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ミニ・アルバム『心景』リリース!日常から生まれる「想い」

 イベント、CLUB CREATURESにも出演してもらい、その後のインタビューとなった。弱冠二十歳の彼らは、日常をどのように感じ、どうアウトプットして行くのだろう。それは、もちろん「若さ」も感じさせつつ、三十代後半に差し掛かる僕に限りなく近い「想い」だった──自分や、目の前の事を絶対にあきらめない事。そうだね。

■今回の作品はバンドにとって2nd mini albumになる訳ですけど。何かテーマがありましたか?
柳沢:テーマの根本的な部分は「身近にある感情をテーマにして歌って行きたい」っていう部分は変わらないんですけど。大きく変わったのは前作よりもサウンドの面であったり、アレンジの面であったり、アルバム1枚を何度も繰り返して聴けるというか、1枚通して聴けるアルバムを作りたいと思ったことですね。
渋谷:本当に色んな事をやりたいというか、色んな方向から攻めてみようと思って。
■その部分を言葉にするとしたら?
柳沢:アレンジの面で言ったら、ドラムだったらリズム・パターンを色々作ってみたり、ギターの音1つだったり。
藤原:今回は、出来ている音に対してどういうリズムを当てたら新しくなるんだろうかって考えたり。1人のメンバーが作ったものが、4人で新しい形にする事が出来たのが感じられると思います。
上杉:あと、個人的にはアンプを買いましたね(一同笑)。レコーディング当日は空気感を出そうと思って頑張って録りました。バンドとしての空気感を大事にしようかなと思って。
柳沢:あと、チャレンジっていう意味では前作、1曲だけ歌詞を2人でボーカルとベースで書いたものがあるんですけど。今回はベースの上杉や、ボーカルの渋谷が作った曲があって。そういう意味でもチャレンジというか新しい試みだったんじゃないかと。
■なるほど。歌詞はいかがですか?
柳沢:僕らと同い年の人達や色んな人達が思う事って、僕らもきっと同じ悩みを持っていると思うんです。前作と歌詞の意味で違うなと思うのが、前作は“こういう悩みがあるんだ、どうにかしたい”っていうのを吐き出しただけというか。でも、今回はそれを踏まえて“先にあるものをこうして行きたいんだ”っていうのを歌いたいと思って歌詞に出来たかなとは思います。
■ちなみにどれが一番そんな感じが強く出ていますか?
柳沢:1曲目の「道標」とか3曲目の「リセット」ですね。「リセット」は悩みだとか忘れてしまいたいっていうのが最初に考えちゃうリセットだと思うんですよね。でも、結局それって昨日あった嫌な事を全て帳消しにするっていうのは現実無理な話で。で、よくよく考えてそういう事があったからこそ今思う事がある訳で。当たり前なんですけど、悩みの上に“本当はこうしたい”っていう思いがあるから、“じゃあ、今日から、明日からこうしていこう”っていう思いがあると生まれると思うんですよね。だから、全てを帳消しにしたいっていう“リセット”をするんじゃなくて“もう1回やり直せるじゃん”っていう“リセット”になったと思うんで。悩み、不満とかただの喜びじゃなくて、それらがあったからこその先というか。「道標」も、いくら迷ったりしても、自分自身を投げ出さなければ、その可能性は自分の中にあると思うし。そう考えると自分が進んでいく“道標”っていうのは、結局自分自身なんだなと思って書いた曲だったので。曲を作っている個人としては、自分も歌にしながら曲を聴いてくれる皆と同じように──悩む事もあるし一緒に1歩ずつ歩いていく思いは強いですよね。
■なるほど。ちなみにこの作品が11月5日にリリースとなりますが、今後の予定はいかがですか?
渋谷:この後は、アルバム・リリース前に10月末から“「心景」レコ発ツアー:全国スーパーフィーバーツアー!!vol.2”があります。今回はもっと幅も広げて、行く所も増やして、もっと多く色んな所に発信出来たらなと思っています。近くに来たら、ぜひ遊びにきてください。ファイナルは来年の2月21日のShibuya O-WESTでワンマンをやります!

 

Interview&Text : 林 拓一朗