エレファントカシマシ JCBホール 2DAYS
10/17〜18 @ JCB HALL

威風堂々!エレファントカシマシ、JCB二日間レポ!

 「2DAYS」と言われたら、日参せずにはいられません。この枠も二枠取って、一日ごとにレポートしたいぐらいだが、大枠が取れたので許す。さて、初日。意外や意外“理想の朝”でオープニング。しっとりと始まるのもまた風情がある。勝手にオープニングと予想していた“今はここが真ん中さ!”は三曲目に。“流されてゆこう”など、比較的珍しいナンバーが演奏されるのは、恒例の新春ライブが来年は予定されていないからか。“It's my life”、ライブで聴くとこれまたいい。“新しい季節へキミと”も、この曲の新たな側面を見せてくれた気がした。この日のアンコール最後の曲、何を演奏するかと思いきや、“男は行く”。イントロが鳴り始めたとき、思わず声が出た。その余韻で、かなり帰路はボーッとしつつ。二日目。オープニングから──“理想の朝”は、また昨日と違った響き方をしている。“リッスントゥザミュージック”も、宮本さんの歌い回しがJCBホールを包むかのよう。“珍奇男”に入る前に、聴いた事のない曲の断片のようなものを宮本さんがアコギで一人歌う。素晴らしいメロディー。最近個人的には一番のお気に入り“FLYER”、“俺たちの明日”そして“ガストロンジャー”で本編が終了、アンコールでは久しぶりの“Baby自転車”、そして“地元のダンナ”。新春は来年は予定されていないけど、2009/4/11、武道館で会いましょう。老若男女、待ってるよ。(林)

出演:エレファントカシマシ




池畑潤二 50th アニバーサリー “BIG BEAT CARNIVAL”
10/26 Sun @ 恵比寿 LIQUIDROOM

池畑潤二氏、祝!生誕50周年!豪華ゲストと共に。

 日本のロックを支え、そしてこれからも支えて下さるであろう、ドラマー池畑潤二氏の生誕50周年を祝う記念イベント。先に開催された福岡では、大江慎也氏も参加して、歴史的な光景だったそう。とはいえ、東京のリキッドルームもすでにソールド・アウト。池畑さんが参加するDEE DEE FEVERが火ぶたを切り、池畑さん+クハラさん、花田さん、井上さんで“テキーラ”を──そこにチバさんが登場。“新型セドリック”“モナ”他。さらにチバさんに代わり、石橋凌さんがボーカリストとして“恋をしようよ”。続いてはHEATWAVE。渋くアコースティックから始まり、エレクトリック・セットでシメ。僕が物凄く感激したのはSION with BUN MATSUDA。さらにそこに池畑さん、井上さん、花田さん、細海魚さんが入って“俺の声”“新宿の片隅から”。いやぁ、素晴らしかった……と言っていると、見覚えのあるアンプが──JUDEの登場!そうだ、京都の学園祭で観て以来だ──浅井さんも笑顔。“サニーのチョコレート”“シルベット”で花田さんが参加。JUDEだけでも凄いのに、花田さんがセッションしているなんて!そしてROCK'N'ROLL GYPSIES。ガンガン池畑さんのスネアが鳴っている。鳴りやまないアンコールに応えて、全員がステージに。そして“ロージー”をセッション(!!)。この場をお借りして。池畑さん、おめでとうございます。ずっと、独特の凄いドラムを聴かせ続けてください!(林)

出演:池畑潤二/花田裕之/渡辺圭一/井上富雄/SION with Bun Matsuda/HEATWAVE/ROCK'N' ROLL GYPSIES/浅井健一/チバユウスケ/石橋凌/クハラカズユキ 
OP:Dee Dee Fever
DJ: HONEYHALL(川村カオリ/坂田かよ)




KEN YOKOYAMA
Ciao Baby Tour

10/30 Thu @ 渋谷AX

「サージ、ありがとう!」

 愛すべきベーシスト、サージが脱退する。理由はHPで横山さんが書いているので、敢えてここには書かないが、どうしようもない理由なのである。そして、今回サージとの最後の旅となる3週間にわたるツアーを決行──笑顔で、いつも通り送り出したいという気持ちがあってこそのツアーだったと思う。ファイナルとなったこの日は、ゲストに SNUFFが現れ(!)、生粋のパンクチューンでキッズの心を鷲掴みにする。その熱演の後、KEN BANDが登場し“Cherry Blossoms”から勢いよくスタート。そのまま勢いよく“Pressure”“Why”と続き、ヘッドサーフのあちこちで起こる中、さらに噂の“Stay Gold”が響き、会場は歓喜の声をあげる。熱の高まった中盤、MCではサージを改めて紹介。横山さんが「サージ、ありがとね」と言うと、「イエ、コチラクソ」と会場を和ませる。その度にフロアからはサージコールが沸き起こり、彼がどれだけ愛されてきたかを改めて感じた。湿った空気は一切なく、笑顔しかないまま──個人的に特別に感じた “Ten Years From Now”“How Many More Times”や、 サージがヴォーカルを取った新曲“I Gotta Go”などを披露していき──最後の最後にサージが歌う“上を向いて歩こう”のカヴァー、“Sucky Yacky”で会場中が大合唱。熱い盛り上がりを見せた後、この日、アコギセットはなしで“4人で”最後のステージを降りた。切なく温かい、感動的なライヴだった。後日、新ベーシストJun Grayが加入することを発表。KEN BANDは止まらない。(逆井)

出演:KEN YOKOYAMA
GUEST:SNUFF




パナソニック乾電池EVOLTA presents
MINAMI WHEEL 2008

10/31〜11/3 @ 大阪・ミナミ一帯のライブハウス18ヶ所以上

新しい出逢いを求め、力つきるまでライブ三昧!!

 ミナミ一体が巨大なライブハウスと化す4日間。18のライブハウス他様々な場所でライブが行われ、この瞬間に何百のバンドがこの辺りにいるか想像するだけで興奮。街中にパスを下げた人が行き交い、フライヤーを配るバンドと触れ合う光景もミナホならでは。そんなこんなで11/1、駅を出た瞬間からワクワクしつつ(10/31は残念ながら不参加) 一発目はアンチノイズ。真直ぐな感じが好感度大。キュート&パワフルなCHERRYBLOSSOM。EGG BRAINとchaqqは人多すぎて姿見えずだったけどヨカッタ! 優しい世界感のWALKABOUT。会場をダンスホールにした→SCHOOL←。個性的なガールヴォーカルMORNING GLORY。ムードあるGulliver Getで初日終了。11/2はSomaの神秘的な声でスタート。うたんちゅは心も体もウキたつ。キレまくりのナードマグネット。哀愁漂うRojikaとBob Life。エネルギーの固まりOVER LIMIT。Vintage Rockの魅力再確認もりきこ。ハートフルなRails-Tereo。強いオーラを放つmyuuRy。この日最後は誠実さ伝わるPhilHarmoUniQue。最終日は和風エモうるふから。熱さ全開の矢印→。アコギ1本で癒し空間を生むsuzumoku。空中ループも穏やかな気持ちにさせてくれる。存在感あるecosystem、キャッチーなSUAL拳、放送禁止ノリのTHE冠、暖かさ溢れるghostnote、オシャレなグッドミュージックRUFUS。大ラスは純度の高いライブと不純度の高い(笑) MCで自由すぎなsoulkids。合計31組。や〜よく歩いた!! (佐々)

出演:ACIDMAN/SHAKALABBITS/怒髪天/soulkids [写真右上]/竹内電気/CHERRYBLOSSOM [写真左下]/鶴/ghostnote/オレスカバンド/the chef cooks me/プリングミン/FoZZtone/hare-brained-unity/pe'zmoku/Sonar Pocket/サクラメリーメン/GLORY HILL [写真左上]/PhilHarmoUniQue [写真右下]/LAST ALLIANCE/8otto/Bob Life/myuuRy/KICKFLIP/MARSAS SOUND MACHINE/AIR MASTER/ジャズネコ/WALKABOUT/アンチノイズ/sleepy.ab/双音家/ザ・アウトロウズ/SUAL拳/Rojika/RUFUS/ecosystem/他 全450組以上




YOUR SONG IS GOOD
THE ACTION TOUR

11/2 Sun @ 渋谷AX

「このツアーでわかったこと。止まったら死ぬんじゃ!」

 グッドメロディーにグッドセンス。ユアソンはなにかにつけてカッコいいところがなんだかズルく思えてきた“THE ACTION”ツアーのファイナル。ミラーボールがくるっくると廻り、ダンスホール化しているAX。おなじみMU-STARがDJを担当し、開演までを盛り上げる。さて、今回はどんな遊び心で楽しませてくれるのかと思いきや、初っ端からやってくれましたよ。満員ギューギューの観客の後方からダイブしながらステージへ。しかも笑顔なしの真剣勝負。こんな大人に憧れてるキッズ達の大歓声の中、「ファイナルやらせていただきます」と一曲目“THE KIDS ARE ALRIGHT”からスタート。コミカルにもケミカルにも聴こえるオルガンとハードコア精神に基づいたアプローチにキッズ達もとんでもない大騒ぎ。ハードコアやスカパンクなどの時代背景をリアルに捉え、その後も音楽の探究心に貪欲な彼らだからこそ許された融合は誰にも敵わない、完璧だ。展開の目まぐるしさに圧倒されながら“MORE OR DIE”の曲前に 「今回のツアーでたったひとつわかったことは、止まったら死ぬんじゃ!!」と叫んだJxJxが印象的で、バンド至上もっともおもろい状態であることに説得力を生ませた叫びであった。“CALYPEEEEEE! SO”ではお客さんをステージに上げて(たぶん20人以上)のホイッスルタイムを久々に復活。「ここに上がるなら命がけで来い!!」と真剣勝負のJxJxに応えるかのようにメンバーと客が入り混じりながらのダンス大会。いや、あの光景は圧巻だったな。(松木)

出演:YOUR SONG IS GOOD




THE MUSIC
JAPAN TOUR 2008

11/9 Sun @ 新木場STUDIO COAST

最高の姿で、戻って来てくれて本当にありがとう!!

 やっと、やっと帰って来てくれた! 会場にいたファン全員がそう思っていたに違いない! この日の彼らのショウは、本当に感動して涙が止まらなくなるほど素晴らしかった! ステージに現れた4人は、確実に子供から大人へと変わっていた。フジでも確かに同じ事を感じたが、この日はまた格段大人に見えた。“Take The Long Road And Walk It”の地底から響き渡るギターリフがファンの歓声と共に会場を包む。たぶん、この曲はどこの国のファンより日本のファンが一番愛してると思う。たくましく長いロブの腕が天を仰ぐように伸びる。同時に彼の影と重なって存在が今まで以上に大きく観えた。新曲の“THE SPIKE”も日本のファンは完璧に歌える。そして予期していなかった“HUMAN”まさかこの曲が聴けると思っていなかった。デビュー当時の彼らが、懐かしい思い出と共によみがえった。続く“DRUGS”は、彼らが戦った苦悩の日々が伝わる歌詞が胸を苦しくさせ、涙があふれ出てきた。“IDLE”はエモーショナルな気持ちに駆られた。そして大合唱だった “THE PEOPLE” 、彼らと彼らを愛し続けてきたファンが一緒になった瞬間だった。そしてラストの“BLEED FROM WITHIN” 、恒例となったラストの全員でのドラムセッションは最高以上に最高だ!「Tokyo, you are beautiful」と言ってくれたロブ。ううん、君たちがもっとも美しく輝いていたよ! デビューからずっとずっと彼らを応援してきて本当に良かった。そう断言できる一夜になった。でも次はもっと早く私たちの前に帰ってきてね。(LIMO)

出演:THE MUSIC
Support:The Whip




RAT / “GHOST SHIP TOUR”
処刑台から観た世界 FINAL
9/28 Sun @ 新宿 LOFT

 南青山某所でRATの連中に出会った第一印象は、ガラは悪いがやたら気の良い酔っ払い3人組。あれから1年。奴らのセカンド・ツアー、ファイナルはElectric Eel Shock、Who The Bitch、the CHICKEN mastersの実力派に、盟友クロワニを従えての新宿ロフト。処刑台ならぬ「DJブースから観た」RAT、ステージに登場した瞬間から今までとは比較にならぬ凄みが。今まで幾つも離陸直前のバンドを観てきたが、これからイッちまうバンドってのはコレがある。ミニアルバム「処刑台から観た世界」のナンバー中心だったが、実際にナマで聴くと、今までのド真ん中剛速球一本勝負に加え、時折切れ味鋭いシュートを放る巧みさも。勿論ツアーを重ねたメンバーの確かな演奏技術があってこそ。なにより曲中の表現力の豊かさは、そのへんの口先番長なんちゃってロックンロール3ピースバンドとはレベルが違う。RAT未体験の方、このまま放置してるとヤバい。(金子ヒロム a.k.a HIROMUX)

出演:RAT/Electric Eel Shock/クロワニ/Who The Bitch/the CHICKEN masters
DJ:HIROMUX(GIMME SHELTER)/清水 護(anglasad)




THE ZUTONS
Japan Tour 2008

10/17 Fri @ 渋谷O-East

 今年の夏に『ユー・キャン・ドゥー・エニシング』をリリース。フジロックのライヴも記憶に新しいザ・ズートンズの来日公演は、オーディエンスの暖かな拍手と歓声が包む中 “Zuton Fever”から始まった。デイヴィッドが何度も会場を煽り、紅一点のアビちゃんが男性群の視線を奪う(笑)。会場の熱がどんどん高まっていく中、中盤にはエイミー・ワインハウスによってカバーされた “Valerie”を披露し、大合唱が起こる。フロアではあちこちでハンズクラップが起こり、チアフルな笑顔が飛び交う。ズートンズワールドが炸裂したなんともソウルフルでハッピーなライヴだ。しかも、新作に留まることなく、1stアルバムと2ndアルバムの代表曲をしっかりと埋め込んだセットリストに、 新作の“ライヴ映えする楽曲”──例えば “Harder and Harder”などを持ってきているところがなんともニクいのである。アンコールのラストは“You Will You Wont”。また早く日本に来てほしい!(逆井)

出演:THE ZUTONS




HEAD PHONES PRESIDENT@LOUDPARK '08
10/18 Sat @ さいたまスーパーアリーナ

 海外でも高い評価を受けている日本ヘヴィーロック界のカリスマ“HEAD PHONES PRESIDENT”がLOUDPARK'08に出演!! SLIPKNOT、CARCASS、DRAGONFORCEなど超屈強な面子との共演は、彼らが日本のヘヴィーロックの第一人者として認められた証拠であろう。激情と悲哀を絡ませたボーカルANZAと鉄壁の演奏力を誇るバンドのパフォーマンスはさいたまスーパーアリーナという大会場でも更なる爆発を起こす。青暗い神秘的なステージ上で、悲痛な蠢きと全てを黒く塗りつぶすような狂気的重低音が観客を魅了する。LIVEというよりHEAD PHONES PRESIDENTという一つの物語を見ているようなステージだった。ボーカルANZAの存在というのは、へヴィーロックが好きな女性がバンドを作ったという形ではなく、アーティストANZAにヘヴィーロックが吸収されたという見解が正しい。あの巨大ステージを小さな体で自分のものしてしまうパワーと陶酔性は未だ日本では彼ら以外に少ないはず。(浅井)

出演:HEAD PHONES PRESIDENT/SLIPKNOT/CARCASS/SONATA ARCTICA/APOCALYPTICA/DRAGONFORCE/OBITUARY/MESHUGGAH/SECRET&WHISPER




マタニTV presents "集え紘夢(ヒロム)TOUR2008!! 〜僕は君だけを傷つけたい〜" TOUR FINAL!!!!!!
10/18 Sat @ 名古屋・大須Electric Lady Land

 パワフルガールズPeach Jam、フェロモン漂う好色人種、ソウルフルなマスミサイルで充分に暖まったところでマタニTV! 揃いの真っ黄色のツナギに奇抜なサングラスで嵐の“A・RA・SHI”オリジナルダンスでスタート。ノリのいい曲、キュートな振り付け、そして何よりも7人の笑顔で、見る者全てを幸せにする彼女達のライブ。女子も皆可愛いのだが、失礼だったら申し訳ない、が、マタニは男子も可愛すぎ(笑)。凝ってるのかベタなのかは見る人の判断に任せるが(笑) 何とも“マタニらしい表現”の効果音で始まる新曲“人魚の唄”も超イイ感じ!! 楽しさ全開“パパドゥヤ”、是非モノ“いつものSunday”など腕をぶんぶん振りながら満面の笑顔で取材を忘れ満喫。アンコールも2曲あり大満足……だったのだが、まさかのWアンコール! 既に物販にいたメンバーは慌てて客席をかき分けてステージに戻ってよじ上り、“人魚の唄”を再び披露。次回名古屋は12/5 !! 集え!(佐々)

出演:マタニTV/ザ・マスミサイル/好色人種/Peach Jam




Sheena & The Rokkets 30th anniversarry
JAPANIK TOUR MAXIMUM

10/19 Sun @ 横浜 7th AVENUE

 シーナ&ザ・ロケッツの30周年を記念して行われているツアー、横浜セブンス・アヴェニュー。対バンも豪華で、会場内は超満員。あちこちからライダースのギシギシ言う音が聞こえてくる。SHELL ROCKETS、Moto-Psycho R&R Service、そしてThe Privatesがゴキゲンなロックンロールを響かせたあとは、お待ちかねのシーナ&ザ・ロケッツ。いつものSE、いつもの鮎川さんのレスポール・カスタムから“バットマンのテーマ”が鳴り響き、ロケッツが発射される。“I wanna be your man”“Come on”──そして“JAPANIC”。シーナさんも歌いながらオーディエンスを煽る。本当に、キング・オブ・ライブ、圧倒的だ。アッという間にセットリスト後半。“レモンティー”と“たいくつな世界”でバイバイだ。二回に渡るアンコールでは、“マイ・ウェイ”そして出演者全員とゲストで“サティスファクション”をセッション。素晴らしい横浜の一夜。(林)

出演:Sheena & The Rokkets/The Privates/Moto-Psycho R&R Service/SHELL ROCKETS
DJ:Macky Ramone




極東最前線 / 巡業 〜スットコドッコイ20年〜最終日
10/24 Fri @ 渋谷AX

 圧倒された!バンド結成20年という重みを敢えて軽やかに見せる佇まい、何より楽曲の持つ瑞々しさが、今も鮮烈さを失わせない。“夜明けの歌”で始まったこの日、その後も“泥濘に住む男”“街はふるさと”等、イースタンの代表曲と言える楽曲が次々とくり出される。満身創痍で声をふり絞り、ステージを踏みしめギターをかき鳴らす吉野。3人とも1曲毎に完全燃焼だ。MCで20周年に感謝を述べる吉野。「高校時代、全員同じようにさせられる事に反発した自分はイチ抜けた。その後上京し、東京は知らんぷりしてくれるから好きだ」という話をし “東京”のギターがAXいっぱいに渦を巻く。最後は “素晴らしい世界”を渾身の力で歌う。アンコールで登場し 「サンポールの匂いにまみれたトイレ掃除の後……市ヶ谷の橋で決めた!」というMCを述べ、その時、若き吉野が書いた名曲“裸足で行かざるを得ない”を! 97年、自分もこの曲でヤられたんだ。その後鳴り止まない拍手に応え再度登場! イースタンに乾杯だ!(田代)

出演:eastern youth




JUICE Presents CLUB CREATURES
10/25 Sat @ 渋谷CHELSEA HOTEL

 さて、ワタクシ、林主宰のイベントCLUB CREATURESでございます。この日は豪華布陣。しかも、普段イベントに出演してくれている若手も出演し、気合の入ったライブを。この日で活動停止になってしまったDue-Dio、そして最近メキメキとライブの腕を上げているHedgehog Tribe、さらに若手では注目の13 SQUAD。The Creeplandsは、満員のオーディエンスに向けて衝動を目いっぱいブツけ、The Salingerはリリース直後ということもあり、テンションはマックス。そして今月、インタビューも掲載されているMadbeaversがステージに。ニューアルバムにも収録されている曲を、ガンガン演ってくれました。トリにお迎えしたのはHHR THRILL LOUNGE。ギミックなし、シンプルで圧倒的なロックンロール、イベントをガツンとシメて頂きました!なんだか、ロックの神様が降りてきたかのような一夜になりました。遅くまで残ってくれたお客様にも感謝!(林)

出演:Madbeavers/HHR THRILL LOUNGE/The creeplands/The Salinger/13 SQUAD/Hedgehog Tribe
op:Due-Dio




rega [RONDORINA] release tour 08'
10/25 Sat @ 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

 愛媛出身の東京で活動する4人編成プログレッシヴ・ジャム・バンド“rega”のツアーファイナルが渋谷Duoで行われた。彼らを初めて見たのは4ヶ月くらい前の新宿のライブハウスだった。インストバンドにも関わらず、ものすごくキャッチーで踊りやすかったので感激したのを覚えていえる。そしてツアー最終日のこの日一回り大きくなったバンドに出会えた。前回にも増して“気合”を感じた。演奏欲が漲っているのだろうか、SEが流れている間にサウンドチェックしがてらセッションが始まりそのまま1曲目mexicoにつなげライブスタート!!自然にこの流れを作れるのがこのバンドのすごい所!! 続いてL.P.G、cros"S"tone O'をかますと観客も踊りまくる。マニアックな意見ですが3拍子でも躍らせるバンドってすごいです!新曲のDOEI、Qも披露し、もったないくらい充実したライブでした。ちなみバンドTシャツがすっごいお洒落だった。アルバムとセットでゲットすべし!!(浅井)

出演:rega,avengers in sci-fi/Hiza:ki/sunday morning bell(オープニングアクト)
DJ:OGW44




■■「イリヤ」レコ発東名京阪ツアー東京編■■
『反復する世界の果ての夢中夢中夢中夢中夢中夢中夢中夢......∞引き裂いて』

10/26 Sun @ 池袋 CHOP

 関西ゼロ世代の最後の砦。唯一無二の世界観を追求する6人編成のコンセプチュアル・バンド“夢中夢”のレコ発ワンマンライヴ。この日の“関西のバンドの東京ワンマン”とは思えない程の盛況っぷりと、異常な熱気にまず驚く。しかし、それだけではない。オペラティックな要素を含むダイナミックなヴォーカルを聴かせるハチスノイトを始め、蠢くようなギター、流麗なピアノの音色に重なる華麗なヴァイオリン、それを支えるベースとメタル色の強い高速ドラムが共存した、その独創的な存在感に圧倒されっぱなしだった。アルバム『イリヤ』の楽曲を中心にプレイし、後半は一気にアグレッシヴなステージに。“赤と青の革命家”でオーディエンスを熱狂の渦へ。そして希望の光に溢れた“楽園”へと導き、アンコールで披露した、人気の高い “斬鉄”が決定打となりカオス状態に。「絶対また東京に来ます!」と約束してステージを降りた夢中夢。この夢はクセになる。(逆井)

出演:夢中夢
Opening Guest Act:サカモト教授
DJ:DJハジメタル(ミドリ)




COCKER SPANIEL 「片道の羽根、一片の光」TOUR FINAL
10/26 Sun @ 仙台CLUB JUNK BOX

 17時半過ぎ、まだ早い時間からフロアに人が集まり始める。COCKER SPANIELのツアーファイナル、トップはVo.大山とGt.伊藤のコンビに共演バンドから選りすぐったメンバーによるセッション・バンドから始まった。ド頭に主催のバンドメンバーが登場する。一日を通してイベントそのものが居心地のよい雰囲気に包まれる。各共演バンドも、盟友のリリースとツアー・ファイナルを祝福しつつ、イベントに色を重ねて行く。そしてトリのCOCKER SPANIEL。大山の声は会場の隅々までオーディエンスの体ごと包みこむように力強く伸びやかで、伊藤の繊細さと荒々しさを兼ね合わせたギタープレイ、リズム隊のコンビネーションもバッチリだ。Ba.武藤とDr.石田が時折顔を合わせ笑いあうシーンは、見ている側に「刹那ロック」を聴かせながらも、和やかなアクセントを与えてくれる。このツアーは、確実にバンドのさらなる結束、成長を与えてくれただろう、見ていてこちらも嬉しくなる素晴らしいライブだった。(板橋)

出演:COCKER SPANIEL/monokuro/N.E.S./wreep/e:cho




ムラマサ☆ 3rd FULL ALBUM『WORLD』TOUR
10/26 Sun @ 名古屋・新栄 DIAMOND HALL

 名古屋では初のワンマン、そしてツアーファイナル。開演前から期待の熱が高まる一方の場内がムラマサ☆登場と共に爆発。初盤からジャンパー、ダイバー続出!! ユミの小さな体から発せられる大きなオーラが広い会場一杯に満ちあふれる。“SWINGING”で会場はダンスホール化。曲に合わせ手を振り、手拍子を打ち、“サクラ舞い散る夜は”ではピンクの紙吹雪を舞い散らせ、と楽しみ方を心得た聴衆。無心に楽しめる元気一杯の曲でガンガン攻めたかと思えば、“フユノウタ”など心の奥に響く、しっとりした曲で聴き入らせ。ワンマンならではの多めのMCもムラマサ☆の魅力をより伝えてくれる。ユミ考案の“腕のウェーブ”の光景で更にテンションアップ! 中盤“スターダスト”で再び一気に沸点に達した1000人のジャンプで床が揺れ、空気が揺れる。「午前五時〜」の大合唱には感動!! よーく知ってるつもりのムラマサ☆のパワーを改めて見せつけられるライブだった。(佐々)

出演:ムラマサ☆




ロットングラフティー presents [ポルノ超特急] 〜響都の陣〜
10/27 Mon @ KYOTO MUSE

 自主企画イベントのトリで出演したロットングラフティー。1曲目“切り札”で一触即発! 会場がカオスと化した。SOLD OUT、満員の会場は、2階から見ると“鳴門のうず潮!?”ってくらい、モッシュが渦巻き、ダイブが流れる。ステージ中を暴れ動きながら唄と全身で激情を伝えるNOBUYAとNAOKI。アツイ思いを叩き付け、激しく弦をかき鳴らすKAZUOMIと侑威地、心臓直撃のビートを叩きだすHIROSHI。それに負けじと天井を突き破る勢いで拳を挙げ、声をあげ、体をぶつけ、気持ちをぶつけるオーディエンスのエネルギーが融合し、生まれる現実離れした熱空間。9曲の“超特急”はあっという間に走り抜け、アンコールはまさかの“マンダーラ”! 最後にはNAOKIが客席にダイブ!! 何度もライブを見ても毎回新たな衝撃と感動をもらうが、この日見た“景色”は史上最高最強だった。ノンストップで走り続けるロットングラフティー。12/23にはワンマンも決定!(佐々)

出演:ロットングラフティー/PINKLOOP/ギルガメッシュ/DUFF/ecosystem
DJ:SHIOTSU(BOOTY/PLANET RODEO)/MIYATEN(satisfaction/KCYB)




VAMPS LIVE 2008
10/28 Tue @ Zepp Tokyo

 HYDE (L'Arc〜en〜Ciel) と、K.A.Z (Oblivion Dust) によるユニットVAMPSのZEPP全46公演は、8月のスタート以来10万人を動員! そのファイナルとなったこの日は、言葉では表現できないほどすごいショウだった。ライヴはもちろん、ステージセットから全てにおいて彼らのこだわりが感じられるものだった。スタート前、映し出された時刻が、6:59から6:60となり「なんだ?!」と思いつつそのままカウントされていき、 開演予定の19:06、つまり “666”となった瞬間ステージの幕が開いた。と同時にセットに驚いた! どこか他の国へ迷い込んだ錯覚に陥る。1曲目“MADE IN HEAVEN”から会場は壊れそうなぐらい熱く揺れる!VAMPSでのHYDEもK.A.Zも、いつもとまったく違う顔をしている。トークも最高だ!“LOVE ADDICT”“GLAMOROUS SKY”“MIDNIGHT CELEBRATION” 、ラスト3曲は、ファンとメンバーが一体となって最高の盛り上がりで完全燃焼! 楽しかった! 本当に最高だった!(LIMO)

出演:VAMPS




CHERRYBLOSSOM
GOGOGO-GOGO-GOGO!!!!!! TOUR 2008

10/30 Thu @ 名古屋・新栄APOLLO THEATER

 待ちに待ったツアー終盤、凱旋ワンマンライブは客電が落ちた瞬間に大歓声。スクリーンに映し出されるツアー珍道中の映像に爆笑し、見入り、再びの大歓声とともに開演。1曲目“DIVE TO WORLD”から会場は爆発。キラキラ弾けるパワフルかつキュートな2人の歌姫の織りなす各々魅力的なVo.が時に絡み合い、融合し、平行し、と変幻自在な声の魔法。ドラムゆっちの楽しげな表情に、こちらの頬も更に緩む。ギターKUPPAとベース83のプレイ、フォーメーションも完璧! 正に採れたての果物のような瑞々しさ弾ける5人のパワーと、ワンマンならではの選曲に夢中で着いていくオーディエンスの愛が会場の熱気をどんどん高め、嬉しい息苦しさを覚える頃、はかったように“HONEY”。MEEKOの口笛の上手さが想像以上!! 後半も飛ばし、あっという間のラスト“春風LOVER SONG”に、チェリブロとの出逢いを重ね、盛り上がりつつも感慨深く聴き入ってしまった。(佐々)

出演:CHERRYBLOSSOM




Maximum Volume Tour FINAL
11/1 Sat @ 代官山UNIT

 “それぞれのロックに共鳴する”3バンドによるトリプルヘッドライナーツアーFINAL。このイベントが独自のムーブメントとしてインディ・シーンに浸透し始めたように感じる昨今。そのライヴをマキシマム・ボリュームで体感しようと、大勢のオーディエンスが集結した。まずは、BlieAN。グランジ、オルタナ、ロックの濃厚なエキスを落とし込んだ音塊をひたすら前傾姿勢でフロアに切り刻んでゆき、圧倒させた後はTHE RODEO CARBURETTORへバトンタッチ。「すっげー楽しい!」と鍛治が叫んでいたが、最新作『rowdydow』のナンバーなどで激しく揺らしたかと思えば、時にメロディアスな楽曲で聴かせるなど、いつも以上に会場を盛り上げた。そして、トリのMY WAY MY LOVEが“COWBOY KILLERS”で幕開け。混沌とした世界へ誘い、カオスと化したフロアを煽りまくる。何度もエキサイティングな瞬間が訪れ、ライヴバンドとしての凄みを見せ付ける。“ロック”を全身で感じた。(逆井)

出演:BlieAN/THE RODEO CARBURETTOR/ MY WAY MY LOVE




COMEBACK MY DAUGHTERS "EXPerience TOUR"
11/3 Mon @ 代官山UNIT

  傑作 『EXPerience』をリリースしたCBMDのレコ発ツアー初日 (完売!)。福岡のパンクバンド、PRACTICEの貫禄のステージのあと、新たなバックドロップを背にCBMDの登場。アルバムの1曲目を飾った“EXP”からスタートを切り、キラキラのグッドメロディーと、フロアのハンズクラップが重なって、ハピネスしか存在しないCBMD流パーティに!初日ということもあってかメンバーもハイテンションで、会場の温度をぐいぐいをあげていく。中盤MCで高本が 「アルバムの内容が、自己満足ですけど相当良かったので(中略)伝えたいんですよ!」と話していた通り、この日の熱いライヴからは「この想いを、曲を“伝えたい”!」という姿勢がひしひしと伝わってきた。また、個人的に大好きな、メンバー曰く 「渋くて良い曲」“Slingshot Pellets”が聴けたのが嬉しかったし、本編ラストの“Cosmic Rays”にもグッときた。全20曲。この日発表された3月の渋谷AXワンマン(!)に向けて ──素晴らしい予感しか、ない。(逆井)

出演:COMEBACK MY DAUGHTERS
GUEST : PRACTICE




音速ラインpresents ビール☆ナイト -olympia 2008-
11/4 Tue @ 渋谷O-East

 昨年復活を遂げた、音速ライン主催の「ビール☆ナイト」。その名の通り、ビールを飲みながら音楽を楽しもうってこと。というわけで、もちろん今年もステージドリンクはビールでしたね(笑)。鼠先輩の曲に合わせてステージに登場したメンバーはすでにほろ酔い状態。去年は途中から記憶がない状態で演奏していたことを激白していたが、今年は大丈夫か? ……なんて心配はどこへやら。藤井と大久保、そしてサポートの二人を合わせた四重奏の重圧感はとてつもない宇宙空間のロック。藤井のせつなさ満開ヴォイスは純度を増し、ステージの真ん中にぎゅっと集まったサウンドがバンドスケールとともに会場いっぱいに解き放たれていく。観るたびにカッコいいバンドになっていくな。疾走サウンドの中でポッと“ポラリスの涙”があると、この曲の良さが引き立つこともいい事実であった。全8曲。多少の物足りなさは2月に決定した中野サンプラザへの期待へとつながっていった。(松木)

出演:音速ライン/曽我部恵一BAND/GO! GO! 7188/いわき兄妹




AUTUMN BRIGHTNESS TOUR '08
11/6 Tue @ 恵比寿LIQUIDROOM

 10月からスタートしたTHA BLUE HERBと若き札幌の同士NORTH SMOKE INGによるツアー・ファイナルがリキッドルームで開催。NORTH SMOKE INGが一足早くアクトを披露し終わると、15分のインターバルを経てBOSSとDJ DYEが登場。“PHASE3”で幕を開けたこの日は、歴代のナンバーから最新アルバム『LIFE STORY』の収録曲まで2時間に渡って繰り広げられた。DJ DYEが放つ重厚なトラック、そこへ被せられるBOSSの一言一句に反応したのか、無数の鳥肌が全身を覆う。終盤、ミラーボールが回る中“あの夜だけが”“この夜だけは”を歌い上げた後に、ラストナンバー“ROAD OF THE UNDERGROUND”へ。そして最後のビートが鳴り終わった瞬間、張り裂けんばかりの拍手が彼等に送られた。そこで見せたBOSSの笑顔を見た時、ふと思った。これこそTHA BLUE HERBがずっと追い求めてきた境地なんじゃないかと。このツアーで得た経験が、今後の楽曲にどのように反映するのか楽しみである。(藤野)

出演:THA BLUE HERB/NORTH SMOKE ING




CAFFEINE BOMB TOUR 2008 FINAL
11/8 Sat @ 新宿ACB

 “CAFFEINE BOMB TOUR 2008”が、新宿ACBにてファイナルを迎えた。トップバッターはHEAR FROM HEREは、へヴィかつタイトな演奏。続いて京都のSOMETHING RIOT。突き抜けてキャッチーなポップパンクサウンドで、会場は笑顔でいっぱいに。山梨の失笑王ことNEUTRALは、キレのある演奏と合間のMCの面白さが神がかっていた。中盤に登場したFAITHはさすがの貫禄。続くSTUDSは彼等のシングルのツアーファイナルでもあり、成長を実感させる気合いのステージだ。トリ前には京都のVibedredが登場。このツアーに全公演出演、その成果が見られる最高のパフォーマンス。来年1月のニューアルバムへの期待を高めるモノだった。大トリを務めたのは、POP DISASTER。その圧倒的にポップでエネルギッシュなライブに、会場中が沸き返る。観客を一気に飲み込み、1つにしてしまうライブはさすがという他ない。改めてCAFFEINE BOMBというレーベルの濃さを感じたツアーファイナルだった。(HM)

出演:POP DISASTER/Vibedred/STUDS/FAITH/NEUTRAL/SOMETHING RIOT/HEAR FROM HERE




ギルガメッシュ CRAZY TOUR 08-09 IN JAPAN
11/8 Sat @ 本八幡Route Fourteen

 ニューアルバム『MUSIC』が好セールスを記録中のギルガメッシュのツアーがスタート。ソールドアウトとなった会場はステージと観客がぶつかり合って燃え上がるかのような現象が巻き起こっていた。悲哀のすべてを引きずりながらも、その先に見えるはずの希望に大きく手を伸ばしてるような感覚。一曲目の“Break Down”から前のめりに揺れる観客のエネルギーの強さと彼らを求める渇望感に驚いてしまうほどのパワーを感じた。曲間に「熱いぞ、コラぁ!!」と左迅が叫ぶほどに体感温度はかなり上昇していた。現在地を象徴するかのように、戦闘態勢モードにスイッチングされた4人はMCを挟むことなく、10曲目までノンストップ状態。デジタル要素をふんだんに盛り込んだ楽曲のセレクト、ピアノの調べが怪しくも美しく流れるミディアムナンバー“イシュタル”が劇的に流れてきたのが印象的だ。鍛え上げられたライヴボディーでまた彼らに会うのが楽しみだ。(松木)

出演:ギルガメッシュ




J:COM presents
Tama Rock City 2008 vol.3

11/8 Sat @ 府中Flight

 数々の有名なアーティストを生んできた東京の西「多摩地区」に点在する7つのライブハウスからアーティストが選出され、この日集結した。ケーブルTV「J:COM」の収録も入り、熱い闘いが繰り広げられた。司会進行は鈴木梢さんとFlightの倉本さん。吉祥寺Planet Kの小谷さんがバンドを紹介しトップのSimple Lifeが呼び込まれる(以降、各ライヴハウスの方がバンドを紹介)。ポップなメロディが光るSimple Lifeに続いては、Mel's ClubがグルーヴィなライヴとユーモアたっぷりのMCで会場を沸かせた。そしてFlight代表の青春スカトロジーのパンキッシュなライヴが始まるや、お客さんが前に詰め寄り怒濤の盛り上がりを見せた。続いてSPiCY ORANGEが多彩なジャンルを取り込んだ音楽を聴かせる。RENOVATIOは音楽の力だけで勝負するようなライヴを披露。続くThe 706xはMCのセンスも光るバンドだった。最後はTHE SOLiDGOLDが硬派なロックンロールで締め括る。約4時間に及ぶ濃厚な時間だった。(田代)

出演:青春スカトロジー(府中Flight)/The 706x(吉祥寺SILVER ELEPHANT)/THE SOLiDGOLD(吉祥寺CRESCENDO)/SPiCY ORANGE(八王子CLUB HAVANA)/RENOVATIO(立川Heart Beat)/Simple Life(吉祥寺Planet K)/Mel's Club(吉祥寺Warp)




LOW IQ & THE BEAT BREAKER ワンマン
11/11 Tue @ 代官山UNIT

 11/11──イチの並んだ“イチ”の日!ということで、恒岡章とのユニット=LOW IQ & THE BEAT BREAKER ワンマン。超満員のフロアに向かって「今日はいっぱい曲やりますか!」と話していた通り、“NEW THINGS”に始まり、キャリアを網羅した楽曲群で攻めていく。「いっちゃん格好良い〜!」「いっちゃんナウい〜(会場爆笑)」という黄色い声援も会場から飛び出し、イチさんもご機嫌(笑)。突然のフロアからのリクエストにも応えるという “Your Color”なサプライズもあり──会場がハッピーな空気で充満している中、“RULES”で BRAHMANのTOSHI-LOWがステージに上がり会場は騒然。畳み掛けるように“MAKIN' MAGIC”を投下し、会場を熱狂の渦へ。アンコールでは、SUPER STUPIDの名曲(!)も披露し、最後に“T・O・A・S・T”で会場をひとつにする──と思いきや、突然「茨城県出身の宮田俊郎さんのリクエストで“What's Borderless”!」最高な夜でした。(逆井)

出演:LOW IQ & THE BEAT BREAKER




the blondie plastic wagon presents 「KILL KING MAGIC SCHOOL vol.3」
11/11 Tue @ 下北沢CLUB Que

 the blondie plastic wagon (以下ブロンディと略す)企画の第三弾。CLUB Queでのライヴも久しぶり。それこそ06年2月のライヴで一時活動休止して以来だ。この日は同郷北海道の2バンドが競演、ロマンチック日本代表!!のriverが、ザ・ジャムを彷彿させるモッドなパンクでぶっ飛ばし、The Jerryはブロンディにも通ずる冷たい感触の熱いグルーヴでフロアを沸かせ、ブロンディへ繋げた。そんなブロンディは翌日、約4年ぶりのアルバム『BLOODY MONKEY BEATS』をリリース。そのアルバムから “PINK PUNK”や“VACATION X”といった踊れるロックンロールを次々披露。篠原のムスタングはキラキラした金属音を響かせ、仲俣は“TELEVISION”で超絶ベースプレイを見せ、山田は自身もグルーヴに酔いながらビートを放つ。“JUST ONE MORE KISS!!”でグルーヴの快楽は頂点に達した。久しぶりに“LULLABY”も披露。静かにジワジワと盛り上がる名曲だ。この日を皮切りに、彼らは全国ツアーを開始した!(田代)

出演:the blondie plastic wagon/The Jerry/river




WINER FANTASIA 2008 DCT garden“THE LIVE!!!”
11/15 Sat @ さいたまスーパ−アリーナ

 本誌にも何度か登場してくれているLOVE。私のLOVE初ライヴはさいたまスーパ−アリーナという大きなステージとなったのだが、まったく気負いすることなく大観衆の前で堂々たるステージを観せてくれた。ギターをかき鳴らしながらのロックスタイルはじつに洗練されていていたのだが、この日はほとんどがドリカムのお客さんだったから、ロックという衝動に慣れていない人が多かったかもしれない。それでも感情を120%の気持ちで溢れかえらせ、会場一人一人に届かせるかのように歌いあげる、彼女のあまりにも強いパワーに涙が溢れかえってしまった。非常にあたたかな感情で流れた涙。「生きることの悲しみも苦しみも大丈夫。また喜びで還ってくるから」って、LOVEの曲を聴いているとそんな風に言われているような感覚になるのだ。笑顔で溢れる彼女の姿にさらなる希望と光を感じた最高のステージ。LOVEにとって大きなレジェンドとして刻まれるだろう。(松木)

出演:DREAMS COME TRUE/LOVE




『PUNK ROCK JUSTICE TOUR』FINAL ONEMAN SHOW
11/15 Sat @ 下北沢SHELTER

 9/7の八王子RIPSでのワンマンから始まり、全国約20箇所を回ってきた「PUNK ROCK JUTICE TOUR」、そのファイナル。メンバーもお客さんもいつにも増し気合いが入っていた。1曲目からダイブの嵐。更にBの江島は「ぶつかってきてくれよ!」「オマエらそんねもんじゃねぇだろ!」と煽る。とてもエネルギッシュな光景だった。しかし驚いたのは当日、風邪をひいており病院で注射を打っていたという事実。途中、勢い余ったお客さんがギターのエフェクターを踏んで音が変ってしまうトラブルもあったりしたが、気迫で乗り切る。Gtのナミキは「ナンデモカンデモ!ナンデモカンデモ!」と意味はよく分からないが、とにかく熱いMCを叫んでいた。アンコールでは珍しくドラムのKEVもモノマネを披露したりと、彼らの魅力を十分に味わえたワンマンならではのライブだった。それは30曲以上やったにも関わらず、とにかく最後まで元気一杯で暴れ回り、汗だくで会場を後にするオーディエンスが知っているだろう。 (大澤)

出演:Jr.MONSTER




KELUN “Age Of Innocence Tour” Final
11/15 Sat @ 代官山UNIT

 今年1月、渋谷クラブクアトロにて初ワンマンを敢行し、2度目のワンマン。それまでに何度も全国ツアーを経て、ベースのメンバーチェンジを乗り越え、9月にはフルアルバム『KELUN』を発売し、ここUNITのステージに立った。“クロニクル”で始まったこの日、サポートギターを迎え、楽曲をより完全に再現し、更にライヴでの求心力をつけたKELUNがいた。Vo/Gt児嶋がファンに感謝を述べ、一緒に育った曲と述べ“Rain Drop Street”を披露。男性ファンが拳を挙げ応える“Boy's Don't Cry”、女の子が真っ直ぐな瞳で聴き入る“SIXTEEN GIRL”、彼らの楽曲は男女問わず、歌の世界に自分の身を置ける。僕らは歌のストーリーを自分のモノにすればいい。最後はデビューミニアルバム『Astral Lamp』の1曲目にして彼らの代表曲“SIGNAL”をファンと共に歌う。アンコールにも2度応え、最後までテンション高めで走り抜けた。来年1/16には渋谷eggmanで、本誌JUICEのイベントにも出演します。必見です!(田代)

出演:KELUN




NODA ROCK FESTIVAL
11/15 Sat @ 尾張旭市森林公園

 i GOとnodevans Records主催の野外フェス。あいにくの雨の中、一番手のmeがインストで聴かせる。そしてcinema staff。イベントにつきものとは言え、早くも襲いかかる“ライブの魔物”。機材トラブルで歌がほとんど聞こえない。しかしそれを補って余りあるアツいライブ。SUPER USA!にはトラブルはむしろ味方!?自由すぎる演奏とMCで会場中を笑顔に。続いてシークレットの竹内電気。これでもかと言う程のトラブルは“共に楽しもう”という想いで出演者と聴衆の心を一つにし、聞こえないはずの音まで聞こえる気が。いつも楽しげにライブをする彼らだが、いつも以上にいい表情? そしてmudy〜が情熱的、思いの丈をこめた演奏をし、climb〜も、むき出しの感情をさらけだすようなライブ。24がユルく心地よい音と空気で客をうねらせ、トリはi GO。ハジけたライブに皆踊り狂い、快調なMCで 爆笑の渦。無料で一日こんなに楽しませてもらってスイマセン!(佐々)

出演:i GO/24-two four-/climb the mind/mudy on the 昨晩/SUPER USA!/cinama staff/me




The Who
11/16 Sun @ さいたまスーパーアリーナ

 THE ROCK ODYSSEY 2004から4年、待望の初・単独ツアー。メンバーはゆっくりとステージに現れ、ピートがあのリフをかき鳴らす。デビュー・シングル“I Can't Explain”でショーはスタート。のっけから腕をブンまわすピートに、マイクを振り回しまくるロジャー。会場に集まった頭の薄くなったお父さんや、生ける伝説をその目で確かめにきた青年もみんな瞳を輝かせる。自分の体も震え、自然に拳が挙がる。ピートとロジャーのその姿だけで十分であり、最高なんだ。序盤65年の『My Generation』から“Anyway Anyhow”、続けて06年の『Endless Wire』から“Fragments”を披露し、フーはいとも容易く40年の時間を繋げてみせた。その間にキースもジョンもいなくなってしまったが、今は素晴らしいサポートがいる。特にドラムはザック以外の適任はいない。アンコール最後は、ふたりだけの“Tea & Theatre”。ふたりが〈The Who〉であり続ける意味を感じさせた。(高橋)

出演:The Who




夜のストレンジャーズ〜“トラブルボーイズ”発売記念ワンマン2デイズ
「祝・呑みっぱなし2DAYS」

11/16 Sun @ 新宿red cloth

 「夜スト」こと夜のストレンジャーズのワンマン2デイズ。粋な男達の最高のライヴ、そんな野暮な称賛の言葉しか出てこないほど素晴らしかった。ミウラのギブソンから鳴らされるどこか乾いた音、それは彼の歌の世界観に因る部分もあるだろう。細かいことは笑い飛ばす、酒呑んで忘れちまう。実は繊細な彼だからこそ生まれる、豪快な歌。そんなミウラに柔軟に寄りそうヨーホーとテツオのリズム隊。中央線界隈の自称ブルースマンとは質の異なる「酔いどれソング」を奏でる夜スト。何しろ多彩なジャンルの音楽性とMCもユーモアたっぷり。しかも最新作からの“水晶の夜”や“TWIST FOR DROP OUT”や“バスタブブルース”が最も印象的っていうのが最高だ。改めて説明すると夜ストは10月に『トラブルボーイズ』という傑作フルアルバムを発売した。本編ラストはそのタイトル曲で盛り上がりつつ終了。予定調和を嫌うようなアンコールも決まってた。あ、それと新曲を披露したが、3曲ともよかったな。(田代)

出演:夜のストレンジャーズ




『The 2nd Music Revolution』JAPAN FINAL
11/16 Sun @ 赤坂BLITZ

 アマチュアミュージシャン対象の全国最大級の音楽イベント最終決戦。全国各地で開催された予選を勝ち抜いて来た17組が、わずか1曲に全ての想いをこめて演奏。強く訴えかけるように歌うクロマチックラン、魅力的なヴォーカルを伸びやかに聴かせたBLUE ENCOUNT、沖縄の風と匂いを感じさせる愛(カナサ)、幻想的なまでに柔らかな雰囲気のMoon Doggy、激しいギターワークなどが印象的だったRingo coasterら、次々に登場し、輝きをみせる若き精鋭たち。そんな中、キャッチーなロックサウンドで突き抜けたGINGHAM(ギンガム)がオーディエンス賞を受賞。癒し系の、雰囲気ある唄をうたったKamloops(カムループス)と激情をぶつけるような演奏をみせたBEDROOM&SHEEPが優秀賞。そしてグランプリはThe coridras(ザ コリドラス)が勝ち取った。受賞に漏れたバンドも含め皆すばらしいライブをみせ、今後のシーンに一石を投じてくれることを確信&期待。(佐々)

出演:全国7699組の応募者の中から選抜された17組