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これが今のPOLYSICSだ!
ライブ音源+DVDをコンパイルし、完全収録でリリース!
もはや「世界のPOLYSICS」と呼んでも過言ではないポリの、ホームグラウンド、東京。6/29、超満員で開催された新木場STUDIO COASTでのワンマンを、CD、そしてDVDで(収録曲は異なるが)完全収録した作品がリリース。理知(テクノ)と野生(パンク)、そして若干のコミカルさがミックスされたポリのライブは、もはやどこに出演しても、オーディエンスを熱狂させるだろう。この雑誌が並ぶ頃には、USツアー真っ最中。来るべき、ジャパン・ツアーを待て!
■今回はCD+DVDとしてライブがリリースされますが。このライブ自体で覚えてらっしゃることってありますか?
ハヤシ:とにかく暑かったってことですかね。まさかこんなに汗かくとは思ってませんでした(笑)。天井も高いし、2500人も入る会場であんなに暑くなるとは思いませんでした。
■あれ?途中で衣装、着替えました?
ハヤシ:いや。多分、濡れ過ぎて(服の)色が全部変わっちゃったんだと思います(一同笑)。色んな人から「ハヤシ君のつなぎだけ,色が違うんだけど」って言われたんですが、乾いてる部分が無くなっちゃったんですよ(笑)。あと、やっぱりテンションが今までのライブの中で1、2を争うほど高かったですよ。ああいう大きい会場でお客さんがワァーってなっているのを見ると、冷静になるのは無理でしたね(笑)。それが音にも出てるんですけど、僕とヤノが特に異様なテンションで??女性群は意外と冷静にできる二人なんですけど。演ってる時はあまり気付かないんですけど、振り返るとそんな感じですね。
■じゃあその辺を含めてCDとDVDに分けられたんですね?
ハヤシ:そうですね、これはまた色んな理由があるんですけど??インディーズで1枚出したことはあるんですけど、ライブCDっていうのを出したこと無いんですよ。それで興味があったっていうのもあるし、DVDだけで出すこともできるんですけど、“CDとセットの方が今回はいいんじゃないか?”っていうので。DVDはフルでカットせずに全部入ってますけど、CDの方は“画を観ないと伝わらないんじゃないかな”っていうのは敢えてカットしました。逆にカットした分、一気にバァーっと最初から終わりまで聴けるようになってます。
■疾走できる感じですよね。
ハヤシ:そうです。「NEW POLYSICS BEST」みたいな感じになってますね。過去の曲も最近の曲も、ライブやっていくうちにどんどん変わってくるんですよね??“ズーバーマン”とか“ワトソン”とか。そういうのが音源になるっていうのが嬉しいですね。最新版POLYSICSがギュッと真空パックできた感じで。
■そうそう、カラオケの演出も面白かったですね。
ハヤシ:あれは──“STUDIO COASTで何かスペシャルなことがやりたいな”って思ってて──春の“pretty good”のツアーを20本やったんですけど……繋がってるんですよね。ライブ一本終わる毎に細かくスタッフ・メンバーと打ち合わせをして、セットリストも変えつつ──それであのライブが実現出来たと思うんです。だから十分スペシャルなんですけど、それ以上にスペシャルなことをやりたいと思って、「“イロトカゲ”をカラオケでやるってのはどうだ?」って提案したんですよ。そしたら、みんな椅子からズッコケて(一同笑)。その時、長崎の中華料理屋で打ち合わせしてたんですけど、みんな食べてるちゃんぽんを吹き出したりして(一同爆笑)。「どういうこと!?」ってなって、あの曲はデモができた瞬間、「あの曲はいいけど、ライブではやんないよね」っていう空気になってたんです。でも、あれはレコーディングが大変でヒイヒイ言いながら人力で、“現代版TALKING HEADSの新解釈”みたいな感じでやってたんですよ。“何かいい方法はないかな”っていう時に“カラオケでやるのはどうだっ!”って思って。敢えて苦労したトラックをカラオケで流す、しかも1番は俺で2番はヤノで(一同笑)。って提案した時──俺は、ヤノの歌を聴いたこと無かったんですけど(一同爆笑)。“これは絶対ヤノがいいだろう”って思って提案したんですよ。みんなちゃんぽん吹き出しながらも「やってみようか!」ってなって。ヤノはその前に、ライブ中に手が攣っておきながら、“俺は何で歌ってるんだろう?”ってのもあったと思うんですが(一同爆笑)──シリアスなロックショーをみせることもできるんだけど、どこかしらPOLYっぽさも残しておきたいって思って。
■非常に良かったです。ここまでで、一段落ついた感じはありますか?
ハヤシ:一つの集大成を見せられたかなとは思いますね。『Now is the time!』から始まって、『We ate the machine』は自分たちの中でも、結構3部作の完結編みたいな感じがあって……そういうものが出来たし。で、年があけて、スタジオに入って曲を作って、ツアーがあって、STUDIO COASTでこういうライブができたっていうのは、ひとつ目標が達成できたと思います。
■最近はどうですか?ツアーもありつつ、曲作りですか。
ハヤシ:ハイ、してますよ!僕の中で革命が起きてるんですよ。今、シーケンス・ソフトを買って猛勉強してるんです。でも──設定でずっとつまずいてるんですよ(一同笑)。これは相当僕にとって大きい革命で。これが軌道に乗れば、楽曲の幅が物凄く広がるんじゃないかって。最近のモードは『We ate the show!!』でやりたいことを出来たんで、初期っぽい、速くてせわしない曲をやりたいんです。
■それは、ヨーロッパツアーを終えてからですか?
ハヤシ:終えてからですね。ヨーロッパツアーでは次のアイディアを模索しながらツアーしてましたけどね。
■これからまたアメリカですよね、長丁場ですが。
ハヤシ:体を壊さないように頑張りたいと思います。あと、僕、食道楽を辞めました。基本的に食べ物に関して興味をなくしましたね。お酒も途中でやめたんですよ。好きだったんだけど辞めたんです。そしたら健康的にライブができるようになってきた気がするんですよね(笑)。
■アハハ、更にジャパンツアーがありますが。
ハヤシ:こうやって僕らがゲストを呼んでライブをやって頂くっていうのは初めてで。全部僕らが好きなバンドなんで、特にサンボ(マスター)が。ファンクでソウルフルだし。僕はかなりショッキングでしたね、“これはカッコイイぞ!”って。あとはソイル(SOIL&"PIMP"SESSIONS)も凄く好きだし。デスジャズって言葉がまず好きなんですけど、この間の新譜も凄く良かったし。ただ、最近、社長がシンセひいててミッキー吉野にしか見えないんですけど(笑)。この間言っちゃったけど「これは喜んでいいのかな?」って言ってた(笑)。
■(笑)アハハハ、それ、言いそう!
ハヤシ:演奏が凄い上手いんですよね、見所が沢山あるし。ポリも、新曲が出来ればいいんだけど。これからプリプロなんで進み具合にもよるんですけどね。3バンドとも好きなバンドなんで、全部ファイナルな気持ちでやりたいですね。
Interview & Text : ハヤシタクイチロウ
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