント。弊誌コラムでもおなじみのロックンロール・TV・プロデューサー、YOU-DIE!!!氏、そして高橋ROCK ME BABY氏の二人によるCUPID RECORDINGSというレーベルのコンピ、『CUPID HONEY TRAPS』のレコ発ライブである。昼の12時からスタート、トップの黒猫チェルシーから、トリを堂々飾ったTHE BAWDIESまで、とにかくフルスロットルで駆け抜けた一日だった。そもそも、「69★Tribe」というのは、南青山RED SHOESという由緒正しいロック・バーで、第三土曜日に開催されるオールナイト・イベント。演奏を終えたアーティストが、DJでガンガン踊りながら大騒ぎしたり、いきなり超大物アーティストがお酒を呑みに現れたり、興が乗ったらギターを持ってその場のメンバーとセッションしたり、というパーティーなんだけど、ある意味、この日はそれを昼から夜でそのままやってしまったかのような印象で、痛快だった。現場に足を運ばなければ、何もつかめない。乗り遅れるなよ!(林)

出演:Veni Vidi Vicious/毛皮のマリーズ/黒猫チェルシー/The John's Guerrilla/Levelload/Buffalo'3/BUGY CRAXONE/QUATTRO/THE BAWDIES/RAT/クロワニ/ザ50回転ズ/カルガモネンド/moja/ミドリ
DJ:69★Tribe All Stars/ダイノジ/こりゃめでてーな伊藤




七尾旅人presents≪報告会≫
5/4 Mon @ 六本木SuperDeluxe

 これまでずっと七尾旅人のライブには縁がなく、今回が初めて。そのイベントがかなりの究極的音楽会であった。『報告会』と銘打たれたこのライブは、次のアルバムを構想中の彼が、ファンの声を録音するという目的も兼ねていた。そして時間にして5時間以上という、超ヘビー級のライブ・イベントでもあったのだ。たくさんのファンに取り囲まれるようにステージがセットされ、その中心に七尾旅人がいた。彼のおじいさんが二十歳くらいの頃に作ったという、おばあさんのためのラブソングが流れ、ライブがスタート。独特の間とペースでライブが続く。前半は彼のワンマンショー的な演奏で、後半は石橋英子(ピアノ)、千住宗臣(ドラム)等の参加によるバンド・セッション。新曲を数多く披露し、ラストはやけのはら、ドリアンが登場し、会場総立ちとなって終わった。ある種生々しさのある、音楽人としての彼の生き様が垣間見れるライブを体感した事に感動と衝撃を受けた一夜だった。(酒井)

出演:七尾旅人
サポートメンバー:石橋英子(ピアノ、ドラム)/加藤雄一郎(サックス)/千住宗臣(ドラム)/やけのはら(ラップ)/ドリアン(KEY、MC-909)/and more




JUICE 10th Anniversary Events “ハレチカ vol.24”
5/5 Tue @ 新宿 紅布

 JUICE 10周年記念イベントの一つ。30sizeから始まる。山口進君はOUTLAWの解散以来、やっとバンドらしい一体感を出せたと思う。メンバーに囲まれた彼はレスポールを手にしノビノビと歌っていた。RAIONは先々月の吉祥寺のライヴで約2年半ぶりに復活した。女性BのAkinoが加入してからのRAIONは、以前とは別なバンドのようだが、それが独特で面白い。今後も楽しみだ。astrcoastは前日にAXのステージでライヴを演っていただけあり、スケール感ある楽曲と、石崎ひゅーいの歌がすごい迫力。内海のDrも観ているだけで気持ちいい。トリはthe powerful banana。5/13リリースの新作『FLOORS』から次々と披露。3ピースのロックバンドではあるが、3人とも踊りながら演奏する。特にGt/Voの永里龍司は「世界一踊りながらギターが弾ける奴になろうと思ってる」と言うだけあって、ステージを跳びはねまくり。アンコールまでガッツリ盛り上げてくれた。あと箪笥ボーイのゆんさん。踊れるDJが最高!(田代)

出演:the powerful banana/astrcoast/RAION/30size[加藤昭彦(Gt)、クボタケイスケ(B)、真野敬史(Dr)]
DJ:ゆん(箪笥ボーイ)/タシロック(JUICE)




J <F.C.Pyro.NIGHT Vol.7>
5/5 Tue @ 渋谷O-EAST

 この日はJのF.C.Pyro限定ライヴというだけあって、ライヴ前からすごい熱気。“never ever”で登場したJ。一発目から男気のあるロックを聴かせ、会場はパニックに近いほどの興奮に包まれる!続く“PYROMANIA”の間奏では、ファンがライターに火を灯すお決まりのスタイル。これが、本当に綺麗で別世界に連れていかれた気分になる。そしてニュー・ミニアルバムのレコーディング中というJからファンへ、新曲2曲を披露!会場のファンは初めて聴いたにも関わらずノリノリ!笑顔がいっぱいだ!アンコールでは、この夏にツアーが決まったJが自らフライヤーを持って登場。「お知らせがあります!」とその瞬間「(日程)覚えてきて!」とのファンの声に「カッチーン!!」とJ。これには会場内、大爆笑!!ラストは“Feel Your Blaze”。この日がラスト・ステージだったギターのMasa。J、そしてファンのみんなから、「ありがとう!」の言葉と、彼への拍手が鳴り止まなかった。(LIMO)

出演:J




DATABANKSHOP NIGHT 001
5/6 Wed @ 名古屋・鶴舞 DAYTRIP

 名古屋は大須にて名古屋初登場のブランドを多く取り扱い、ミュージシャンのファンも多く、コラボ企画も次々繰り出しているストリートファッションブランドセレクトショップ“DATABANKSHOP”企画ライブイベント第1回! レコ発ならぬ、DATABANKSHOP × OVER LIMIT × THE SKIPPERRSトリプルコラボの“キャップ発”(!) イベントでもあったが、キャップは完売し追加発売決定! そのTHE SKIPPERSは、ステージに収まりきらないアグレッシブなライブを魅せ、実際にステージから飛び出し(笑)、オーディエンスをガッツリ巻き込んで盛り上げてくれた。OVER LIMITも負けじとベースを中心に自由奔放なライブパフォーマンス、ヴォーカルの、感情をほとばしらせる、生命力に満ちた全身全霊の熱唱で会場中を釘付けに。プレゼント大会あり、打上げ参加OKと、お楽しみ満載の一夜! 次回は6/21、これまた強力なラインナップで開催! 吉本の芸人も来場予定!! (佐々)

出演:OVER LIMIT/THE SKIPPERS/S☆PUNK/GO POSTAL/04 Limited Sazabys /3.L.D.K /CORK★SCREW /BOOK MARK /ЯATTLE★K!DZ 
DJ:inu/aCh!(FiNKer/DBS)/スーアキ(RaviP/DBS crew)/238(BRiOT)




THE UNKNOWN WORLD
5/8 Fri @ 本八幡 Route Fourteen

 「多分、好きそうなイベントだと思うよ」と声をかけられ、事前情報ほぼゼロの状態で臨んだこの日。少々遅れ気味で会場到着、会場のドアを開けるなり、SIDE-3のエネルギッシュな演奏が耳をつんざく。続くface to aceは、聖飢魔IIのギタリストとして知られるACE(エース清水)、そして元GRASS VALLEYの本田海月(本田恭之)によるAOR系ユニット。1曲目からカルロス・サンタナばりの、超ブルージーな泣きのギターを聴かせてくれるACE。時折見せるタッピングなど、小技も光る。本田氏のシンセとの絡みも絶妙だ。リズム隊がおらず打ち込みだったことだけが悔やまれる。トリのCYCLEは、なんとボーカル以外全員が元SEX MACHINEGUNSというキャリアの持ち主。キメキメのギターリフといい、腹にくる2バスドラムといい、“ジャパメタ”の正当な後継を感じさせるサウンドが小気味良い。なるほど、この感じ……このイベントは確かに自分の性に合っているな、と納得。いいものを見せてもらいました。(柳)

出演:CYCLE/face to ace/SIDE-3




ストレイテナー 「Nexus Tour」
5/8 Fri @ 日本武道館

 アリーナをスタンディングにし、やたらでっかいライヴハウス気分で観たストレイテナー初の武道館公演。大山加入後にリリースされたアルバム『Nexus』を引っさげてのツアーファイナルだ。一曲目“クラッシュ”からステージもフロアも激しくうねってロック魂全開。その激しさに彼らの曲が持つ美しきメロディーが共存し、大きなステージによく映えるバンドなんだという確信とフロアが犇めき合う波動が綺麗だなーとうっとりする感覚があった。「ライヴという空間はほとんどの人にとって非日常かもしれないけど、日々の悲しみや苦しさを忘れさせて笑顔になれる時間なんじゃないかと思う」。ボーカル・ホリエの言葉とこの日のライヴの在り方みたいなものががっちりシンクロして、どんどん上昇していくフロアに捧げられた“POSTMODERN”。ライヴハウスに比べたらフロアの距離は断然遠いのに、この一体感がどんな小さなライヴハウスよりも気持ちでその距離を縮めていた。(松木)

出演:ストレイテナー




ROACH TOUR × オズTOUR -TOKYO DOUBLE SEMI FINAL-
『KEYSTONE OF TELLERS』

5/9 Sat @ 新宿MARZ

 ROACHとオズによる全国ツアー・Wセミファイナル。沖縄から強烈なバンドが勢揃い。泡盛も呑み放題。まずはMAYBE→Zがフロアを熱くさせる。ギターバンドのFuzzy Quartet Rowは、なんとフェリーと車で沖縄から来たと言う。6/2にアルバム『2nd』の発売を控え、気合い入ったライヴで魅了した。オズはVoのNARUMIの突貫娘っぷりが最高。実はこのイベントをガッツリ企てたのも彼女だった。BLEACHはもう音の説得力が違う。GのかんなとBのミヤが交互に歌い(ミヤはマイクを頬ばるように歌う)、3ピースとは思えない音塊を放つ。7/7にはアルバムも発売するので、今後のツアーも楽しみだ。そしてトリのROACH。Vo:たぁま♪がフロアを左右真っ二つに分け、曲が始まると同時にモッシュ&ダイブ! たぁま♪はスピーカーの上からもダイブ。スローなナンバーではお客をフロアに座らせて聴かせる。アンコールも、これでもか!と盛り上がり、最後はお客さんもステージに上げ、大団円で幕を閉じた。(田代)

出演:ROACH/オズ/BLEACH/FUZZY Quartet Row/MAYBE→Z
DJ:ラッキー・クッキー・センヌッキー(THE ZIPPERZ)/タシロック(JUICE)
VJ:genkikaneko




Riddim Saunter COLLAGEALL ANEW
5/9 Sat @ 東京キネマ倶楽部

 現在UKツアー中のリディム・サウンターが、出発前に“一風変わった”ワンマンライヴを行った。この日は2部構成でのステージとなっていて、1部は秋リリース予定のニューアルバムの楽曲視聴会を兼ねた新曲のみでのライヴ(ストリングス有、席有のじっくりと聴かせるライヴ)。2部はUKツアー直前のスペシャルなライヴだ。私は2部から参加させてもらったのだが、開放感とハピネスに溢れたライヴで、心から「楽しい」ステージだった。アコースティック・タイムがあったり、スペシャル・ゲストの参加(CUBISMO GRAFICOチャーベさん、FRONTIER BACKYARD TGMXさん、YOUR SONG IS GOODのモーリスさん、“NO TIME”ではKENZIさん、TDCさんも……!)もあったり、“Flapping In The Love”の日本語歌詞が聴けたり、 “ワンマンならでは”のカラフルなステージ。リディムのキラッキラな未来を予感させるほど、輝いていたライヴだった。(逆井)

出演:Riddim Saunter




Girls! Girls! Girls!
5/9 Sat @ 名古屋・大須 ell.FITS ALL

 人生には出逢いがあれば別れもある。キーボードこのつぃんが、もう1つの夢を追う為ということで、この日がラストライブ。臨戦体勢充分のオーディエンスはイキナリ最高潮の盛り上がり。いつも通りの楽しい曲と楽しいパフォーマンスに全ての人が笑顔満開。私には3歳の甥っ子がいるのですが、お遊戯会では上手いとか下手じゃなく全ての人が愛と喜びに満ちあふれた笑顔で見ています。もちろんレベルは桁違いの、大人が本気でやるお遊戯会。マタニがフェスを制覇とかドームツアーとかってなったら、日本の犯罪が減るんじゃないかな、なんて思ってしまうくらい(笑)、ここにはプラスのオーラしかない。と言いつつ、ピッタリすぎの“コトノハ”でステージも客席も号泣。我らがアイドルこのつぃんの脱退は残念だけど、これまで困難を乗り越える度に魅力アップしてきたマタニだから、今後も更にパワーアップして私達を楽しませる存在であり続けてくれると期待してます!(佐々)

出演:ホイフェスタ/ねぐりぢぇ/マタニTV/WitcherySKANK




御堂筋アートグランプリ 2009
5/10 Sun @ 大阪・御堂筋路上 トレーラーステージ

 大阪を代表する名物的な大通り、御堂筋を日曜の真っ昼間に封鎖! と『踊る大なんちゃら』もビックリの(笑) 企画! 開会式には橋本知事も登場。音楽、ダンス、スポーツ、デザイン、ファッションなど様々なアートがコラボしてイベントが開催され、個性的な露店も立ち並ぶ。そんな中、事前審査を勝ち抜いたバンドを含む5組のアーティストが、快晴の空の元、御堂筋のど真ん中を横切って設置されたMAG(御堂筋アートグランプリ)カラーである真っ赤に装われたステージカーで、ライブを繰り広げた。トップで登場のmisono。リハからもう、大観衆の歓声とも悲鳴ともつかない声援! 最近はバラエティの印象が強いが、歌の方もさすが! QU-E、HUG KICK LEE、坂詰美紗子がちょっと大人な空気感、まさにアートなライブを魅せ、最後はcutman-boocheが夕暮れ、柔らかくなった日差しと心地よい風の中、熱のこもった素敵な演奏を聴かせてくれた。うーん、いい休日!(佐々)

出演:cutman-booche/坂詰美紗子/misono/QU-E




快進のICHIGEKI×O-CREST presents 【X-day vol.5】
5/10 Sun @ 渋谷O-Crest

 快進のICHIGEKIとO-Crestが一緒になり、全バンドと作っていくイベント。奇数月の10日に開催される。その5回目、且つ、快進のICHIGEKIの“ダイヤモンドライヴ TOUR”の一環でもあった。そう、彼らは4/22にミニアルバム『ダイヤモンド』をリリースし、5/2の代々木laboから全国ツアーを開始した。その『ダイヤモンド』がすこぶる強烈な1枚だったので、本当に楽しみにしていたライヴ。会場に入るとSOUL-D!が熱いライヴを繰り広げていた。沸点に達したところでICHIGEKIに繋ぐ。ステージに着物の4人が登場し、和風ミクスチャー・ロックを放つ。ここで言うミクスチャーはジャンルを指すのではなく、ヘヴィロックも歌謡曲もメタルも混在した音楽性として捉えてほしい。徹底的に演奏するメンバーの姿、真剣に歌うVo.コータの姿、すべてが美しい。そしてコータの絶好調なMCと、メタル過ぎるギターの感じとか笑える!これ大事。つまり笑いと感動があるライヴ。ツアーは続くので。是非、ご堪能あれ!(田代)

出演:快進のICHIGEKI/SOUL-D!/gimme five/ヴァルキリー/さとうしゅうさく/SHINAPS




amakane enterteiment presents 「amakane」
5/10 Sun @ 大阪・心斎橋FAN J twice

 ミュージシャンの信望厚い大阪発ストリート&ワーク&ロックWEARブランドKaWaRa works、racy&co.(by REAL REACH Gt.政雄)が所属するamakane entertainmentが主催する、ライブとファッションのコラボイベントに、縁深いバンドが大集合! 出演バンド、出演しないバンドのメンバーによるファッションショーやDJ等お楽しみ盛り沢山で6時間の長丁場があっと言う間!! 一瞬でハートを掴まれるtickの暖かく優しい世界観。元気弾けるSKULL CANDY。シークレットのマーサスはフロント3人がホールに降りて(自らマイクスタンドも降ろして!!) 演奏し、聴衆をどこまでも煽る煽る!! その熱に負けじと力の限り暴れた後の耳にMORNING GLORYの個性的な歌が心地よい。トラブルもむしろ好感度アップ! ナイスキャラ!! ラストはREAL REACHが全力疾走! ゲストダンサーズ(?)がパーティータイムを更に盛り上げフィナーレ! マジ素敵なイベントでした!! (佐々)

出演:MARSAS SOUND MACHINE(SECRET GUEST)/tick/REAL REACH/SKULL CANDY/MORNING GLORY/HOT SONIC/矢印→




GOLD & SAINT セッションライブ
5/11 Mon @ 下北沢Colored Jam

 超実力派ラッパー大神:OHGAや、昨年スマッシュヒットを記録したテクノバンドThe Stealthのドラマー“Yo Asai”が取り組むニューレイブ系脱力パワーポップバンドGOLD&SAINTのシークレットライブを下北沢Colored Jamにて観覧。この日は一切の決まり事をなくし、原曲を崩しながらインスピレーションのみで演奏するという、かなりアーティスティックな側面を見せてくれた。恐ろしく抜けのいいドラムに、スーパーゲスト“バンリ白岩”のギターが壊れた人格とともに絡みつく。そして富山敬のファットボトム・ナレーションギターと、ベースのガンバ三郷の我慢汁噴出グルーヴが、店長からNGが出るほどの轟音をかもし出していた。いや、いいですね。偶像にすがらずに自分をさらけ出すアーティストを久々に見た。ここ最近では珍しい“演奏のこずるいツボ”をおさえた音が、妙に印象的。知らない音なのになぜかふと思い出す音。そんなイメージがピッタリだった。7/8にも渋谷LUSHでリニューアルライブをするとのこと。要チェック!! (JUICE)

出演:GOLD &SAINT/OFF人




Who the Bitch 〜ミラクルファイト de GO! GO! GO! 〜 レコ発FINAL
5/13 Wed @ 渋谷O-WEST

 最近、本格派でカッコいいバンドが増えている。中でもオススメしたいのはWho the Bitch。そんな彼らの1stミニアルバムレコ発ツアー、ファイナルステージにお邪魔してきた。積極的に観客と触れ合い、ライブをしているというよりはまるで一緒に音楽を楽しんでいるかのようなのびのびとしたステージ。バンド名には「Bitch」と掲げているけれど、その言葉とは裏腹に、普通の女の子が等身大の自分で音楽を楽しんでいるような純粋さが感じられた。元祖ロックなリズムからディスコビートのようなテンポまで、楽曲に様々な色を与える男一匹ドラマーyatchの存在も、このバンドを支えるキモだろう。対バンのつしまみれも相変わらずの愛すべきおバカロックを披露してくれた。かわいいだけじゃない、自分なりのスタイルをしっかりと持ったギャルバン女子(+男子1名)達の勢いに圧倒されっぱなしで、同じ女子としてなんだか負けていられないような気持ちになった。(中里)

出演:Who the Bitch/つしまみれ




Pay money To my Pain Tour 2009 1st ride
5/15 Fri @ 恵比寿LIQUIDROOM

 3月に2ndアルバム『After you wake up』をリリースしたPay money To my Pain(通称:P.T.P)の東京ワンマン。満員のリキッドルームが縦横無尽に揺れた。アルバム同様“Here I'm singing”“Position”と進むこの日、轟音と静寂の幅がある緩急つけたセットで、観る者をぐいぐい引き込む。VoのKがフロアにいる色んな思いを抱えた奴らを、時に包み込み。時に激しくぶつかり合う。MCで「ダイブする時に足が顔面に当たったりしてもダイブした奴を殴んな。許してやれ。あとすごく頭にキテんだけど、どさくさにまぎれて痴漢すんな!」と、ライヴバンドらしい姿勢を示す。P.T.Pのライヴではモッシュやダイブは当然起こる。そんな音でありエモーショナルな歌だから、体が反応するのは理屈じゃない。あとはマナーに気をつければいい。ライヴ中、RIZEのJESSEもステージ上からダイブしていた。またP.T.Pの楽曲はラウドとかヘヴィロックの範疇を超えたメロディの良さが光る。あと今年もサマソニ出演決定!(田代)

出演:Pay money To my Pain




thank you music mountain.flying tour 2009
5/15 Fri @ 名古屋・大須ell.FITS ALL

 地元高校生バンドに続いて、いずれ魅力的なガールズバンド3組! まずはBEAN BAG。攻撃的な強さを持つヴォーカルが、疾走感のある曲にのせて、いさぎよいまでに自由に、伸びやかに、かつハイセンスに歌い、鋭く動く。全身に響く力強いリズム隊。ベースはプレイもだがMCもキレていた。続いてmyuuRy。久しぶりに見たのだが、だいぶ変わった!? スーパーギタリストがギターを置いてスーパーダンサー&ボーカルになって弾けまくっちゃったり! フロント3人のコミカルな動きが可愛いし!! 蛍光色の衣装よりもっと輝いたライブを魅せてくれました。トリはI-RabBits。ラビッツだけあって(?) 跳躍力抜群の音符達が月の光ならぬスポットライトを浴びてキラキラと飛び交い、心を弾ませてくれる。元気ハツラツ! なだけでなく、いろんな感情をいろんな温度で伝えてきて、知らぬまにドラマに取り込まれる。7/23にはアイラビ主催のスーパーガールズイベント決定!(佐々)

出演:myuuRy/I-RabBits/BEANBAG/SCRATCH OVER




ROVO presents MDT FESTIVAL 2009
5/17 Sun @ 日比谷野外大音楽堂

 今年で7回目となるROVO主催のMDT FESTIVAL 2009@日比谷野音、通称“宇宙の日”。当日は朝から台風並みの暴風雨だったにも関わらず、「宇宙の日は絶対に晴れる」というジンクスはこの日も守られた。まずは今回、トップバッターを飾るのはLIMBA TRAIN SOUND SYSTEM。サカキ・マンゴーが奏でる絶技「親指ピアノ」と軽快なリズミカルな楽器音に早くも会場の雰囲気はいい塩梅に。続く6人組のジャムバンドDachamboはどんよりとした空模様を打破すべく、変幻自在のコズミックサウンドが快楽のツボをグイグイ刺激してくれた。そして、待ちに待ったROVOが登場すると場内総立ちの常時絶頂モードに突入。建物全体をスクリーンに見立てた色彩豊かな映像、空を切るかのような透明感のある益子のシンセ音、そしてROVOの真骨頂である勝井が奏でる叙情的な電子バイオリンが見事に融合した宇宙旅行は、アンコールを経て2時間後に着陸を果たし、伝説的な一夜は幕を閉じた。(藤野)

出演:ROVO/Dachambo/サカキ・マンゴー & LIMBA TRAIN SOUND SYSTEM




SHENKY GUNS 「TOWER OF QUINTET」 TOUR
5/22 Fri @ 新宿ACB

 この日はなんと、メロディック・パンクバンドのトリプルレコ発ライブ!DON'T TURN AWAYのファーストミニアルバム『RADIO OUTDATED』のレコ発ツアー初日に加え、2月にファースト・フルアルバムをリリースした京都のSOMETHING RIOTのレコ発ツアーファイナル、さらには、この日一番見たかった、千葉のSHENKY GUNSの3rdアルバム『TOWER OF QUINTET』のレコ発が重なった。かっこいいバンドが続く中、遂に首を長くして待っていたSHENKY GUNSの出番に! 1曲目の“E.T.B”(最後に来ると思っていた)から最後の曲“LAST SONG”に至るまで、全曲がニューアルバムからだった!ツインギターの絶妙な絡み合いに、ベースとドラムのリズム隊が見事にマッチし、そこにボーカルがいい感じでノり、パワフルかつエネルギッシュなライブは、お客さんを始め、メンバーも最高に楽しんでいたと思う!7月9日に下北沢シェルターで行われるワンマンまで待ち遠しいぜ!(David)

出演:SOMETHING RIOT/DON'T TURN AWAY/My Summer Plan/SHENKY GUNS/NEW STRIKE ZIPPER/STUDS




STEP UP RECORDS presents ...OUT OF THIS WORLD vol.11
- MEAT BUNS "CAUSE SURE READING & JUICY LIKE TICKET!" release tour

5/24 Sun @ 八王子RIPS

 Step Up Recordsの企画「...OUT OF THIS WORLD vol.11」を見るため、八王子のライブハウスRIPSへ。この日のイベントには、63ものバンドが参加しながらも、全曲60秒以下というオムニバスアルバム『...OUT OF THIS WORLD 4』に参加したTHE LOCAL ART、Meat Buns、Hardcore Fan club、Everybody's Enemyらが出演するという。キャッチーに聞かせるHONEY SUGAR MILK CHOCOLATES、毎度毎度ハンパないEverybody's Enemy。所狭しと暴れまくるベースに目を奪われてしまったFam、ボーカル・ドラムが突進してきそうな勢いのあるTHE LOCAL ART、これぞ醍醐味HARDCORE FANCLUBに続くは、レコ初ツアー真っ只中のスリーピースバンドMeat Buns。2?のペットボトルに入っている水をガブガブ飲むギターボーカルが聞かせる〜。これぞメロコア! 終始テンション上がりまくりで、満足の夜でした!(りえ)

出演:HARDCORE FANCLUB/HONEY SUGAR MILK CHOCOLATES/fam/EVERYBODY'S ENEMY/THE LOCAL ART/MEAT BUNS