LOVE


実力派シンガー「LOVE」から溢れ出るエナジーパワー!!
生きるもの全てに捧げるニューシングル『素晴らしき日々』

 凛とした強さに満ちたメロディーと声。日常的な言葉で生きるために必要な本質を射抜く歌詞。すべての要素や空間をポジティブで埋め尽くす。それがLOVEというシンガーの魅力だ。彼女の音源をはじめて聴いた瞬間、スピーカーの向こう側から飛び出してきそうなほどのパワーを感じて驚いたことをよく覚えている。原稿の山を抱えながら眠りたいのに眠れない朝を迎えた時、ふいに流した彼女の曲で微力しか残っていなかった体にとてつもないパワーを与えられ、「音楽ってすごいんだな」ってなんだかもっともらしいことに今さらながら納得させられてしまったのだ。こちら側になにを歌い、なにを伝えたいのかを隅から隅まで余力を残すことなく、一曲一曲に底知れないパワーを込めるLOVEの音楽は、まるでパワーストーンのようにキラキラとした光を放ち、音と言葉が洪水のように溢れてくる。11月5日に発売されるニュー・シングル『素晴らしき日々』もそうだ。生きていく中で出会ったすべての人へ感謝の想いが綴られた爽快なナンバーは、LOVEが言いたいことが溢れ出して、こぼれる想いを偽善でもなんでもなく心の底から歌っている。偽善じゃないって、そんなのは勝手な印象だが、彼女の歌を声を聴けばわかる。そこには真実の想いがあり、伝えたいことを伝えるために歌っている一途な想いがあるのだ。それはまぶしくて、あたたかい愛の結晶なのである。
LOVEについて少しおさらいしておくと、2006年からライヴ活動を開始し、翌年2007年の自身の誕生日に『過ちのサニー』で配信デビューしている。同年には、“史上最強の移動遊園地DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007”のバッキングコーラスオーディションで3000名の中からみごと合格。誰もが認める吉田美和という抜群の存在感を持つシンガーのバックでコーラスするというのは、彼女に確かな歌唱力と表現力があるのだということが、このことからもおわかりいただけるだろう。その後、ファーストCDシングル『がらくたライト』、ファーストアルバム『Embryo Love Songs』をリリース。「まだ色を持たないお腹の中にいる赤ん坊のように、モノクロの世界での輝きを表現したアルバム」と本人が語っていたように、なんのにごりもなく、ヘタに上から色を重ねるでもない、純粋なカラーで色付けられた作品で、大きく旗を掲げ、どんな逆境にも負けないパワーを音楽にのせ、LOVEは立ちあがったのである。
 そして、今年の夏に発売されたセカンドCDシングル『オドレイ』のタイミングでLOVEに初めてインタビューすることができたのだが、そこにいた彼女から目には見えない心で感じるオーラってやつを感じ取ってしまった。それは彼女の音楽にあるそのままで、シビアなオーラやバイブスに負けないような喜びのエネルギーに満ち溢れていたのだ。癒し系なんて括りがあるが、やわらかくて、どこか頼りないイメージの女性よりもプラスのパワーを全面から沸き立たせる彼女のような人間にこそ、わたしは癒しを感じる。その存在によって、目の前に映る世の中が美しく感じられるのだ。それでどれだけ救われることか。その方がよっぽど癒しだし、そんな存在をわたしは求める。そんな理想の人間像と音楽をLOVEは持っているのだ。自分の意思や感情を言葉に置き換えて、生身の自分を歌うこと。それを音源とし、ステージに立ち、多くの生身の人間の前で歌うことはそれ相当の覚悟なければ、薄っぺらな感情はもろく簡単に剥がれ落ちてしまうし、いつまでもごまかすことはできないだろう。だが、彼女は歌うことで世の中が少しでもカラフルになればと強く願っている。だから、音楽に込められたパワーをとてつもなく大きいし、彼女は責任を持って大声で叫ぶのだ。こういう音楽にこそ、世の中を変える可能性があると強く感じる。その想いが埋もれてしまわぬように、ここでLOVEを紹介しているのだ。
 すべての出会いへ感謝の気持ちを込めたニューシングル『素晴らしき日々』。自分を支えてくれる仕事仲間も、もう会えなくなってしまった人も、すべての人との出会いがいまここにいる自分を作り上げているのだということ。細胞ひとつひとつはそうやって作られていくのだということをLOVEは歌い、カラフルな音が勢いよくたわむれていく。必要な音楽とは必ず出会う。そんな曲であればいい。ニューアルバムが完成する頃には、また彼女の話を訊きたいと思う。またすごいエネルギーを感じさせてくれるはずだ。

 

Text : 松木美歩