EVENT REPORT



NON'SHEEP presents「Message from sheepcote vol.1」
1/27 Tue @ 渋谷O-nest

「終わり」から始まる世界を鳴らすバンド=NON'SHEEP

 ある種、NON'SHEEPの覚悟が感じられた自主企画イベント。まずはArchery Sound Systemから始まる。艶やかな鍵盤とギターリフを融合させたキラキラなサウンドが眩しい。観ているだけで踊り出したくなった。続くSTARBOARDは、3ピースながらスケールの大きなエモーショナル・ロックを聴かせる。USバンド寄りのサウンドで英詞がハマりそうだが、日本詞で歌う姿勢が好感持てる。この日、NON'SHEEPとは久しぶりの対バンとのこと。互いのバンド同士のリスペクトも窺えた。カフカが登場すると場内の雰囲気が瞬時に変わる。普通のギターロックバンドに思えるが、確かに彼らだけの世界観を持っている。この日は新曲を多く披露し、次のヴィジョンも垣間見れた。トリはもちろんNON'SHEEP。改めて彼らのバンド感は独特だ。「暗い」の一言では済まされない、シニカルで鋭利で冷ややかな真理を射抜く言葉。この日はまず“輪になって”“最終便”と、昨年リリースの2ndアルバム『sad morrow』から披露。続いて新曲を2曲続けて演った。“遺書”という仮タイトルの曲は、ヒリヒリした感覚を鳴らすギターのアルペジオと、Vo/Gt:佐藤のハッとする言葉が突き刺さる。佐藤が歌う世界観は「絶望」「死」「終焉」をテーマにした歌が多い。つまり、何かが始まるということは、終わりに一歩近づくという彼の哲学に因る。そう、NON'SHEEPとは「終わり」から始まる世界を鳴らすバンドである。それを改めて考えさせられた。5月1日には 『Message from sheepcote』のvol.2も決まっている。(田代)

出演:NON'SHEEP/カフカ/STARBOARD/Archery Sound System




PRIMAL SCREAM JAPAN TOUR
1/29 Thu @ Zepp Tokyo

プライマルズ、「完璧過ぎる」ライブ・パフォーマンス!

 恐らく、個人的には現存する海外のロックバンドで五本指に楽勝で入るぐらい好きな、プライマルズの来日公演。昨年のフジも結局、二回見ちゃったしね。で、今回のライブは、先に言ってしまうと、今まで見たライブのうちでも、パーフェクトの部類に入るベスト・ライブ(ちなみに次点はエクスタ・ツアーのベイNK公演)。ボビー先生のご機嫌も麗しゅうご様子で、珍しく笑顔もちらほら。例のペッタンペッタンした手拍子で、オーディエンスを煽る雄姿も見受けられました。おお。レーザーやVJを駆使したステージセット、さらに脂が乗ってますます盛ん、マニを始めとしたバンドのアンサンブルもパーフェクト過ぎる出来。ダルッダルのドープな“JAILBIRDS”も好きだけど、今回、見られたロックンロールの根源のような、「生の喜び」に満ち溢れたようなライブこそ、彼らの真価が余すところなく表現されていると言えよう。『BEATIFUL FUTURE』からの楽曲も、既存のヒット・チューンも、すべて2009年型リーサル・ウエポンとして姿かたちを変え、フロアーにバンバン投下されると、そりゃもう、クラブ・キッズからフェス・ホリック、ロックン・ローラーまで、揃いもそろった多岐に渡るオーディエンスはお祭り騒ぎ。強いて言えば、“LOADED”が聴きたかったけれど──あまりにライブが良かっただけに──いや、贅沢は言うまい。プライマルズ、最強だってば。(林)

出演:PRIMAL SCREAM




Plastic Tree 「ウツセミ」ツアーファイナル
1/30 Fri @ NHKホール

Plastic Treeツアーファイナル。そして……旅立ち。

 昨年末からスタートした、プラスティック トゥリーの「ウツセミ」ツアーファイナル。予想通りの大雨。でも彼らには雨がよく似合う。ツアータイトルの“ウツセミ”で幕が開く。有村竜太朗、長谷川正、ササブチヒロシ、ナカヤマアキラ、それぞれが違う色を出しながら一つになる。このバンドは他では決して真似できない、他では決して見ること出来ない言葉で表せない世界がある。先月観たステージより遥かに気持ちのよい風が舞う。それと同時に有村竜太朗が舞う。別世界にいる彼らと心が触れる。感じる。そして胸が苦しくなる。そして、今日はいつもと違う空気が流れている気がした。“フィクション” “バルーン”の歌詞の一部に吸い寄せられる。“リプレイ”“記憶行き”で悔しくなる。空から雪が舞い降りてくる中で、4人がきらきらしていた。本当にいい詩(うた)だ。泣きたくないのに涙があふれてくる。止めよう止めようとすればするほど涙がこぼれ落ちる。今日のステージは本当に最高だった。最後に、ドラムのササブチヒロシが脱退を発表した。この1/30のライヴで彼のプラスティック トゥリーでのドラムを聴いたのが最後となった。今思えばいつも以上のドラムだった。叫んでいたようにも聴こえた。各メンバー、いろんな思いでこのステージに立ったのだろう。私はたとえ、彼が居なくなっても、ずっとずっとプラスティック トゥリーを好きでいる気持ちに変わりはない。ただ、これが“フィクション”であればいいのにな……そう、少しだけ願った。(LIMO)

出演:Plastic Tree




CLUB PSYBORG 15 〜さらば愛しのHEAVENZ FLY〜
2/1 Sun @ 渋谷club asia

東京の夜を闊歩するイベント“CLUB PSYBORG”

 例えば夜の繁華街をフロアに凝縮したようなイベントが〈CLUB PSYBORG〉だ。バンド、DJ、VJ、MC、ストリップ、セクシーダンサー等、表現の枠を超えた〈大人の文化祭〉と言える。活動範囲も渋谷、六本木、上野、西東京、仙台から東北全域と拡大しつつある。そんな大盛況を見せる〈CLUB PSYBORG〉を体感すべく、渋谷club asiaに潜入した。MCの紹介を受け、次々とバンドが登場する。中でも仙台から駆けつけた「AND-1」のライヴは鮮烈だった。その後、フロアのサブ・ステージに「モダン芸者アンナ」が現れる。なんと、ストリップ・ショーが始まった! 男どもは大興奮! その後、ケンカキックが登場するや、フロア前方にファンが詰め寄る。〈四代目〉と書いたTシャツを着たラッパーに「社長〜!」と黄色い声が飛ぶ。ちなみに彼らは活動休止の6年間で蓄えたエキスと新メンバーのエッセンスを程よくブレンドした、ライヴでも定番の6曲を収録したミニアルバム『実録ボイン天国』を昨年10月に発売した。現在、全国ツアー中で、この日もその一環、もちろんそのCDから“こめかみあたりにケンカキック”等を披露。ケンカキックもバンドとDJ&MCの融合というスタイルだが、良い意味で下世話で人情味も感じさせた。“ボイン天国”も最高の盛り上がりを見せた。トリはHEAVENZ FLY。サブタイトルにもあるように、残念ながら解散ライヴとなったが、大勢の仲間に囲まれ、惜しまれつつの解散ライヴは感動的だった。次の〈CLUB PSYBORG〉も今から待ち遠しい。(田代)

出演:<BAND> HEAVENZ FLY/ケンカキック [写真左上]/東京いっぱつ/AND-1/DOOR MATT/mood breakers/THE CROSS COUNTER/RocK'n'roll Pirates
<ART> モダン芸者アンナ(ストリップDANCE)& more




「少年メリケンサック」公開直前 栗田かんなのバレンタインナイト
1/11 Sun @ 赤坂BLITZ

映画「少年メリケンサック」に出演のオールスターが登場

 イベント名にある「栗田かんな」とは、映画で主役を演じる、宮崎あおいの役名。そう、この日は宮崎あおい、監督の宮藤官九郎、三宅弘城(少年メリケンサックのDr役)の3人で進行。ライヴはJAPAN-狂撃-SPECIALから。80'sな映画の雰囲気ぴったりな風貌とパンキッシュな楽曲がいい! 続いてZAZEN BOYSが早くも登場。 向井秀徳は映画の音楽も担当している。ステージ中央で4人ガン飛ばしながら、緊張感あふれるライヴだった。ステージ上にマリンバ(木琴)等が運ばれSAKEROCKのライヴ。ハマケンのトロンボーンといい、星野源が叩く木琴の音色といい、どこか郷愁を感じさせる。続いてライムサワーはMCソープ(グループ魂の石鹸)とMCヘルス(クドカン)+DJ2人によるヒップポップ・グループ。ライムカラーのジャージに身を包み首からレモン搾り器をブラさげ、“富士そば”という曲では湯切りをしつつのラップも。そしてトリは銀杏BOYZ。往年のツービートの漫才をSEに登場(チン中村はチューブを頭からかけながら)。1曲目は少年メリケンサックの“ニューヨークマラソン”をカヴァー!破れた服で髪を切った峯田は野性味にあふれ、マイクを額にゴンゴンぶつけて早くも流血!オーディエンスも大暴れ。中盤“銀河鉄道の夜 第二章”からグッと聴かせ、甘く切なく終了。アンコールは向井秀徳がギターを、峯田がハープを吹き2人で松任谷由実の“守ってあげたい”を歌う。この曲は、2人のユニット名でもある『ねらわれた学園』の主題歌でもあった。とにかく映画は絶対、観た方がいい。(田代)

出演:宮崎あおい/ZAZEN BOYS/銀杏BOYZ [写真]/SAKEROCK/JAPAN-狂撃-SPECIAL/三宅弘城/宮藤官九郎/他




DIENOJI ROCK FESTIVAL 4 DAY 13 LAST DAY
2/13 Fri @ 川崎CLUB CITTA'

13日間を駆け抜けたダイノジによる音楽の祭典スペシャル

 ダイノジは音楽好きで知られる芸人だが、生半可な気持ちで音楽と向き合っているわけじゃない。そこに流れる音を、聴いた時の感触すべてを自分達の肥やしとして表現していく。だから、彼らの笑いにはいつも音楽が寄り添っている。ミュージシャンみたいな芸人。錚々たるメンツがこれだけ集うのも彼らの想いがミュージシャン達にダイレクトに届いている証だ。で、13日間連日に渡り開催されたダイノジロックフェスの最終日。まずはダイノジの二人がステージに上がり挨拶。二人ともやたら声が枯れていたのが、この怒濤の13日間を物語るようだ。「DRFをやるとなったらまず増子さんにスケジュールを確認取るんです」と、ロック魂を語る上で必要不可欠な存在、怒髪天が登場。「ロックじゃない奴はろくでなし〜」がやたらと胸に刺さる。かっっっこいい!! で、写真のニートビーツ。ボーカル真鍋氏が大の字(ダイノジ)になっていたのでこの写真に採用決定(笑)。オールドロックンロールスタイルもこの人達の抜群のメロディーセンスと巧みな話術に始めは構え気味だった後方の観客もぐいぐい引き込まれているようだった。コレクターズは前へ前へと押し迫る気迫溢れるステージだったし、一気にカラーを変えたスチャダラのライヴも圧巻だった。最後まで見届けることができなかったが、こんなにも人間くさい、リアリティーあるイベントはなかなかないと思った。意外な組み合わせもここでならなんでもありになる。そんな風に音楽を楽しめるのは幸せなことだ。(松木)

出演:怒髪天/銀杏BOYZ/THE COLLECTORS/スチャダラパー/LAUGHIN'N NOSE/SCOOBIE DO/THE NEATBEATS/JAPAN-狂撃-SPECIAL




IDOL PUNCH ワンマン
1/18 Sun @ 横須賀かぼちゃ屋

 岡山の“ド”変態ハードコアバンド、アイドルパンチのワンマンライヴが横須賀かぼちゃ屋で行われた。恒例の高橋氏(スタッフ)の前説──がひたすら続き、メンバー全員なかなかステージに現れないまま、KENJI RAZORSが登場したりと、初っ端からカオス(笑)。やっと登場したかと思ったら満員のオーディエンスに対して、RACCO氏は「シークレットで(豪華な)バンドが出ると思ったから来たんだろう!」と一喝しライヴへ突入。初期の曲から最新アルバム『BLACK DIAMOND』までベスト・オブ・ベストな選曲で会場が盛り上がっていく中、Zillowちゃんの「ユニコーン好きなんだよね」という話からユニコーンのカヴァー大会へ、とドルパンらしいよく分からない展開に(笑)。サプライズのふくろ袋(パンツと駄菓子と、ひたすら喋ってる密談CD入り)の贈呈もあり、メンバーの手による芸術品(?)の展示もあり、ドルパンならではのユーモアラスなワンマンだった。シャーイ!(逆井)

出演:IDOL PUNCH




GLASVEGAS Japan Tour 2009
1/20 Tue @ 恵比寿LIQUIDROOM

 彼らの存在を知ってから、どれだけこの日を待っていただろう。アルバム『グラスヴェガス』は、何度聴いても心が締めつけられるような切なさと、その真逆の壮大さを感じ、涙が自然にあふれるアルバムだった。それをこんなに早くライヴで体感でき、それだけで胸は高まった。ステージに現れたスコットランド出身の4人はまぶしいくらいの雰囲気をかもし出し、紅一点のドラムのキャロラインは想像通り、ジーザス&ザ・メリーチェインの頃のボビーのように叩き、ジェイムズのヴォーカルは壮大な空を漂うかのように会場を覆った。なんて居心地のよい空間を創ってくれるのだろう。実は、1曲目“フラワー・アンド・フットボール”で私のまぶたは重くなり、ステージがぼやけて見えていた。心を打つ音……それが、グラスヴェガスの音にはある。夏にまた戻ってきてくれないかな。今度は満天の星たちが輝く空の下で彼らの音に触れたい、そう思った素晴らしい夜だった。(LIMO)

出演:GLASVEGAS




SOUNDTRACK Supertrump MARSEESIDE DERBY
new album pre-release party

1/23 Fri @ 代々木Zher the Zoo

 2/25に1stアルバム『Innocent Sky The Greatest Soulsymphony』を全国流通盤としてリリースするMARSEESIDE DERBYの、プレ・リリース・パーティ。〈マージーサイド ダービー〉とは昨年、数年ぶりに復活したwilberryでも活躍する永見泰也(Gt)、衣川正一(B)、宮川裕年(Dr)、レコーディング・エンジニア:栗花落洋一(RIP SLYMEやwilberry等を手がける)の4人組だ。パンクスとは別次元な永見のモヒカン、皮モノや刺青には定評ある衣川を見ても分かる通りファッショナブルな彼らだが、以前『ガンダム』のイベントを開催しているようにユーモアも兼ね備えた奴らだ。そのライヴは、薄暗い逆光の中、ポストロック的な手法で音を構築していく。インストを基調としながらも、メロディを感じさせる踊れるリズムとディープなサウンドは、ジャンルで呼ぶには不可能だ。多分、普通じゃ満足できない4人なんだな。彼らは3/2に同じくここZher the Zooで自主イベント『SOUNDTRACK』を開催する。(田代)

出演:MARSEESIDE DERBY/BALLOON88/broken little sister/AUXIN




In DA Music vol.1 -DxAxM 5th ANNIVERSARY SPECIAL PARTY-
-AGGRESSIVE DOGS a.k.a UZI-ONE 獅子の如くTOUR 2009-
1/23 Fri @ 名古屋・今池 Tiny7

 DxAxM 5周年とAGGRESSIVE DOGS a.k.a UZI-ONE25周年のANNIVERSARYイベント。BAFFER LOWが野性味あふれるライブで会場に点火すれば、ROCK THE QUEENラディカルズがパワフルな演奏で男子も女子も魅了する。Defthlineは重いサウンドに美しく響くVo.を乗せ独自の世界を展開。そして山嵐。自身の5ヶ月に及ぶツアー後も止まることなく走り続ける彼らのライブは、歌うしかない! ノルしかない! 楽しさ全開の空間だ。そしてAGGRESSIVE DOGS a.k.a UZI-ONE!! どこにそんな体力が残っていたのかという勢いで弾丸のように会場を走り抜け、暴れまくるオーディエンスの肉弾戦!! それに負けず劣らずのAGGRESSIVE DOGS a.k.a UZI-ONEの激しいライブ!! てか25周年ですよ!? 色んな意味で大御所な訳ですよ!! 体力ありすぎです!! そんな彼らだから一回りも二回りも下のバンドマンやオーディエンスが追随する。現場の真実を目の当たりにしました。(佐々)

出演:AGGRESSIVE DOGS a.k.a UZI-ONE/山嵐/Defthline/ラディカルズ/BAFFER LOW
DJ:STAY HiGH CREW




トーキョーブラッサムVOL.24
怒髪天 ウンガラガッタtour09“新春 接近戦10連発” 怒髪天 vs the pillows
1/24 Sat @ 恵比寿LIQUIDROOM

 同郷の先輩・後輩バンドによるガチンコ対決。ステージ後ろには両バンドの幕が並ぶ。刀と剣をあしらったデザインも壮観。まずはthe pillowsのライヴから。“ノンフィクション”の途中で山中さわおが 「甥っ子の友達の叔父が、元ピロウズのB.上田ケンジだった。これはノンフィクションです」とMC。広いようで狭い北海道。この日は“確かめに行こう”等、グッとくる曲にヤラれた。そして怒髪天が登場するや、兄ィの「あけおめぇー!」の挨拶、全国ツアー中とは言え東京では初ライヴだった。兄ィは黄色に赤い文字のシャツで「CD買った時の袋みたい」とおどけてみせる。外は雪がチラついていたこの日“北風に吠えろ!”が沁みたな。ピロウズに関しては「やっぱ、山中はいい曲書くわ!キュン死だね!」と抜群の例え方。そして1/17に発売したばかりのシングル“労働CALLING”を♪ウンガラガッタ〜と力強く歌う。これぞ、21世紀の日本の労働歌だろ? カップリングの“鉄砲玉ぶるーす”も渋かった。(田代)

出演:怒髪天/the pillows




opening&SHINJUKU LOFT presents『integrality vol.1』
1/25 Sun @ 新宿LOFT

 アツい語りとダンサブルな楽曲でフロアーを沸かせたHERE。そしてデンマークのバンドMEWを彷彿とさせる美メロ&美声が印象的だったBUDDHISTSONに続いてこの日の主役、openingがトリで登場。メンバーが向かい合う形で演奏が始まる。演奏を観る・聴くというよりも、楽器と一体化したメンバー4人の“対話”を傍観しているような、そんな感覚だった。静寂、混沌、激情といったベクトルの異なるイメージが共存する彼らの楽曲は、文字通りエモーショナルでドラマチック。繊細ながらに力強いピアノの旋律が絶妙な世界観を構築していて、否応なしに引き込まれる。「言葉にできないとか、言葉にする必要もないような記憶だとか情景」??本誌1月号のインタビューでメンバーが語っていたことが、本当に“何となく”だけれど、わかる気がした。言葉を削ぎ落とした音というのは、言葉以上に訴えかけくるものがあったりする。渾身のファーストアルバム『黙』を是非聴いてみてほしい。そしてタイトルに込められた意味を感じて欲しい。(上野)

出演:opening/HERE/BUDDHISTSON/tomoshibi




leading source vol.3
1/26 Mon @ 下北沢CLUB Que

 下北沢をベースにして全国に活動の幅を広げている3人組バンド、ゼロイロのライヴが下北沢CLUB Queにて開催。彼らの持ち味と言えば、「希望」や「苦悩」など誰もが生きていく上で幾度となく経験する心の葛藤を不器用ながらもポジティブに捉え、それらを見事に音楽として表現し切れている点である。今回のライヴでは『零色』収録曲をメインに進みながら、その独自の世界観が披露されていった。Ba:ヒロによるバンドの骨格を担う緩急のあるベースラインとGt:ゴウダが奏でる荒っぽさとセンチメンタルな音色を兼ね備えたギターサウンド、そしてそのサウンドに落とし込まれるVo:タカの一言一句に胸を打たれてしまった。ラストは、4月発売のミニアルバム『こころね』に収録される“幸福論”でフィニッシュ。次号JUICEでは、新作の発売を控えた彼らへのインタビューも掲載するので、そちらもお見逃し無く!(藤野)

出演:ゼロイロ/SSIZE/gooseberry/パウンチホイール




LIQUIDROOM presents“UNDER THE INFLUENCE”
1/27 Tue @ 恵比寿LIQUIDROOM

 現在のギター加入後、VOLA&THE ORIENTAL MACHINEを観たのは初だったが、品質はそのままにかなり鋭い切れ味を持ったギターに釘づけ。エレクトロを駆使したロックにそこはダンス天国。いや、エレクトロ云々は単なる表現のひとつに過ぎなくて、矢継ぎ早にロック・モード全開でドライヴしまくり。どの瞬間に観てもかっこいいバンドである。そして、このイベントのトリを飾ったのが、ザ・ジェッジジョンソン。彼らもボラ同様、ロックとかエレクトロとかの括りはどうでもいい。踊れる音楽。それが最高。ニュー・アルバム『12WIRES』発売後とあって、新曲披露。意外にもリキッドルームのステージは初めてだという彼らとの相性は抜群によく、宇宙の彼方へと飛んでってしまいそうなほどに、音楽の無限の可能性を感じるステージだった。重圧なサウンド、繊細なのに骨太なボーカル藤戸が想い描く世界はきっとまだまだ進化していくのだろう。ワンマンも楽しみ。(松木)

出演:ザ・ジェッジジョンソン/VOLA&THE ORIENTAL MACHINE/QUATTRO/school food punishment




SABOTEN 〜ONE MAN LIVE 2009 in NAGOYA〜
1/28 Wed @ 名古屋・新栄APOLLO THEATER

 今年10周年のSABOTEN、名古屋初ワンマンは、これから始まる素敵な時間を予感させる“アバンチュール”でスタート! 「Hey!」に合わせて客席から挙がる手の勢いは1曲目とは思えない全開ぶり!! 「さらにアツくなれー!」なんて煽られなくても、もう誰にも止められない、スピード違反の加速っぷり。ダイブも、泳ぐようにではなく、飛んで跳ねて流れていく。このテンションで最後まで持つのかー!? と思ったその時、意味ありげなブレイク。え? まさかこれで終わり? と思ったら、ここで『SaboRadio』公開収録タイム! この内容の方はネットラジオをチェック! 後半戦も急発進急加速で走り抜け、アンコール、聴衆からのコールは「最初から!」……いや無理だし(汗)。2曲ぶっとばして終演。しかし「今日はアンコールは1回!」って言われてるのに、またもや「最初から!」 。……SABOTENもすごかったけど、ファンの体力とSABOTENへの愛情も凄すぎです!! (佐々)

出演:SABOTEN




TOTALFAT PRESENTS PUNISHER'S NIGHT 09
1/28 Wed @ 渋谷CLUB QUATTRO

 彼らならではのスペシャルなゲストと満員のオーディエンスを迎えた中行われた、TOTALFATの自主企画。初っ端からGLORY HILLがフロアをガツンと盛り上げ、先輩に当たるビークルが貫録のライヴを見せる(あの“コール”はもちろんあり)。と、トリのTOTALFAT登場前から物凄い熱気に溢れた会場が、再び沸く!そうTOTALFATの登場だ。「お祭り騒ぎでいきたいので一緒に盛り上がりましょう!」と、“DA NA NA”から一気にギアをトップへ。また、中盤自主企画ならではのサプライズで、ハードロックカヴァーアルバム『Hard Rock Reviver』のメドレーを披露! その直後のShunの熱いMCにグッときつつ、新曲も!新曲は切なさと明るさが同居した、疾走感溢れる極上ナンバーですぐさまモッシュ・サークルの渦が起こる── Wアンコールのラスト“Generations Ever Last”まで、ヒートアップし続けた最高の夜。5月リリース予定というアルバムも楽しみ!(逆井)

出演:TOTALFAT/GLORY HILL/BEAT CRUSADERS




COKEHEAD RECORDS PRESENTS
[PLAYBACK IN THE 90'S CIRCLE VOL.5]

1/30 Fri @ 渋谷O-East

 1999年1月30日に解散したが、9年後の2007年10月に突如再結成を果たしたCOKEHEAD HIPSTERSが、解散から10年経った同日の1月30日にDVD記念イベント「PLAY BACK IN THE 90'S CIRCLE」を行った。同士であるWRENCH、COCOBAT、BRAHMANに加え、シークレットゲストとしてULTRA BRAIN & Hi-STANDARD の難波さんも登場。アコースティックギターで“Stay Gold”と“Brand New Sunset”をプレイした! そして、待ちに待った大トリCOKEHEAD HIPSTERSは、しょっぱなからハイテンションの凄いステージ。そんな彼らを見入る人、超満員の会場にも関わらずステージ前方でダイブやモッシュをしたりしている人もそれぞれ独自のスタイルでライブを楽しんでいた。途中スペシャルゲストも登場し、盛り上がったな〜。懐かしさの中に新鮮さも交えつつ、彼らの独特のスタイルはこれからもずっと根強い人気を誇っていく事だろう。(David)

出演:COKEHEAD HIPSTERS/COCOBAT/WRENCH/BRAHMAN




THE LOCAL ART presents 男臭ぶちキレNIGHT!〜其の21〜
2/1 Sun @ 渋谷O-nest

 『男臭ぶちキレNIGHT!』はチケット代を毎回¥1,000に抑え、21回を数える。ローカルアートの岡田(Vo/Dr)が学生の頃、行きたいライヴがあっても金銭的な都合で行けなかった悔しさから、ライヴに来やすいように設定している。決して安売りではない。汗くさいイベント名ながら、その意志に賛同するバンドは後を絶たない。この日もまずTRADITIONAL BOXが、その意志に応えるべく熱いライヴを繰り広げる。次に藍坊主が登場。今や東京で彼らのライヴを、こんな間近で観れるのは稀だろう。出演するのはお互いの信頼があってこそだ。ここ数年で飛躍的に表現力が増した藍坊主のライヴは見る者を大きく包み込む。そしてドラムが前に迫り出し、ローカルアートが登場!序盤は昨年11月発売のアルバム『ROCKS』収録曲から飛ばす。また新曲“ダークネス”を交え、ミディアム調の聴かせる歌の後、“桜”から一気に飛ばす。「ロックが好きかー!」と何度も叫ぶ岡田に心震えた。最後のセッションも最高!(田代)

出演:THE LOCAL ART/藍坊主/TRADITIONAL BOX




WATER ROOM BIRD-FLUダブルレコ発ツアー「MELODIC INFECTION」
2/1 Sun @ 愛知・岡崎 CAM HALL

 GLORY HILLを輩出した愛知・岡崎発の新進気鋭のインディーズレーベルBaby Rock Diamondのイチ押しバンド、WATER ROOM とBIRD-FLUのWレコ発ツアーファイナル。最初に登場したSKY Raddish の時点で早くも客席はモッシュ! 続いてレコ発のBIRD-FLUが重量感と躍動感を併せ持つ、勢いのあるライブを繰り広げる。唯一東京から参戦のWakeup Callは力強い女Vo.が印象的。そして話題殺到中のSandy Beach Surf Coasterがアップテンポな楽曲でオーディエンスを更なる高みに連れていく。高山発の注目バンドMORNING GLORY は独自センス光る曲と個性的なVo.でホールの色を塗り替える。トリはWATER ROOM 。スピーディーな曲でガンガン攻め、ダイブ、モッシュで前方の人口密度は極限!! 中盤のミドルテンポの曲が熱く火照った体に心地良くしみる。後半はまた疾走感ある曲でバンドも聴衆も力を出し尽くす。いや〜…岡崎ヤバイ!! (佐々)

出演:WATER ROOM/BIRD-FLU/Sandy Beach Surf Coaster/MORNING GLORY/Wakeup Call/SKY Raddish




WRONG SCALE LAST LIVE
2/2 Mon @ 渋谷O-East

 あくまでも冷静で素っ気ない素振りが感情をえぐったロングスケールのラストライヴ。なんとチケット代無料という前代未聞、いや粋な計らいで行われたラストライヴ。人前で見せない悲しみも、はち切れんばかりの10年間を不器用に胸に描いていたのだろう。そんな想いをぎっちぎちに膨れ上がった観客全員がわかっていたと思う。エモーショナルに響くWRONG SCALEの音楽こそが10年の歴史を物語っているようだった。“trave of grief”からスタートし、アンコール“p.s moved out”までの全12曲。ラストにしてはあまりにもあっけなく感じられるかもしれないけど、すべてをここに凝縮した、美しくも壮絶な12曲だった。「ジラャーン」と鳴らすギターのその音に、不器用に感情を表現する野田のその声に説得力が宿っていた。今後のそれぞれの活動が気になるところだが、表現者としてのプライドは形はどうあれ活かされていくはずだ。ひとまずありがとう。また。(松木)

出演:WRONG SCALE/the band apart/TOYTRAP




colladisc presents 『こらまつり』
FAR FRANCEフリーライブ

2/2 Mon @ 渋谷O-nest

 現代っ子とは思えぬ程の底なしの体力と、ベテラン顔負けの卓越した作曲センスをもつナイス若年寄ことFAR FRANCEのフリーライブ。いちいちジャンルなど挙げたくないのですが、あえて挙げるのならば“センチメンタル・プログレッシブ・ハードコア・ポップロック(毎回変わります)”とでも言いましょうか、超わかりやすい情熱的なやりたい放題音楽バンドです。若干21才にして上手い!! けれどその上手さを上回るほどに情熱がやばい!! アップテンポなリフとうねる様なミドルグルーヴを情熱で無理やり呼吸を合わせている。この両面を両立させているバンドが今この日本にどれだけいるだろうか? 職業柄多くのライブを見ていますが、このFAR FRANCEはここ3年でも5本の指に入るクオリティーと高揚感を感じさせてくれています。彼らは開始1秒でテンションがMAXになり、曲を重ねるごとに五重塔さながらのハードルをクリアーし昇天!!・・・・・・と、思いきや終わった直後に笑顔でジャンプして帰って行く変態ぶり。一体、普段何食ってんでしょうか?(浅井)

出演:FAR FRANCE/viridian/supernoah/チーナ




Addiction SOUR TIME TOUR
2/3 Tue @ 下北沢CLUB Que

 1月に2ndアルバム『SOUR TIME』が発売されて、インタビューも行い、札幌から彼らがやって来るのが本当に楽しみだった。そう、Addictionのことだ。今回、東京でのライヴは3日間連続。僕は初日のQueと3日目のnestを観たが、初日はぎこちなさが逆に好感持てた。3日目のライヴはギターのひずみ具合から全体のバランスまで、カッコよかったな。彼らの特徴は、ポップな曲にダブ的な手法なども取り入れた音楽性と、3人のユーモアも歪さもあるキャラ。何よりキラキラした刹那の甘い感じがいい。ライヴでは毎回最後に演っていた“生徒諸君!”に顕著だが、例えばザ・フーの“My Generation”でもピロウズの“LITTLE BUSTERS”でもいい、ミスターチルドレンやコレクターズやブッチャーズなんかが持っているアレ!全てのパンクバンドはもちろん、実はほとんどの人が最初は持ってて、いつか失ってしまう「大人になんか解ってたまるか!」的な歌がチクチク胸を刺すんだな。すっかりAddiction中毒だ。(田代)

出演:Addiction/SIO/オーノキヨフミ with Doppel Bros./原ジュンジ




STRAIGHTENER presents“BROKEN SCENE”
2/4 Wed @ 赤坂BLITZ

 「大好きなバンドを迎えられて──ありがとうございます!」2009年初となるストレイテナーの主催イベント〈BROKEN SCENE〉に、今回も充実のアーティストが参加。新進気鋭のBlieANは好戦的な姿勢で挑み、攻撃的なサウンドでオーディエンスを圧倒させていたのが印象的だった。Wooderd Chiarieの叙情的な歌世界に酔いしれた後、新生ストレイテナーへ。 “Lightning”から静かに幕を開けダイナミックなサウンドを展開していく。「来週出るアルバムから半分くらいやります」と、ホリエが伝えたとおりこの日は新曲中心のセットリスト。フロアの敏感な反応が、アルバムの完成度を雄弁に物語っている。個人的には、“SIX DAY WONDER”が不思議なほど懐かしく響き、ここ近年の彼らの成長っぷりを目の当たりにした気分だった。彼らがリスペクトするバンドを見て、いち早くアルバム曲を体感することのできて── “自主企画”の醍醐味をたっぷり味わった、実に有意義な時間。5/8日本武道館が楽しみだ。(逆井)

出演:ストレイテナー/BlieAN/Wooderd Chiarie




ALLEGROCK
2/5 Thu @ 大阪・心斎橋BIGCAT

 キャットミュージックカレッジ専門学校音楽のビジネス専攻2年生による企画制作イベント。ザ・キャプテンズVo.傷彦様も言ってましたが、メンツ素晴らしすぎ!! 最初に登場したのはMOLE HILL。元気一杯!! 正に真夏の太陽光線のような強い光を放つ、アレグロックなライブ。続いてEGG BRAIN。神戸発でこのところ大躍進中のバンド。カッコイイ!! 疾走感あるエネルギー溢れるステージに、客席はノリノリで踊りまくる。3人とは思えない音の厚み。演奏うまい!! そしてザ・キャプテンズ。どんな場所をもキャプテンズワールドにし、すべての客をめくるめく愛の世界に取り込む(笑)オーラ! ……すごすぎます。トリはロットングラフティー。10周年の最初を飾るライブは、魂のこもった爆発的なメッセージで薔薇色に染まった会場を一瞬で37度から100度に。ファンも初心者も学生も先生も関係なく、音楽だけが持つパワーで皆が一つに。この力で私も皆も、前に進む。(佐々)

出演:ロットングラフティー/EGGBRAIN/ザ・キャプテンズ/MOLE HILL




maniac studio
2/6 Fri @ 渋谷La.mama

 07年、8年間続けたバンド「Sepa」解散後、ギタリスト大槻隆はソロ・プロジェクトである「maniac studio」を始動した。そのライヴを遂に目撃した。maniac studioの音楽性はSepaの後期にも感じられた、打ち込みの電子音を基調としているのは事前に知ってはいたが、ライヴの時はサポート・BとDrを含め3ピースのバンド編成。ちなみに女性Bの吉田弘美は元SUPER EGG MACHINEだ。心なしか大槻は以前よりイキイキとギターを弾く。それはダンサブルなビートにノッて踊りながら弾いてるからだろう。また“Don't stop music”や“in future”といったタイトルからも窺えるように、ストレートかつポップな歌がいい!くどくもなく、物足りなくもない。後半、ライヴは加速する。元々、ザ・フー好きの大槻は、ピート・タウンゼントばりに大車輪奏法も決める!その変わらなさは逆にカッコいい。この日、実はライヴ・レコーディングもしていた。現在、シングル音源も制作中である。今後のリリースに期待したい。(田代)

出演:maniac studio/マーラーズ(Vo,Gt玉城宏志/Vo,Ba満園庄太郎/Dr,満園英二)/フルタヒロアキ




JUICERS
2/7 Sat @ 南青山レッドシューズ

 偶数月の第1土曜の『JUICERS』。今回は3組のライヴとゲストDJ、JUICEの面々によるDJが夜を彩った。まずTomo(Sax/Vo)を中心に、BUGY CRAXONEの笈川もギターで参加しているSunJAMが、裏打ちのリズムでクラッシュを彷彿させるロックを聴かせる。観る度にカッコよくなってる。続いてはthe blondie plastic wagon。現在『BLOODY MONKEY BEATS TOUR』を続行中で、この日も前後にライヴがあったにも関わらず、めいっぱいフロアを踊らせた。しかもこの日は篠原(Vo/Gt)の誕生日で、会場のみんなでお祝いできて何よりでした。そしてTHE BACKHEAD JETTYは残念ながら、この日解散ライヴとなってしまったが、その刹那のキラメキは永遠だろう。お疲れ様! その後はゲストDJ:笈川 司! SunJAMのライヴ後ながら、余裕の表情で楽しそうにDJしてもらいました。パンキッシュなナンバーを基本に、自身でBUGY CRAXONEの曲も回すあたりニクい! その後はJUICE編集部によるDJで、夜を駆けぬけた。(田代)

出演:<BAND> the blondie plastic wagon/THE BACKHEAD JETTY/SunJAM
<GUEST DJ> 笈川 司(BUGY CRAXONE / SunJAM)
<DJ> 林拓一朗/タシロック/シュン/enlarge/SMOOCH!/マ☆リ/Edwin




Welcome To Hell vol. 5 - U.K.L's last show
2/8 Sun @ 新宿ACB

 新宿のACB HALLにU.K.L(The United Khaos League)のラストライブ「Welcome To Hell vol. 5 - U.K.L's last show」を見に行ってきた。DOINGLIFEのオープニングに続いて、メロディックハードコアバンドのFAITH。そして、ベテランバンドのD.S.B。彼らのステージは圧巻だ!!! 途中、ポールダンスで踊る白人美女も登場。そして、お待ちかねのU.K.Lが登場した頃には、観客のボルテージは最高潮に達していた。男女関係なくモッシュやダイブの嵐。震源地になりかねない勢いだった。お涙頂戴のラストステージではなく、最後までエネルギーに溢れ、メンバー全員が凄く楽しんでいるようなライブだ。アンコールにも2度応え、最後にはSHAM 69の“BORSTAL BREAKOUT”のカバー。まさしく有終の美を飾るにふさわしいライブではないか!!! 今後は、メンバーそれぞれが活動しているバンドをチェックしていきたいと思う。(理羅)

出演:U.K.L/D.S.B/FAITH/DOING LIFE




FALL OUT BOY JAPAN TOUR 2009 (FINAL)
2/8 Sun @ 新木場STUDIO COAST

 FALL OUT BOYの3度目となる日本ツアーのファイナル。まずは、ピート(Bs.)が主宰するレーベルのニュー・カマ?、ヘイ・マンデーが、初来日とは思えないほど元気いっぱいのパワフルなライヴを展開。紅一点・ヴォーカルのキャスがとにかくキュートだった! (男性軍は全員横分けでエモかった・笑)。そして、フロアからFOBコールが響く中メンバーの登場、いきなり強力ナンバー“Thnks fr th Mmrs”を投下し、待ち焦がれていたファンのハートに火をつける! 最新アルバム『フォリ・ア・ドゥ ‐FOB狂想曲/FOLIE A DEUX』はもちろん、新旧問わないセット・リストで攻め、 パトリックの力強く太い歌声と、スタジアム・クラスのダイナミックなバンド・アンサンブルが響く。“ファンを喜ばせたい!”という彼らの気持ちが伝わってくるかのようなサプライズもあり、会場のシンガロングが止まらない。中でも、アンコールの“Dance,Dance”は最高だったな。早くまた日本に来て欲しい!(逆井)

出演:FALL OUT BOY/Hey Monday




SiMoN presents「kanpai Vol.7」
2/9 Mon @ 下北沢CLUB Que

 〈サイモン〉という名の音楽家の周りでは、時がゆるやかに流れていくようだ。この日、彼が企画したイベントでCLUB Queに赴いたが、いつものQueと趣が違った。その感じが心地よかった。忙しない日々をすごす現代人には、時には癒しの音楽も必要だろう。彼自身が好きだと言うアーティスト2組のライヴ後、マイクスタンドとアンプだけ置かれたステージ上にSiMoNが現れる。昨年末に発売したアルバム『drama』より、そのタイトル曲でライヴは始まる。彼は歌う「It's a world music 夢のような世界さ」と。どうしようもない現実の世界で、夢想する世界。そこではきっとSiMoNの音楽が鳴っているだろう。そう、彼の歌はフォーク的なスタイルをとりつつも、決して暗かったり渋かったり、説教くさくない。凛とした佇まいで、自ら旅して見た風景や思いをキラキラしたアルペジオで奏でる。実は、年間150本以上のライヴを行う彼。きっと君の街にも訪れているはず。http://almondfish.com/simon/(田代)

出演:SiMoN/ライスボウル/Contrary Parade




ザ・クロマニヨンズ FIRE AGE TOUR 08-09
2/9 Mon @ 渋谷C.C.レモンホール

 昨年の秋から約三か月間、全国のキッズを熱狂させたザ・クロマニヨンズのツアー 「FIRE AGE」の東京公演。“ゴーゴーゴー”“エイトビート”からハイ・テンションでスタートしたライブは、それでなくともロックの熱気を孕んだクロマニヨンズのライブが、ツアーを経てよりパワフルに、ストレートに鳴り響くのが感じられた。「ニューアルバムはC.C.レモン、曲名はC.C.レモン、ツアータイトルもC.C.レモンで」とヒロトさんのMC。場内大爆笑。これだけ連呼されると、「C.C.レモン」と渋谷公会堂に名付けた人も名付け冥利に尽きるだろう。“グレート”恒例の“くじらなわ”、そして“海はいい”。気がつけばライブは後半だ。“歩くチブ”では超絶テクのドラム・ソロ、アンコールではヒロトさんのロック物真似大会もあり(オーディエンスからのリクエストに応えつつ。異常に似てて笑った)、“クロマニヨン・ストンプ”でシメ。最高の一夜だった。(林)

出演:ザ・クロマニヨンズ




TOKYO FM×SHINJUKU LOFT presents「90×90」
2/12 Thu @ 新宿LOFT

 90分セットで20曲というワンマンに近い状態でのSION vs 勝手にしやがれのガチンコ勝負。勝手は昨年の九段会館ワンマン振り、二ヶ月振りのライヴだったのだが、ドラム&ボーカル武藤の弾けっぷりがとにかくすごかった。九段会館やキネマ倶楽部などの雰囲気ある会場も勝手の特色に合ってるけど、結成12年の叩き上げバンドはライヴハウスの土臭さが一番合ってるなと思う。パンクスピリットから発展するジャズの躍動感がホームのライヴハウスで爆発しているようだった。“オーヴェール・ブルー”、“ラグタイム”、“U-K”、“ブラックマリア”など定番高揚ナンバーから新作から“マイ・ライフ…”など新旧織り交ぜたベスト選曲。そして、“祈りのオリオン”。アウトロー精神から一点。酔いどれた夜、見上げた星に祈りを捧げるやさしきメロディーと色気あるボーカルにブルースしまくる名曲。日常におけるオンとオフが勝手の音で表現されると、とてもリアルに響く。(Mi)

出演:勝手にしやがれ/SION&The Cat Scratch Combo




PLATINA☆BAMBINA pre.〜Valentine Day Kiss!!〜
2/12 Thu @ 大阪・心斎橋 CLUB DROP

 イベントタイトルに『Valentine Day Kiss!!』とつくだけあり、ガールズパワー炸裂のこの日の出演者の中でも、とびっきりの輝きを魅せた、名古屋が誇る“デラポップ3ピース”AZURE(アズール)! 登場の瞬間、会場に閃光がはしる。1曲目からPOPオーラ全開で場内のテンションも一気に上がる。このVo.樹里の、大輪の花が咲いたかのような輝きの笑顔に惹きつけられない人がいる訳ない!! そして可愛くもありながら強い力を持つ声。キュートに、そして実に楽しそうに踊りながら観客をまきこんでいくステージング。要所要所で魅せるトランペットも素敵だ。Ba.勇介も爽やかな笑顔で楽しげに踊りながらグルーヴを巻き起こす。MC,DJ&KEY.の直樹もアクティヴなプレイで聴衆の目にも耳にもPOPなサウンドを届ける。各々自由でありながら、3人の想いは一つの流れとなり、ハッピーなサウンドと空間を作り出す。チョコよりもうーんと素敵で、うーんと甘い時間をもらいました!(佐々)

出演:AZURE/UNION☆JACK/R4/mearry syrup/CANDY CROWN/voogelihh/(O.A)PLATINA☆BAMBINA special BAND
DJ:ブラコン娘。(夜☆スタ)




MOTIVATION/TOWA TEI RELEASE PARTY
2/13 Fri @ 代官山AIR

 約4年ぶりのオリジナルフルバム「BIG FUN」のリリースパーティが代官山AIRで開催された。抜きん出たPOPセンスで他の追従を許さない傑作である今作の御披露目として、この日はTomoyuki Tanaka (Fantastic Plastic Machine)、VERBAL (m-flo)、MEG、そして見事配信チャートで1位を獲得した“Mind Wall”を歌うため、ニューヨークからMiho Hatoriが駆け付けるなど超豪華なアーティストが集結した。OPEN前から入場制限があり、中に入っても前に進めないほどの盛況振り。最初からこの熱狂振りなのに、1時間もしない内にTomoyuki TanakaのDJで観客のテンションはMAX!驚異的な人数のおかげでドリンクも注文ないままMEGのライブが終わると、いよいよTOWA TEIの登場!新作『BIG FUN』のシリアスで可愛いPOP感溢れる映像と共に、心地良い躍動感と開放感に満ちたサウンドが展開される。至極の陶酔感は朝まで続き久々の大満足イベントだった。(浅井)

出演:<Resident DJ> DJ TOWA TEI
<Guest DJS> Tomoyuki Tanaka (Fantastic Plastic Machine)/VERBAL (m-flo)/ ADEMOISELLE YULIA/and more
<Live Special Guest> Miho Hatori (from NY)/MEG <VJ> CAVIAR




remainthings presents “heikousen” releaseイベント
2/14 Sat @ 新宿MARZ

 2/4にミニアルバム『heikousen』をリリースした〈リメインシングス〉のレコ発記念イベントが、バレンタイン・デイに開催された。remainthingsとはacid android 〔L'Arc〜en〜Cielのドラマー、yukihiroのソロプロジェクト〕でGtを務めていたtomoyukiがacid androidで活動中に結成した4人組。アメリカ西海岸を彷彿させるパンク、エモ、メタル、ヘヴィロック等を融合した音楽性だが、ライヴではそんなの関係無く楽しめた。もうパンキッシュなノリも、歌モノ系のメロディの良さも、MCでのくだけたキャラも渾然一体となり迫ってくる。特にVo/Baでステージ中央に立ちながらも卑屈なIsamuと、tomoyukiのやり取りが最高に笑えた。それとは別次元でDrのEnoは笑いをとっていたが。きっとMCが多いのはファン・サービスもあったのだろう。本編ラストでは“平行線”のキラキラまぶしいギターとメロディアスな歌に酔った。アンコールまで楽しい雰囲気が持続したイベントだった。(田代)

出演:remainthings/Drive Far/Lostthing of Memory/ANIMA/VABOOM
DJ:YSK crew




ひなた企画「冬の風〜2009〜名古屋編」
2/14 Sat @ 名古屋・伏見 ハートランドスタジオ

 『あいのり』テーマでもお馴染みの遊吟がトップで登場! しかもその“Fate”でスタートとあっては『あいのり』ファンとしてはいきなりテンションMAX! 彼らの後ろに真っ青な空、瑞々しい緑が見えるような爽やかさと疾走感。スキップしたくなるくらいに心が浮き立ってくる。そしてMCも飾らない感じで、気づくとこちらも優しい笑顔に。終始キラキラして、音符がリズムにのって弾んで飛んでくるような、そんなライブ。キッカケは『あいのり』だったけど、その詞、曲、人柄、雰囲気など、ほんとに優しくて暖かくて爽やかで、曲を聞けば聞く程、ライブを見れば見るほど、惹かれていくのです。この日は他にも大好きなうたまろも出演。ほのぼの感いっぱいのいい意味で緩くて暖かい空間を作り。ナカノアツシはさすがのエンターテイナーっぷりを披露。初めて見たせきずい、ひなたも素敵なライブを見せてくれ、なんともまさに「日なたぼっこ」してるような幸せ時間でした。(佐々)

出演:ひなた/せきずい/うたまろ/ナカノアツシ/mushroom/遊吟




GOOD 4 NOTHING
Swallowing Aliens

2/15 Sun @ 新木場STUDIO COAST

 「あれ?ツアーファイナルってどのツアーの?」と一瞬考えてしまったのだが、昨年7月から続いていた“Swallowing Aliens”のファイナルである。U-tanの声が出なかった新宿ACBと同じツアーですよね?どんだけ長いことツアー廻ってるんですか(笑)。という心の中の突っ込みは置いといて。終止グッドメロディーが炸裂し、怒号のような歓声と共に走り抜けていった2時間だった。一曲目“Maximize”からとにかく早いビートの応酬。超満員のフロアではモッシュとダイブで初っ端から祭り状態。実際に床が揺れているのを感じるほどに揺れまくっていた。「これ以上出すもんないってぐらい出し切るんで、みんなも楽しんでください」、「今だけがよければそれでいいから、みんなも笑って帰ってください」、そんなU-tanのMCにその繰り返しが大きな会場を埋め尽くすまでに、昇り続けているんだと実感。爆音に脳天がふらついた2時間30曲。すさまじかった。(松木)

出演:GOOD 4 NOTHING