COLOSSEUM Vol.001
9/20 Sat @ 高崎club FLEEZ

故郷の空に響いた叫びと500人の笑顔と涙。

 ひとつの空間にライヴハウスとリハーサルスタジオが同居するclub FLEEZを全開放し、ライヴ、DJ、VJなどを同時に進行するフェス方式のイベント 「COLOSSEUM」。メインステージのラストを飾ったのは、このイベントの中心人物でもある茂木のバンド・G-FREAK FACTORYだ。彼らを見守る観客のあたたかさとステージに蔓延る異質な緊迫感がこの瞬間を迎えるまでの期待と苦悩を物語っているかのようだった。この日二度目の演奏となった“Sunny Island Story”。本当の笑顔が出るまでには、いくつもの悲しみを超えなければならないことをよくわかっている曲だ。それをみんなもわかっている。茂木の声がかき消されるほどに歌う観客の顔は笑顔と涙でぐちゃぐちゃになっていた。一時、バンドの休止を余儀なくされたバンドではあるが、ハナから痛みや苦悩に向かっていったわけではなく、人との関わり合いを真剣に考えるバンドだからこそ、音楽に没頭するがゆえに深みにはまり、本人達も自覚していなかった「真実」を描き出していたのだ。「これが群馬だぞ?信じられるか?」と茂木が言っていた言葉が印象的だった。この男は人が集まることを当たり前と感じていない。多くの仲間と多くの努力と多くの笑顔の結果を心の真ん中に置いているからこそ、これだけ多くの観客が集まったことに驚いたのである。最後は10-FEETやHawaiian6など盟友達もステージに上がり、G-FREAKの輝ける日に拍手を送っていた。鳴り止まぬ拍手は来年への続いていく架け橋のようだった。(松木)

出演:G-FREAK FACTORY/10-FEET/HAWAIIAN6/DOLCE/THE TRUST BLAST/CRAZY HiTMAN/LACCO TOWER/天狗/ Oi!MOUNTAIN BOYS/brag-flashlamp/NAIKA MC/IRIE JAM/夜光性POSSE/日下裕介/yO'ceans/アンダーソン/AC
DJ : HORSEPLAY/たけチャンまん/VESTALCREW 
MC : ライオンヘッド 
PAINT : Stinky
FILM : YOUNG GUNS FILM / HYWOD / INDRES FORMATION




No Regret Life One-man Live "Can't Explain"
9/25 Thu @ 下北沢SHELTER

ここから新たなストーリーが始まる

 ノーリグ、約1年半振りの音源となったシングル“Can't Explain”のレコ発ライヴ、ワンマン。ワンマンライヴとしては、約1年振りとあってこの日を心から待ち望んでいたであろうファンがシェルターの床をぎっしりと隙間なく埋めた。メンバーが登場すると共に、暖かな拍手が沸き起こり、3人がじっくりと会場を見渡す。心地のいい熱に包まれた会場に、“ファンファーレ”が響き渡れば、そこはもう笑顔しかない。“メロディー”“その瞬間に”など、ライヴならではの荒さやスピード感は保ちつつも、一人ひとりに届けるかのように丁寧に歌い、演奏する。ライヴで「今の自分たち」を堂々と届けつつも、MCでは「この1年半」を語ったり、“Can't Explain”のことについて語ったり──オーディエンスやワンマンに対するその姿勢があまりにも 「誠実」で、そんな彼らの発信する音が心に響かないわけがなかった。徐々に高まったエネルギーを一気にサビで爆発させたような、確信に満ちたパワーを感じる楽曲“Can't Explain”では大きく会場が揺れ、 10月リリースのアルバムから“ストレンジャー”も披露しつつ、“現在に在る(ここにある)”など久々にライヴで聴いた曲など??。ワンマンならではの充実のレパートリーで加速していく。フィナーレを迎えたアンコールでの“アンダンテ”や、ラストの“Life”の一体感と力強さは、実に感動的だった。また新たなストーリーが展開されることを予感させた瞬間でもあった。現在、アルバムリリース後、絶賛ツアー中の彼らだが、年明けのワンマンライヴも楽しみ。(逆井)

出演:No Regret Life




9mm Parabellum Bullet 暁の野音
10/18 Sat @ 日比谷野外音楽堂

ライヴバンド9mmが日比谷野音を揺らした夜

 現在、国内最強のライヴバンドの日比谷野音ワンマン。何を以て最強か? 以前ならテンションと轟音で見る者を圧倒するという位置づけだったが、この日は更に極め細かなアイデアと、対極の天然パワーが加わりハイブリッドな融合を果たした。2ndアルバム『VAMPIRE』がオリコンのアルバム・デイリーランキングで1位を記録した3日後、ライヴ序盤『VAMPIRE』から立て続けに披露。“Vampiregirl”では特効も鳴らされる。9mmは見る者を躁状態にさせる力がある。全席指定の会場ながら自由に踊る姿を多数見かけた。もちろん4人は最初から動きまくっている(特にGの滝とBの和彦)。Vo/Gの卓郎が「ライヴDVDが出ます」とMC。そう、この日の模様と今後の全国ツアーまで収録のDVDがリリースされる。ライヴ中盤、インスト・サーフロックを披露した後、キーボードが運ばれる。おもむろに滝が“Supernova”をピアノで弾き出す。自然児な滝が繊細な一面を見せた瞬間だった。また卓郎はアコギを手にし“悪いクスリ”を披露。“砂の惑星”ではまたもキーボードを弾く滝、ダンサブルだ。そして“Discommunication”から怒濤の展開。“Talking Machine”の前奏的な場面では、ステージに小型ドラムが2台運び込まれ、中央のドラムかみじょうを囲み、滝と和彦もドラムを叩く。3人揃って連打する様は、千手観音が分身の術を使ってるようだった。“Punishment”では、和彦はドラムセットに向かい、滝は鉄骨のやぐらに登る。自由だな9mm。彼らはアンコール最後の “sector”まで野音を揺らしまくった。(田代)

出演:9mm Parabellum Bullet




筋肉少女帯 デビュー20周年記念公演
「サーカス団、武道館へ帰る!」
9/21 Sun @ 日本武道館

 その日のライブは、18年前、筋少が初めて武道館のステージに立ったときと同じ“サンフランシスコ”で劇的に幕を開けた。“さようならさようなら こんなに遠い異国の果てでお別れするなんて 本当に辛い”という歌い出しが妙に感慨深い。たった1曲で最高潮に達した武道館。続けざまに鳴らされる代表曲の数々。やがて、彼らの復活劇を端的に表した“仲直りのテーマ”が披露されると、筋少の20年間を支えた歴代メンバーが次々に現れる。秦野猛行、横関敦、みのすけ、そして太田明。もはや同窓会状態だが、「いざ音を出すと、凌ぎを削り合ってる」とはサポートドラマー長谷川氏の弁。アンコールではそんなゲスト陣も全員集合し、“大釈迦”でこの日のクライマックスを迎える。 ……しかし、まだ終わりではなかった。再び現メンバーだけがステージに残ると、ラストに演奏されたのは最新曲“ツアーファイナル” 。ツアーは終わっても、筋肉少女帯はまだ続く。ただそれだけのことだが、それを確認できただけでも、このライブに来てよかったと思う。(柳)

出演:筋肉少女帯
サポートミュージシャン:三柴理(Pf.)/長谷川浩二(Dr.)
ゲストミュージシャン: 太田明(Dr.)/秦野猛行(Key.)/みのすけ(Cho.)/横関敦(Gu.)




Prime Rock Swarm vol.4
9/23 Tue @ 名古屋・栄 TIGHT ROPE

 9/3にスプリットCD『Versus』をリリースしたジャズネコとmisunderstand。misunderstandは初めて見たのだが、激しさと共存する、そのままPVに出来る勢いの魅せるプレイに感嘆。そしてジャズネコ。暖気運転なしのイキナリの5速! 勢い、スピード、実際速い!! ギター、ベースをかき鳴らす指の動き! ドラムを叩く腕の動き! 目にもとまらぬ速さとはこのこと!! 毎回思う「なんでジャズ!? なんでネコ!?」という、バンド名から想像する穏やかさ、可愛らしさとは縁遠い、激しすぎのライブパフォーマンスで会場中を騒がせる。歌い、叫び、吠え、ステージと客席の間の高めの柵すら乗り越え、客席でもアツい演奏を魅せる。日本語詞なのに、まるで外タレのライブを見ているかのような迫力。最後にはドラムまでセットを離れ、ステージ最前でアピール! 常に全力投球、完全燃焼、ルール無用、常識無視の唯一無二の圧倒的な激情ライブに、ただただ感動!! (佐々知香)

出演:ジャズネコ(東京)/misunderstand(静岡)/THE ROTTEN SYSTEMS/敏感サラリーマン/Crazy Babu/The Sight




9月のお楽しみ!!
9/25 Thu @ 京都・四条 Mojo

 地元バンドの熱戦に続き、supreme sound recreationが登場。“最高の音遊び”の名の通り、ツインヴォーカルのリズミカルな楽曲と乗せ上手なMCで客を目一杯に楽しませてくれる。続いて9/10にSingle『ミナミカゼ』をリリースし、ツアー真っ最中のLaughLife 。こちらもツインヴォーカルバンドだ。全体的にスタッカートがかかっているような、躍動感あふれる演奏とパフォーマンス。「ミナミカゼ」ももちろん披露し、誰にも覚えのある感情を揺り動かされる詞を、じっくりと聴かせる。ステージを飛び越えるような、そして実際に柵を越えて思いを伝えてくるヴォーカルのその足は、裸足だ。そしてMCで暴露……初めてステージで流血したそう(苦笑)。アツい心の伝わるアツいライブだった。その後は結成15年目のTIMESLIP-RENDEZVOUS。ハモリ美しすぎ。長く続くバンドにはやはり何かがあるんだなーと感じさせる、さすがのステージでした。(佐々知香)

出演:LaughLife/supreme sound recreation/TIMESLIP-RENDEZVOUS/ボーン☆ビバレッジ/NO GUEST/HANZ UP!!




猿遊記 2008 FINAL 〜味噌汁にはやっぱホカホカゴハンでしょ!?〜
9/26 Fri @ 大阪・心斎橋 OSAKA MUSE

 FM大阪でレギュラー番組を持ち、TV大阪他、複数の番組のテーマソング等に起用されるなど、インディーズとしては異例の活躍をするSUAL拳のフルアルバム『猿知恵』のレコ発ツアーFINALワンマンライブ。まずはOpening Guest のThree Star。こちらも昨年、バンドコンテストで渋谷O-EASTで千人の客を沸かせ、優勝した実力派。キャッチーな楽曲を次々繰り出し、会場を盛り上げる。そしてSUAL拳! スクリーンに「SUAL拳」の文字が浮かび上がった瞬間、早くも場内は大歓声! ショッキングピンクのバンドTシャツを着た満場の客が、Vo.いさおの「飛ばして行くぜ!」の声に応え、腕を振り上げる。歌い、踊り、全身で表現し、感情を訴えかけてくる。明るい曲もいいが、「サイコロ」などで見せる色っぽさもスゴイ。男子ファンからも上がる「ヤベ〜!!」の声。アコースティックVer.でしっとり聴かせ、最後のサビでバンドになった時は鳥肌モノでした! (佐々知香)

出演:SUAL拳/Three Star(Opening Guest)




LOUDS、亀戸上陸!!
9/27 Sat @ 亀戸HARDCORE

 この日はTHE RUDEBOYS(アルバムが来年3月に発売!)が大阪から緊急参戦。難波のハードコア魂を都内のキッズに突きつけた後は、いよいよLOUDSが登場!同時に割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こる。その期待に応えようと、耳が張り裂けるかのような轟音とともに拡声器を持ったVo西村の絶叫でライブはスタート!序盤からすでにエンジン全開で、フロアもモッシュの嵐!中盤もMCといった生半可なパフォーマンスは一切行わず、次々とエモーショナルチューンを連発していく。終盤に差し掛かると、フロア大合唱の“Terrorist”、アンコールでは“Louds Machine”も披露!ラストは、西村がGt.伊藤のマイクをも分捕りツインマイクでシャウトして終了。興奮冷めやらぬ中、ふと後ろを見ると車椅子(バリアフリー席あり)で来場したお客さんの姿が目に飛び込んだ。ライブも最高だったが、そのお客さんの笑顔も素敵だった9月最後の土曜日。(藤野)

出演:LOUDS/THE RUDEBOYS/THE KITCHEN DRANKER/MARILYN & THE RED ARMYS/THE TURTLE DOORS




猫騙WARP TOUR“WEEKEND BABYLON”
9/27 Sat @ 渋谷CHELSEA HOTEL

 チェルシーホテルは満員。最初のアクトは「fade」。実力派の、重めなオルタナティブバンド。会場を独特の存在感で圧倒していた。二番手は「MOTOR MUSTANG」。JUICEでもお馴染みの、シンプルなロックンロールバンド。三番手の「らせん」は関西のバンドで、初めて観たけど、すごくいいバンド。ベース上手い!そして最後に真打ち、猫騙の登場だ。SE、そして三人が重厚な演奏を始め、SHOWがステージに…のっけからミニ・アルバム同様、“KINDNESS”“虚空”。ツアーを経て、猫騙のバンドとしてのアンサンブルがガッチリ固まっているのに、改めて驚かされた。さらに新曲“Devil's Fooligan”がプレイされ、会場の盛り上がりはピークに。さらに“Shame Shame”でアクシデント発生!SHOWがステージからダイブ!満員のオーディエンスの海に、SHOWの姿が沈んだ。ライブは更にヒートアップ。“Poison Mushroom”でライブの本編終了。アンコールでは“世界の果てに”“Smile in the rainy days”。 猫騙、まだまだ行きます。(林)

出演:猫騙/らせん/MOTOR MUSTANG/fade




THE CONDORS 日本縦断ライブツアー Newシングル「シャバラ!」×New DVD「バベル」発売記念 すべての恋に花束を tour 2008 夏「赤いスイートピー」
9/28 Sun @ 渋谷O-West

 人気ダンスカンパニー、コンドルズのバンドプロジェクト、ザ・コンドルズのレコ発ファイナル、ワンマン。1曲目からパーティーチューン“パレード”、キャッチーな“ヒャッホー!”、ライヴでお馴染みの“十字架わっしょい”と、いつもであればライヴの後半のハイライトを飾るであろうキラーチューンを初っ端から畳み掛けるように披露!もちろん“攻める”だけではなく、ソロタイム(!?)があったり、アートな演出あり、ダンスの披露あり、爆笑MCあり──という、エンターテイナー集団であるザ・コンドルズならではのユーモア溢れるステージを繰り広げつつ、新機軸を感じさせる新曲も披露(なんと5曲も!)。いち早く新曲を体感できるとは、ワンマンならではのサプライズである。2回目のアンコールの“無条件幸福”ではステージから音と花(!)が送られ、オーディエンスは大熱狂。チアフルな笑顔しか存在しない空間に。これぞ、彼らのライヴならではの至福のときなのだ。(逆井)

出演:THE CONDORS




タシロック presents ハレチカ vol.18
9/30 Tue @ 新宿red cloth

 今回は個人的にも思い入れが強い3人に出演いただけた。まずブッチャーズの吉村さんが、澄んでるのに淀みあるザラついたギターの響きに乗せ、切ない歌声で唄う。合間に金魚の話を挟みながら“story”は心に染み、“ギタリストを殺さないで”は考えさせられ、“banging the drum”で力がみなぎった。続いてタテさん、ピアノとお客さんと真っ直ぐに対峙して放たれる唄。途中、神妙な面持ちで話し出す。名古屋在住の中山晃一さんという方が、病院の輸血が原因でC型肝炎にかかり、入退院を繰り返している。中山さんの余命は1年で、肝臓移植を海外でする為にお金が必要との事。自ら「無力です」と言った後、募金をお願いした。タテさんの真摯な思いは伝わった。その詳細は知りたければ www.koichihelp.com へ。トリで近藤さんが登場。ルースターズの“C.M.C”の独自的なカヴァーから、今年発売された2ndアルバム『二つの鼓動』から、静かに強く唄われる。彼でしかない印象的な歌声が響きわたった。(田代)

出演:吉村秀樹(bloodthirsty butchers)/タテタカコ/近藤智洋
DJ:タシロック(JUICE)




CLUB Que 14th ANNIVERSARY 〜FUSS OVER THE 14th ROCK!!〜
10/1 Wed @ 下北沢CLUB Que

 CLUB Queの誕生日のこの日、おとぎ話とニートビーツという大きく括ってビートルズの影響下にある2バンドの組合せとなった。まずはおとぎ話、約1週間後の10/8にアルバム『理由なき反抗』の発売も控えてるだけに、勢いあるライヴ。と言っても彼らの場合、モッシュが起こるようなノリではないけど、それでも男の子のハートもガッチリ掴む歌が確かに在る。Vo/Gt有馬が「ニートビーツ先輩が初期ビートルズだとして、僕らは中期ビートルズ」とMC、そんなドリーミーで愛に満ちた音と詞世界を放つおとぎ話。この日の“俺達に明日は無い”、“FESTIVAL EXPRESS”は素晴らしかった!まるで若かりし頃のザ・バンドが現代にタイムスリップしたようだった。今後、全国ツアーも控えている。続いてニートビーツが登場し、こだわりあふれる機材(楽器もマイクもアンプも)と衣装で、マージービートでフロアを揺らす。それにしてもMR.PANの爆笑MCは外れ無しだ。2バンドのライヴでQueがまた好きになった。(田代)

出演:THE NEATBEATS/おとぎ話




LEZ ZEPPELIN 1日限りの初来日公演
10/1 Wed @ 渋谷CLUB QUATTRO

 本家レッド・ツェッペリンやジミ・ヘンドリックスらを手がけたエディ・クレイマーら、そうそうたるメンバーがその実力を認める彼女たち。ライヴでは「(LED ZEPPELINの)名曲ばかりやるから!」と公言していた通り、1曲目から“Immigrant Song”が演奏され、観客をグッと惹き付けると、往年の名曲カヴァーを乱れ打ち。LEZ ZEPPELINオリジナル楽曲を挟みつつ、“What Is And What Should Never Be”ではドラムが打ち鳴らされ、Gibsonのダブルネック(“Thank You”)やDanelectroの3021(“Kashmir”)も登場。“Dazed And Confused”ではヴァイオリンの弓を使ったボウイング、アンコールの“Whole Lotta Love”ではテルミンと、トリビュートバンドの必殺技とも言うべき小道具やギミックもちゃんと登場。見事なライヴで、トリビュート・バンドという枠に収まりきらないパフォーマンス・スキルの高さを存分に見せつけたLEZ ZEPPLINだった。ロックンロール!(MIHO KANEKO)

出演:LEZ ZEPPELIN




JUICERS
10/4 Sat @ 南青山レッドシューズ

 偶数月の第1土曜開催の『JUICERS』。3組のライヴとJUICEの面々によるDJが夜を彩る。まず3ピースバンド:デッドバンビーズのライヴ。サイケデリックなガレージロックがレッドシューズに響き渡る。女性Vo/Gt:チャックの爆音ギターも心地よくて、最高! 続いてVeni Vidi Viciousが登場! 彼らを見てると、やっぱりストロークスやハイヴスが登場した時を思い起こさせる。そしてこの国でも遂にロックンロール・リバイバルが始まったと僕らに確信させる。合間のDJシュンはさすがの選曲でフロアを沸かせる。そしてThe John's Guerrillaのサイケデリックなライヴが始まる。オアシス等、王道のUKロックを彷彿させるロックを浴びてフロアも盛り上がった。その後はDJ SMOOCH!や林によるUKロックで盛り上がっていたら、バンドのセッションが始まった!GtがJohn's GuerrillaのLeo、VoがVeni Vidi良介、BがVeni Vidi武井、Drが遊びに来てたQUATTROのテルの4人でスペシャルライヴを披露してくれた。(田代)

出演:
BAND:The John's Guerrilla/Veni Vidi Vicious/デッドバンビーズ
DJ:林 拓一朗/タシロック/シュン/enlarge/SMOOCH!/Edwin




ミドリ ワンマンライブ
10/4 Sat @ 川崎 CLUB CITTA'

 僕、最近、ミドリにとにかく入れ込んでいる。というわけで、急遽決定したこのワンマンライブを観るため、川崎クラブ・チッタへ。ステージには四人分の機材のみ。バック・ドロップさえ、なし。まず、楽器陣が登場、リズムパターンからインプロ。そこへ後藤まり子が登場、“うわさのあの子”へ。オーディエンスはその瞬間、火の点いた様にモッシュで応える。曲を何曲か演奏する中、「そこのスタッフ!お前、何ボーッと頭掻いてるんや!出てけ!」と柵前のスタッフに突如キレるまり子。そう、バンドも、オーディエンスも、スタッフも、全員真剣勝負。目を逸らしたら負け、だ。“愛って悲しいね”では、愛用していたギターをステージに叩きつける。ネックが折れる。顔を覆って、壊れてしまったギターを慈しむように持ち上げたかと思うと、マーシャルのヘッドにテープでくくりつける。愛って何だ。音楽って何だ。ロックって何だ。ミドリ、本当にやみつきになりそうだ。(林)

出演:ミドリ




the pillows
PIED PIPER TOUR FINAL

10/5 Sun @ Zepp Tokyo

 ここ何年か安定したバンド状態を持続しているピロウズのツアーファイナル。“No Surrender”からスタートすると信じられない怒号のような歓声が会場を包み込む。最新アルバム『PIED PIPER』からは全曲を披露。旧譜からは、“バビロン 天使の詩”、“Midnight Down”、“Back seat dog”、“ICE PICK”、“Like a lovesong (back to back)”、“Winning Come Back !”、“RUNNERS HIGH”と内容盛りだくさんに演奏。山中さわおの歌詞にはいつも背中を押されるような言葉が詰め込まれているのだが、この日は特に“ICE PICK”の〈いつも今より似合う場所がどこかにあるような気がしてる〉という歌詞が染みてくる。余計なものが削ぎ落とされ、本質のみが形となり、吐き出される感情。ピロウズの音楽は信用ができてしまう。今日もそんなことを強く感じるライヴ。そして、まさかのトリプルアンコールで会場はさらに盛り上がりをみせた。衝撃と感激の夜だった。(松木)

出演:the pillows




IN YOUR POCKET
10/5 Sun @ 高円寺HIGH

 札幌のFLUKE主催の名イベント『IN YOUR POCKET』が東京で開催。この日は高橋浩司(HARISS)らによる新バンドtalk celebrityから始まり、続く46°haloと、オルタナ〜シューゲイザー色濃い内容。続くMEAT EATERS、初めてライヴを目撃したが、カッコよすぎる。硬い音にキレのいいハードコアなサウンドを媚びる事なく放つ。機会あれば目撃するべきだ。続くGHEEEは近藤と深沼の2トップが歌いドライなギターでカッ飛ばす。近藤はギターを置いてからもすごい。ステージ狭しと飛び跳ねてフロアを煽りまくる。そしてFLUKE登場!シューゲイザーかつ力強いサウンドと、マイクのセッティングからオルタナ精神が感じられるステージング、ギターを片手で掲げるGt/Vo新保のアグレッシヴさにも圧倒された。FLUKEのセット終了後、GHEEEの近藤智洋とdipのヤマジカズヒデがゲスト出演!で、ルースターズの“heart's edge”“C.M.C.”“GET EVERYTHING”と最高の3曲をカヴァー。好きな人には奇跡的な夜となった。(田代)

出演:GHEEE/FLUKE(札幌)/MEAT EATERS/46°halo/talk celebrity
GUEST:ヤマジカズヒデ(dip)
DJ:ゴンダタケシ(GRiP)
VJ:saito sachiyo




UPLIFT SPICE TOUR '08〜Panic!Panic!Panic!〜 ファイナル
10/5 Sun @ 渋谷O-Crest

 ツアーファイナルを迎えたこの日は生憎の雨。もちろん、それくらいがちょうどいいかって思えるほどの熱いステージだったんですが…。既に盟友ともいえるANARCHY STONEのステージから飛ばしまくり。さらに海外からThe Get Goを迎え、シークレットはketchup maniaという豪華さ。熱のピークに登場したUPLIFT SPICEの演奏が始まると、まだ盛り上がれたのかってくらい飛ぶ飛ぶ!夏にアルバムを出して全国各地を回り、人のあたたかさを実感したという彼ら。「お客さんも隣の人を見ると笑顔」という千織の言葉通り、この日を存分に楽しもうという空気がライブの熱気とは違うあたたかさを生んでいた。「まだ元気残ってますか?」という煽りに応えるように続出するダイバー。アンコール前のポップな「NGC224」からお馴染みの「虹のふもと」、モッシュしたくなる「hallelujah」への流れがたまらない。ハードナンバーとバラードとのメリハリが心地よく、あっという間に時間が過ぎてゆく。ステージを終えたメンバーとフロアのファンの表情は、同じくらい晴れやかだった。(遠藤)

出演:UPLIFT SPICE/ANARCHY STONE/The Get Go(fromUSA)
シークレットゲスト:ketchup mania




locofrank "BRAND-NEW OLD-STYLE TOUR 2008"
10/5 Sun @ 名古屋・今池 HUCK FINN

 locofrankが、6/4にリリースした『BRAND-NEW OLD-STYLE』レコ発ツアーで、やっと!! 名古屋へ!! ゲストの、彼らの青春だったというCOKEHEAD HIPSTERSが会場を暖めた後、locofrank登場! 幕開けはアルバムではラストの“answer”。始まるや否やモッシュ&ダイブ! どの曲も聴く者を天井知らずに激しく盛り上げるエネルギーと美メロが共存しているのに改めて感嘆。時に肉弾戦となり、時に静止して聴き入り、曲に合わせ人差し指を高く高く掲げ、と「静と動」を魅せるlocofrankと、確実に受け止めるオーディエンス。そして客の歌う声が会場全体に響き、ステージと同調し、生まれるここにしかないハーモニー。英詞でこれだけ皆が歌えるとは! ダイブで流されながら歌う強者も。そして次々迫るダイバーを受け止めるスタッフも心なしか笑顔。スタッフさえ楽しませてしまうロコライブ。アンコールではGt.森もダイブ! そこにいる全員が全てを出しつくした。(佐々)

出演:locofrank/COKEHEAD HIPSTERS




disk union + Motion presents “S◎UND HANAB! vol.2”
10/7 Tue @ 新宿Motion

 新宿Motionのオープン3周年、注目イベントが目白押しってことで6日、7日と2日連続で駆けつけた。6日は“SiMoN presents”のイベント。サイモン君のナイーヴながら芯の強さを感じさせる歌に酔う。彼はこの日からニューアルバム『ドラマ』を発売した。11/25の下北沢440でのSiMoN企画イベントも見逃せない。翌7日はdisk unionインディーズ担当の方とMotionの共同企画。EMPEROR TOMATO KETCHUPのライヴを初めて見たが素晴らしかった。3ピースでできる限りの構築美と、あのOGRE YOU ASSHOLEの前身バンドに一時在籍もしていたVo/Gt長林の、現代詩のような歌と朴訥とした声を活かした楽曲が響く。10/7に初の音源『EMPEROR TOMATO KETCHUP』をリリースしたばかりだが「エンペラー・トマト・ケチャップ」 、名前を覚えといた方がいい。ドラムセットの位置を変え、シンセを揺らしながら歌う3ピースkowloonは、トランシーなサウンドがクセになりそう。トリのCONDOR44は貫禄のライヴで〆。(田代)

出演:EMPEROR TOMATO KETCHUP/GREEN MILK FROM THE PLANET ORANGE/kowloon/CONDOR44




the hangovers, on tour, in your room.
10/7 Tue @ 下北沢SHELTER

 the HANGOVERS、9月にリリースした1stアルバム『the hangovers,in your room.』のレコ発ツアー初日。トップバッターはNo Regret Life、続いてthe HANGOVERS、イベントの主催者であるa flood of circleの順にライヴが行われ、満員の会場がその温度を徐々に高めていった。さて、2番手のハンガーズは“HONEST I DO”からスタート。アルバムの1曲目を飾っている“NINA 恋をしようよ”に雪崩れ込み、そこはもうハンガーズワールドに。「こんばんは!ハングオーヴァーズです!」と軽く挨拶した後は、アルバムの曲を中心に演奏に邁進しながら、フロアを沸き立たせていく。初日ならではの独特な“荒さ”もあったが、むしろそれがアグレッシブに感じられて良い。後半は“フロアライト”などで会場を盛り上げ、 “アセロラ 〜キング・オブ・ビタミンC〜”でこの日のステージを締めると、会場中に自然と暖かな拍手と歓声で溢れた。よし、この調子だ!ファイナルは11/27、渋谷O-EAST。見逃すなかれ。(逆井)

出演:the HANGOVERS/a flood of circle/No Regret Life




PUNKAFOOLIC! TOUR 2008
10/9 Thu @ 渋谷O-East

 今回のPUNKAFOOLICツアーはアメリカの3バンドの来日と日本の3バンドの予定だったが、数日前にニューヨークのH2Oが急遽キャンセルに……。本当に残念なことだが、それでも十分いいメンツでその日を迎えた! その日のO-EASTは2ステージ! 一番目は初見横浜のFIGHT IT OUT。ニュースクール・ビートダウン・ハードコアな音で パワフルなライブを見せてくれた! 次には岡山のメロディック・パンクバンド、LIVE CLEAN STAY YOUNGがメインステージで登場! 休みなしでサブステージにはフィラデルフィアのBLACKLISTED! 彼らは初来日。音はヘヴィ・ハードコアやメタルコア、お客さんはモッシュやダイブ。テンション上がった! 次にメインステージでは日本のハードコアヒーローFC FIVE! 熱いライブが見れた。トリはSTRIKE ANYWHERE! 去年のサイクロンよりさらにパワーアップ、もちろんファーストやセカンドの曲も演った。今回も最高なライブでした!(DAVID)

出演:STRIKE ANYWHERE/BLACKLISTED/FC FIVE/LIVE CLEAN STAY YOUNG/FIGHT IT OUT




e+ & eggman presents “e!!eggman live show”
081006-081009 4DAYS SPECIAL!! 〜ROCK DAY〜

10/9 Thu @ 渋谷eggman

 10/4からHIP HOP、ACOUSTIC、LADY'S、ROCKと趣向を凝らし開催されたイベントの「ROCK DAY」は、Radio Carolineがトップを飾るという豪華な組合せ。detroit7はグランジ・ディスコなナンバーで踊らせる。そして期待の新人バンド、Veni Vidi Viciousが登場しただけでフロアの空気が変わった。予めロック・スターの風格を備えているようなVo/Gt入江良介の風貌と声、ドライかつクールな4人の佇まい。彼らは10/22リリースのアルバム『IRIE RACKIT』でも聞いてとれるように、ストロークスやリバティーンズを彷彿させる音で、新世代ロックンロール・リバイバル・バンドの筆頭に挙げられている。この日もキラー・チューン “cosmo”で眠そうな自称ロック好き達の目を覚まさせていた。新しい世代の波に乗り遅れるな!トリはmark muffin。最近、ベースがさとうしゅうさくにチェンジし、リズム隊もガッチリしてきた彼ら。ライヴは必見。『MINAMI WHEEL』にも出演するので、是非!(田代)

出演:Radio Caroline/mark muffin/Veni Vidi Vicious/detroit7/The spade 13




KINOSHITA NIGHT Vol.16〜fuck you! art-school〜
10/10 Fri @ 赤坂BLITZ

 木下理樹の誕生日目前、20代最後のライヴとなった。トップのOGRE YOU ASSHOLEから祝福モード。彼らは11月に発売する 『しらないあいずしらせる子』からも披露。続いて、凛として時雨、いつ見ても圧倒的な音の上を走っていく高音ボイス!なんかライヴの次元が違う。続いてTHE NOVEMBERSがザ・キュアーの曲をSEに登場。鋭角で少し陰鬱なサウンドと詞世界という20代特有の刹那的な歌が胸を打つ。そしてthe telephones、彼らのライヴはほんとすごい!ニューウェーヴ感あふれる石毛の歌もいいが、岡元がすごい!ステージを飛び跳ね、走りまくり、カウベルを叩きながらダンスする。もう最高潮に盛り上がったディスコ!ブリッツのデカいミラーボールもやたら映える。そしてART-SCHOOL。新作から “ILLMATIC BABY”も披露。エレクトロな新機軸がたまらない。その後は初期の“シャーロット”、盛り上がり必至の“あと10秒で”等で終了。それにしても現在、最も勢いがあるバンドが集結した夜だったな。(田代)

出演:ART-SCHOOL/the telephones/THE NOVEMBERS/凛として時雨/OGRE YOU ASSHOLE




ROSEROSE YUJI presents「キルユアセンスvol.2」
10/11 Sat @ 新宿Antiknock

 今年で25年目を迎えるROSEROSEの「MOSH OF ASS」完全再現ライブ。しかも今回はそのライブをレコーディングし、CD&DVDのリリースも予定されているとの事。まず最初に出て来たのは、DIE YOU BASTARD! 男臭い怒涛のステージで盛り上げる。次は、固く尖った音で攻めてくるプログレッシブなimamon。そして会場をカオスの渦に巻きこんだSxOxB。もう会場はグチャグチャだ!会場の温度は数℃上昇し、かなりの高温多湿地帯に!トリ前は、己の魂に直接訴えてくるマシリト。その叫びに会場が酔いしれる。そして主役のROSEROSE。会場は期待でモンモンの中、いきなり完全再現スタート。間髪入れず、アルバム丸ごと怒涛の演奏。会場はヤンヤヤンヤの大歓声。完全再現終了後、緊張が解けたのかBa&VoのHiroさんはベースをほっぽり出して叫び倒す。もう会場はモッシュ&ダイブで男汁が飛び散りまくりの状態! 最後にSKATE HEADを披露し盛り上がり絶頂で終了。床は汗だか酒だかなんだか解らないジルでギトギトでツルツルだ! (Baki森)

出演:ROSEROSE/S×O×B/DIE YOU BASTARD!/マシリト/imamon




i GO ワンマンライブ -唐突ボーイズの1時間でも物足りないスペシャル-
10/11 Sat @ 名古屋・今池 HUCK FINN

 お笑いイベントもライブと言うようだが…この日私が出向いたのはバンドのライブ…だったはず(汗)。奇天烈な前説に続き、それ以上にハイテンションなライブがスタート。2曲目の前奏からGt野田がジャンプしたのに驚き!いつもは終盤、それも6、7曲のセトリの最後だけなのに。そんな所にも気合いを感じ、見てるこちらも気持ちがジャンプ! 野田は更に、いつも以上に変顔もとい表情豊かで笑わせてくれる、じゃなくて楽しませてくれる。立て続けのアップチューンなナンバーで客席の上下動もどんどん激しさを増し、i GO最大の見せ場である(?) MCも冴え渡り、場内は笑顔満開。フザケてばかりいるようなことを書いたが、彼らの曲は凝っている。練りに練られた構成、まっすぐなVo、技巧的なGt、弾むDr、支えるBaで一音一音が生命力を持ち、一秒たりとも気が抜けない。音楽に向き合う真面目さと、それを感じさせないステージの楽しさは正に一流芸人ばり!? (佐々)

出演:i GO




cube garden グランドオープニングイベント 2nd day
10/12 Sun @ 札幌cube garden

 札幌に登場したイベントホール「cube garden」のグランドオープン記念2DAYSが開催された。1日目はシュリスペイロフ、DOES、GOING UNDER GROUNDというロックバンドが集結。2日目はA.F.R.O、monobright、スチャダラパーと、いかにも化学反応が起きそうなメンツ。トップは北海道出身monobright、MCで「久々に帰って来たら、こんなキレイなライブハウスができてましたー!」とVo.桃野。おかえりムードで迎える客席に対し、変態度が増した熱すぎるパフォーマンスと新曲で応えた。2番手は札幌のミクスチャーバンドA.F.R.O。ライブの楽しさを十分伝え、架け橋の役割をしっかり果たす。トリはスチャダラパー!久々の札幌ライブ、待ちわびた客席の熱が増す中、さすがベテラン(なんだけど、いい意味でゆるい)のライブ! アンコールは大合唱アンセム“今夜はブギーバック”“GET UP AND DANCE”で締めた。ジャンルの垣根を越え、のっけからライブ好きの欲求に応えたcube garden、今後のラインナップから目が離せない!(山下)

出演:スチャダラパー/monobright/A.F.R.O(札幌)




Mt. Ena Rock Festival
10/12 Sun @ 岐阜・馬籠 ふれあい広場野外音楽堂

 馬籠黎明太鼓で幕開け。続いてRANKO〜が元気溌剌ライブ。上原真吾はアコギの柔らかい調べを響かせ。ジョニー ルイス&チャーのカバーバンドTabasco 〜後半、本家ジョニー吉長が飛び入り!! シートに座ってゆったり楽しむ人の多いこのイベントだが一気にオールスタンディング。三宅伸治がブルースにカントリーそして客席フル活用で(笑) アカペラ演奏、キレのいいトークと多彩な魅力を見せつければ、有山じゅんじは独特のユルユル感が素晴らしすぎ。田村直美はEna Rockで生まれたバンドでの登場。“永遠の一秒”、この日参加のIchiroからもらったという“This Love”など力強いハイトーンボイスを大自然に響かせる。兄弟なのに見た目もプレイも全然違う、なのに素敵なコンビネーションのツインドラムが素敵。Johnny Yoshinaga× Ichiro×H.Samejima の超絶プレイ、THE 卍の異色な世界感とEna Rockならではの顔ぶれを満喫。来年の10周年も楽しみ。(佐々)

出演:THE 卍(ROLLY/佐藤研二/ロジャー高橋)/Johnny Yoshinaga× Ichiro×H.Samejima/田村直美 in HEAVENS/有山じゅんじ+三宅伸治/RANKO,ときどきLUCKY? BOYS/SUSPENDERS/M'etoba Kings/Tabasco Hee Hee with DJ.Shin & bonzo/上原真吾/Ena Rock Blues Session/馬籠黎明太鼓/Ena Rock Super Session




渚音楽祭 秋 2008 <東京>
10/12〜13 @ お台場オープンコート

 都市型ダンスミュージック・フェスの代名詞的存在となった「渚」の一日目。ここでは、例年以上にロック色が強かったメインステージの模様を中心に報告しよう。まずは、toe。“I Dance Alone”、“グッドバイ”等を披露。青空に響き渡るギターのアルペジオが実に心地よく、何度涙が流れそうになったことか……。続けて、ミドリのライブでは叙情的なサウンドを基調としたVo.後藤の熱唱に圧倒される。ここで強烈なブレイクビーツを求めて、THA BLUE HERBのサウンドを担うO.N.OによるMachine Liveへ。ドラム&ビートで骨組みを作り、そこへ様々な音を加え緻密にビルドアップしていく手腕は流石としか言いようがない。ラストは、凛として時雨。エッジのあるカッティングギターと異色のツインボーカルでフロアを熱狂の渦へと巻き込んでいた。残念ながらお台場での開催はこれで最後となったが、新たな場所での開催に期待したい!(藤野)

出演:
10/12(日)…toe/ミドリ/凛として時雨/OKI DUB AINU BAND/O.N.O/MAYURI/
Ree.K/OHNISHI/Dr.SHINGO/他
10/13(月)…DERRICK MAY/FUMIYA TANAKA/RAJA RAM/ALTS/KAORU INOUE/DJ KENSEI/KOSS a.k.a.KUNIYUKI TAKAHASHI/他




J
2008 3 MONTH of HEAT -TRIAL RIDE- TRIAL1
10/13 Mon @ 渋谷CLUB QUATTRO

 新作『RIDE』のツアーは5月にファイナルを迎えたが、 Jの“このアルバムの曲をもっとプレイしたい”という意向から、第2弾、第3弾ともいえる形でツアーが敢行中だ。10月は、即日完売となった渋谷2DAYS。その2日目が “Feel Your Blaze”でスタートした。いきなり血管がブチ切れそうなキラーチューンだが、ステージを照らすライトは薄暗いまま。これはこれで粋な演出だな、ぐらいに思っていたら機材トラブルだったらしい。しかしJといったら、昔からトラブルとはだいたい友達、という男だ。照明がメチャクチャの状態も積極的に楽しんでいる。そうして……いつしか照明が回復する頃、このライブの全貌が見えてきた。ちょっと懐かしい曲や、新曲“DAY BREAK”の披露などがありつつも、あくまで核はアルバム『RIDE』。やはり、このアルバムにかけるJの想いの強さはかなりのものだ。とにかく、ライブにそれが反映されている。年の瀬までライブは続くので、まだの人もぜひ一度、この熱を体感してみてほしい。(柳)

出演:J




Rock The Boomy Style TOUR FINAL
10/13 Mon @ 恵比寿LIQUIDROOM

 傑作『Rock The Boomy Style』を引っさげたTOUR FINALワンマンは、 “more demand shatter”、 “PIRATES of the world”、アルバムから“FAKE US”と、強力ナンバーからスタート!会場が何度も沸く。ワンマンならではのアットホームな雰囲気も漂う中、「ファイナルですけどゆるくやりましょう!ゆるく熱く(笑)」とTGMXが告げたその直後に 1stから“WHITE WORLD”!そうやってツボをついてくる楽曲の配置もニクい。後半は “We want crazy sticks”からTDCのドラムソロが開始。その後、TA-1、チャーベも代わり代わりドラムプレイを披露していたときに──会場後方のPA前にドラムセットが出現。当たり前のようにそこにいるTDCが(いつの間にそこへ!?)、ステージにいる4人と“the room”をセッションするという異例の光景にヤラれつつ、“今”のFBYの勢い感じることのできた白熱の一夜だった。次回のNEO CLASSICAL(12/17渋谷O-EAST)のゲストは、なんとバンアパ!楽しみだ。(逆井)

出演:FRONTIER BACKYARD




FREEASY BEATS present 『SUNNY HOURS vol.5』
10/20 Mon @ 下北沢CLUB Que

 FREEASY BEATSとは、リョウ・タク兄弟のボーカルユニット。彼らのアルバムのリリースパーティに行ってきました。対バンyohei OKAMOTOバンドの素敵な演奏で、ライブハウスはすっかりハッピーなホーミーな雰囲気に包まれ、転換中のDJさんのグットミュージックな選曲に聞き入っていたら、会場はいつのまにかたくさんの人でいっぱいに。ライブ中の2人は絶好調でのボーカルぶり、うれしくて堪らないという表情が印象的でした。彼らのバンドの演奏力はすばらしく、ここまでアルバムを再現できるのかとビックリ。FREEASY BEATSはボーカル2人だけど、今夜の彼らは、かなりバンドしていましたね。曲が終わるたびに、次に何をやってくれるのか楽しみで、聞いていて楽しくて、あっと言う間にアンコール「SUNSET BEACH」までの12曲を走り抜けてしまいました。あえて言わせていただけるなら、兄弟のもっと生な、わがままな部分も見たかったかな。(池田)

出演:FREEASY BEATS/yohei OKAMOTO
DJ:横山龍助(RARE DROPS)




Beat Happening! VOL.88
10/22 Wed @ 渋谷LUSH

 個性的なバンドが集結する名イベント。太平洋不知火楽団もテングインベーダーズもカッコよかったが、やっぱりネズミハナビだよ。他に色んなバンドいるけど、僕はネズミハナビが好きだ。3ピースなので音数で不利な面もあるが、そこはアイデアでカバー、この日はBのジャンボの前に小型のキーボードが置かれてて驚く。その新兵器が新曲“クリスマス”の間奏などで威力を発揮していた。そしてジャンボのMC「うちのVo/Gt吉田、最近いい曲を書くんですよ」と言った後の新曲も素晴らしかった!吉田曰く「北関東のどっかで幼稚園の先生をしている25歳ぐらいの女性が、帰りの車の中で元彼を思い出す」という切ない歌なんだが、その世界観だけでもう泣ける。いや、泣けるからいいんじゃなく、その詩情に思いを馳せるのが男のロマンなんだ!以前から演ってる“オボロヅキ”等も基本的にロマンチックだし。彼らは12/3にミニアルバム『BABY』を発売する。12/17には同じくLUSHでレコ発ライヴ開催!(田代)

出演:ネズミハナビ/テングインベーダーズ/太平洋不知火楽団/あすなろう/ジュブナイルボート